ハンセミ、2月11日(月)に大阪で開催

年が明けてから、いつになく寒い日々が続きますが、皆様新しい年をいかがお過ごしでしょうか。 今年度3回目のハンセミ・ハンコンのご案内をいたします。今回は2月11日(月)に大阪で開催いたします。前半はライブ授業を2本行います。 1時間目は「友達の話を聞いて内容を理解する」というテーマで会員の前田真彦先生のライブ授業を、2時間目は「ニュース原稿を動画で発表する」というテーマで同じく会員の飯田華子先生の授業を行います。 1時間目では友達の話を聞く「インプット」に重点を置き、2時間目では友達の話をニュースとして構成し発表する「アウトプット」に重点を置き、インプットとアウトプットシナジー効果を目指します。 ライブ授業終了後、学習者の皆さんにはご退席いただき、講師である参加者の皆さんで意見交換を行いながらライブ授業を振り返ります。 後半はハンコン、今後のより良い教室運営について話し合い、情報交換の場にしたいと思います。 ハンガンネット会員でない方もご参加いただけますので、お知り合いにもご紹介いただきながら、多くの皆様にご参加いただきたいと思います。 また、ライブ授業を受けていただく学習者の皆さんも募集していますので、是非皆様の生徒や受講生の方々にもお知らせいただければと思います。 お申し込みはメールでお願いいたします。多くの皆様のお申し込みをお待ちしています。 お申込みはこちらまで。 samuguk@gmail.com 氏名、教室名、連絡先をメールでご連絡ください。悩みや課題に思っていることや現況も一言添えてください。 ハンガンネット世話人 伊藤耕一

通信291 韓国語学習が私にもたらしたもの 前田真彦

【週刊ハンガンネット通信】第291号 (2019年1月7日発行) 韓国語学習が私にもたらしたもの ミレ韓国語学院 前田真彦 =========== ミレの年末のスピーチ大会のテーマがこれでした。 毎年スピーチ大会では、感動するのでが、今年はひとしおでした。 韓国語学習がみなさんの生活を変え、性格を変え、人生を変えているのがよくわかりました。みなさんそれぞれ多様で、人生的な意味合いが異なっていて、発表を聞くのが楽しみでした。 発表を聞き、今さらながら、韓国語学習がみなさんの人生にこれほどまで影響をあたえているのか、と驚いた次第です。 次のような書籍を現在準備中です。みなさんに協力していただけたらと思います。 ミレ生でなくても結構です。学習者としてでも、教える立場として、どちらでも結構です。 <みなさんへのお願い> 「韓国語学習が私たちにもたらしたんの」という書籍を計画中です。前田個人の著作物です。 書籍の構成は80%は前田の語りです。最後に学習者の思いを100人分列挙しようと思います。その投書です。 200字、日本語で投稿してください。メールで、データで。 タイトル不要、いきなり本文からお書きください。 ペンネームまたはイニシャルで。 連絡先として「本名フルネーム」「携帯番号」をお書きください。 採用、不採用はこちらにお任せください。 2019年1月15日締め切り 2019年中の発刊を目標にしています。 発刊した際はご連絡差し上げます。献本はできません。 参考動画 https://youtu.be/q78eXn2jHng ハンガンネットセミナー&懇親会のお誘い 2月11日(月祝) 大阪駅前第4ビル地下1F セミナー ライブ授業 (1)前田真彦 (2)飯田華子 授業の話し合い 懇談会 韓国語教室の現状と今後の展望 懇親会 あります http://mire-k.jp/hangan201902.htm

通信284 学び方が変わってきた 前田真彦

【週刊ハンガンネット通信】第284号 (2018年10月8日発行) 学び方が変わってきた ミレ韓国語学院 前田 真彦 ——- 9月30日の「松本ハンセミ」に行く予定でしたが、台風の接近に伴って、電車が止まることがわかり、行くことができませんでした。ちょうどミレの授業の谷間で、竹多講師と一緒に行くつもりで特急券など取って楽しみにしておりましたのに残念でした。次の機会にみなさまにお目にかかれるのを楽しみにしております。 さて、今日はミレの最近の受講生の動向を見ながら感じていることなど、ちょっと書いてみることにいたします。 スマートフォンの普及で、この1年ぐらいで急速に「学び方」が変わってきたように感じています。週に1度決められた曜日、決められた時間に教室に集まって学ぶという従来のスタイルが、スマートフォンを使って好きな時間に個人で学ぶ、そんな志向が強くなっているのではないかと思います。 以前はPCでしかできなかったことが、スマートフォンの機能がアップして、動画による授業、音声や、データのやり取りなど、より手軽にできるようになってきました。また、中高年の方もスマートフォンの操作に慣れてきて、電話やメールだけでなく、様々な機能を使いこなすスキルを身に付けてきたようです。 そのような理由からか、ミレのオンライン教室生がじわじわ増えてきています。今までは首都圏に韓国語教室が集中し、地方にはなかなか多様なレベルの教室がありませんでしたが、今やオンラインで、自分のレベルにあった教室を選べる時代になってきたのです。地方にいながら、自宅で学べるのです。地方と言いましたが実は地域にかかわらず、仕事で教室に通える時間が取れない方や、子育て・介護中で家から出られない方なども同じです。自分に合った時間に、自宅で学べる時代になってきたのです。 こういう個人型の学びのスタイルを応援するシステムの構築が必要です。オンライン教室で様々なレベルの授業を準備することはもちろん、学習しやすいオンラインに適した教材の開発や、課題の受け渡し、カウンセリング、学習者同士の交流会、講師との交流会、オンラインイベントなども、オンラインならではの課題がたくさんあります。 対面の授業がもちろん一番良いんでしょうが、オンラインで学べる可能性をもっと多くに人に知ってもらい、より多くの人に、便利な学びのシステムを提供していきたいです。

2018年7月1日現在の通信のアクセス状況

2018年7月1日現在の通信のアクセス状況(ビューア数20以上)を集計しました。 通信no 通信タイトル 筆者 20180701 068 日本人が間違えやすい面白い韓国語 伊藤耕一                  1000 124 方言で韓国語訳を考える 伊藤耕一                    190 062 トイレの水にオタマジャクシ 伊藤耕一                    159 203 名古屋ハンセミ「会話レッスン」について考えよう 吉川寿子                    149 051 韓国語で話してみる 林鳩順                    135 161 作文指導: 量を豊富にし、書くスピードを上げるには? 幡野泉                    133 220 私の韓国語講師奮闘記12: 発音について考えてみた 宮本千恵美                    125 229 私の韓国語講師奮闘記13: 日本で韓国語(外国語)を学ぶ 宮本千恵美                    119 129 […]

通信278 教室での楽しさを次につなげるために 前田真彦

【週刊ハンガンネット通信】第278号 (2018年7月23日発行) 教室での楽しさを次につなげるために   ミレ韓国語学院 前田真彦 ———- 僕が担当している授業で、最近特に楽しいのが、1「通訳メソッドできたえる中級韓国語」と2「話せない人のための初中級会話」です。  1は、4色ボールペンディクテーションで聞き取ったニュースを、音読練習、通訳練習した後、「伝える」活動をします。「伝える」活動とは、「今聞き取ったニュースを知らない友達に伝えてみよう」という活動です。これが実に楽しい。受講生の表情が生き生きとして、声も大きくなります。エアコンが効きすぎて肌寒かった教室が、汗ばむほど暑くなります。それだけ受講生のみなさんが活発に活動して、熱を発散しているのです。  2は、7月から始めたオンライン授業です。そのタイトルのように、「話せない人」ばかりが集まっています。自己紹介を繰り返し、そのたびごとに1分、1分30秒、2分と時間を延ばして、内容を濃くしていきます。自分を語り、よく使う表現に習熟してもらうのが目的です。上達が目に見えて、本当に楽しいです。  教師としては、楽しい活動をし、手応えも十分感じられるので、うれしくて仕方がないというところです。  しかし、です。1の「伝える」の活動のあと、宿題として、その内容を作文に整理して提出してもらいました。2の「自己紹介」をきちんと書いて提出してもらいました。  これが、ちょっと、想像とは違いました。基本的な間違いや、物足りなさが目につきます。教室活動が、とびっきり楽しくても、きちんと細部を見て個別にフォローをしないと、いろんな問題点がそのまま放置されてしまうということがよくわかりました。  活動の楽しさにだけ目を奪われるといけません。「伝える」も「会話」もすごく楽しいので、油断すると、それだけで満足してしまいかねないほどです。しかし本当に力が付くのは、ここから先なんですね。  楽しさを定着させるためにも、その場限りの活動で終わらせてはいけません。  今度、「伝える」活動の時に、受講生に頼んで、口元にマイクを置いて、録音させてもらおうと思います。それを文字起こしして、本当に、「伝える」活動がしっかりと行えているのか、どういう表現があいまいに発話されているのかを、きちんと分析してしばらくためていこうと思います。  「伝える」活動を、ミレの定番活動にしていくためには、受講生分析・活動分析が必要だと、つくづく感じています。  教室での楽しさを次につなげるために、教師がしなければいけないことは何かということを考えています。

通信271 TOPIK作文対策 前田真彦

【週刊ハンガンネット通信】第271号 (2018年5月21日発行) TOPIK作文対策 前田真彦 ———- TOPIK対策をずっと指導してきていますが、TOPIK「作文」に関してだけは、ほかの分野とは指導の仕方が違います。 読解も、聞き取りも、いわゆる「韓国語の指導」ですが、作文だけは、韓国語の指導という範疇を大きく超えて「(日本語の)作文力」、ひいては「思考力」にかかわる大きな深い根がかかわっているのが実感できます。 日本語で意見文が書けない人が韓国語で書けるわけがありませんから、まず日本語で書く作業から指導することになります。 日本語でも、「書く」のは、相当負荷のかかる作業なのです。本気で取り組まないと、たとえ短いものでも、構成感のあるいい作文は書けません。受け身の姿勢では決して書けないのです。 今年度、T大学でTOPIK作文の授業を担当することになって、つくづくその指導の難しさを痛感しています。とにかく学生たちは日本語でも書けないのです。書く訓練を受けてきていませんし、気力も不足しています。 中学校時代の「国語」の「意見文の書き方」の指導をやり直しているという感じなのです。 これは、おそらくはT大学に限ったことではなく、今の若い人一般に言えることではないでしょうか。いえ、若い人のみならず大人の受講生にも共通する点があるように感じます。 さらには、TOPIK作文だけではなく、「人前で根拠をもって意見を述べる」というスピーチや会話力にも同じ力が要求されているのだと思います。 日本人は、「意見を述べる訓練」を受けてきませんでしたから。TOPIK対策としてやり直さなければならないのだと思います。 では、その「意見を述べる」基礎力を、どのようにして計画的に付けていくのかということを考えていかなければなりません。 大学生や大人の受講生に、週に1回の韓国語授業で、どのような指導が可能なのでしょうか? 『TOPIKⅡ作文完全対策』(拙著HANA)の考え方をベースに現在私が取り組んでいることを5月27日(土)のメアリの会で報告します。

通信264 講師研修のシステム確立が大事 前田真彦

【週刊ハンガンネット通信】第264号 (2018年3月19日発行) 講師研修のシステム確立が大事 ミレ韓国語学院 前田真彦 ———- みなさんの教室では、講師(スタッフ)研修はどうなさっていますか? 日々の業務(授業・事務・教材作成)だけで精一杯で、 スタッフの教育技術の向上のための研修にまで なかなか手が回らないのが現状ではないでしょうか。 そういう現実を少しでも改善につなげるための「講師の学びの場」が 「ハンガンネット」です。 今後もハンガンネットの活動を地道に続けていかなければなりません。 しかし年に2・3回の特別なセミナーではなく、 日常の業務に組み込まれた講師の学習会が、 計画的・組織的に実施され、 その成果が受講生の皆さんから評価されるのが理想です。 ミレでは月に1回に「メアリの会」と称して、 外部にも開かれた「講師の勉強会」を実施し、 講師の教え方のスキルアップを図っています。 が、なかなか思うように運営できていませんし、 成果も出ているとも言えない現状です。 それを何とか、より良いものに改善して、 2018年度の年間計画を立て、授業指導案の書き方から、 板書計画のような基本からきちんと研修を組んでいきたいと考えています。 学習者の要求が多様化し、個別対応を迫られることが多くなりました。 専門家を呼んで単発のスペシャルイベントを組まないと 人が集まらなくなってきています。 こんな時だからこそ、しっかりと講師研修を地道に続けて、 「教えること」を考えていきたいと思います。 

通信256 次のスピーチコンテストのヒント 前田真彦

【週刊ハンガンネット通信】第256号 (2017年12月25日発行) 次のスピーチコンテストのヒントをいただきました ミレ韓国語学院 前田真彦 ———- 12月23日(大阪)24日(東京)で、第7回スピーチコンテスト(公開発音クリニック)を実施しました。 ミレでは発表ごとに発音指導をし、会場全員で練習する形式で実施しています。 公開発音クリニックとサブタイトルをつけているゆえんです。 4回目以降はイム・チュヒさんに審査委員長をお願いしています。 スピーチコンテストを通して感じたことをいくつか 1「伝える」指導を 一つ一つの発音の正確性にこだわるあまり、「伝える」という観点での指導が不十分だった。 もっと、「何を伝えたいのか」「どう伝えたいのか」など、個々の発音とは違う観点での指導が必要。 指導する側に、「伝え方」「表現」などの準備が必要。 2 全体での練習を計画的に 後半は、観覧者も含めて、個別の発音クリニックを実施した。 個別の発音クリニックも必要だが、全体での指導も必要。 全体指導と個人指導をもっと有機的に関連付けることが肝要。 私は、中学高校の吹奏楽の指導をしてきましたが、それと同じだと感じました。 個人練習が基礎にあります。一つ一つの音を正確に出すことがまず前提ですが、 ある程度それができるようになると、曲全体の流れを理解し、 どう表現するかにも、力を割かなければなりません。別個のものではなく、並行して行うものです。 そして複数の人との練習によって、声の響きを確かめることができます。 人の発音を聞くことは、自分の発音を反省的にとらえるきっかけになります。 せっかく、大人数が集まっているのだから、相互の影響力を生かす方向で考えたいと思います。 以前、スピーチコンテストで「群読」をやっていた時期もあるのですが、 目標と指導の手順をより明確にして、「群読」に再挑戦したいです。 個人で練習し、それを指導し、数人のグループで練習し、数十人で仕上げる、そんな「群読」に挑戦したいです。 2日間のスピーチコンテストから、発音指導についての反省点とヒントをたくさんいただきました。 それにしても出場者の皆さんの伸びには目を見張るものがあります。感動的です。 そして参加者の皆さんの「発音が上手くなりたい」という思いに触れて、ますます身の引き締まる思いをしております。

通信248 上達論のある反復を 前田真彦

【週刊ハンガンネット通信】第248号 (2017年10月30日発行) 上達論のある反復を ミレ韓国語学院 前田真彦 ———- 福岡のセミナーで少し話題になりましたが、「50回音読は有効か」という質問に、ここでもさらに補足してお答えします。 僕は、子どもの頃よりバイオリンを習っていましたし、中学校では吹奏楽部に所属し、教師になってからも吹奏楽部の顧問をしてきました。 大人になってから書道も習いにいきました。すべて技術の習得は、反復練習です。書道では、書いた紙を重ねて背丈を超えるほどになれば、一人前と言われました。 吹奏楽の顧問としては、朝連を含め、毎日の練習に加えて、夏休みなどの休暇期間中は、合宿を複数回します。全ては量をこなすためです。 質を伴わせるためにも、まずは量が必要です。スパルタなどというつもりはありません。反復が大事なのです。 反復をどのように、マンネリに陥らせないか、 「変化のある反復」 「やりがいのある反復」 「上達が実感できる反復」 「成果が目に見える反復」 「自己評価しやすい反復」 「途中で自己反省できる反復」 「取り組みやすい課題」 「到達度が可視化できるチェックシート」 など、反復のさせ方にも工夫を凝らしています。単に「50回読みなさい」と言うだけではありません。 小学生のピアノの練習を考えてください。 毎日少しずつ、反復練習して数年、途中で発表会などを挟みながら、中学生になるころには少し曲らしいものが弾けるようなってくるのです。 50回と言うのはあくまで一つの指標です。 4色ボールペンディクテーションの「4」もあくまで、指標です。反復練習しやすい一つの指標です。 「4」とか「50」とか、反復を促す一つの工夫です。漠然と、「練習をしなさい」というより頑張りやすい、そして一定の成果が出やすい、一つの指標です。 語学の学習に、反復練習は必須です。留学せずに、外国にいたまま外国語を習得していくためには、意識的な反復練習が欠かせません。 (留学は、「その外国語に接する頻度」という点で、本人が意識しなくてもいやおうなしに圧倒的に多いから、上達しやすいだけで、反復や量をこなすという点では同じです。) 反復練習なしに、語学の上達はありません。「4」「50」も反復練習を促す、僕なりの提案です。 ダンベル運動・腹筋運動でも回数、ウォーキングでも歩数や時間。活動目標は、数値化すると目安になり、励みになります。 目標がないまま、マラソンをするより、目標の数値を明確にした方が頑張りやすくなります。 音読の上達のために、「繰り返し読むこと」を奨励する、その一つのわかりやすい目標の数値です。10回では少なすぎるし、100回では多すぎるし、達成感が得られ、成果が体感できる回数として、50を目安として設定しました。 「変化のある反復」、「上達論のある反復」、今後も工夫していきます。