通信183 どうしたら会話ができるようになりますか?

【週刊ハンガンネット通信】第183号 (2016年3月21日発行)

どうしたら会話ができるようになりますか?

コリ文語学堂  金順玉

안녕하세요?
코리분 어학당 대표 김순옥입니다.

最近学習歴2年のある女性学習者から悩みのメールをいただきました。

韓国語を習いはじめたキッカケはK-POPだったのですが、韓国語を勉強しているうちに、韓国という国、そして人柄に興味がわいてきまして、だったら会話して気持ちをかよわせたい!
という思いで、今はやっております。

ですが、会話になった途端、聞き取れない〜答えられない、というのが悩みでございます、とのことです。

このような悩みを持った学習者は少なくないと思いますが、ハンガンネットの会員の皆さまの運営している学校ではどのように対処していらっしゃいますか?

文法や、一つひとつの発音はとても大切ですが、会話を続けるにはそれだけでは解決できない壁があるようです。

独学で勉強していらっしゃる方にはCDや動画を使って音読やシャドーイング、単作文の練習などをお勧めしますし、スカイプlessonの可能性や、留学生との交流などをお勧めしています。

ですが、教室に来てくださる学生さんには「会話を実現する場」を提供するのが教室の存在意義ではないかと考えます。

「文型が正確に使えること」や「定型文の丸暗記」はもちろん大切なことです。しかし、実際の会話は「定型文の流れ」通りには決していかないものです。

相手から思ってもみない反応が返ってきたとき、それにどのように対処するか、「会話のストラテジー」を学べるのが教室の強みではないでしょうか。

相手の話が理解できないときは聞き返す能力、適切な語彙が思い浮かばないときは、言い換えて言ってみる練習などができる場所が教室なのではないでしょうか?

しかしながらテクニックだけ身についたからと言って、それを使える場所が、教室の外には無い現状では教室の中で、先生や仲間同士でコミュニケーションを達成するために根気よく会話を続ける必要があります。

「いつか使える韓国語を学ぶ」のではなく、その都度解決せざるを得ないやり取りをする場が教室だということを忘れないで授業の準備をすると、授業は変わってくると思います。

「教室に来る生徒さんの激減」などが話題になっていますが、「教室に来ないと得られないメリット」をもう一度考え直して元気を取り戻してみませんか?

連休の最終日、静かな時間が流れています。

한강넷트 회원 여러분, 좋은 하루 되세요!

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