通信016 ハンガンネットの可能性を信じて

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【週刊ハンガンネット通信】《第16号》(2011年9月26日発行)
ハンガンネットの可能性を信じて」

長崎韓国語教室代表  池上和芳 (いけのうえ かずよし)

2009年4月に発足したハンガンネットは、発足から間もなく2年半を迎えようとしています。
その間、東京と大阪で設立記念フォーラムを開きましたし、あるいは東京・横浜・大阪を会場として、それぞれの地域の世話人が中心となって、ハンガンネットセミナー(略称:ハンセミ)を何度か開催してきました。
しかし、全国的な広がりを、なかなか持つことができないでいるのが、ハンガンネットの現状ではないかと私は認識しています。
「発足からまだ3年も経っていないし、これからですよ」という声も聞かれ、確かに「これから」なのかもしれないと思う一方で、何も手を打たなかったら、現在の状態が、4年、5年と続いていくだろうと私は見ています。
ハンガンネットの会員どうしの日常的な情報交換の手段としては、「ウェブサイトの掲示板」と「メーリングリスト」の2つがありますが、
私の考える、ハンガンネットの理想の姿は、掲示板・メーリングリストで、全国あちこちの会員から情報が発信され、それについて議論が行われ、それらの議論がきっかけとなって、全国のあちこちで「顔を合わせて話し合う機会を持ちましょう」となる形です。
ハンガンネットが全国的な広がりを持つことができないでいるのは、私もその一員である世話人会の力量不足ももちろんあるのですが、掲示板・メーリングリスト上で、会員どうしで交換される情報の量が非常に少ないことが主な原因ではないかと私は考えています。
「私はこういう実践をしていますが、みなさん、この実践について、どう思いますか」「私は今、こういう問題に直面しています。何か解決策はないものでしょうか」といった投稿が、
掲示板で、あるいはメーリングリストで、日常的にある程度の数、飛び交うことになるだろうと、ハンガンネットの設立当初には期待していたのですが、実際にはそうなっていなくて、とても残念に思っています。
「相手の顔が見えないから、掲示板やメーリングリストに投稿しにくい」という面もあると思います。
しかし、会員1人1人が「今よりもっといい授業をするため」「より楽しい授業をするため」あるいは「抱えている悩みを1つでも解決し、より朗らかな気持ちで授業をするため」に、勇気を持って1歩を踏み出し、少しずつ、情報交換を活発にしていかねばならないのだろうと思います。
「自分のため」でもあるけれども、何より「生徒のため」「受講生のため」「学習者のため」という気持ちで、会員お1人お1人が、その1歩を踏み出して欲しいと願っています。
私は現在、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の登録会員として、同ネットワークの「ウェブサイトの掲示板」と「メーリングリスト」とで、日々、情報交換、意見交換をしています。
それらの情報交換、意見交換は、子どもたち、あるいは大人たちの「命」がかかっていますので、みな、真剣そのものです。
そして、それらのやり取りの過程で、新たな活動のアイディアが生まれ、また、人と人とのつながりも生まれ、全国いろいろな場所で、顔を合わせての話し合いの場も設けられています。
そういう過程を日々、目の当たりにしているだけに、私は、ハンガンネットという組織もまた、会員1人1人の意識次第で、どうにでも変わることはできると感じていますし、「ウェブサイトの掲示板」と「メーリングリスト」を軸とした組織運営は、決して間違っていないとも思っています。
ハンガンネットの活動が低調なのは、別に原因がある」というご指摘や、「活動が低調だという認識そのものが当たっていない」というお考えもあろうかと思います。会員のみなさんからの、忌憚のないご意見をお待ちしております。
韓国語市民講座の講師のためのネットワークが誕生したのは、決して偶然ではないですし、そういうネットワークが必要とされていたからこそ、誕生したものだと思っています。
この組織を決して、尻すぼみにしてはなりません。ハンガンネットの可能性を信じ、この組織を아끼는 마음으로(大事にする気持ちで)、楽しく、情報交換、意見交換をしていきたいものです。