通信229 日本で韓国語(外国語)を学ぶ

【週刊ハンガンネット通信】第229号 (201751日発行)

私の韓国語講師・奮闘記13: 日本で韓国語(外国語)を学ぶ

宮本千恵美



私が韓国語講師になり、生徒によく聞かれることは、どうしてそんなに韓国語ができるようになったかと言うことです。

生徒の前では早々に言えませんが、正直に話すと……やはり留学できたことが大きかったと思うのです。留学していれば、知らない間にその表現を使った会話をしたり、分からなくても自然と身に付いていく特長があります。

生活するうえで必要不可欠なので、無理にでも覚えていかなければいけない、学ぶより慣れると言った方が合っているかもしれません。しかし、自国で外国語を学ぶと言うことは制限もありますし、留学ほどの早急な上達は難しいです。

また私が思うに日本で教える場合、何よりも日本人の特色を知ることが大切だと思います。日本人は私も含めて完璧さを求めてしまう民族です。間違いを言うのことを嫌い、常に正解を求めています。

以前の記事でも書きましたが、発音1つにしても間違っていたらどうしようか、通じなかったらどうしようかと言う思いが先に来てしまうばかりに、会話をすることに躊躇し、聞き取り・読解・作文・語彙などよりも会話面が劣ってしまいます。

なので、留学中も一番話さないのが日本人だけど、テストの点が良いのも日本人と言うはっきりとした特色を示していました。

私は昨年漢陽大学の研修に参加し、そこで韓国語で教える授業というものに取り組みましたが、それでもここ日本では日本語の補足が必要と思うのです。

勿論、韓国語ですべてを教え、その授業にすべての生徒が賛同してくれるのは理想ではありますが、先ほども書いたように完璧を求める日本人は、日本語の説明を求めがちだと思うのです。

どうしてそうなるのか、どうして同じような表現なのに使い分けをしなければいけないのか、それを知りたがる生徒がとても多いです。そしてそれをしっかり説明することが習得に際しては早い効果をもたらすと思います。

曖昧な説明や言い方では頭に残らず、逆にずっとその表現なり文法なりが使えずに残っていくと思います。

また韓国語と日本語が語学の中でも一番似ている言語ということもあり、学習者を勘違いさせる要因の1つでもあると思います。最近ではメディアや書籍などで日本語表現的な韓国語という見出しをよく見かけます。

私自身SNSなどで日韓の交流ページに参加していますが、確かに文法的には間違ってはいないし通じる文章ではあっても、韓国では使わない表現をよく見かけます。

김현근先生の製作された動画で、その違いを韓国語側と日本語側で説明してもらえると分かりやすいと思いましたし、日本人が疑問に思う違いを学べると感じました。

これは私の韓国語学習経験からですが……
韓国で友人と会った際に友人に言われた言葉です。

언니는 항상하지만 많이 쓰잖아요. 근데 한국사람들은하지만보다근데 많이 써요.

それを日本にいた韓国人留学生にもわれたのですが

じゃあ、日本人会話のときにしかしいますか하지만”は“しかし”と言うニュアンスがあります。근데”は“でも”と言う感じなので、会話ではよく使いますよ」

なるほど!……それから“근데”を使うようになったのは言うまでもありません……

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以前の発音の記事でたくさんの先生方から意見をいただき、びっくりしながらもすべてありがたく読ませていただきました。

これは私の見解なのですが、どの先生のご意見もすべて正しいと思います。なぜなら10人講師が居れば、教え方も10通りあると思います。

逆もしかりで10人生徒が居れば、10通りの思いがあると思います。ドラマを聞き取りたい、韓国の人と話してみたい、テストを受けたい、韓国語を理解したい、等々。

また語学の向き不向き、得意不得意分野も人それぞれで、その生徒すべてに合った学習法と言うのはたぶん1つでは足りないと思います。

そのご意見の中でも一番印象的だったのが、高麗先生のご意見でした。在日同胞の若い世代にしっかりとしたウリマルを教えたいと言う熱意と、ウリマルに対する尊厳……ため息です

……私自身日本語話者で、興ざめする最近の日本人の日本語に文句を言いたくなるので、日本人は外国語の勉強の前に日本語をしっかりしないとと思います……

disる」とか、今だに意味が分からず、テレビなどでも芸能人が平気で使っているので、同じ日本語でも字幕が必要だと思ってしまいます。

最近では日本の番組を韓国でどんな訳で字幕を作っているのか気になってチェックしているくらいです。