【週刊ハンガンネット通信】《第112号》 2014年7月1日
韓国語群読のすすめ
ミレ韓国語学院 前田真彦
6月28日大阪、6月29日東京にて、ミレ韓国語学院特別講座「まるごとhana」を開催しました。
イム・チュヒさんがゲスト出演してくださいました。
当日は、3部構成で、
1、4色ボールペンディクテーション
2、自己紹介、単語スピード暗記
3、イム・チュヒさんと詩を読む
それぞれおおよそ1時間の構成です。
3について報告します。
イム・チュヒさんとの時間をような学習内容にするか、いろいろ考えた結果「내가 엄마가 되기 전에는 」という詩を選びました。「韓国語ジャーナル」15号掲載。
大人数で詩を朗読するには、群読が良いと判断し、
つぎのような基準で詩を選びました
1、イム・チュヒさんのモデル音声があるもの
2、対訳など意味が出ていて、短時間で内容を共有しやすいもの
3、リフレーンがあり、リズミカルに声が出しやすもの
当日は、イム・チュヒさんのお話と朗読後、グループに分かれての練習。途中イム・チュヒさんのポイントレッスンもありました。受講生の活動時間は全体で30分程度。最後は全員で円になって、詩を読み上げました。
全員で読むところ、1人で読むところ、数人で、グループで、左右で、ステレオ効果もありました。お互い気持ちが重なり、声が重なり、合わさり・・・感動的な群読になりました。
群読の良さ。
・短時間で発表できる(長い詩も分担できる)
・役割分担などで、難易度の調整ができる
・1人1人の責任が明快、責任を果たそうと、一生懸命に取り組む
・声が沈みこまないように、自然にある程度の声量が出るようになる
・くりかえすことで、内容理解が深まる
・声が重なり、変化があって飽きにくい
・同じ詩でも違う分担にすれば、まったく違った作品に仕上がるはず
・大人数でも1人1人がしっかり活動できる
・1人1人の頑張りが、全体の出来映えに直結し、その頑張りが即全員で共有できる
・発音指導も、指導者―受講生ばかりでなく、受講生間(グループ内)でもなされる
音読指導、発音指導として、また学習イベントのフィナーレとしても、
群読はもっともっと使える活動ではないか、そんな確信を抱きました。
<参考動画>
https://www.youtube.com/watch?v=CmUpMwi_y4Y
https://www.youtube.com/watch?v=PvoNTwNbogQ