通信044 深い記憶、浅い記憶

投稿日:

【週刊ハンガンネット通信】《44号》(2012年6月4日発行)
「深い記憶、浅い記憶」

アイケーブリッジ外語学院 代表  幡野泉 (はたのいずみ)

本来は来週の配信ですが、来週ちょっと都合が悪いので、先取り
配信させていただきます。先生方、アンニョンハセヨ?

中国語の学習を始め2年になろうとしています。3年で上級者の
仲間入りをし、自校の中国語講師になると豪語している身としては、
さすがに焦り始めてきました。(ちなみに、この4月にHSK4級に合格しました)

仕事をしながら、効率の良い、効果的な勉強法を思案し、実践する。
これまで受講生に伝え、勧めていたことを自身でも行う訳です。

韓国語を教えるにあたっても、自分は日本語話者ですし、
韓国語を身につける段階で体得し、経験したことを、実感を
持って伝えるようにしてきましたし、していたつもりだったのですが、
やはり改めて新しい言語を一から勉強してみると、日々の学習法
やその心理の細部までは忘れていることもあることに気付きます。

もっとも実感するのが、一つの単語や文法が完全に定着する
までの過程の長さ。ああ、受講生の皆さんは、こんなにもどかしい
思いをしているのか、と思います。

「どこかで聞いたけど意味が思い出せない」「あれ、この単語の
四声は?」「~するからには、の中国語は?やったはずなのに」
と毎日格闘するわけです。

しかし、逆に韓国語の授業で、「幡野先生、リスって韓国語で
何ですか?」と聞かれると、おそらく「タラムチュィ」なんて単語は
何年も見たり聞いたりしていないかもしれないのに、すぐ思い出せる。
この違いはなんなのだろう!と。

そんな中、巡り会ったのが、学研まんが『頭をよくするひみつ』。
小学生向けの学習漫画です。

先ほどの「リス」のように、何年も使っていなくてもすぐ思い出せる
単語と、そうでないものの違いがどうして出てくるのか。記憶する~
覚えるのに効果的な気持ち、方法とは。それらがわかりやすく紹介
されていて、まさに目から鱗でした。

4回にわけてその内容をブログにアップしましたので、是非ご覧ください。

・完全に覚えるために ~ その1「脳のはたらき」
http://ameblo.jp/ikbridge-h/entry-11250114512.html

・完全に覚えるために ~ その2「エビングハウスの忘却曲線」
http://ameblo.jp/ikbridge-h/entry-11251832237.html

・完全に覚えるために ~ その3「自分の記憶力は自分が決める」
http://ameblo.jp/ikbridge-h/entry-11259000419.html

・完全に覚えるために ~ 完結編「1日15分より、3日に分けて15分の復習を」
http://ameblo.jp/ikbridge-h/entry-11264772756.html

はずかしながら、中国語の勉強を始めなかったら、
ここまで追求しなかったかもしれません。
先生方の生徒の皆さんにもご紹介頂けると嬉しいです。