通信116 講師一人ひとりがスターになる

【週刊ハンガンネット通信】第116号 (2014年8月4日発行)

講師一人ひとりがスターになる

コリ文語学堂 金順玉
暑い暑い夏ですね~ 皆さん、熱い毎日をお過ごしですか?!

初めて通信を書かせていただく金順玉です。コリ文は15周年をむかえて、ますます絶好調と言いたいところですが、去年の春が受講生数のピークでした。ありがたいことに熱心な学習者向けの特別講座がどれも盛況なので、教室の運営に支障はありません。

とはいえ将来を考えると、新たな学習者を生み出す方策を考えなくてはなりません。コリ文はもとより業界にとっての課題と言ってよいでしょう。

10年にわたって続いた韓流ブームには感謝あるのみ。これからはわれわれ自身がニーズを掘り起こしていく必要があります。韓流スターに代わって私たち講師一人ひとりがスターになるというのはどうでしょう。

「先生きらきら作戦」と題して、月替わりで講師にスポットライトを当てていきます。先生の持ち味、個性、信条などのプロフィールを魅力的に作成して紹介するだけでなく、講演、ビデオメッセージでは特技の披露などをしてもらいます。

また学習者を増やすには、これまでターゲットとしてこなかった層にも働きかけていく必要があるのではないでしょうか。たとえば男性層の開拓です。いま韓国に関心をもっているのは、誰あろう「嫌韓」と呼ばれる人たちではないかと思います。なにしろ韓国に関わる情報があれば、ささいなものでも探り出してきてネット上で難癖をつけたりします。熱心この上なし。

日韓関係を改善するには、対話が必要です。彼らを拒否してしまうだけでは何も生まれません。理解しあえないからこそコミュニケーションが必要です。もちろん聞く耳持たずというか、取りつく島もない人もいるでしょう。ですがなかには知識欲が豊富な人もいます。「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず(적을 알고 나를 알면 백전 백승이다)」という意味で韓国語に興味をもっている人もいるに違いありません。

そういう人たちに向けて「嫌韓男性」無料講座を開けば、あんがい希望者が集まるかもしれません。「食わず嫌い」つまり誤解や理解が足りないせいで相手を嫌うことは、よくあります。韓国語を習ったからといって、基本的な考えが変わるわけでないでしょうけど、韓国人の気持ちにも配慮できる人が出てこないとは限りません。

たとえ1人でも2人でも相手の立場を理解する人が現れれば、それなりに意義のあることではないでしょうか。そういう人たちが韓国語を学ぶよう仲間を誘ってくれる!などというのはあまりに楽天的かもしれませんが、ありえないことだとは言い切れません。

こんな思いつきを披露するのは恥ずかしいのですが、ハンガンネットだからこそ、勇気を出して書いてみました。みんなで知恵を出し合えば、よいアイデアが生まれるにちがいないという思いからです。

長くなってしまって申し訳ありません。最後まで読んでくださってありがとうございます。

それでは皆さん、夏はまだ続きます! 思い出づくりもこれからです!

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