通信265 AIの発達に備えつつも、変わらない地道な努力 幡野泉

【週刊ハンガンネット通信】第265号 (2018年3月26日発行)

 AIの発達に備えつつも、変わらない地道な努力

 アイケーブリッジ外語学院 幡野泉

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先生方、アンニョンハセヨ? 都心の桜(ソメイヨシノ)の開花が

ここのところすっかり3月の風物詩になっていますが、

なんとなく、「桜は4月(の新学期)に咲いてほしい」と思うのは

私だけでしょうか。

さて、先週の前田先生のメールマガジンの中で、気になるお話が

いくつかありましたので、情報交換、おしゃべり的な感覚で、

書いていきたいと思います。

>みなさんの教室では、講師(スタッフ)研修はどうなさっていますか?

>日々の業務(授業・事務・教材作成)だけで精一杯で、
>スタッフの教育技術の向上のための研修にまで
>なかなか手が回らないのが現状ではないでしょうか。

これは耳の痛いお話ですね。最近は教材マニュアルの見直しを行うため、

定期的に講師会議を開いていますが、本来でしたら模擬授業のような

要素を取り入れながら、勉強会、研修を行うのが一番でしょう。

ただ、講師会議だけでも、普段の悩みを話しあったり、授業進行の

新たなヒントを得たりと、とても良い機会にはなっています。

>学習者の要求が多様化し、個別対応を迫られることが多くなりました。

本当にそうですね。当校ができたのは2004年のことでしたが、

開講当初は一クラス10数人で運営していました。たったの十数年で

ここまで変わるか、というほど、今はニーズの多様化を実感しています。

さらには、AIの発達で今後は語学学習分野においても、何らかの影響が

出てくることは間違いありません。技術は間違いなく進歩すると思われ、

「嫌だけど止むを得ず学ぶ」とか、「ちょっと必要だから学ぶ」といった

方々の代わりはAIがしてくれることになると思います。

しかしその点、韓国語学習は情熱を持ち学習する方が多く、

「自分の言葉で語りたい、相手の言葉を気持ちをダイレクトに理解したい」

という方は一定数残ると思います。

さらには、国際社会のプロフェッショナルとしてグローバルに活躍したい、

通訳翻訳業界のトップクラスに行こう、方も語学学習を続けるでしょう。

なので、必要のない人が少なからず出てくる、というだけの話で、

語学学習がなくなる、とは私は思っていません。AIの発達により、

逆に「外国語が話せる人、分かる人」は、より一層強みになるという

側面を持つことになると思います。

>こんな時だからこそ、しっかりと講師研修を地道に続けて、
>「教えること」を考えていきたいと思います。

と前田先生もおっしゃるように、これからも変わらず、地道に語学学習に

興味のある方々のために研鑽を積んでいこうと思っています。

通信264 講師研修のシステム確立が大事 前田真彦

【週刊ハンガンネット通信】第264号 (2018年3月19日発行)
講師研修のシステム確立が大事 ミレ韓国語学院 前田真彦
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みなさんの教室では、講師(スタッフ)研修はどうなさっていますか?
日々の業務(授業・事務・教材作成)だけで精一杯で、
スタッフの教育技術の向上のための研修にまで
なかなか手が回らないのが現状ではないでしょうか。
そういう現実を少しでも改善につなげるための「講師の学びの場」が
「ハンガンネット」です。

今後もハンガンネットの活動を地道に続けていかなければなりません。
しかし年に2・3回の特別なセミナーではなく、
日常の業務に組み込まれた講師の学習会が、
計画的・組織的に実施され、
その成果が受講生の皆さんから評価されるのが理想です。
ミレでは月に1回に「メアリの会」と称して、
外部にも開かれた「講師の勉強会」を実施し、
講師の教え方のスキルアップを図っています。

が、なかなか思うように運営できていませんし、
成果も出ているとも言えない現状です。
それを何とか、より良いものに改善して、
2018年度の年間計画を立て、授業指導案の書き方から、
板書計画のような基本からきちんと研修を組んでいきたいと考えています。
学習者の要求が多様化し、個別対応を迫られることが多くなりました。
専門家を呼んで単発のスペシャルイベントを組まないと
人が集まらなくなってきています。
こんな時だからこそ、しっかりと講師研修を地道に続けて、
「教えること」を考えていきたいと思います。 

通信263 大学生との交流会: 韓国語学習者の感想 阪堂千津子

【週刊ハンガンネット通信】第263号 (2018年3月13日発行)

大学生との交流会: 韓国語学習者の感想

阪堂千津子

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1月末に横浜で韓国青年の訪日団と韓国語学習者の交流会を開催しました。

3月11日(日曜)に久しぶりに集まって打ち上げ会をしましたが、みなさんのパワー全開で話は盛り上がり、あっという間の3時間でした。

交流会で知り合った学生さんとは今でも個人的に交流しているという参加者が多数いらっしゃいます。韓国語を使って、新しい人間関係を築いていく学習者さんの喜びが伝わって来ました。

今回は、日本で迎えた韓国語学習者の皆さんからの感想の一部をご紹介します。

20代男性学びと喜び、両方の面で密度の濃い会になったと思います。

40代女性: 大勢の人とひとつのものを創り上げるという経験がなかったので、大変いい経験をいたしました。心を開いて話すことの大切さもまた、改めて気づかされました。

40代女性: 最初は年齢の差など、楽しく過ごしてもらえるのかという不安もありましたが、日本人ボランティアのみなさんの積極的なコミュニケーションで、学生さん達の心をさっと開くことができ、負担なしに、時間もかからず、話に花がさいている姿に心が暖まりました。

40代女性: …この交流会の準備段階から参加させていただき、多くの方々の心の豊かさ、温かさを感じることができました…また一つ小さな花がさいたようようで、幸せを感じております。

40代女性: 韓国語を勉強していてもなかなか韓国人と直接会って話す機会がないのですが、今回、韓国語を使って日本に興味を持っている韓国の大学生と話すことことができて……「私たちの言葉を勉強してくださってありがとうございます」と言われた時は、自分が好きで勉強している韓国語なのに、本当に胸が熱くなり感動しました。

40代女性: …日本と韓国いろいろとニュースになることも多いいですが、少しでも日本と韓国の架け橋になれたかな⁇と、なんだか達成感のような心地よい気分にもなりました。

40代女性: 地方在住のため、韓国好きな日本人とも交流する機会がないので、すごくいい経験をさせていただきました。学んでいることのレベル確認にもなりました。機会があればまた参加したいと思います。

50代女性: 何も分からずに参加したのですが、みなさんの素晴らしい協力体制にただ感動しながらついて行った感じです。 打ち合わせを重ねるうちに、顔なじみの方々ができて、ハングル学習についていろいろな情報を得られ、交流が楽しく、終わってしまうのが残念な気持ちです。

50代女性: …上級者の方の刺激をいただき、学習方法を見直し、新たにハングル学習を頑張っていこうと思いました。韓国の大学生との会話もとても有意義で、日韓の心の交流ができたと思います。


……いかがでしょうか

韓国語で伝え合う喜びを実感できたこと、学習の励みになっているのはもちろんですが、準備の段階から学習者同士の交流が進み、学習意欲にもいい刺激になったようです。打ち上げ会の盛り上がりがそれを物語っているようにも思えました。

韓国人と話すためだけの韓国語ではなく、韓国語学習者のネットワークを通して、新しい体験ができる……学習者の「なぜ韓国語を勉強するの」という質問に、こうした活動は間違いなく、応えていけると思います。準備をされた先生方、ご協力本当にありがとうございました。

日韓文化交流基金から「大学生同志の交流会よりも感動深い」と評価されまして、来年もぜひハンガンネットにお願いしたいとのことです。今回参加できなかったお教室の受講生の方々にも、次回はぜひご参加いただけたらと思います。

通信262 ピョンチャンオリンピック 伊藤耕一

【週刊ハンガンネット通信】第262号 (2018年3月5日発行)

ピョンチャンオリンピック

伊藤 耕一

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ピョンチャンオリンピックが閉幕しました。私は20年前の長野オリンピックでは、ボランティア要員としてIBC(国際放送センター)に詰めていました。

多くの人はテレビやラジオを通じてオリンピックを観ることになるのですが、その舞台裏はどのようになっているのか、ご存じでしょうか。

今回の通信は韓国語とは離れてしまいますが、そんな私の経験から見たオリンピックの舞台裏のことを、半分想像しながら書いてみたいと思います。

まず、IBCとは何かというと、各国のメディアが共同で使用する場所のことで、ここにスタジオを構えることでオリンピックの公式映像や音声を自分の国に配信することができます。

公式映像は特定の国や選手にフォーカスすることなく、淡々と公平に記録されて配信されるものなのですが、それでは物足りないと考える放送局は独自の映像を撮ることになります。

独自の映像と言っても、放送局ごとにカメラを構えると現場が大変なことになってしまうので、ある程度の모임ごとに団体を作って映像を撮ります。

日本の場合はNHKと民放各社がJC(Japan Consortium)という모임を作り、共同で映像を撮るようなことをします。

IBC内のスタジオは、お金さえ出せばスペースを確保できるので、日本の放送局は各局ごとにスタジオを構えることが多いです。

オリンピックの映像は、このような経緯で公式映像と独自映像の良いとこどりをしながら配信され、私たちが観ることになります。

IBCの特徴のひとつは24時間運営される点です。

当然ながら、常に朝を迎える国が続きますので、自分の国の人が起きている時間にIBCで働く人は起きていることになり、今回は日本との時差はありませんでしたが、場合によっては選手のインタビューをライブで配信する時など、現地の選手はとんでもない時間にインタビューに呼び出されることもあるわけです。

今回のオリンピックでは、競技自体がとんでもない時間に行われたことに批判が集まりましたが、ちょっと行き過ぎではなかったかと、個人的にも思いました。

長野オリンピックの時には、アルゼンチンの放送局の青年と仲良くなったのですが、いつも眠そうにしていて可哀想だなと思い、協力的にしてあげたことを覚えています。

競技の生放送で、選手の属性や経歴や記録のことなど、アナウンサーが瞬時に話すことに驚いたことのある方はいらっしゃるでしょうか?

「〇〇選手が金メダル! 〇〇国の選手としては、〇年ぶりの金メダルです!」みたいな実況です。

自分は「こんなに詳しく知っているなんて、アナウンサーはすごいな。」と思っていたのですが、この裏には実はシステムの支援があります。

アナウンサーの手元のモニターには、目の前の選手個人や国に関する諸情報が表示される機材があり、 システムによりその情報を見ながら実況するということが広く行われています。

開会式や閉会式のパフォーマンスは、前日くらいまで秘密になっていて、そのスケジュールと内容の詳細が公開されます。

そのスケジュールを見ながら、独自映像を撮る皆さんはカメラのポイントを決めたりするわけです。

長野オリンピックの時には「紙の時代」だったので、そのスケジュールが印刷された冊子を各メディアに配るのが私たちボランティアの重要な仕事でした。

公開許可の時間まではその秘密を守らなけれはならないのですが、私たちは事前にこっそりそれを読んだりしていました。もちろん口外はしませんでしたが。

その冊子を放送局に持って行くと、待ってましたとばかりに受け取っていた放送局の皆さんの姿が印象に残っています。もしかしたら、今はその情報が電子媒体で配信されているかも知れません。

その冊子も適度に秘密になっているので、実況しているアナウンサーも驚くことがあります。

リオオリンピックで安倍首相がマリオの格好で出てきたときも、おそらく「ここで日本の首相が登場する」としか書かれておらず、マリオの格好にまでは言及がなかったのではないかと思います。

今回のピョンチャンでは、想像ですが、金妍児さんにトーチを手渡した2人の選手が「韓国と北朝鮮の選手の2人」という情報までは公開されていなかっただろうと思います。

これからパラリンピックが始まりますが、そんな裏舞台に想像を巡らせながら映像をご覧いただければ、より楽しめるのではないかと思います。

私が韓国語を志すきっかけを与えてくれたのが、ソウルオリンピックだったのですが、今回のピョンチャンオリンピックやピョンチャンパラリンピックを契機に韓国語を勉強してみたいと思う人が一人でも出てくれたら嬉しいと思っています。

通信261 学習者の不安感 吉川寿子

【週刊ハンガンネット通信】第261号 (2018年2月28日発行)

学習者の不安感

吉川寿子 よしかわ語学院・大阪

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平昌冬季オリンピックも閉幕し、次はパラリンピックですね。

オリンピックの前から韓国が毎日テレビに映って、韓国ならではのいろんな複雑な事情も同時に映し出されました。

良くも悪くも韓国、朝鮮半島に関心が集まることは、意義のあることではないかと感じます。

さて、先日うちの教室に、オリンピック観戦のために、久しぶりに韓国へ行く方が、しばらくお休みしていた韓国語の短期集中レッスンを申し込まれました。

ちょうど旅行会話、発音に焦点を当てた教材を2年がかりで仕上げたところだったので、それを使いながら、会話といえば必須の技術である、社会的ストラテジーや 情意的ストラテジー も踏まえながら、レッスンを行いました。

先生方はご存じと思いますが、社会的ストラテジーとは、一度で理解できなかった事柄をもう一度言い直してもらう、別の言い方で言ってもらう等のテクニックです。

情意的ストラテジー とは、あなたの言うことを受け入れますよ、という態度やあいづち等を入れていくことで、やりとりがスムーズに進む効果があります。

短期集中ではありますが、録音等の宿題も出して、少しスパルタでしたが、受講生さんはレッスンに熱心に取り組んでくださいました。

男子フィギュアのフリーというプラチナチケットの試合を観戦されて、楽しそうに帰国されましたので、私も嬉しかったです。

ほかにも、今年に入ってから新しい受講生さんに会話レッスンや作文レッスンを行っています。

ありがたいことに、こちらが出した課題にプラスして書いた文章を楽しそうに出してくださる受講生さんが多いことが、とてもうれしく感じます。

TOPIK5級レベルで意見文もおおまか書けるのにしゃべれない!と悩んでいる方がいらしたので、詳しく話を聞いてみると、みなさんいろんな不安感をお持ちなのだなと感じます。

不安感の低減こそがアウトプットを伴うレッスンのカギだと思います。去年からはアウトプットだけでなく効果的なインプットを伴ったインタラクション(相互交流)効果で定着が進むように、あれこれ悩みながら進めております。

会話も作文もどちらも予想不可能な展開を含んでいるので、なかなかノンネイティブ講師が踏み出しにくい領域ではあります。

しかしながら、個人的に韓国語で発信できる方を増やすことで、受け身ではない日韓交流が進むことを目標としていますので
ネイティブスピーカーの先生と協力しながら少しずつ精進していきたいです。

また、会話レッスンで学習者どうしの勉強会を企画し始めた方ともお会いしました。

せっかく集まっても、疑問点を調べるのに時間がかかってしまって、しかもそれが本当に合っているかどうか不安ということでした。

最近は学習者さんのレベルも高くて講師との違いについて悩むこともしばしばですが
、何かそういった勉強会に講師がお手伝いできる機会や方法があれば、お互いにとっていいのではと感じています。

明日から3月です。長くて寒かった気候もようやく緩んできました。

先生方も新学期、新年度へ向けてお忙しくなられると思いますが、ご自愛ください(*^-^)

通信260 私の韓国語講師奮闘記17: 独りよがりな教え方(1) 宮本千恵美

【週刊ハンガンネット通信】第260号 (2018年2月12日発行)

私の韓国語講師・奮闘記17「独りよがりな教え方(1)」

宮本千恵美

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私の住んでいる金沢は只今大雪で、交通機関がパンクしております。

また物資も届かなく、生活に支障をきたしています。

2月11日のハンガンネットに参加したく、ギリギリまで待ってみました。

それでも復旧が行き届かず、また日曜日の夕方から寒波が再到来するとの予報のため、金沢に帰ることができないかもしれないと懸念し断念しました。

とても残念です・・・例年以上の大寒波到来、皆様の地域ではどうだったでしょうか?

最近のことですが、地域の文化センターで講師を再開することになりました。

私自身、その文化センターで韓国語とスペイン語を学んだ経験があります。

私は韓国語の知識がほぼゼロの状態で通い始め、最初のうちは全く何をしているのか良くわからなかったです。

パッチムや音の変化、不規則変化など、とにかく先生の教えたことに着いて行く、そして学んだことをすぐに宿題として復習する。

その繰り返しだけ一生懸命取り組み、また毎回単語テストも受けていました。

韓国語に知識がないのですから最初からすべて理解できるわけでもなく、例えばパッチムのような聞きなれない言葉はその文字に慣れ、韓国語を理解するようになっていくと自然と理解できていきました。

そして先生の指示するとおりに学習を進めていくと、自然に力がついていくのも分かりました。

道筋のようなものがはっきりしているので、学びやすかったように思います。

なので留学に行っても、その学んだ基礎知識は大いに役立ちました。

しかしスペイン語に関してはそれが全く感じることができなかったです。

何をどう勉強して良いのか分からない、宿題をしていても何をしているのか分からない、それが何に繋がっていくのかも分からない。

その繰り返しでスペイン語学習が苦痛になり、学習する気持ちになれなかったのです。

そのときに感じた問題点を書き出すと、

・ネイティブの講師だったが、十分な日本語の説明ができていなかった。

・日本語が不足しているために生徒の質問にも答えることが十分にできていなかった=生徒側は理解できないまま次に進むしかない。

・学習したことが理解できていないので次に繋げることもできず、また何を学習したのかもはっきり分からない。

・英語ができる生徒は理解しやすいようで、たまに英語の説明が入る。しかし英語のできない生徒は混乱するだけ。

以前にもネイティブの講師と、そうでない講師の長所や短所をあげていた記事を読みましたが、私の考えは初級の段階ではやはり学習者の母語が必要だと感じるのです。

ネイティブから学ぶのが一番という考えにいきやすいと思いますし、私も以前はそう思っていました。

しかし自分自身が語学を学び教える立場になってからは、初級段階での学習者の母語の必要性を痛感するようになりました。

また先ほども書きました、何を学習しているのか分からない→次に繋げられないと言う悩み、実は私の現在の生徒さんの悩みと一緒だったのです。

その生徒さんは1年近く韓国語を学んできたのですが、今何を学んでいるのか分からないので次に繋げることもできないし、1年間何をしてきたのかさっぱりだと言うのです。

先週の寄田先生の記事で伝わってないと思うときがあるという文章を読み、伝わっていないままにして教え続けてはいないか、見直すことも必要なのではと感じました。

伝わっていない=独りよがりの教え方になっているのではないかと、自分自身にも問うときがあります。

私がハンセミなどの講習会がとても重要だと思うのは、このような悩みの解決に役立つと思ったからです。

教える側は自信を持って教えなければいけないと思う反面、その教え方が万人に伝わるとは限らないと思います。

いろいろな教授法を学ぶことで、自分の教え方にプラスになったりまた改善されたりするところもあると思います。

次こそはハンセミに参加したい!

と、雪解けを待ちわびている今日この頃であります(でも冬と雪が好きなので、正直今冬はとても嬉しかったりもします^^)。

通信259 「学習者に伝える」ということ 寄田晴代

【週刊ハンガンネット通信】第259号 (2018年2月5日発行)
 
「学習者に伝える」ということ
寄田晴代
      
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授業で一生懸命説明したつもりなのに、今ひとつ伝わっていないようだ。
そんな経験をされたことはありませんか?
そんなときは、つい学習者側に責任を転嫁してしまいがちな私ですが、それを考え直すようなことがありましたので、書いてみます。
 
離れて暮らす高齢の両親を時々訪ねます。先月は、母が病院に行くのでついて行きました。
お医者さんは、今回受けた検査の結果と、生活上の注意点、次回の検査について話すのですが、声が小さめで、話し方が不明瞭。話のどこが大事なところなのかわかりにくい。
母はふん、ふん、とうなずいているものの、絶対わかってないわ、と思ったので、
「それは、こういうことですか?」「こういう意味ですか?」と横から確認をしながら聞きました。
その後、次の検査の詳しい話を看護師さんがしてくれました。
注意事項が書いてある紙を見せながら、説明するのですが、それがちょっと早口で、しかもざわざわした待合スペースでのことで、耳が悪くなった母には聞き取るのがしんどいはずです。
「○○時までにお食事を済ませておいてくださいね」と言うので、「すみません。ここに書いておいてもらえますか」と頼み、
大事なところにマーカーで印つけて、とお願いしました。
母は、うなずきはするがメモを取ろうともしないし、言われた数字を覚えているとは思えないからです。注意事項の紙も、小さい文字がいっぱいなせいか、母は読む気すらなさそうでした。
 
私はとても不思議に思いました。
医者も看護師も、日常的に大量の高齢者に接しているはずなのに、高齢者に何かを伝える際の配慮がないように見えたからです。
これ、わたしのような付き添いのいない高齢の患者さんは、どうしているのでしょうか?
その日出会ったお医者さんも看護師さんも、特に不親切というわけではありません。好意的に考えれば、ただ気づいていないだけ。
そんな話し方じゃ、高齢者には伝わりにくいことに気づいていないだけなのでしょう。
 
そこで唐突に、私も授業でこういう配慮のないことをしていないだろうか、と思ったわけです。
何か質問ありますか?わかりましたか?と聞くと、学習者はたいてい黙っています。
「え~?わかんなーい」と言う人もたまにいます。
そういう人に対して、内心ムッとしている場合ではなかった。
知りたいと思っているのに、分かりにくい説明をされるとこんなにイライラする、という経験を久しぶりにして、私も授業で使う言葉や言い方、声の大きさをもっと吟味してみよう思いました。
 
ある知り合いの韓国語講師から聞いた話が印象的でした。
若い学生が露骨に「わからない」を繰り返すので、文法用語など排除して、本当に平易な言葉で説明するようにした。
そうしたら、他の年配の学習者たちから「先生最近わかりやす~い」とほめられた、と。
わからなくてモヤモヤしている人って、結構いるのかもしれません。
「わからないことは質問してください」と言っているだけでは、先に進めないことがある、と思いました。

通信258 Windows10新機能でSkypeレッスン 金英う

【週刊ハンガンネット通信】第258号 (2018年1月29日発行)

Windows10の新機能でSkypeレッスン

韓教室 金英う

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지난주 25일 열렸던 한국의 대학생들과 일본의 학습자들의 교류회가 대성황리에 끝나게 돼서 기쁩니다.

한강네트의 저력을 다시 한 번 보여준 이벤트라고 생각합니다.

先生方やご参加された方、お疲れ様でした。

지난주 월요일에는 도쿄에도 많은 눈이 내렸는데요, 그래서 학생들이 교실까지 오기가 힘들 것 같아 스카이프로 수업 형태를 바꾸어서 해 봤어요.

오늘은 그때 했던 스카이프 수업에 대해 얘기해 보려고 합니다.

한교실에서는 振替나 지난주처럼 날씨가 나빠, 교통이 불편할 때는 주로 스카이프로 수업을 하고 있어요.

이전에는 파워포인트와 스카이프 화면공유 메뉴를 이용해서 수업을 했어요.

스카이프 수업의 모습

https://www.youtube.com/watch?v=rl84VESqKGw

그러다가, 연말에 PC가 오래돼서 새 걸로 바꾸면서 Windows10으로 바꾸었어요.

그랬더니, 그 안에 아주 편리한 기능이 들어 있어서 지난주부터 이용하고 있는데요, 그 기능에 대해 말해 보면은요.

우선,  ‘스케치패드(sketch pad)’라는 도구예요.

하얀 캔버스에 마음대로 문자도 쓸 수 있고 글자의 색깔이나 굵기도 자유자재로 바꿀 수 있어요.

태블릿 펜이 있으면 마우스로 문자를 쓰는 것보다 훨씬 잘 써지고 편한데요, 저는 와콤사의 태블릿 펜을 사용하고 있어요.

파워포인트를 사용할 때는 글 색깔을 바꿀 때마다 time lag(시간적 차이)가 발생해서 불편했었어요.

그런데, 이 기능은 색깔이나 굵기를 바꾸는 데 시간적 차이가 없어 참 좋아요.

그리고 파워포인트 사용 시보다 화면이 커서 사용하기에 편리하게 돼 있구요.

또 한 가지 편리한 기능은 지금 쓰고 있는 화면을 그 자리에서 상대방이나 다른 사람에게 SNS를 통해 즉시 보낼 수 있다는 점이에요.

이 기능은 학생들이 원하는 화면을 그 자리에서 송신할 수 있어서 호평을 받고 있어요.

마지막으로 Windows10의 편리한 기능 또 하나가 ‘capture(캡쳐)기능입니다.

이제까지 교재를 만들 때는 한국의 소프트 웨어 알캡쳐를 사용해 캡쳐한 후에 페인트에서 편집을 했었어요.

이 기능은 캡쳐한 후에 페인트에 붙여넣기(貼り付け)를 하지 않아도 그 화면 위에 직접 문자를 넣을 수 있고 트리밍까지도 가능해요.

무엇보다도, 내장돼 있는 소프트를 사용하니까 별도의 다른 소프트를 install(설치)하지 않아도 된다는 점이 좋은 것 같아요.

Windows10의 새로운 기능을 이용해서 교재를 만들거나 수업을 하는 데 도움이 됐으면 해서 올려봤습니다.

通信257 スピーチ大会の評価ポイントや講評 幡野泉

【週刊ハンガンネット通信】第257号 (2018年1月8日発行)

スピーチ大会の評価ポイントや講評より

アイケーブリッジ外語学院代表

幡野泉

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ハンガンネットの先生方、새해 복 많이 받으세요!

お正月はどのように過ごされましたか?

早速ですが、前号の前田先生の「次のスピーチコンテストのヒントをいただきました」に続き、同じテーマで書きたいと思います。

当校も毎年、年末の時期にスピーチ大会と忘年会を兼ねた盛大なイベントを実施しています。昨年末で11回、11年目になりました。

感じたことは前田先生ととても似ていて、それは当校のメールマガジンに書きましたので、是非バックナンバーをお読みいただけたら幸いです。

http://archives.mag2.com/0000126294/20171214193325000.html

また、つい数日前、第35回全日本中国語スピーチコンテストに足を運んで参りました。この大会は、わたくし幡野が中国語力アップのため、第30回と32回に出場した大会です。

最初に審査基準が発表されます。

  • 発音
  • 表現力
  • 内容
  • 質疑応答

追加事項として、

  • 時間制限

が審査基準です。原稿を覚えている覚えていない、忘れる、つっかえる……なども残念ながら評価に入ります。

表現力に影響してくるわけですね。

当校のスピーチ大会でもまさにこのような評価軸で審査をしています。

もしこれから大会を実施される先生方がいらっしゃいましたら、是非参考になさってください。

また、自身が出場した時の審査員講評に学ぶところが大変多く、

当時のブログにまとめました。「声の質も重要なポイント」

「(発表は完璧なのに)質疑応答で普段の発音の癖が出る」などなど、含蓄に富んだお話が多かったので、

是非ご覧いただければと思います。

https://ameblo.jp/ikbridge-h/entry-11978813342.html

前田先生もおっしゃっていましたが、スピーチ大会を実施すると、運営側、指導側も大変学ぶことが多いですね。

「スピーチ大会」というと身構えてしまうので、「プチ発表会」など

何でも構わないと思います。学校の規模に関わらず、先生方もそのような場を設けられたらいかがでしょうか。