通信249 頭音法則 幡野泉

【週刊ハンガンネット通信】第249号 (20171111日発行)

頭音法則

アイケーブリッジ外語学院

幡野泉

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当校で韓国語の入門者から初級者、約10名の団体研修を実施しているのですが、レベルチェックテストの際、「おや?」と思うことがありました。

「旅行が好きですか?」これを韓国語にしてください。

 という問題なのですが、2名の方が「려행」と書かれたのです。

「頭音法則」の善し悪し?のようなものはここで論じるつもりはありませんが、私が気になったのは、どこで

「旅行-려행」と習った、もしくは見たのだろう?と。

半数程度の方が「今回の研修に当たり、独学で少し勉強した」という面々で、皆さんとてもお若い。

民族学校などのご出身の方が語頭を「」等にするのは存じ上げていますが、独学レベルの方がそうされる、というのは、どのような経緯なのでしょう。

最近の韓国の教材は100%「여행」と書かれているはずなので、例えば、たまたま民族学校ご出身の先生が選んでくれた教材で少し教わった、とかなのかしら?と想像しています。

先生方も似たようなご経験はありますか?単純に気になるので、折を見てご本人に聞いてみようと思っています。

ちなみに、個人的には、「려행」という見た目も響きも嫌いではありません(^-^)

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