通信379 「2022年2月11日オンライン開催 ハンガンネットセミナーの報告」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第379号 (2022年2月14日発行)

2022年2月11日オンライン開催 ハンガンネットセミナーの報告
HANA 浅見綾子
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アンニョンハセヨ。HANAの浅見綾子です。

2月11日(金祝)にハンガンネトオンラインセミナーが開催されました。
現役講師の先生、教室運営関係者、講師志望者の方々47名の皆さまにご参加頂きました。
とても有意義な時間が過ごせたと思います。

1時間目は「年間行事のねらいと効果」。
前田真彦先生にミレ韓国語学院でされている「合宿・短期留学」について、
中村先生からは同じくミレ韓国語学院で毎年開催されている「スピーチ大会」について、
幡野先生からはアイケーブリッジで開催された「翻訳大会」についてご紹介頂きました。

コロナ前に開催されたものから、コロナ禍でのオンライン開催されたものまでご紹介いただき目からウロコでした。オンラインでもやろうと思えば工夫次第で何でもできるんだ!と思った次第です。

参加者の先生方からは「個人教室とオンライン授業だけを提供している私にも、何か真似できる点がないかな?と良い刺激をいただけました」「オンライン合宿で、現地にいるような体験をオンラインでされているとの報告が印象的でした」「実際の渡航が難しい今の時期でも、発想を転換して行えることがあるのだとあらためて気づかされました」「行事運営のご苦労がしのばれました。講師先生方がたくさんいらっしゃる学院ならではだと思いました」などとご感想いただきました。

2時間目はライブ授業「読解力を付けよう!〜TOPIK中級読解問題を使って〜」。
前田章子先生(ミレ韓国語学院)にTOPIK対策のライブ授業をやっていただきました。

章子先生は終始笑顔で、間違えても大丈夫だと思わせてくれる雰囲気の中授業を進められていました。
TOPIK読解の対策授業でしたが、時間内にたくさん解く進め方ではなく、短い文章を読んで、書かれてある内容を的確に読み解くコツを学べる授業でした。
印象に残ったのは、まず一度みんなで読み、読んだ後画面を消して重要だと思った単語を尋ねるという授業を進め方です。文章を一回読んですぐに文のキーワード、ポイントを見つけ出すのは大切ですよね。

参加者の先生方からは「初めての文章を自分がいかに漠然と読んだかに気づくでしょうし、この授業を続けていくと重要なところを意識して探しながら読めるようになりそうです」「授業後の質疑応答を通じて、先生方が授業で生徒に身に着けてほしい「ねらい」があって教えられている、ということがよく理解できました。」「得点獲得のためのポイントをわかりやすく説明してくださる点が、受講者の人気を集めるのではないかと感じました。」などのご感想を頂きました。

またオンライン授業で音読する際、ミュートは外してみんなで読むべきか、ミュートで他の人の声は聞こえないようにして読むべきか、で先生方の意見が分かれました。

最後の時間は懇談会。
先生方の近況報告や申し込みの際に集まった質問に対してみんなで考えました。
ここ最近はオンラインで講座することが多くなりましたが、受講生を募集する際、教室ごと、個人の先生ごとにより多く集まる学習者の学習レベルは違うようです。
ある教室では初級者よりも中上級者が多く、中上級者向けの授業が定着したというお話もあれば、ある先生は、初級者の方が多く、中上級者の10倍くらい集まるというお話もありました。
また最近では小学生や中学生の韓国語学習者も増えているとのお話もありました。

ハンセミ全体を通して参加者の先生から「ネット講師の先生方の講座の運営方法、ビジネスモデルをうかがうことができ、たいへん参考になりました。」「他の先生方の一歩進んだ話に驚くばかりでした。また、これから自分に合う形で無理なく集客していきたいです。」「いろんな方々の経験からのお話でとても有益な時間でした。特にインターネットやラインの活用の話しは参考になりました。」などご感想頂きました。

以上、ハンセミの報告でした。

ハンセミは毎年定期的に開催しております。
来年度も定期的に開催する予定ですので、ぜひたくさんの先生方にお会いできると嬉しいです。開催情報はこのHPで告知致しますので、少々お待ちくださいませ。

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