通信367 「オンライン授業の前の雰囲気づくり」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第367号 (2021年10月4日発行)

オンライン授業の前の雰囲気づくり
株式会社HANA 浅見綾子
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アンニョンハセヨ。HANAの浅見綾子です。

私は韓国語学習者の立場でオンライン授業に個人的に参加することもあれば、
仕事上、編集の立場で授業を見学させていただくこともあります。

今日は授業の「雰囲気づくり」について感じたことを書きたいと思います。
今回はマンツーマンではなく複数人参加のグループレッスンで、
更には対面時代からの流れで既に仲の良いメンバーがいる授業ではなく、
知らない人同士の授業に限定して書きます。
また会話の授業ではない、試験対策や文法の授業でも雰囲気づくりは大切だと思っています。

授業を受けてみて、最終的に「満足した」と判断を下す理由はいくつかあると思います。
「先生の説明が分かりやすかった」「発言がたくさんできた」「当てられたことに答えられた」など他にも理由はたくさんあると思いますが、授業の内容云々の前に、クラスの雰囲気がどうだったかということが「満足した」と判断を下すのに大きく影響するのではないかと思っています。

これは授業回数が多ければ多いほど当てはまると思いますが、単発の1回~2回の授業でも「雰囲気づくり」は重要だと思っています。
この雰囲気づくりは先生の腕にかかっているわけですが、では雰囲気づくりとは何でしょうか。
・話しやすい、質問しやすい雰囲気を作る
・間違っても恥ずかしくない、傷つかない雰囲気を作る
・また授業の内容によっては話さないといけない雰囲気を作る
・カメラオンにしやすい雰囲気を作る
・ミュートを外しやすい雰囲気を作る

他にもあると思いますがざっとこんな感じでしょうか。
単発の授業なんかでは、先生の方も緊張しているのに生徒の緊張をほぐし、話しやすい環境を作るのは大変だと思います。
とはいえ、生徒の立場からすると、ガチガチのぎこちない雰囲気の中では、韓国語に集中したいのに他の色んなことが気になって授業に集中できなくなります。

集中講座などの短期講座に参加した際によく感じるのが、オンラインルームに入室してカメラオンなのかオフなのかということ。
最初から告知ページにカメラオンでお願いしますと書いてある場合は迷いませんが、そこに触れられてないとオンなのかオフなのか迷い、またどちらでもいいですよ、と言われると大抵はオフにするのではないでしょうか。
大人数参加のイベントなどではカメラオフはありがたいのですが、少人数の韓国語の授業でカメラオフだとどうも授業に参加しているという気持ちが下がってしまうような気がします。
とはいえ、自分がカメラオンにしたくとも、ほとんどの人がカメラオフだとどうもカメラオンにしづらい雰囲気があります。
ですので、最初から告知ページに明記しておいていただくか、先生は授業の最初に「カメラオンで参加してください」、どうしてもオンで参加できないという事情がある人のみオフにしてください、というようにカメラオンにしやすい雰囲気を作ってくださるとありがたいです。(もちろん、カメラオフの人が居づらい雰囲気を作ってはいけませんが。)

話しやすさについてですが、授業の内容によっては、ほとんど話す機会がない授業もあると思います。ですがそれでも、一緒に授業を受けている人がどんな人なのかというのは知りたいものです。授業の参加人数にもよりますが、10人以下程度でしたら、簡単な自己紹介を日本語でしてもらうのはいかがでしょうか。
韓国語だと逆に緊張してしまうかもしれませんし、時間がかかってしまいますので、日本語でパパッとでもやってもらえるとありがたいなと思うことがあります。相手がどんな人かがわかっている方が話しやすいです。

オンラインになってから、授業の雰囲気づくりはとても難しいですよね。
時々感じるのは、先生がとても学生さんに気を使っていて生徒の居心地の良さを優先しすぎたり、意見を聞きすぎかなと思うことがあります。
基本的に、生徒さんは自分と合う先生、好きな先生、興味のあることを教えてくださる先生、と前もって自分で選んで授業を受けているので、先生のカラーをどんどん出して、引っ張っていってくださっても全く問題ないと思います。
全ての個人的な意見です。