通信274 もう一度韓流ブームは来るでしょうか? 金英う

【週刊ハンガンネット通信】第274号 (2018年6月11日発行)

もう一度韓流ブームは来るでしょうか?

金英う

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안녕하세요?

벌써 6월, 새학년의 들뜬 분위기도 어느 정도 가라앉았을텐데요, 오늘은 올해 새학년이 시작됐을 때 있었던 얘기를 해보려고 합니다.

아마도 대부분의 학원이나 교실들이 그렇듯 3-4월은 체험신청을 하는 사람들로 바쁜 시기인데요, 올해는 체험 신청자 중에 좀 특별한 사람들이 많았어요.

주부나 사회인보다는, 초등학생, 고3생, 대학생이 눈에 띄었습니다.

체험 수업 도중에 초등학생은 사회인이 대부분인 반 분위기가 자신에게 안 맞는다고 생각하는 눈치였어요.

고 3생은 아무래도 비용이 드는 일이라 부모님과 상의해 보겠다고 한 후에는 아무 연락이 없네요.

대학생은 입회를 해서 다니고 있지만 비용이 신경이 쓰이는지 1달에 4번이던 걸 2번으로 수업 횟수를 줄였어요.

최근에 제 3차 한류 붐이 다시 찾아 왔다고 하지만 이전과는 다른 형태의 한류 붐 같아요.

이제까지는 경제적으로 여유가 있거나 자신이 수강료를 벌어서 낼 수 있는 사람들이 한국어를 배웠지요.

하지만 이제부터는 젊은층을 중심으로 돈을 적게 들이면서 한국어를 배우려는 사람들이 많아질 거라고 봐요.

인터넷으로 한국어를 독학으로 공부하는 사람들이 많은 걸 봐도 그렇구요.

지금의 중/고/대학생이 경제적으로 자립한 사회인이 된 후 한국어 교실에 다닐 수 있게 되는 건 언제가 될까요?

아마도 빨라도 10년 정도는 걸리겠죠.

그동안은 수업의 질 향상과 수강생들간의 친목을 강화시키는 이벤트나 프로그램으로 지금의 수강생들이 교실에 계속 나오도록 해야 한다는 걸 다시금 느꼈어요.

그리고 또한, 젊은층의 요구에 맞추어 저렴한 학습방법이나 학습 형태의 개발도 필요하다는 것도요.

이런 상황에서 지난번 하타노 선생님의 통신에 북한과의 거래가 많아지면 한국어의 수요도 많아질 거라는 예상.

내일 열리는 북미정상이 잘 되면 조금은 한국어 붐에 호재(好材)로 작용하지 않을까하는 기대를 걸어 봅니다.

通信273 「韓国語らしさ」について 寄田晴代

【週刊ハンガンネット通信】第273号 (2018年6月9日発行)

<韓国語らしさ>について

寄田晴代

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「韓国語をやるからには、韓国人っぽく話せるようになりたい」そう思って韓国語を学んでいる人は多いと思います。私もそうです。

先日、この<○○語らしさ>について考えることがありました。大阪へ同窓会のために帰ったときのことです。夜行バスに乗ったのですが、大阪のバス会社でした。

乗務員のおじさんが荷物を預かりながら「どこまで行かれますかぁ?」とか、ご年配の乗客を座席まで案内しながら「新宿出るとき、よう揺れるから立たんとってなあ」と話すのを聞いて

あ、ネイティブスピーカーだ、と思いました。

同窓会の会場でもネイティブスピーカー(大阪弁の)がいっぱいでした。中学校の同窓会で、ほとんどが地元で生まれ育った人なのです。

気兼ねない関係に久しぶりに再会した興奮が加わり、にぎやかな会話が続きました。特に「女子」同士の会話はテンポが速い。スポーツでいうなら卓球。(もちろん個人差はありますよ)

速いだけではなくて、適当なタイミングで冗談が入ったり、間をためたり。

私は東京で暮らすようになって3年なのですが、久しぶりに大阪弁らしい大阪弁に包まれた気がしました。

語尾が「~や」「~ねん」などになるとか、イントネーションだけでなく、あのバスのおじさんのゆるりとした親し気な話し方や、友達との会話のテンポに、大阪弁らしさを感じたのでした。

韓国語も話すテンポや間合いを研究したら、もっとそれらしく聞こえるかな、などど考えていました。

また、大阪弁との違いで思い出すのは「お金の話なんかしない」と言った神奈川県出身の友人の言葉です。

親しい間柄なら「これなんぼで買うたと思う?」と値段の話をするのも普通だった私には、少なからず驚きでした。

話題にしていいものに差があるのだ。日本の中でも。そう思いました。

こんな私でも、韓国で出会ったばかりの人に、年齢や既婚か未婚か、子どもの有無、夫の収入などを尋ねられるのには、ずいぶん戸惑った覚えがあります。

中国の北京に長く住んでいた知り合いも、電車を待っているときに、列に並んでいる見ず知らずの人に収入を聞かれたことがあると言っていました。

(年齢や家の広さなども、韓国と同じように結構平気で質問するとのことでしたが、近年、家庭ごとの経済格差が生じるようになって、何でも聞いていいという雰囲気が弱くなってきたように思う、と言っていました。)

○○語らしさ(大阪弁を例に挙げていますが)というのは、文法だけでなく会話の内容や話し方にも関係があると思っていますが、

地域、年齢、性別などによっても異なるので、簡単には説明できないでしょう。

話題に関して、もう一つ書きます。

20年以上韓国に暮らしている知り合いに、東京で会った時のことです。質問されました。

「それで時給、いくらもらってるの?」
親しい間柄ではありますが、日本語でこの直球を受けると、衝撃があることを知りました。(大阪でも家族以外でこれはないと思います。)

韓国語らしく話すことを目指して、文法や発音以外に、会話のテンポや選ぶ話題にも注目したいと思いこれを書き始めました。

そして、円滑な会話を進めるために、暗黙の了解となっている決まり事は知っておいた方がいい、という意味においても大丈夫な話題、そうでない話題は押さえておいた方がよいと思っています。

前回、幡野先生が南北のことばについて言及されていましたが、会話のテンポや好まれる話題などについても、南北でどんな違いがあるのか、気になるところです。

通信272 北との経済交流が始まったときの、語学学校の対応は 幡野泉

【週刊ハンガンネット通信】第272号 (2018年6月1日発行)

北との経済交流が始まったときの、語学学校の対応は

アイケーブリッジ外語学院  幡野 泉

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南北情勢に目が離せない毎日を送っています。

韓国留学時代にとても良くしてくれた友人のお祖父さんが、朝鮮戦争のときに南下してきたという方でした。日本で生まれ育った私からは想像もつかないような話をいろいろと聞き、とてつもなく大変なことは分かるけれども、いろんなことを乗り越えて、とにかく南北が終戦を迎えてほしいと、ずっと心から願っていました。

なので、本当にこの(ラストと言っても良いような?)チャンスを両国は、世界は逃さないでほしいと思います。気が早すぎるかもしれませんが、良い方向に進んだとすると、徐々に北との経済交流が活発になるでしょう。

そうすると、私たち韓国語(朝鮮語)の語学学校も何らかの形で関わっていくことになるのではないでしょうか。当校の受講生の中にはすでに、仕事の関係でこれらの動きへの対応を始めている方々も、少なからず出てきています。

例えばですが、政治や経済交流が進むとなると、北の文献を読まないといけなかったり、電話でやり取りをしたりする受講生が出てくるでしょう。そんなとき、韓国語との違いを説明したり、指導したりすることが果たしてできるのか。

きっとそんな役割を果たしていかなければならないのでは、と想像しています。そしてそれが、韓半島の融和、アジアの発展に繋がるものであるのが理想ですね。

引き続き、すべてが良い方向に進むよう祈り続けるつもりです。

通信271 TOPIK作文対策 前田真彦

【週刊ハンガンネット通信】第271号 (2018年5月21日発行)

TOPIK作文対策

前田真彦

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TOPIK対策をずっと指導してきていますが、TOPIK「作文」に関してだけは、ほかの分野とは指導の仕方が違います。

読解も、聞き取りも、いわゆる「韓国語の指導」ですが、作文だけは、韓国語の指導という範疇を大きく超えて「(日本語の)作文力」、ひいては「思考力」にかかわる大きな深い根がかかわっているのが実感できます。

日本語で意見文が書けない人が韓国語で書けるわけがありませんから、まず日本語で書く作業から指導することになります。

日本語でも、「書く」のは、相当負荷のかかる作業なのです。本気で取り組まないと、たとえ短いものでも、構成感のあるいい作文は書けません。受け身の姿勢では決して書けないのです。

今年度、T大学でTOPIK作文の授業を担当することになって、つくづくその指導の難しさを痛感しています。とにかく学生たちは日本語でも書けないのです。書く訓練を受けてきていませんし、気力も不足しています。

中学校時代の「国語」の「意見文の書き方」の指導をやり直しているという感じなのです。

これは、おそらくはT大学に限ったことではなく、今の若い人一般に言えることではないでしょうか。いえ、若い人のみならず大人の受講生にも共通する点があるように感じます。

さらには、TOPIK作文だけではなく、「人前で根拠をもって意見を述べる」というスピーチや会話力にも同じ力が要求されているのだと思います。

日本人は、「意見を述べる訓練」を受けてきませんでしたから。TOPIK対策としてやり直さなければならないのだと思います。

では、その「意見を述べる」基礎力を、どのようにして計画的に付けていくのかということを考えていかなければなりません。

大学生や大人の受講生に、週に1回の韓国語授業で、どのような指導が可能なのでしょうか?

『TOPIKⅡ作文完全対策』(拙著HANA)の考え方をベースに現在私が取り組んでいることを5月27日(土)のメアリの会で報告します。

通信270 濁る濁らない 伊藤耕一

【週刊ハンガンネット通信】第270号 (2018年5月14日発行)
濁る濁らない
伊藤耕一
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5月になりました。
4月に韓国語を勉強し始めた学生さんも多いことと思います。
今回は、私のあの頃のことを思い出してみたいと思います。
韓国語を勉強し始めて、1ヶ月目くらいだったと思います。
ある先生が授業でこんなことを言いました。
「韓国語は単語の先頭の音は濁りません。」
そして、教科書のコラムにはこんなことが書いてありました。
「韓国人は『金閣寺』と『銀閣寺』を発音すると、同じ音になってしまう。」「何だそれ?」というのが最初の正直な感想でした。
「『キ』と『ギ』は明らかに違うでしょう!」とその時は思いました。以前の通信でも書いたと思いますが、先生に「しょうがっこう」の発音をさせられて、その後「なるほど! そうなのか!」と納得したのを覚えています。最初は「濁る濁らない」と教えられて、そうなんだと思っていたのですが、韓国に行って韓国人と話をしてみて「清音と濁音を同じ音と認識しているのだ」と認識を改めました。その後、いろいろな国の人や言語に接するにつれ、このようは現象は結構たくさんあることが分かりました。

日本人は「H」と「F」の音を同じ音と認識している。

フィリピン人は「F」と「P」の音を同じ音と認識ている。
スペイン人は「J」と「Y」の音を同じ音と認識している。
ドイツ人は「T」と「TH」の音を同じ音と認識している。

外国語を勉強する時、どうしても母語を基準に発音しようとしたり、母語の発音を絶対的なものと考えたり、そんな傾向があると思います。

でも、それは世界中の言語の多数派側から考えると実は少数派なのかも知れないことに気付いた時、母語の発音を客観的に見ることができ、より良い発音に対する気付きにつながるように思います。

通信269 2018年度もよろしくお願いします 阪堂千津子

【週刊ハンガンネット通信】第269号 (2018年5月8日発行)

2018年度もよろしくお願いします

阪堂千津子

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アンニョンハシムニカ

長いと思った連休もあっという間に終わってしまいました。比較的、天候のよいのどかな日が続いていましたので、

普段はお忙しい先生方も 少しはのんびりとお過ごしになれたのではないでしょうか。

さて、会員の皆様のもとには、世話人からハンガンネット新年度(2018年4月から)の会費納入のお願いメールが来ていたと思います。代表からも改めて、よろしくお願い申しあげます。

ところで
「新年度はいったい何をするの?」
と気になっていらっしゃる方も多いと思います。

2018年度の事業としては、以下のようなものを計画しております。

ハンセミ(ライブ授業)の開催

9月に松本、夏~秋に東京、2月に大阪で開催予定です。

出演講師は交渉中。詳細は決定次第、お知らせします。合わせて「ハンガンネット懇親会(ハンコン)」も開催します。

  • ハンセミやライブ授業で扱ってほしいテーマなどのご意見をお待ちしています。
  • 会員の皆様からも講師募集中です。普段の自分の授業を新しい生徒さんの前でやってみませんか? 新しい発見・出会いがたくさんありますよ
  • 上記のハンセミのほか、ご自身の韓国語講座の普及や地域の活性化のために「ハンセミを開催してほしい」という要望がありましたら、ご相談ください。

講師の派遣料(交通費、講師料)や会場使用料などは会費から援助できます。

日韓市民交流会: 2月下旬 

今年も韓国からの訪日大学生とハンガンネットの交流会を行います。今年は8月から参加者を募集します。みなさんのお教室の生徒さんを積極的に勧誘し、

ぜひともエントリーを勧めてください。国と世代を超えた草の根交流は、会が終わったあとも好評続行中です。学んだ韓国語を活かせる絶好のチャンスです。

ハンガンネット通信の発行(週1回)

定期的な投稿者に加え、会員のみなさまからの投稿も受け付けます。
投稿は事務局にお寄せください。
「ハンガンネット通信」はナンバリングされてウエブページに保存、掲載され、会員以外の閲覧も可能になります。日本の韓国語教育の現状や活動を、広く社会に伝えられるような内容をお待ちしています。

FACEBOOKとWEBサイトの運営

さらに耳よりな情報をアップするように努力します。

*このほか、リクエストがあれば「小ネタ拾う会」の開催なども考えています。
昨年度は開催できなかったので、今年度こそはぜひ開催したいと思っています。
再度のお願いになりますが、年会費の振込をよろしくお願いします。年会費は1500円です。引き続き、よろしくお願いいたします。
 
会員のみなさまのリクエストがハンガンネットを動かします。
今年度もどんどん、盛り上げていってください。お願いします!
ふるってご意見、ご提案ください。お待ちしております。
ハンガンネット世話人代表
阪堂千津子

 

通信268 成人学習者の効果的なインプット 吉川寿子

【週刊ハンガンネット通信】第268号 (2018年4月26日発行)

成人学習者の効果的なインプット

吉川寿子

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4月も最終週となりました。
新年度を迎え、会員の先生方もお忙しくお過ごしのことと存じます。
学生さんも先生方も、少し一息つける連休となるといいですね。

私事ではございますが、息子がこの春に小学校を卒業して
真新しい制服に身を包んで中学生となりました。

親子ともども、何もかもが新鮮で
自分の学生時代(30数年前!)との違いに驚きを隠せませんが
これもいい経験をさせてもらっていると感じます。

さて、私の運営する教室でも4月より新しく
いくつかの講座をスタートしました。

去年まではリクエストが多かった作文の書き方指導をメインに
していましたが、会話レッスンに加えて
読解の内容のリクエストが増えてきましたので
個人レッスンで少しずつお応えするようにしております。

といっても、相変わらずアウトプットやインタラクションに
主眼を置いている姿勢は変わらないので、アウトプットを
前提とした効果的なインプットについて試行錯誤しています。

この春に新しく受け入れたのが
TOPIK3ー4級レベルの方が、もう少し
レベルアップのために語彙を増やしたいが
どうしてもひとりでは覚えきれない、というケースです。
ちなみに、全員遠方のためオンライン受講です。

うちの教室に来てくださる受講生さんは
ほとんど社会人、成人学習者です。

社会人学習者は、必修科目として韓国語を学んでいる学生達と違って
強制力もなく、仕事や家事育児介護を抱えながら
趣味で学んでいらっしゃる方がほとんどです。

もちろん、ときどきは検定試験で実力の確認もしたいものの
あまり難しいものに取り組むのは負担が大きい。
でも、少しずつでもレベルアップしたいのが人情というものです。

そこで、初中級の方については、ご自分の身の回りより少し幅広い話題にも目を向けてもらえるような教材を準備しました。

韓国社会背景を反映したものであれば、なおいいと思いますし
そのジャンルそのものに興味を持ってもらえるように
働きかけるようにしたところ、今までハードルの高かった
難しい単語が入ってきやすくなった、と
喜んでもらえるようになりました。

あとは単語の成り立ちごとに整理、分類して説明すると
記憶に残りやすいですね。

インプットといっても、最終的に定着するまで反復練習を
するかどうかは、学習者さんにかかっているわけですので
講師の仕事は、いかに単語や表現練習に取りかかる
心理的なハードルを下げることができるのか、という
ことなのかもしれないと感じるようになりました。

この読解の内容を上手に作文や会話につなげていくには
どのように授業をデザインしたらいいか、今も研究中です。

これからも学んだ韓国語で発信できる方を
少しでも増やしていけるよう、私も気持ちも新たに
オンラインとオフラインをブレンドしながら工夫を
重ねていきたいと思います。

この週末は初夏の気候のようです。
会員の先生方も体調に気を付けてお過ごしくださいませ。

通信267 私の韓国語講師奮闘記18: 独りよがりな教え方(2) 宮本千恵美

【週刊ハンガンネット通信】第267号 (2018年4月16日発行)

私の韓国語講師奮闘記18: 独りよがりな教え方(2)

宮本千恵美

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新年度が始まり、新しいクラスの開講を何クラスかもてそうな今日この頃です。嬉しい反面、不安もあります。

それは以前に掲載した「独りよがりの教え方になっていないか?」と言う自問自答についてです。

第264号の前田先生の記事を読ませていただき、共感しました!やはりそうですよね!教育技術の向上・・・とても大切なこと。

また大阪で開催されたハンセミでの阪堂先生の一文、
「とかく、自分の学んできた方法や授業styleに固執しがちですが、それで良いのか振り返ってみる必要がある」

私自身がすべてにおいて完璧を言うわけでもなく、まだまだ未熟なところも多々あり、さらなる向上のために勉強をしなければと思っております。

そのさなか、私が韓国語講師と話すと、他の教室に通っていると話してくる学習者とお話しする機会がよくありました。

同じ日本人だからなのか悩みを打ち明けてきてくれるのは有難いのですが、ただ聞くだけしかできません。

とてもやるせない気持ちになっていました。

周りの友人にこんな相談をされたんだ、私は同じ講師としてどうしたら良いのだろうと悩みを打ち明けたことも多々あります。

友人はどうしてその教室に通うのか?なぜその先生に分からないとか、不平不満をはっきり言わないのか?

私もそう思いながらも、その教室に通っていることを否定はできません。

それは学習者の選択なので強く言うこともできませんし、またそれは講師側の問題だけではないと思うのです。

まずは何より相性の問題なのではないかと思います。

何を学習したいか、どのように学習を進めたいか、その自分の目的に会っていない場合、学習は苦痛になっていくと思います。

勿論、語学は学ぶこと・勉強することなので、楽しいだけではなく難しいこともあります。

最近楽しく簡単に学びたいという意見もよく聞きます。

「勉強はちょっと・・・」(いやいや勉強なんですけど・・・)

と言いながら、宿題もあまりしたくないなど・・・頭が痛くなる学習者がたまにいます。

それに講師にはっきり言えないということもよく耳にするので、お互いがどう思っているのか分からなくうやむやになってしまうこともあると思います。

さてどうしたものか・・・
ここ石川や、北陸地域にも講師研修や勉強会があれば良いのにと思いをはせながら前田先生の記事を読んでいました。

あ~いなか・・・ここが東京だったら、大阪だっら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・あっ!!
なぜそう思わなかったのでしょう?
思っていたのですが・・・覚悟が足りなかったのかもしれません。

私も「メアリの会」に参加し勉強し、北陸地域で研修会や勉強会を設ければいい!
こつこつ続ければ繋がっていくかもしれない、賛同してくれる先生も増えるかもしれない。

それが悩んでいる生徒さんを少しでも減らすことに繋がるのではと思ったのです。
とても単純で短絡的な考え方かもしれませんが・・・。

新年度が始まったばかり、スタートするには素晴らしく良い時期なのではないかと思っております!

通信266 翻訳講座で学んでみた 寄田晴代

【週刊ハンガンネット通信】第266号 (2018年4月13日発行)

翻訳講座で学んでみた

寄田晴代

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少し前のことですが、短期の翻訳講座(もちろん韓国語)に行ってみました。そのことについて書きます。

翻訳講座を受講しようと思った理由は、まず、具体的な翻訳のスキルについてもっと知りたかったこと、翻訳家として活躍している方から直接いろいろと話を聞いてみたかったことです。

時々、韓国語を日本語に訳す仕事もしていましたが、この機会に自分の翻訳力を素直に見つめ直してみよう。

そして、韓国語を使う仕事について知っておくことは、そんな仕事をしたいと思っている学習者を教える上で役に立つのでは
ないか、そんな考えもありました。

講座の先生は現役の翻訳家で、受講生は私を始め、みなさん社会人でした。
授業で一緒に訳すものとは別に毎回宿題があり、事前に翻訳して提出します。

授業当日、お互いの訳を見比べ、訳し方が分かれた部分や注意するポイントについて先生が解説してくださいました。

また、ビジネス文書は使われる用語や表現が決まっているので、実際の文書を読みながら訳し方を教わると、馴染みのない表現に、日本語ながら新鮮さを感じました。

日本と韓国で読者に受ける文章が違う話や、筆者と編集者の関係も両国では少し違う、など、実際に翻訳業で活躍されている先生ならではのお話も面白かったです。

受講生の方々も熱心で、翻訳するためにいろいろな情報を調べ言葉にこだわり吟味する姿に、さすが翻訳の勉強をしてみようと
やって来る人は違う!と思わされました。

ある方は「こうやって、とことん調べることは○○先生のところで身に着いたんです」と、おっしゃっていました。

私も自分が韓国語を教えた人からこんなこと言われたい。それにしても韓国語の世界は狭い。「〇〇先生」って知り合いの先生だ。

短い期間でしたが、この講座を通して気づいたことがいくつかありました。

一つ目は、自分の日本語は韓国語の影響を結構受けている、ということです。

普段から気をつけているつもりだったのに、職場ではほとんど韓国語を使い、
家でもしょっちゅう韓国語を使っているせいでしょうか(家族は全員日本人ですけれど)。

意識して日本語の本もよく読んでいるのですが、足りなかったか? 正直、ギョッとしたのと、自分では発見できないことに気づけて良かった、というのが感想です。

二つ目は「自然な日本語」という基準にも個人差があること。

翻訳は、読む人が違和感を感じないように訳すのが大前提ですが、ひとつの単語に対して持つイメージや解釈も、人によって差がある、ということを感じました。

たとえば、成人した子どもに対して呼びかける「너」を、私以外の方はみんな「あなた」と訳しました。

私は、成人していても我が子に使うのは「おまえ」。それも、丁寧さを欠いた乱暴な感じの「おまえ」ではなく、

幼いものを慈しむイメージの「おまえ」が浮かびました。が、実は私は関西人なので、本当は「あんた」と呼びたい。

「あんた」だったら「あなた」と同じでしょ、と言われそうですが、違います。私にとっては「あんた」は「あなた」より
「おまえ」に近いのです。

みなさんはいかがですか?
また、豊かな語彙や表現を増やすことで、自分にとっての「自然な日本語」の幅が広がるのでは、とも思っています。

そして、一緒に学ぶ受講生の方々の姿から、自分が教える学習者の未来の姿を見たような気になりました。

こんな風に、言葉を学ぶ先にある自分のやりたいことに向って、自分で学びを進められるようになってほしい。

そんなことを願いつつ、授業の準備に精を出します。