通信201-250 [16年9月-17年11月]

201  東京ハンセミの報告 伊藤耕一  2016.9.12 202  합창으로 단체 교류는 어떠세요? 金順玉  2016.9.19 203  名古屋ハンセミ「会話レッスン」について考えよう 吉川寿子  2016.9.26 204  韓国留学ショウケースに行ってきました 阪堂千津子  2016.10.10 205  タングニの韓国人生劇場 金玄謹  2016.10.17 206  スペインから”¡Hola!(やぁ!)” 宮本千恵美  2016.10.24 207  広島に勝って欲しい! 伊藤耕一  2016.10.31 208  聞き取りは受講生の状態が把握しにくい 前田真彦  2016.11.8 209  はっきり伝える 幡野泉  2016.11.14 210  想像の翼 김영우  2016.11.21 211  名古屋ハンセミ: 会話レッスンについて考えよう 吉川寿子  2016.12.2 212  スペインから・講師のあり方 宮本千恵美  2016.12.19 213  確定申告の準備を始めましょう 伊藤耕一  2016.12.26 214  근하신년 – 세미나에 참석해서 리프레시를 阪堂千津子  2017.1.9 215  新しい学習のスタイル 前田真彦  2017.1.16 216  お次はインスタグラム 幡野泉  …

通信218 発信の先に目指すもの

【週刊ハンガンネット通信】第218号 (2017年2月9日発行) 「発信の先に目指すもの」 よしかわ語学院 吉川寿子 アンニョハセヨ? 世話人の吉川です^^ 日本一暑苦しい?大阪でも今日は雪が散らついております。 インフルエンザも猛威を振るっていますが、ご自愛ください。 ここ数回、いろんな新しいツールで情報を発信するお話が続いていますので、私もその流れで書いてみようと思います。 YouTube動画、Instagram、Podcast……… どのツールも、私にはまだ敷居が高いものばかりです。 発信するということは、自分の発言にそれなりの責任も持たなくてはいけないですし、あまりみっともないレベルのものを出すわけにもいかないので、慎重になります。 2年前に、やっとタブレット端末を初めて使い始めたところなので、まだまだTwitterなども使いこなせていません。2年前まではアプリって何だろうと思ってました。 それでも発信は、ブログやFacebook、メルマガのようなメール講座等を使っています。 それぞれ媒体によって性質が違うので、使い分けなどを考えながら発信しています。(チームで発信されているならともかく、1人で両方を運営するのは大変なので、どちらかだけでもいいと思います) 例えば、ブログはわざわざ読者さんが読みに来てくれるものであり、データの蓄積性があるので、なるべく長めでそれなりの格好の内容で書くようにしています。 一方、Facebookは自分の意思に関係なく流れてくるものであり、蓄積性がありません。したがって、あまり人の気持ちを暗くするような内容は書かないようにしています。また、すぐ流れていく媒体でもあるので、自分のアウトプットの練習に都合が良く、韓作文の自己練習のように毎日投稿していました。 今は諸事情でFacebook投稿をお休みしていますが、去年1年間、ほぼ毎日身の回りの些細な幸せを投稿していたところ、ありがたいことにたくさんの先生方との交流が生まれました。 そして、その交流の中から一緒にお仕事しませんか、というお話に発展したものもあります。去年秋には、東京から ハングル書芸の渡邊美奈子先生と韓国ミュージカルを紹介されている 日下隆博先生を大阪にお招きしての講座開催の運びとなりました。 他にも、名古屋ハンガンネットセミナーで講師を務めてくださった マルマダン教室の田聖実先生とも、いろんな通信手段を使ってミーティングを重ねました。 具体的にはメッセンジャーやLINE電話等です。 どの講座も講師の先生方の魅力的な授業やワークショップで、参加いただいた方に大変満足をしてもらえました。 このように発信、通信技術の発達が通信費を気にしなくていいコミュニケーションを生んで、打ち合わせを重ねて、リアルで足を運んでいただいた方に喜んでもらえるということが感動的でした。 もちろん、通信手段を使うことも便利ではありますが、リアルで集まって動いたり意見を交換できるというダイナミズムには適いません。 そんな通信技術を上手に利用して、交流したり、そうやって準備をした上で、実際に集まってディスカッションする楽しさをぜひハンガンネットの会員の皆さまと分かち合っていきたいと思っています。 具体的には現在ハンガンネットのホームページが思うように活用できていないのですが(例えば動画の共有など、もっと有効に活用することなど) もちろんメンテナンス等に新たな費用等もかかってきますので、簡単には決められません。 どうせ発信するなら、その先に交流があってほしい、と思うのは皆さま同じ思いではないかと思います。 会員間の交流があればこそ、化学反応が起こって、新しいものが生まれます。 2月という時節柄、来年度の計画を立てる時期を迎えております。 2017年度のハンガンネットは、東京と大阪以外にもセミナーをやりたいと思っていますが、現在の世話人だけではできることに限りがあります。 現地でサポートしてくださる先生が必要です。 特に九州エリアで人材を募集しております。 ハンガンネットの目的は講師研修だけではなく、地方の先生方の活性化と連携して助け合うことも含まれています。 魅力のある先生の授業を他の地域で紹介することや小さな授業アイデアの共有も、お互いに良い刺激になります。何かリクエストやアイデアがあれば、事務局までお寄せ願います。 次回のハンガンネットセミナーは、大阪でハンコン(懇談会)も併せて開催です。 テーマは 「作文の基礎力を付けるための模擬授業」と、「日本語母語者が間違いやすい作文のポイントをどう教えるか」という話題提供の2本立てで行います。 ■日時:2017年3月26日(日) ■ハンガンネットセミナー 13時~15時50分  ■ハンガンネット懇談会  16時~17時30分(希望者のみ食事会19時終了) ■場所:大阪駅前第4ビル 地下1階展示室 (梅田) 〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1丁目11−4 詳細→ http://mire-k.jp/maedata/post_lp/hansemi/ 関西地域での久しぶりのハンセミ開催となります。 作文授業について意見交換をした後、いろんな授業のお悩みを共有して一緒に解決策を探っていきませんか? たくさんの先生方とお目にかかれることを 世話人一同、楽しみに大阪でお待ちしております!

通信211 名古屋ハンセミ: 会話レッスンについて考えよう

  【週刊ハンガンネット通信】第211号 (2016年12月2日発行) 「名古屋ハンセミ;会話レッスンについて考えよう」 吉川寿子 会員の皆さま アンニョハセヨ? 世話人の吉川寿子です^^ 去る11月27日に、東海地区で初開催となるハンガンネットセミナー名古屋が開催されましたので、通信でご報告いたします。発行が遅れましたこと、お詫び申し上げます。 さて、初めての名古屋ハンセミは、名古屋で評判の韓国語会話教室 マルマダンさんのお教室をお借りしての開催となりました。   講師は会話レッスンで定評のある西江大学(ソガン大学)のメソッドを駆使した授業を研究、実践されている マルマダン教室専任講師   田聖実(チョン・ソンシル)先生をお迎えしました。   今回のセミナーのテーマは、すばり   「会話レッスン」です。     学習者のニーズは多いのに、いざ実践しようとすると難しいテーマです。 ありがたいことに、すでにマルマダンさんでは 全国から会話レッスンに興味のある先生方に 教室のノウハウを惜しみなく披露されていました。そこで 理論よりも実践重視で!とのハンガンネットのリクエストを取り入れていただいて 90分の発表時間のほとんどを模擬授業形式で進めていただきました。   …………………………………………………………….. なお、名古屋ハンセミは参加いただいた先生が全員、現役市民講座の先生方でしたので   事前に会話レッスンを行う上で、何に困っていらっしゃるのかアンケートを取って、そのお悩みをソガン大学メソッドの中で解決できないか、この模擬授業を通してその糸口を探してみてもらうことにしました。   (もちろん、チョン・ソンシル先生にヒントをチラ見せしていただき、質疑応答や解説は随時行いながら進めます)       ちなみに、今回の先生方から出たお悩みは下記の3つです。   A. 話題に詰まる B. レベル差のあるペアを両方満足させることが難しい C. 学習者が恥ずかしがって発話しない     もちろん、この模擬授業の中だけで解決できない問題も含まれてはいますが、アウトプット前提で参加してくださいとお願いして、模擬授業をスタートしていただきました。   ソガン大学の教科書は、文法、聞いて話す、読んで話す の3つのパターンが提示されていますが、いずれも最終的にはその内容を口頭でコミュニケーションできるように考えて構成されています。     来られる先生方は、全部知りたいでしょうから!と   チョン・ソンシル先生が3つのパターン、全部を2本ずつ体感できる模擬授業をやります元気 とパワフルに申し出てくださいました。     制限時間を考えると、こりゃスパルタセミナーになると思いましたが せっかくの機会ですので、後ほどしっかり整理する時間を持つことにして 貴重な授業ノウハウをたっぷりと見せていただき、大変感謝しております。 …

通信203 名古屋ハンセミ「会話レッスン」について考えよう

【週刊ハンガンネット通信】第203号 (2016年9月26日発行) 名古屋ハンセミ「会話レッスン」について考えよう 吉川寿子 ハンガンネット会員の皆さま アンニョハセヨ?世話人の吉川です。 秋夕も終わり、いよいよ秋到来ですね。 さて、秋のハンガンネットセミナーのお知らせです。 ちょうど1年前の今日、中国地方で初級者のアウトプットについて リスニング、発音、作文と3つの方向からアプローチいたしましたが 今回はズバリ 「会話レッスン」がテーマです。昨年に引き続きアウトプットがテーマになっております。 語学を勉強するにあたって、きっかけや動機はいろいろあると思います。 その中でも「その言葉がペラペラになりたい」という動機は大きいものと考えられます。 もちろん「ペラペラ」の定義はいろいろあると思います。 会話内容のレベルにもよりますが、適切なインプットとアウトプットのバランスが大切です。 しかしながら、講師としては頭ではわかってはいるけどうまく授業進行できなくて 悩みの多いテーマでもあります。 何年も勉強しているのに 「じゃあ、もう韓国語ペラペラよね?」という無邪気な問いに うんといえない学習者を少しでも減らしたい。 韓国語で言葉を交わすことで生まれる何かを感じてもらいたい。 そのために講師ができることは何か、一緒に考えて意見交換をしませんか? 今回のハンセミは初めての名古屋開催です! 韓国語教材専門店ハングルの森さんの運営されている韓国語会話教室 マルマダンさんの全面協力により 会話レッスンの実例を見せていただいて、意見交換を予定しております。 有名な西江大学のテキストを駆使して大好評の会話レッスンを見せてもらえる貴重な機会です! 中部地方の皆さまはもちろん、いろんな地方からのご参加を心よりお待ちしております^^ セミナーの後は、懇親会も予定しておりますので、交流を深める機会になればと思っております。 ふるってご参加下さいませ。 ///////////////////////////////////////////// ハンガンネットセミナー名古屋 テーマ 「『会話レッスン』について一緒に考えませんか?」 講師; 韓国語会話教室マルマダン 田聖実 先生 日時; 2016年11月27日(日) 13;30~16;30 場所; 名駅モリシタ名古屋駅前中央店 第1会議室 愛知県 名古屋市中村区名駅三丁目13-31名駅モリシタビル7階 (地下鉄「名古屋駅」1番出口より徒歩2分) 参加費;会員3,000円 / 非会員4,000円 当日会場受付にてお支払い願います ※ お申し込みフォームのメッセージ欄に下記ご記入をお願いします。 1.会話レッスンの経験の有無 2.経験ありの場合、授業をしながら悩んでいる点など 3.懇親会参加のご予定(別途実費になります) お申し込みはこちらをクリック願います 会場でお会いできるのを心待ちにしております!

通信194 朝鮮語教育学会に初参加

【週刊ハンガンネット通信】第194号 (2016年7月20日発行) 「朝鮮語教育学会に初参加」 吉川寿子 会員の皆さま アンニョハセヨ? 大阪は梅雨も明けて、本格的な夏の始まりです。 さて、約1ヶ月前になりますが、京都女子大学で開催された朝鮮語教育学会の第70回例会と分科会に初めて参加してまいりました。 学会とは、基本的に大学で教えてらっしゃる先生方の行かれるところという認識でしたので、とても敷居が高かったのですが 阪堂千津子先生に誘っていただいたので、思い切って参加したところとても実り多かったので、簡単にレポートします。 午後からスタートする例会の前に午前中はテーマ毎に分科会が開催されるとのことでしたので 類似表現分科会に参加申請をさせて頂きました。 テーマは “-길래” “-기에” と違いについて で、いろんな例文を参考に、どのように違いを説明したらいいのか参加されている先生方で、意見を出し合います。 どちらも理由を表しますが、上級表現なので、なかなか説明が難しいです。 今回、私はこの分科会に初参加でしたが、世話人をして下さっている 金京子先生は、このテーマを3回も掘り下げて、たくさんの論文や様々な例文を元に、資料をご準備くださり、ありがたかったです。 後続節に未来形が来たらおかしい、という話から、未来形とはなんぞやという話にも展開し -려고 하다  / -ㄹ 거다 の違いにも言及し、文法の意味的には未来かもしれないけどモダリティ(話者の心情)の面に着目する必要性の話 引用形のあとの後続節のパターン分析等、多岐にわたりました。 学生さんに教える際と、市民講座で社会人に教える際に飛んでくる質問の違いなどあれこれ議論は続きました。 上級表現なだけに、単文よりも複雑な構造を持つ文章のほうがしっくりくる表現のようで、奥が深いです。 今回参加できなかったのですが、他の分科会も、とても面白そうでした。 会長の長谷川由起子先生をはじめ、ハンコン、ハンセミでも何度もご一緒させていただいている先生方がいてくださったので緊張しましたが、とても心強かったですし 世話人の先生方をはじめ、皆さまとても気さくに声をかけてくださってとてもありがたかったです。 午前中の分科会だけでも、私にとっては充分すぎる濃密さではありましたが 午後の発表も今後の作文指導に参考になる、とてもありがたい内容でした。 作文の誤用分析と、日韓表現のズレについての、とても充実した内容の発表とその後のディスカッションの熱さに圧倒されました。 大学で教えていらっしゃる先生方のスピード感と迫力! 今回は約50名の先生方が参加されたそうで、大盛況でした。 こんな熱い討議の末に論文や参考書が出来上がるのですよね。すごく勉強になりました! 内容もとても実践的でわかりやすかったので、今後のレッスンにしっかりといかしていきたいです。 自分の中でまた新しい目標が生まれた1日でした。

通信184 TOPIK意見文に挑むスーパーシニア

【週刊ハンガンネット通信】第184号 (2016年3月31日発行) TOPIK意見文に挑むスーパーシニア 吉川寿子 ハンガンネット会員の皆さま、アンニョハセヨ? 新年度スタートの準備でお忙しくされているかと存じます。今週は大阪より、ハンガンネット通信をお届けいたします。 もうすぐ4月、TOPIK試験の準備や対策をなさっている先生方も大勢いらっしゃることと思います。 今年に入ってから、TOPIK5級の方から6級の壁を超えたい!と、作文指導の熱いリクエストをいただいて、改めて作文指導について見直しながら感じたことなどを書いてみます。 今までもTOPIK作文の意見文の指導はしてきましたが、主に大学生さんなど若い方が中心でした。 しかし、今年に入ってから、自分の親の年代に近い方々の作文指導をさせて頂いています。職場を定年退職されて65歳前後の方です。 韓流スタートの頃に50歳を過ぎて韓国語学習をスタートされた方を「茨木のりこさん」と個人的に勝手にお呼びしているのですが、私は、こういう方々が大好きです。 本当にコツコツと学習を積み重ねて、あの短時間勝負のTOPIK作文に挑まれるお姿に、小さな感動を覚えながら指導させて頂いています。 TOPIKに限ったことではありませんが、試験の作文というものは、時間内に書き上げたものが勝負です。 いかに、出題者の意図を読み取るか? 求められている内容を過不足なく書き切るか? 採点の配分が上がっている上級表現をどう入れていくか? ケアレスミスを減らすためには? 2014年秋に試験が改編されてから、非常に体力と集中力が必要になったこの試験に挑まれるシニア学習者を「スーパーシニア」と新たにお呼びして応援しております。 スーパーシニアの方はさすが、人生経験がおありなだけに、若い方にはない深い視点や論点がありますので、そこを最大限活かしていけるよう、添削をしております。 書くべき内容のブレーンストーミングで、項目が出過ぎてしまうので、潔く内容の取捨選択をしないと、うまくまとまらないこともありますし、問題のキーワードを見た瞬間に思い込みで書き始めてしまうことのないよう、問題の趣旨から脱線がないかもしっかりと見るようにしています。 もともと、作文は語学の4つの領域(リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング)の中で最も難易度が高く、必要度の低い領域です。 それでも、伝わりやすい韓国語で書く力を持つ学習者が増えるということは、今後の草の根日韓交流にとても大きな意義があると信じています。 試験に合格するための作文ではなく、韓国語で書くことが楽しくなる、そんな授業になることを目標に、今日も試行錯誤を続けております。 最近は日本でも韓国でもTOPIK作文のわかりやすい参考書が発売されて、勉強がしやすくなってきましたが、「本はあるけど、やっぱり指導してくれる先生がほしい」というお声を頂戴することも多いです。 もちろん、私自身もノンネイティブですので、毎日少しずつアウトプットしたり、ネイティブスピーカーの先生の助けも頂きながら、まだまだ文章修行中の身です。 それでも、こちらの想定を上回るハイペースで、次々と作文を提出してくださる生徒さんの熱意にパワーをいただきながら、これからも指導を工夫していきたいです。 もしなにかよいアイデアをお持ちの先生がいらっしゃいましたら、教えて頂けると助かります。 では、4月のTOPIK試験に挑まれる方、指導する先生方、皆さまファイティンです! 吉川寿子(Yoshikawa Hisako) hy@gogakuin.jp  (よしかわ語学院)

通信175 韓国語教育者エッセイコンテスト

【週刊ハンガンネット通信】第174号 (2015年12月21日発行) 韓国語教育者エッセイコンテスト 吉川寿子 アンニョハセヨ?今年もあとわずかとなってまいりましたね。 大阪 よしかわ語学院代表 吉川寿子です。 奇しくも1年前の今日、12月21日に大阪でハンコンと懇親会がありました。 実は、その日は私がハンガンネットに初めて参加した日なのです。 そのちょうど1年後に、こうやって会員の皆さまに通信を発行している事実に 驚きと感謝の気持ちでパソコンに向かっております。 当時の私にとって、ハンガンネットはとても敷居の高い集まりでした。 「私みたいな小さな教室の先生が参加しても、相手にしてもらえないのでは? コワイ先生ばっかりだったらどうしよう??」 ものすごい緊張感を持って、初参加したハンコンでしたが、いざ参加してみると、ものすごく温かいムードで迎えてくださり、こちらが驚いたのを覚えています。 韓流ブーム到来の数年前に通訳案内士の試験に合格し、その後レベルや条件に合う学校や学習仲間を見つけられないまま、ハングル検定やTOPIKを受け続けることで孤独に勉強を続けておりました。 3年前にアメリカにいらっしゃる師匠に出会うまでは、教え方もずっと手探りだったので、 ハンガンネットの先生方がとても歓迎してくださったことが嬉しくて、今もずっと覚えています。 そのうれしさから、今年2月の東京ハンコンにも足を運び、改めて参加されている先生方の温かさとレベルの高さに感じ入っていたところ、その後思いがけないことに 4月から世話人になりませんか、と阪堂千津子先生よりお声をかけて頂きました。 もちろん加入して日も浅いし、とても自分はそんなレベルではないとわかっていたので、即答はできませんでした。しばらく悩みましたが、参加させていただきながら少しずつ学んで、自分にできることをやってみようと思い、引き受けさせて頂きました。 東京で開催される、初めての世話人会も緊張しましたが、世話人の先生方も大阪の新入りを温かく迎えてくださいました。 話し合いに参加させて頂きながら、世話人の一員として恥ずかしくないように、もっともっとがんばらなくては、と感じました。 それで、今年は駐日韓国文化院と慶煕大学の共同主催の韓国語教員養成課程に参加することにしました。 オンラインとオフラインで約3ヶ月、韓国語教育について、系統立てて学ぶことができて意義深かったです。 8月の1週間のオフライン講座の課題のきつさは今思い出しても涙が出そうになりますが、同じ苦難を乗り越えた仲間の先生方と出会うことができて、何にも変えられない財産となりました。何年もかかると思いますが、韓国語教員3級試験も合格できるよう、少しずつ準備をしようと思っています。 そして、光栄なことにハンセミでの講義もさせて頂きました。 5月の東京ハンセミでも伊藤先生の講義の後にクラウドサイトを利用した授業事例について短く紹介をさせていただきました。9月のハンセミでは、初級者の作文授業について、自分の教室で取り組んでいる内容を発表形式にまとめました。 どちらの発表も、セミナー経験の少ない新人に世話人の先生方や、メアリの会に参加してくださった先生方がたくさんのアドバイスをくださいました。 ハンセミに参加して下さった方に、そんなハンガンネットの温かさが、伝わればいいなと思っています。 福山の鄭寿香先生にもとてもお世話になったハンセミでした。ありがとうございました。 今年はハンガンネットの世話人として恥ずかしくないようにがんばることで、1年前の自分よりずいぶん成長できたように感じます。せっかくなので、この1年間の活動と、今後さらに作文指導に力を入れていきたい旨を韓国語でまとめて、コンテストへ応募しました。 といっても、アメリカの大学院に留学中の師匠に叱咤激励されて、締切日当日にギリギリで提出しました。応募したのは、ソウル文化芸術大学で主催されている 국내 및 해외 한국어교육자 체험 수기 공모전 韓国語教育者体験エッセイコンテストです。 年に一度開催で、今年で6回目だそうです。毎回100通以上の応募があるそうです。 http://class.scau.ac.kr/language/ 予想外なことは続くもので、なんとそこで奨励賞を頂きました。 奨励賞なので、これからもっともっと頑張りなさい、という意味合いだと感じています。 滅多にない名誉なことなので、ソウルの授賞式に出席しました。 http://news.mt.co.kr/mtview.php?no=2015111820367494592&type=1 その際に、国際韓国言語文化学会の会長の육효창教授より、学会のサイトのご案内を頂きましたので、ハンガンネット会員の先生方とも共有したいと思います。下記は頂いたメッセージです。 …….. 안녕하세요? 일본에 계신 선생님들을 환영합니다. 국제한국언어문화학회 (INK) …

通信165 9/26ハンセミ福山の報告

【週刊ハンガンネット通信】第165号 (2015年10月5日発行) 9/26ハンセミ福山の報告 吉川寿子  よしかわ語学院(大阪) 10月もスタートし、秋も深まってまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 発行が遅くなってしまいましたが、福山で初めて開催されましたハンセミについてご報告申し上げます。 「初級者の効果的なアウトプットを考える」をテーマに掲げて講師4名で実施いたしました。 参加者は現役講師3名、学習者14名の構成でした。内容がアウトプットであることから、参加者の学習レベルを考慮して、こちらで事前にグループ分けをして、グループごとに着席してもらいました。 …………………….. 最初は、阪堂千津子先生のワークショップです。テーマは「リスニング」です。 学習者が参加しやすい活動を取り込むことで、アウトプットを促して、学習内容の定着化を図ります。 3種類のワークを通して、グループや全体で韓国語でコミュニケーションを取りながら進めました。 グループ内での自己紹介ワーク(ホワイトボードで必要文型の提示) 全体での、じゃんけんをして勝ったら質問ワーク(質問内容の記載されたシートを使用) 三分割されたストーリーを、グループごとに担当者が聴き取って、グループ内で再構成するワーク アウトプットを効果的に引き出すためには、講師や参加者どうしに信頼関係がないと時間内に思うような活動ができません。 セミナーの最初に楽しいワークを紹介してもらうことで、初対面の緊張感も薄れて、その後に続くいい流れができました。 阪堂先生のワークでは、グループ内での協働効果、スピーキングとリスニングを自然にリンクさせることを狙いとされていたようです。 最後にリスニングのコツとして、トップダウンやボトムアップのテクニックについての紹介がありました。 短時間だけでも集中して聴くことや、周辺情報からの推測や想像、情報の取捨選択の大切さについてのお話がありました。 楽しいだけでなく、リスニング指導について深く考えさせられる内容の授業でした。 ……………………….. 2番目は、鄭寿香先生の「発音指導」の授業です。 鄭先生はリビングカルチャー福山で講師をされていて、サイバー韓国外国語大学で韓国語指導について熱心に勉強を続けられています。 鄭先生は日本語と韓国語の発音の比較をしながら、指導方法を探ります。 「韓国語の音は、日本語と発音が違いすぎるのか?」 「意識していないだけで共通音があるのではないか?」 このような着目点から、短母音とパッチムとして使用される子音について成り立ちも含めて説明して行きます。 その後は、お向かいの席の方と、ペアワークでお互いの発音を確認しながら練習をしていきます。 参加者の皆さんがとても大きな声で、しっかりと発音練習に取り組まれていたのが印象的でした。 楽しく盛り上げながら、舌の動きやイントネーションにも言及されました。 文章を母音だけで読む練習、日本語の中に隠れたパッチムの音を意識しながらの練習が興味深く、私も今後取り入れていこうと感じました。 ………………………………….. 鄭先生の発音指導の後に、スカイプの中継で、横浜より金順玉先生にもご登場いただきました。 中継で映し出された、エレガントな金順玉先生に、会場はとても盛り上がりました! 己パッチムの発音のコツについて鄭先生が質問すると、丁寧にわかりやすくご指導いただきました。 もちろん、アドバイスだけでなく、実際に己パッチムの入った単語を会場の参加者全員で発音練習もしました。 生中継でしたので、通信が途中で切れたりすることも何度かありましたが、横浜と福山を結んでの発音練習は貴重な機会でした。 せっかくの機会ですので、現在放送中の教育テレビの撮影裏話なども聞かせてもらいました。会場アンケートによりますと、このスカイプ中継は参加された皆さんの印象に残る時間となったようです。 ……………………………………………… そして、最後に私の「初級者向け作文講座」でした。 アウトプットの中でも一番ハードルが高い分野になります。私自身は学生時代から文章を書くことが好きで、教室で3年ほど前からTOPIK 作文の対策もしております。 試験の改訂で指導方法も難しくなり、試行錯誤が続きますが、作文は学習者の伸びが見えやすく、やりがいのある分野でもあります。 今回のハンセミでテーマを作文に決めてから、多くの先生方にご意見をいただきました。 それで、今回は作文を広く、文字コミュニケーションであるという視点から「何を」「どのように」書けば伝わりやすいのか、という話を主軸にお話しました。 内容は、初級者も書きやすいテーマ(好きな芸能人や旅行についてなど)で、150-300字で実際に時間内に書いてもらうという内容です(改編前のTOPIK初中級の問題です)。 まずは日本語で「何を」書くか整理して、構成や接続詞など、論理的な矛盾がないように留意しました。 TOPIKⅡの意見文を書く前の段階です。楽しみながらこの段階を経ていくことの重要性を強く感じます。 作文は抵抗感をお持ちの方が多いだろうと覚悟していましたが、時間内に楽しそうに取り組んでくださる方も多くて、よかったです。 時間内に書き終える方もいらっしゃいましたので、その場で添削させてもらいました。 また、うちの教室では添削した作文を音読して録音したり、自分の間違いを自分で説明できるようにという活動もしているので紹介させてもらいました。 参加された先生方より、その活動に対する質問も頂きましたので、今後も研究していきたいです。 盛りだくさんの講義のあとは、懇親会で韓国語学習や指導について、お茶を飲みながら、参加者どうしで話し合う時間を持ちました。 …

通信153 朝鮮語・日本語・ハングル

【週刊ハンガンネット通信】第153号 (2015年7月1日発行) 「はじめまして」 吉川寿子   初めてハンガンネット通信を書かせて頂きます。 大阪府池田市で よしかわ語学院を1人で運営しております。 吉川寿子(よしかわ ひさこ)と申します。 今年の4月よりハンガンネット世話人のご指名を頂いて、メンバーに加えて頂きました。 微力ではありますが、日本で韓国語を教えていらっしゃる先生方の何かお手伝いができれば、と思っています。 セミナーや懇親会等でお目にかかる機会がありましたら、よろしくご指導願います。 では、緊張しますが、自己紹介を兼ねてレッスンをしながら感じることなどを書いてみようと思います。 「こんな不純な動機で、習い始めていいんでしょうか?」 昨日も体験レッスンの後に、受講を決めて下さった生徒さんが このようなセリフをおっしゃいました。 この春は、東方神起のファンの方が、彼らが除隊するまでに韓国語を 少しでもわかるようになりたい!と入学される方が多くて、驚いています。 中高年と呼ばれる年齢層にさしかかっても、彼らの使う言葉を学びながら 一途に帰りを待とうとする大和撫子の姿に、こちらが胸打たれます。 少しでもリスニング力が上がるレッスンをしなくては!と身が引き締まります。 うちに入学される方は、韓流をきっかけにファンミーティングでのトークを聞き取りたい ドラマの聞き取り、旅行会話を希望される方がほとんどですが 個人指導をメインに行ってるせいか、時々、切羽詰まった方も来られます。 ・大学の推薦入試対策のため検定試験対策をしてほしい、 ・急に韓国に子連れで引っ越しすることになった、 ・交換留学選抜試験の対策をしてほしい、などなど。 その都度、冷や汗をかきながら自分の経験と書物、アメリカの大学院に留学中の師匠に アドバイスを頂きながら乗り切ってきましたが、もっといいやり方はないのかと 常に模索しています。 時々、そんな風に強いプレッシャーがかかりますが 普段は楽しく、生徒さんのアウトプットの力が上がるように授業をしています。 個人レッスンはマンネリ化しがちなので、食事会やカラオケのイベントをしたり 共同作業で表現活動をしたりして、教室全体の連帯感が高まるよう工夫しています。 おかげさまで、生徒さんの定着率はいいので、学習歴の長い生徒さんを どう指導していくかが、今後のテーマです。 5月末のハンセミ後半では、そんな教室アクティビティとして Voice Tread について紹介させていただいたきました。 貴重な機会をありがとうございました。 ここで、私の経歴を簡単に紹介させてください。 私は在日コリアン3世として、京都府で生まれました。今年で43歳です。 民族意識の高い環境でしたので、韓国名で呼ばれて育ちました。 学校教育は、小学校から大学卒業までの16年間を民族学校と日本の学校の教育を8年ずつ受けました。 大学では、関西大学の社会学部で社会学を専攻しました。 どんな情報も鵜呑みにすることなく、自分なりに検証して受け入れるように心がけています。 子供の頃は「国語」だった朝鮮語を一から学び直して、通訳ガイド試験やハングル検定など 検定試験を目安に勉強を続けておりました。 教育の専攻ではなかったので、韓国文化院主催の講師研修会にも3年前から参加しております。 大阪で前田真彦先生の主催されている「メアリの会」でも、お世話になっています。 今年は世宗学堂の韓国語教員養成講座のオンライン講座も必死で受講しています。 親のいうことを聞かずに、縁あって日本人男性とご縁が有り結婚して、現在は日本国籍を取りましたが ハングルを学ぶこと、よりよい授業を追求することの終わりのなさを楽しんでおります。 ハングルを深く学ぶことで、逆に日本語の美しさと難しさに目覚めて、日本語をもっと勉強したいと感じることも多いです。 ハングルとのおつきあいは、30年を余裕で越えますが、教え始めたのは、約10年前です。 …