【週刊ハンガンネット通信】第427号 (2023年2月6日発行)
4年前と変わったこと
ワカンドウ韓国語教室 日下隆博
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前回の私の執筆回(第419号)で出題した「パク・ウンビンさん、次のドラマはどちらを選ぶ?」クイズの答えです。^^
로맨스 vs 코미디
彼女の選択は 로맨스 でした。^^
考えてみてくださった方々、当たりましたでしょうか?
さて2023年も2月に入り、コロナ3年度の最終授業をむかえようとしています。
私が教えている専門学校では、
2020年度の、5月に入っても新年度の授業が始められない学年、
2021年度の、まだまだ対面授業予定がオンライン授業に変更の連絡が来る学年、を経て、
2022年度はすべて対面授業で行われた学年となりました。
専門学校では2022年度はすべての授業が対面で行われましたが、ふとコロナ前には行なわれていたあることが行われなかったことに気づきました。
それは年に一度行われていた地震防災訓練です。
この3年で学校がすっかり忘れてしまったのか、あるいは訓練の必要はなしと判断したのかはわかりません。
今年度新任の先生もいたはずですが、その人たちは地震発生時の生徒への指示行動を把握して授業をしていたかは疑問です。
どうもこの3年間は明らかに大規模自然災害の備えよりもコロナにかかりきりだったような気がします。
2011年3月11日の地震の経験者は、大きな学習をしていると思われます。そしてこの日をきっかけにするならば、これから起こる災害の備えができる期間は12年が経とうとしています。
そうした中、コロナ期に起こったトイレットペーパー買い占めは、デマであるとわかっていても冷静に行動できない人々と日常を共にしているということを目の当たりにし、この人たちは2011年の大地震を経験していないのだろうか、日ごろから数日分のトイレットペーパーの備えもしていないのだろうかと思ったものでした。
ちょうどこの時期ワーキングホリデーで日本にやって来た私の教え子(日本語学科の韓国人)が、アパートに着いたもののトイレットペーパーが買えなくて本当に困ったと話していたのを思い出します。
検温は毎日行いますが地震防災訓練は久しくしなくなった学校。コロナのことばかりでないがしろにされているものに気づく時、災害発生時の対応や避難経路など、身の回りを今一度再確認してみるのもよいのではないかと思いました。