通信439 「スマートフォンやPCでのハングル入力について」加藤慧

【週刊ハンガンネット通信】第439号 (2023年5月1日発行)

スマートフォンやPCでのハングル入力について
加藤慧
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大学の韓国語の授業も、新年度がはじまって三週間ほどがたちました。

以前、昨年度から対面とオンライン授業のいいところを組み合わせ、課題提出や小テストにGoogle formを利用していることを書きましたが、その後同様の形式で期末試験も実施しました。
ほぼ選択問題で、問題の一部を記述式とし、キーボードのハングル入力で回答してもらいました。(回答は複数設定できます)

普段から課題提出の際に練習しているだけあって、学生たちは入力にもだいぶ慣れており、問題なく実施することができました。
ちなみにPCの場合はスクリーンキーボード機能を使ってもらっています。

不正行為の防止策として、他のタブや他のアプリをすべて終了させることを普段の小テスト時から徹底しました。
ただ、これは大人数の授業だと、机間巡視に限界があるので難しいかもしれません。
また、入力での課題提出は翻訳アプリを利用しやすくなる(当然禁止していますが)というデメリットもあると思います。
他の言語のある先生は、予測変換機能に頼って綴りを覚えなくなるので、入力での提出は禁止しているそうです。
このような弊害もありますが、今年度も引き続きこの方法で行っていく予定です。

ハングル入力といえば、以前教えていたカルチャースクールの生徒さんで、キーボードの入力が苦手で入力ができないという方がいました。
その方にはNAVERの辞書アプリやGoogleキーボードなどの手書き入力機能をご紹介したりしていました。

こうしたことを通して、こちらから情報を与えるだけでなく、学習者のみなさんが自ら韓国のコンテンツにアクセスできるようなサポートもしていければと思っています。

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