【週刊ハンガンネット通信】《第93号》(2013年11月11日発行)
発音クリニック
ミレ韓国語学院 前田真彦
プライベートの発音クリニックが人気です。
まず、柔軟体操からやります。
「ア」だけでいろんな発声をして、のど周辺をほぐします。
それから声のできる仕組みの説明。
ここから韓国語の母音の練習。おもに아、어と오です。
次に鼻音。
あとは『韓国語発音クリニック』(白水社・拙著)の見開きの「発声練習」。
ここから、短文の練習。
受講生の短文音読を聞きながら、カルテに記入します。
記入項目は、激音、濃音、
パッチム、母音、そしてピッチパターン・・・
個々の発音はもちろん、抑揚にも気を配ります。
意味のカタマリで読めているかも。
ひとそれぞれクセがあって、ㄹがうまくいかない人も
いれば、激音が全然でない人。唇が付き出ない人も。
鏡やデンタル模型を使って調音点の確認などもします。
日本語訳も読んでもらいます。
立って、数メートル離れてやります。
日本語をきちんと読めない人も多いです。
日本語の発音・発声から指導します。
大体日本語の音読のクセが韓国語に出ます。
日本語の発音・発声が改善されれば、韓国語も改善します。
「声の出し方」、「伝えようとする思い」
「意味のカタマリを一気に」
「抑揚・緩急をつける」
そしてpraat(音声分析ソフト)による分析などなど。
文法は1人でも○×がわかりますが、
発音はだれか批正できる人に、
しっかり見てもらうと安心です。
発音が改善されれば、表情が変わってきます。
声のハリも変わってきます。
発音に対する自信というのは、大きなものです。
声にすべて感情が反映されますから。
発音の改善が、学習意欲にも直結します。
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まだ、HPなどにも出ていませんが、数日中に出ますので、
ここでフライングの広告をさせていただきます。
八重洲ブックセンター(東京駅すぐ)で12月14日(土)17:30~
『韓国語発音クリニック』の発刊記念講演会があります。
入場無料 申込制 定員60名
八重洲ブックセンターに直接お申し込みください。
プライベート発音クリニック
http://mire-k.jp/phatukuri.htm