通信428 「授業ストップモーションは今後の授業研修の中心になっていく」前田真彦

【週刊ハンガンネット通信】第428号 (2023年2月13日発行)

授業ストップモーションは今後の授業研修の中心になっていく 
ミレ韓国語学院 前田真彦
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授業の研修で、以前もやったことがありますが、「授業ストップモーション」というのがあります。授業を録画して、それを先生方に見ていただきながら、ところどころ止めて、解説を挟んで行くというやり方で進めていきます。「この活動の意図は~」「ここはこういう点を注意しながらやったのですが、意外な反応が出ました」など、録画を見ながら授業者が解説し、参加者の意見を聞いていくのです。

以前は、ビデオカメラを準備して録画しなければなりませんでしたので、それだけでも大変な手間でした。

ですが最近はZOOMで授業をしながら、録画が簡単にできるようになりました。
「この活動の仕方は有効か?」「もっといい方法はないか?」
「自分はこうしているけれど、○○先生はどうしていますか?」
ということが、具体的に教室活動を見ながら行えるようになりました。

授業実践報告は、よほど目新しいことをしない限り、教室活動の実際が分かりにくいものです。模擬授業は有効ですが、受講生役の設定など一定の手間がいりますし、先生方が生徒役ですので臨場感が出にくいです(その改善策として、「ライブ授業」をやってきたわけです)。

それに対して、「授業ストップモーション」は日々の実践をそのまま研修の材料として生かせるので、今後の授業研修の中心になって行くのではないかと思います。

<注意点>
・受講生に内部資料として研修で使わせてもらう了解を得ること。
・日々の授業の記録なので、ともすれば、狙いのぼやけた活動になりかねない。
きちんと指導案を書き、意図的に構成された授業を対象とすること。

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