通信334 私の韓国語講師・奮闘記27「ひたすら続ける」 宮本千恵美

【週刊ハンガンネット通信】第334号 (2020年9月21日発行)

私の韓国語講師・奮闘記27「ひたすら続ける」
宮本千恵美
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コロナ禍、すでに10か月近く経とうとしています。
ここ最近、生徒たちの覇気のなさ、教室が暗いように感じていました。
ある生徒はやる気がないんですと、悩みを話してきました。
理由を聞くと何か特別な事柄はありませんでしたが、本人曰く「コロナ疲れ」と言っていました。
何かあるわけでもなく、この長く続くコロナ禍の生活に疲れているようでした。
他の教室もほぼそんな感じで、また韓国に行けないこともとても大きな要因のようです。

それでも今はこの難局を乗り切るしかない!
恒例の「夏休みの宿題」を今年も発令し、家で必ず1本は韓国映画を字幕で観てくること、感想を書いてくることを出題しました。
最初はなんとなく乗り気じゃなかった生徒たちも、たくさん用意してあったDVDを見ながら映画の説明を聞くうちに興味が湧いてくるようでした。
中には2~3本観たいという生徒もいます。
最近は「パラサイト」などの映画や「愛の不時着」などのドラマが、韓国好きではない人達もこぞって観ていると聞きます。
また今までとは逆の現象で日本が韓国の映画やドラマをリメイクしたりなど、韓国の大衆文化が新たに日本に浸透してきています。
韓国の脚本が良い・・・と知り合いがSNSに書いているのを見ると、なんだかこちらも嬉しい気持ちになります。

そして私自身も最近の韓国映画・ドラマを観ながら、以前観ていた内容とはまた違う新たな韓国の世界に引き込まれています。
正直・・・面白い!

今年の夏休みの映画鑑賞は、レベルアップを実感できる年でもあったようです。
3年目に入ったクラスでは3回この宿題をしてきましたが、確実に聞き取りがアップしているとか、言っていることが分かってきたと手に取るように成果を感じているようでした。
このクラスはドラマ好きがあまりいないので、授業以外は韓国語に触れる機会がありません。
ドラマが好きな生徒は普段からも観ているので成果がいつも感じられるのに比べ、このようにたまに観る生徒は成果を感じられる喜びが大きいようです。
また聞き取れるようになってくると、以前に観た映画をもう一度観たらもっと聞き取れるようになっているのではないか、だからもう一度観たい!となんとも頼もしいことを言ってくれます。

そして各教室ごとの宿題の感想文の発表では、感想も年ごとに韓国語で話すことが増え楽しそうに発表しています。
その感想を聞いて他の生徒が興味を持ち、その映画を観たいと言い出し楽しみが増えていくようでした。
また映画の中には歴史的政治的背景の強いものもあり、日韓関係を知ることにも役に立っているようです。

「ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女(덕혜옹주)」を観た生徒は、元々韓国の時代劇が大好きで、この映画を薦めたところ、興味津々に借りていきました。
今まではあまり感想をたくさん書く方ではありませんでした。
今回に関しては映画の感想から聞き取れた韓国語に関してや学んだ文法などがどのように使うのかとても理解できたと、
以前にも増してレベルアップの実感とともに充実した気持ちで映画を観たとぎっしり書かれていました。
そして感動して泣いたそうです。(私も泣きましたTT)

韓国の文化に触れてほしいと始めたこの映画鑑賞と言う宿題が、少し形になってきたように思いました。
楽しそうに感想を話す生徒たちを観てもっと楽しんでもらえるように、学習の励みになるようなことをこれからもひたすら考えていきたいと思います。

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