通信199 上達を阻む分厚い壁、それが発音変化

週刊ハンガンネット通信】第199号 (2016年8月29日発行)

「上達を阻む分厚い壁、それが発音変化」

ミレ韓国語学院

前田真彦

『韓国語の発音変化完全マスター』(HANA2016年9月1日)が発刊されます。
韓国語の発音変化に特化した日本で初めての書籍です。
http://www.amazon.co.jp/dp/4844377361

普段の授業から発音の指導に苦慮してきました。
そもそもハングルは表音文字なのにどうしてこんなにも発音変化が多いのか?
これがそもそもの出発点でした。

社会人の発音はなかなか批正が難しいです。
学生は音感が鋭いことが多く、柔軟性もあるので
発音の指導は社会人と比べると楽な点があるのですが、
大人の発音指導は、大変です。改善が見られないことが多いです。
そこをいかに教え、反復練習し、定着させるか?
このために、
「理屈で理解」(口腔図の多用し、視覚的にも理解しやすいように工夫しました)、
「基本的な単語で練習」この二つを心がけました。

発音変化こそ、中級から上級への上達を阻む分厚い壁ではないでしょうか?

発音変化は初級段階から順不同で出てきます。
中級で一度立ち止まって発音変化を整理する必要が出てきますね。

この本に関する動画も順次アップしていきます。
YouTube
https://www.youtube.com/user/maedata2

発音関連の内容は、文字情報だけでは正確に伝えることが難しいです。
動画はその点、大変優れています。
動画による『発音変化完全マスター』にもご期待ください。

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