【週刊ハンガンネット通信】《48号》(2012年7月21日発行)
「韓国語もやっぱり難しい」
アイケーブリッジ外語学院 代表
幡野泉
本日、東京韓国教育院主催の「2012年度 第三回 関東地域
韓国語 教員研修」に行って参りました。
4名の先生方が発音教育法や日本人学習者の特徴など、
興味深いお話を聞かせて下さいました。
ちょうど前の日に、学校のスタッフから「韓国語と中国語はどちらが
難しいか」と聞かれたのですが、まさに学習中であるため
「中国語かなぁ」と答えていたところでした。
しかし、今日あらためて韓国語の発音やら文法やらを見直す
機会があり、「いや、やっぱり韓国語も相当難しい」と、思いました。
例えば、初級の山場である「不規則動詞」「連体形」、
中級の山場である「間接話法」「使役、受動」など……、
これらを私が中国語を勉強しているように、いま、一から勉強する
ことを想像しただけで……、具合が悪くなりそうでした!(笑)
中国語は動詞・形容詞は変化しませんし、間接話法のような
複雑な活用はありません。韓国語は「鼻音化」「濃音化」などの
音変化も多く、それらをすべて把握していないと、良い発音が
身に付きません。
韓国語と中国語、どちらが簡単か、どちらを先に勉強すると
効果的か、などはまだまだ想像の域でしかありませんが、
今日はなんとなく、「韓国語を先にやっておいて良かったかも…」
と思いました。
初心にかえると、いろんなことが思い出され、またいろんなことを
気付かせてくれます。