【週刊ハンガンネット通信】第306号 (2019年11月4日発行)
韓国語に思いをのせて
ミレ韓国語学院 前田真彦
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ミレ韓国語学院では、毎年年末にスピーチ大会を実施しています。
今年で9回目です。
去年は「韓国語学習が私にもたらしたもの」というテーマでした。
あまりに感動的だったので、その後ミレの受講生に同じテーマで投稿を募り、
『生きていくための韓国語』という冊子にまとめました。
https://mire-k.jp/ikiteiku_pdf/
今年のテーマは「私の心に響いた韓国語のことば」です。
12月21日(大阪)、22日(東京)13時~16時で実施します。
審査委員長にイム・チュヒさんをお招きして行います。
今年からオンラインでの出演・参観が可能です。
https://mire-k.jp/20191221osaka/
https://mire-k.jp/20191222tokyo/
スピーチ大会を始めた当初は出演者を募るのが大変で、
なかなか出てくれる人がいなくて、頼み込んで出てもらっているような現状でしたが、
去年ぐらいから様子が変わってきました。出演者が早い段階である程度そろうようになってきました。
今年は、早々と出演者の枠が埋まり、それでも申し込んでくる方がいらっしゃってお断りしたくらいです。
出演する方とは授業の度に少しずつ練習しますが、練習の時からもう感動です。
みなさんそれぞれ「私の心に響いた韓国語のことば」を持っているということです。
そしてそれを語ろうという姿勢があるから、
まだ練習が不十分でも、聞く人の心を動かす力があるのでしょう。
去年あたりから、スピーチの在り方が大きく変わってきたように感じています。
「思いを伝える」スピーチにシフトしているようです。
暗唱や発音も大事ですが、スピーチの中心は「思いを伝える」ことではないでしょうか?
発音の基本もきちんと指導しながら、「いかに心をのせ、しっかりと思いを伝える語りができるか」
に重きを置いて指導していこうと思います。
スピーチ大会は、単に暗唱して上手に発音するというものではありません。
「韓国語で思いを語り」「友の語る韓国語に心の耳を傾ける」という時間にしたいものです。