【週刊ハンガンネット通信】第190号 (2016年5月30日発行)
「T大学での発音クリニック」 ミレ韓国語学院
前田 真彦
今日T大学の2年生の中間テストでした。
この学年は今年4月から担当しています。
15人が登録し、TOPIKⅠ(初級)の演習授業をしています。
大学2年生にしてはかなりできる学生が集まっています。
中間テストは今まで授業でやってきたTOPIK過去問の総復習です。
ペーパーテストを実施しつつ、教室の後ろの空きスペースに
一人ずつ呼んで、「音読テスト」をしました。
これも予告済みで、音読課題も3種、先週提示していました。
15人の大学2年生を一気に発音クリニックをするのは初めてです。
音読テストをしつつ、簡単なクリニックをしました。
感じたことを。
①「激音の息が出ない」
②「오어の区別ができない」
③「ㅂ니다がムニダ」になる。(パッチムの発音に母音が混じる)
この3つができていないワースト3です。
3つとも社会人にも共通している、いわば
日本人学習者に共通する韓国語発音上の3大弱点です。
②③はミレで教えている時とそう違いは感じなかったのですが、
激音は、女子大生だからなのか何なのか、恥ずかしがってか、
社会人以上に出ませんね。これはミレのおば様たちの方が、
思いっ切りがいいように感じました。
教室全体で声を出すときは、それなりに聞こえますが、
一人ひとり見るといろいろ不十分なところが良く見えます、聞こえます。
まだこの学年とは2か月もたっていませんから、
これからしっかり鍛えていきましょう。