通信187 私の韓国語講師奮闘記 8: 教室の特色

【週刊ハンガンネット通信】第187号 (2016年5月2日発行)

私の韓国語奮闘記8: 教室の特色

宮本千恵美

先生方の教室の特色ってありますか?

講師を始めてから、阪堂先生や前田先生、金先生(複数いらっしゃいます!)などなど、個性的な先生方にたくさん出会いました。

 

でも私の中で一番忘れられないのが、何度も私の生徒時代の話に出てくる恩師です。

その先生の教室は毎回緊張感に包まれ、私も冷や汗を書いたことが何度もあります。

発音を間違えれば言い直せと言われ、一言を話そうと皆準備してきても通じないときは、何が言いたいのかと言い返される始末。

こと発音に関してはとにかくうるさい!こだわりが強い!

自分でもこれは何をしているのかな? とか、いったい何に繋がっているのか、毎回冷や汗をかきながら疑問の日々。

 

今では、その先生の指導法を生かして自分の教室でも実践をし、プライベートでは韓国人の方と会話をしたときに、

韓国人と間違えられるほどの発音とイントネーションで話しているようです。

勿論自分ではまだ完璧とは思っていませんが・・・

 

その先生の教室の特色は、発音とイントネーションの徹底した指導と

おまけに稀に見る厳しい指導ですが・・・何よりもその発音矯正の徹底ぶりです。

その先生の元で勉強した生徒達が別の教室に行くと、

いったいどこで勉強したのか、誰が指導したのか、話題に上るほどです。

生徒たちも発音を褒められれば、私もそうだったように嬉しいと思います。

 

「その先生の教室に行けば、必ずきれいな発音ができる。」

それはその教室の特色であり最大の強みでもあると思います。

勿論すべてに卓越した教室なら完璧ではありますが、何か他の教室にない

特別な何かがあるって興味をそそられると思います。

 

じゃあ、私の教室の特色って考えてみると・・・小道具が多いことくらいですか?

でもそれが話題に上るほどではないので、特色には程遠いです。

 

私たちのように地方都市で教えている講師陣は、文化センターや市民センターに所属したり

個人で教えたりなど、1人で教えている先生が多いです。

すべての面に対して教えることが前提で、その上自分の教室の特色があると

魅力的な教室になると思います。

私自身も小道具以外に何か自分にしか出せない色を追求してみたいと思います!

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