【週刊ハンガンネット通信】第198号 (2016年8月22日発行)
「NHK WORLD KOREA ‘ハナカフェ’ゲスト出演」
アイケーブリッジ外語学院
幡野泉
ハンガンネットの先生方、アンニョンハセヨ?幡野です。
先週、宮本千恵美先生がiPhoneのsiriに韓国語で話してみた
というお話を書かれていましたが、私も日本語母語話者として
韓国語を発する難しさを最近感じましたので、その話題で。
7月末に、タイで開かれた第21回世界韓国語雄弁大会に出場し、
大賞の大統領賞に次ぐ、国務総理賞を受賞しました。
https://www.ikbridge.co.jp/news/news160802.html
8年前、韓国文化院さんからの情報で13回マレーシア大会に出場
したことがあり、2度目のチャレンジ。さらには昨年の済州島大会を
見に行っていたので、賞レースには食い込むつもりでした。
その受賞の話を聞かれたNHK WORLD KOREA(ラジオ番組)の
担当者の方からラジオ番組「ハナカフェ」へのゲスト出演依頼があり、
つい先日、収録に出かけてきました。8月28日(日)18時に放送される
予定です。こちら( http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/ko/radio/listener/ )から
アクセス可能です。
さてそこで、日本語話者の先生なら、分かってくださると思いますが、
「あなたの日本語のイントネーション、たまにおかしいね。あ、山梨弁?」
とは言われても、
「あなたの韓国語、発音やイントネーション、おかしいね。」
とは、言われたくない!!!
ですよね(笑)。
しかし!今回ラジオの収録で痛感しましたが、雄弁大会のスピーチ
よりも、ラジオ番組のような「雑談」ではそれがごまかせないんですよ。
すべてがモロに出てしまうんですね。
収録中、「あ、いま発音がおかしくなった!」とか、
「いまイントネーションが変に上がったな」とか思いながら、
「でも、こんなところでとめたら迷惑がかかる」
「あ、もっとこういえばよかった」など葛藤しながら話し、
嵐のような10数分間の収録でした。
以前、中国語のスピーチ大会に出た時も、大会後の審査講評で、
「出場者の皆さん、スピーチはきちんとした発音になっているのに、
その後の質疑応答で、ご自身の発音の癖が出ていた方が見受けられました」
と言われたのが印象的でした。
ただの雑談の中でも完璧な発音・イントネーションになるよう
にしたいものですね(しみじみ…)。
韓国語講師の立場として、このような番組に出るのは大変恐縮で、
恥ずかしいのですが、ご紹介させていただきました。
大会に出場するにあたり準備したことや浴衣を着た時の
失敗について話しました。韓国語に関しては反面教師として
聞いて頂ければと思います。