通信270 TOPIK作文対策 前田真彦

【週刊ハンガンネット通信】第270号 (2018年5月21日発行)

TOPIK作文対策

前田真彦

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TOPIK対策をずっと指導してきていますが、TOPIK「作文」に関してだけは、ほかの分野とは指導の仕方が違います。

読解も、聞き取りも、いわゆる「韓国語の指導」ですが、作文だけは、韓国語の指導という範疇を大きく超えて「(日本語の)作文力」、ひいては「思考力」にかかわる大きな深い根がかかわっているのが実感できます。

日本語で意見文が書けない人が韓国語で書けるわけがありませんから、まず日本語で書く作業から指導することになります。

日本語でも、「書く」のは、相当負荷のかかる作業なのです。本気で取り組まないと、たとえ短いものでも、構成感のあるいい作文は書けません。受け身の姿勢では決して書けないのです。

今年度、T大学でTOPIK作文の授業を担当することになって、つくづくその指導の難しさを痛感しています。とにかく学生たちは日本語でも書けないのです。書く訓練を受けてきていませんし、気力も不足しています。

中学校時代の「国語」の「意見文の書き方」の指導をやり直しているという感じなのです。

これは、おそらくはT大学に限ったことではなく、今の若い人一般に言えることではないでしょうか。いえ、若い人のみならず大人の受講生にも共通する点があるように感じます。

さらには、TOPIK作文だけではなく、「人前で根拠をもって意見を述べる」というスピーチや会話力にも同じ力が要求されているのだと思います。

日本人は、「意見を述べる訓練」を受けてきませんでしたから。TOPIK対策としてやり直さなければならないのだと思います。

では、その「意見を述べる」基礎力を、どのようにして計画的に付けていくのかということを考えていかなければなりません。

大学生や大人の受講生に、週に1回の韓国語授業で、どのような指導が可能なのでしょうか?

『TOPIKⅡ作文完全対策』(拙著HANA)の考え方をベースに現在私が取り組んでいることを5月27日(土)のメアリの会で報告します。

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