通信267 私の韓国語講師奮闘記18: 独りよがりな教え方(2) 宮本千恵美

【週刊ハンガンネット通信】第267号 (2018年4月16日発行)

私の韓国語講師奮闘記18: 独りよがりな教え方(2)

宮本千恵美

———-

新年度が始まり、新しいクラスの開講を何クラスかもてそうな今日この頃です。嬉しい反面、不安もあります。

それは以前に掲載した「独りよがりの教え方になっていないか?」と言う自問自答についてです。

第264号の前田先生の記事を読ませていただき、共感しました!やはりそうですよね!教育技術の向上・・・とても大切なこと。

また大阪で開催されたハンセミでの阪堂先生の一文、
「とかく、自分の学んできた方法や授業styleに固執しがちですが、それで良いのか振り返ってみる必要がある」

私自身がすべてにおいて完璧を言うわけでもなく、まだまだ未熟なところも多々あり、さらなる向上のために勉強をしなければと思っております。

そのさなか、私が韓国語講師と話すと、他の教室に通っていると話してくる学習者とお話しする機会がよくありました。

同じ日本人だからなのか悩みを打ち明けてきてくれるのは有難いのですが、ただ聞くだけしかできません。

とてもやるせない気持ちになっていました。

周りの友人にこんな相談をされたんだ、私は同じ講師としてどうしたら良いのだろうと悩みを打ち明けたことも多々あります。

友人はどうしてその教室に通うのか?なぜその先生に分からないとか、不平不満をはっきり言わないのか?

私もそう思いながらも、その教室に通っていることを否定はできません。

それは学習者の選択なので強く言うこともできませんし、またそれは講師側の問題だけではないと思うのです。

まずは何より相性の問題なのではないかと思います。

何を学習したいか、どのように学習を進めたいか、その自分の目的に会っていない場合、学習は苦痛になっていくと思います。

勿論、語学は学ぶこと・勉強することなので、楽しいだけではなく難しいこともあります。

最近楽しく簡単に学びたいという意見もよく聞きます。

「勉強はちょっと・・・」(いやいや勉強なんですけど・・・)

と言いながら、宿題もあまりしたくないなど・・・頭が痛くなる学習者がたまにいます。

それに講師にはっきり言えないということもよく耳にするので、お互いがどう思っているのか分からなくうやむやになってしまうこともあると思います。

さてどうしたものか・・・
ここ石川や、北陸地域にも講師研修や勉強会があれば良いのにと思いをはせながら前田先生の記事を読んでいました。

あ~いなか・・・ここが東京だったら、大阪だっら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・あっ!!
なぜそう思わなかったのでしょう?
思っていたのですが・・・覚悟が足りなかったのかもしれません。

私も「メアリの会」に参加し勉強し、北陸地域で研修会や勉強会を設ければいい!
こつこつ続ければ繋がっていくかもしれない、賛同してくれる先生も増えるかもしれない。

それが悩んでいる生徒さんを少しでも減らすことに繋がるのではと思ったのです。
とても単純で短絡的な考え方かもしれませんが・・・。

新年度が始まったばかり、スタートするには素晴らしく良い時期なのではないかと思っております!

“通信267 私の韓国語講師奮闘記18: 独りよがりな教え方(2) 宮本千恵美” への1件の返信

  1. 金沢市(人口約50万人)に住んでいらっしゃるようですが、「いなか」を嘆く理由は何でしょうか。約50年前、高校時代に岩手県に住んだことがあります。東京で育った僕にはまったくの「いなか」でしたが、東北弁の洗礼を受けたことが韓国語を学ぶきっかけになりました。1970年当時、市販の教科書はわずか二種類で、東外大に朝鮮語学科はありませんでした。そんな時代があったのです。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。