通信401「イベント販売を大切に考えています」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第3401号 (2022年8月2日発行)

イベント販売を大切に考えています
浅見綾子
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先日7月17日に、東京の東新宿に会場を借り、ハングルの森とHANAとでコラボで韓国語学習書の展示&販売会を開催しました。久々の対面でのイベントでした。

ハングルの森(http://www.hanglesup.com)はご存知の先生方も多いかと思いますが、名古屋にある韓国語教材専門のネット書店です。
韓国の語学堂の教材のみならず韓国の絵本や小説、地図などの教材ポスターなども購入可能です。

今回のイベントは、先生方に実際に手にとって見て頂きたいという趣旨で、ハングルの森は韓国輸入教材を中心に絵本や小説、エッセイなどを展示(注文を受け後日発送)、HANA(https://www.hanapress.com)は自社の韓国語教材を割引販売致しました。

このようなイベント販売は、会場手配、在庫取り寄せ(今回HANAは850冊を準備。埼玉の倉庫から車で運びます)、当日の販売人員確保(社員ですが)、販売後の売上計上、売れ残り品の在庫戻し処理(また倉庫に車で持っていきます)という作業が発生し、それ以外にも当日の釣り銭準備、サンプル本、POP、販売用袋などなどかなりの手間と人件費がかかります。たくさん売れれば儲かりますがこういったイベントで黒字にするのはかなりの大規模なイベントではないと難しいのが現実です。
それを分かった上でもHANAがイベント販売を行う理由は、売上と同じくらい大事に考えているのが実際に読者さんに会うことだからです。

会うと何がいいのか。

まず自分たちが作っている本をどんな方が購入して勉強してくださるのか実際に見られるのは純粋にとても嬉しいものです。年齢層、性別、どんな職業の方か、お話ししながら伺ったりすることもできます。
また自分が作った本を直接学習者さんに対してアピールできるのもとても嬉しい経験です。

もう一つ大きなメリットは、どんな悩みを持たれていて、どういった本を求められているのか直接聞くことができる点です。

TOPIK6級は持っているけど全然話せないです、飽き性で1冊を最後まで勉強したことがありません、文法が大好きで文法の解説が細かいものはありますか、単語が全く覚えられないんですがおすすめの勉強法教えてください、聞き取りが弱くてどうしたらどんな本で勉強すれば聞き取れるようになりますか、この本でどういう風に勉強したらいいですか、などなど。学習者さんの悩みや求められているものがそのまま企画のアイデアになります。

上記のような理由から、HANAは今後もイベント販売を行いたいと思っております。

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