【週刊ハンガンネット通信】《第33号》(2012年2月27日発行)
「講師研修」

ミレ韓国語学院 学院長

前田真彦 (まえだ ただひこ)

自分の授業をどうするか、これだけでも大きな問題です。
どのような内容の授業であれ、つねに一定水準以上の授業が
できなければなりません。

受講生の方に、「ミレの授業は楽しくて力が付く」と満足してい
ただくためには、授業ひとつひとつが勝負です。

しかし学院長としては、これだけでは足りません。
他の講師の力量を、同じように一定水準に高めなければ、学院
全体として信頼を得ることができません。

ミレでは授業を担当する講師は私を含めて5人。添削担当講師
は約20人います。授業と添削指導の水準をどう高めていくのか
が大きな課題です。

ミレでは、授業を担当している講師は学期(10回)に1回の研究
授業を義務付けています。学院長である私もします。研究授業の
後は必ず評価会を持って、あれこれお互いに批評し合います。

研究授業をするたびに若い講師は力を付けていきます。
授業というのは、人に見てもらわないと、なかなか自己評価しにく
いものです。人に見てもらってこそ、「反省」や「発見」があるものです。

添削講師にも研修を準備しているところです(添削講師だけを対
象とした「研修会」はミレではまだ持てていません。3月に実施予定です)。

添削指導は授業とはまた違った難しさがあります。ただマルバツを
つけるだけではないのです。マルバツ以外のところにこそ、その
学院の添削指導に対する姿勢が出ます。

授業は目に見えやすいです。よくない授業はすぐにわかります。こ
こをこうすれば、と指摘がしやすいです。しかし添削指導はそうい
う指摘が難しい性質のものです。

しかし、だからといって、マルバツと感想だけでよいはずもなく、「添
削指導の質を高める努力」を怠ってはなりません。

紙の向こうの受講生の実力や個性を見極め、その受講生にとって
今何が一番必要かを見抜いて、解説やアドバイスを書ける能力が
要求されます。そういう意味では授業よりも高度な能力が要求さ
れているわけです。

授業担当講師、添削担当講師ともに、力量を継続的に高めてい
くシステムを作り上げていく、これが今私が格闘している問題です。