【週刊ハンガンネット通信】第141号 (2015年3月16日発行)
4BDを通して考えたこと
前田真彦 ミレ韓国語学院
4色ボールペンディクテーション(以下4BD)
関連の動画をアップしました。
1、初級突破4BDスペシャルと音読指導
https://youtu.be/60JhSM5agYQ
4BDで聞き取ったものを繰り返し音読しましょう、
意味のカタマリで読みましょうというもの。
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そもそも日本語の音読がしっかりできていなのです。
これは、国語教育の責任ですね。
小学校、中学校の国語の授業で、
しっかり音読の指導をしていないのです。
現場に21年間いたから実態はよくわかります。
責任の一端も感じます。
実は音読ばかりではありません。
スピーチや読解、要約、作文・・・
結局のところ日本語での自己表現力なんです。
日本語力です。
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韓国語の指導を通して、日本語をも含めた言語表現力を
高めることを考えていかなければなりません。
まさに韓国語「教育」です。
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2、中級突破4BDのまとめ
https://youtu.be/hoOmxoPvoTY
聞き取りのスクリプトが最後に急に難しくなって、
みなさんほとんど聞き取れませんでした。
それで「どうして急に難しく感じるのか」を尋ねてみました。
いろいろ気づきがありました。
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聞き取りは、語彙とスピードによって、
一気に難易度が高まります。
聞き取りこそ、教材のレベルが大事なのだと思います。
読解や語彙より、聞き取りの教材レベルに神経を使い、
何が原因で聞き取れないのかを
しっかり見極めていかなければなりません。
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4BDは優れた方法です。
受講生がどのくらい聞き取れているか、
どこでつまずいているかその実態が一目瞭然です。
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4BDの授業実践を通して、
教材と指導法の開発をしていかなければならないと
決意を新たにしました。