通信354 「私の韓国語講師・奮闘記30 「勉強はしたくない・・・、でも韓国語は学びたい」」 宮本千恵美

【週刊ハンガンネット通信】第354号 (2021年5月10日発行)
私の韓国語講師・奮闘記30
「勉強はしたくない・・・でも韓国語は学びたい」
宮本千恵美
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コロナ禍の生活にも慣れ、感染予防しながらの2021年度が始まりました。
と思った矢先に、急な感染拡大で石川県でも県独自の緊急事態宣言が発令されました。

教室は対面と希望者にはオンラインを開始しました。
自信がなかったオンライン授業も始めてみるとそんなに苦はなく、逆にPPなどを工夫して作っていく楽しさも芽生えてきました。
この調子でオンライン授業も充実させていけたらと思います。
余裕が出てきたらハンセミで学んだ方法で、自分もニュースキャスターのようにオンラインに登場させてみたいです(笑)

緊急事態宣言が発令される1ヶ月ほど前に、久しぶりの韓国語教室の体験会を開催させていただきました。
久々に人数も集まって、新しい教室ができるかもとワクワクしていました。

ところがこちらの思いと体験で来られた人たちの思いが少しずれていたように思いました。
現在の第4期韓流ファンよりは、第2期ぐらいと言えばいいでしょうか・・・、
10年近く韓流だという方が多く、その間も学習のチャンスがあったのではと思いながら、体験会を進行していました。
最後に授業がスタートする前に学習に対する質問などを聞いて時、なぜ今まで学習してこなかったのか分かりました。
とにかく、勉強したくないのです。
どうにか簡単に習得できないものか、勉強という観念が抜け落ちている状態でした。
楽に簡単に、宿題もテストもしたくない!
それが体験者ほぼ全員の意見だったのです。
その思いが学習スタートの妨げになったのかもしれません。

しかしながら韓国語を学ぶことは学校の勉強と変わりません。
講師側はある程度の進行スピードの調整はできても、後は本人の努力次第なのですが・・・。

そんな悶々とした気持ちを抱いていたある日、とあるテレビ番組を観ていました。
その番組は世界のいろいろな学校をテーマに、特に発展途上国やある国が全国一斉のオンライン授業開始したけれどできない村での授業の取り組みを放送していました。
どの国も環境が整っていない中で、それでも子供たちに教育をという思いから一生懸命に取り組んでいる姿を目にしました。
その中でも算数の授業風景でリズムを取りながら覚えるなど、子供たちにどのようにすれば楽しく学べ身につくのかと言う取り組みをとても感慨深く観ました。

それから私は勉強はしたくないけど、韓国語に触れたいという体験者について考えていました。
それでも「楽しんで学びたい」、「韓国語に触れたい」、と思う人たちは一定数いるだろう・・・。
正直私も楽しく学べたらそんなにいいことはない・・・。
確かにペラペラ話せるようになるとか、検定を受けるなどはできなくても・・・。

そこで元学習者でご自身も参加したいとのお気持ちを聞いて、その方のカフェで「韓国語カフェ」をさせていただくことになりました。
「韓国語カフェ」は参加も自由で、学習経験未経験問わず誰でも参加できます。
コンセプトは韓国好きな人で集まろう、とにかく韓国に触れよう、学習者や学習歴のある方は韓国語を使う場として。
勉強とか教室と言うと「しなければいけない」という観念にとらわれてしまい、逆に辛くなることもあるかもしれません。
まずはウォーミングアップというほどでもありませんが、肩慣らしに韓国語に触れてもらい、楽しんでもらい、興味が出た時、やる気になったときに韓国語の学習をスタートしてほしいと思いました。
いろいろな学習の形を模索していこうと思います。

追記
前回の伊藤先生の記事は大変参考になりました。
導き方も工夫していかないとと思いました。
修行が足りません・・・トホホ・・・