通信204 韓国留学ショウケースに行ってきました

【週刊ハンガンネット通信】第204号 (2016年10月10日発行) 「韓国留学ショウケースに行ってきました」 阪堂千津子(ハンガンネット世話人) 土曜日に韓国留学無料説明会「韓国留学ショウケース」にいってきました。 大学は韓国の延世大をはじめ、釜山外大、全南大、済州大、漢陽大(+ERICAキャンパス)、建国大、弘益大、国民大の8ブース。 それに、カフェトークのKアカデミーやHANA出版社など、多数のブースが設置され、どれも順番待ちの大盛況でした。 別会場では、順番に各大学のプレゼンテーションが行われていて、保護者らしき方たちが熱心に聞き入っていました。 当日はあいにくの雨がふる寒い日でしたが、会場は主催者も驚くほどの予想以上の人。 特に制服姿の高校生や保護者の方の姿が目につき、大学から日本ではなく韓国で勉強しようと考えているご家庭の増加を実感しました。 ある大学職員に話をきくと、日本人は他国にくらべ趣味で留学する人が多く、大学進学に結びつかないケースが多いが、まじめで成績優秀者が多く、語学堂で支給される奨学金はほとんど日本人が獲得しているそうです。つまり、1年ていどの短期留学者が多いが、その間、たいへん熱心に勉強します。しかし、大学や大院にまで進学する学生さんが少ないので、結局は「韓国語がある程度話せるレベル」で帰国してしまうことになります。せっかく能力を身につけても、仕事に生かせるレベルまで伸ばせずに帰国してしまうのは、少々勿体ない気がしました。 しかし、最近の語学堂は学費もばかになりません。有名私立大学だと10週間で130万ウォンもするようです。さらに大学進学となると、年間100万円近くの学費が必要になるわけですから、保護者の方も、行きたいのなら韓国の大学へ、とそうそう簡単には送りだせないのもうなずけます。 ところで、会場で偶然、教え子の大学生たちにも遭遇しました。彼女たちは「短期留学を実施しているところを中心に」話を聞いて回っているとのこと。大学生にとっては就職活動なども考えると、留学期間は1~3週間がせいぜいなようです。それでも熱心に説明を聞いている学生さんたちをみながら、期間の長短はあっても「ぜひ留学を実現させてほしい」と強く思いました。 このショウケースは大阪でも本日(10.10)に開かれましたが、盛況だったときいています。 こうしたイベントが大盛況なのは、やはり留学したいという学生さんが少なくないからです。 留学に行って後悔している人を私はみたことがありません。 その後の人生に、少なからず影響を与える、貴重な経験ができるのが留学だからです。 1人でも多くの学生さんたちが留学できるチャンスをみつけてもらえるといいですね。 そのためにも、今回のようなショウケースが定期的に、頻繁に行われることを期待してます。 最後に、実現までに奔走された関係者のみなさまに御礼申し上げます。

通信195 「ハンガンネット・ソウル教師研修」催行決定!

【週刊ハンガンネット通信】第195号 (2016年7月26日発行) 「ハンガンネット・ソウル教師研修」催行決定! 阪堂千津子 ハンガンネット会員のみなさま アンニョンハセヨ いつの間にか7月も終わりが近づいてきました 早いものですね〜 暑さにもだんだんとなれてきたのか、いまや28度でもあまり息苦しく感じなくなりました。 人間の適応力のたくましさを感じます さて熱い、といえば 先月末に熱く応募させていただいたソウル教師研修の件ですが、おかげさまで10名以上の申し込みをいただき、めでたく催行決定となりました。 会員の皆さまには陰に陽にご協力いただき、ありがとうございました プログラムは、予定案に参加申請された先生方々の意見を反映させ、より参加型の内容にアレンジしてみました。 1. 연수 명: 2016 일본어권 한국어 교사 단기 연수 2. 연수 기간: 8월 12일 ~ 15일(4일간) 3. 연수 내용: 일본어권 한국어 교사를 위한 한국어 교수법 강의 및 워크숍 4. 담당 강사: 한양대 국제어학원 전임 교수 5. 교과목 1) 강의 및 토론식 […]

通信194 朝鮮語教育学会に初参加

【週刊ハンガンネット通信】第194号 (2016年7月20日発行) 「朝鮮語教育学会に初参加」 吉川寿子 会員の皆さま アンニョハセヨ? 大阪は梅雨も明けて、本格的な夏の始まりです。 さて、約1ヶ月前になりますが、京都女子大学で開催された朝鮮語教育学会の第70回例会と分科会に初めて参加してまいりました。 学会とは、基本的に大学で教えてらっしゃる先生方の行かれるところという認識でしたので、とても敷居が高かったのですが 阪堂千津子先生に誘っていただいたので、思い切って参加したところとても実り多かったので、簡単にレポートします。 午後からスタートする例会の前に午前中はテーマ毎に分科会が開催されるとのことでしたので 類似表現分科会に参加申請をさせて頂きました。 テーマは “-길래” “-기에” と違いについて で、いろんな例文を参考に、どのように違いを説明したらいいのか参加されている先生方で、意見を出し合います。 どちらも理由を表しますが、上級表現なので、なかなか説明が難しいです。 今回、私はこの分科会に初参加でしたが、世話人をして下さっている 金京子先生は、このテーマを3回も掘り下げて、たくさんの論文や様々な例文を元に、資料をご準備くださり、ありがたかったです。 後続節に未来形が来たらおかしい、という話から、未来形とはなんぞやという話にも展開し -려고 하다  / -ㄹ 거다 の違いにも言及し、文法の意味的には未来かもしれないけどモダリティ(話者の心情)の面に着目する必要性の話 引用形のあとの後続節のパターン分析等、多岐にわたりました。 学生さんに教える際と、市民講座で社会人に教える際に飛んでくる質問の違いなどあれこれ議論は続きました。 上級表現なだけに、単文よりも複雑な構造を持つ文章のほうがしっくりくる表現のようで、奥が深いです。 今回参加できなかったのですが、他の分科会も、とても面白そうでした。 会長の長谷川由起子先生をはじめ、ハンコン、ハンセミでも何度もご一緒させていただいている先生方がいてくださったので緊張しましたが、とても心強かったですし 世話人の先生方をはじめ、皆さまとても気さくに声をかけてくださってとてもありがたかったです。 午前中の分科会だけでも、私にとっては充分すぎる濃密さではありましたが 午後の発表も今後の作文指導に参考になる、とてもありがたい内容でした。 作文の誤用分析と、日韓表現のズレについての、とても充実した内容の発表とその後のディスカッションの熱さに圧倒されました。 大学で教えていらっしゃる先生方のスピード感と迫力! 今回は約50名の先生方が参加されたそうで、大盛況でした。 こんな熱い討議の末に論文や参考書が出来上がるのですよね。すごく勉強になりました! 内容もとても実践的でわかりやすかったので、今後のレッスンにしっかりといかしていきたいです。 自分の中でまた新しい目標が生まれた1日でした。

通信187 私の韓国語講師奮闘記 8: 教室の特色

【週刊ハンガンネット通信】第187号 (2016年5月2日発行) 私の韓国語奮闘記8: 教室の特色 宮本千恵美 先生方の教室の特色ってありますか? 講師を始めてから、阪堂先生や前田先生、金先生(複数いらっしゃいます!)などなど、個性的な先生方にたくさん出会いました。   でも私の中で一番忘れられないのが、何度も私の生徒時代の話に出てくる恩師です。 その先生の教室は毎回緊張感に包まれ、私も冷や汗を書いたことが何度もあります。 発音を間違えれば言い直せと言われ、一言を話そうと皆準備してきても通じないときは、何が言いたいのかと言い返される始末。 こと発音に関してはとにかくうるさい!こだわりが強い! 自分でもこれは何をしているのかな? とか、いったい何に繋がっているのか、毎回冷や汗をかきながら疑問の日々。   今では、その先生の指導法を生かして自分の教室でも実践をし、プライベートでは韓国人の方と会話をしたときに、 韓国人と間違えられるほどの発音とイントネーションで話しているようです。 勿論自分ではまだ完璧とは思っていませんが・・・   その先生の教室の特色は、発音とイントネーションの徹底した指導と おまけに稀に見る厳しい指導ですが・・・何よりもその発音矯正の徹底ぶりです。 その先生の元で勉強した生徒達が別の教室に行くと、 いったいどこで勉強したのか、誰が指導したのか、話題に上るほどです。 生徒たちも発音を褒められれば、私もそうだったように嬉しいと思います。   「その先生の教室に行けば、必ずきれいな発音ができる。」 それはその教室の特色であり最大の強みでもあると思います。 勿論すべてに卓越した教室なら完璧ではありますが、何か他の教室にない 特別な何かがあるって興味をそそられると思います。   じゃあ、私の教室の特色って考えてみると・・・小道具が多いことくらいですか? でもそれが話題に上るほどではないので、特色には程遠いです。   私たちのように地方都市で教えている講師陣は、文化センターや市民センターに所属したり 個人で教えたりなど、1人で教えている先生が多いです。 すべての面に対して教えることが前提で、その上自分の教室の特色があると 魅力的な教室になると思います。 私自身も小道具以外に何か自分にしか出せない色を追求してみたいと思います!

5-29 金沢ハンセミのお知らせ NEW!

北陸初のハンセミ開催です! 講師全員で 文字学習術のデモンストレーションを行う予定です。 阪堂千津子先生よりメッセージです! 「全くはじめてハングルを習う学生さん200人に教える機会がありましたので、モニターになってもらいました。 学習術の中でも、特に「体操が頭に残る」という結果がでました。 中には自分なりの覚え方を披露してくれる学生もいて、面白かったです。 子音ごとの習得方法についての人気投票も集計中です。 結果はお楽しみに!」 どんな結果でしょう?気になりますね!発表は当日のお楽しみです! ………… テーマ「ハングル文字習得術」 「質疑応答・北陸での韓国語教育についての意見交換」 今回のハンセミは、北陸3県(石川、富山、福井)の先生方からの意見や要望で、テーマを決めました。 初歩であるハングル文字習得は、学習者にとっての最初の難関であると思います。 ハングル文字を迅速に習得すれば、単語や文法習得にも早々と取り掛かれるかもしれません。そこで今回は、 実際に授業で行っている文字の導入をいくつか示したあと、みなさんと一緒にハングル文字の素早い習得法を考えてみたいと思います。 北陸3県は勿論、他県の先生方もぜひともふるってご参加されることを願っております。 日時:5月29日(日) 午後1時30分~4時30分まで 場所:金沢勤労者プラザ(きんぷら) 3階 302研修室 (JR金沢駅西口より 徒歩10分) 定員:20名(定員になり次第締め切り) 講師:宮本千恵美・阪堂千津子・伊藤耕一ほか 受講料:会員3000円/ 非会員4000円〈当日会場にてお支払いください) セミナーは2部制になっております。 前半 「ハングル文字の習得法」 後半 「質疑応答・北陸での韓国語教育についての意見交換」 (経理的のスペシャリストも参加しますので、経理的なアドバイスもあります。)   参加お申し込みはこちらから←クリックいただくとフォームに飛びます

通信175 韓国語教育者エッセイコンテスト

【週刊ハンガンネット通信】第174号 (2015年12月21日発行) 韓国語教育者エッセイコンテスト 吉川寿子 アンニョハセヨ?今年もあとわずかとなってまいりましたね。 大阪 よしかわ語学院代表 吉川寿子です。 奇しくも1年前の今日、12月21日に大阪でハンコンと懇親会がありました。 実は、その日は私がハンガンネットに初めて参加した日なのです。 そのちょうど1年後に、こうやって会員の皆さまに通信を発行している事実に 驚きと感謝の気持ちでパソコンに向かっております。 当時の私にとって、ハンガンネットはとても敷居の高い集まりでした。 「私みたいな小さな教室の先生が参加しても、相手にしてもらえないのでは? コワイ先生ばっかりだったらどうしよう??」 ものすごい緊張感を持って、初参加したハンコンでしたが、いざ参加してみると、ものすごく温かいムードで迎えてくださり、こちらが驚いたのを覚えています。 韓流ブーム到来の数年前に通訳案内士の試験に合格し、その後レベルや条件に合う学校や学習仲間を見つけられないまま、ハングル検定やTOPIKを受け続けることで孤独に勉強を続けておりました。 3年前にアメリカにいらっしゃる師匠に出会うまでは、教え方もずっと手探りだったので、 ハンガンネットの先生方がとても歓迎してくださったことが嬉しくて、今もずっと覚えています。 そのうれしさから、今年2月の東京ハンコンにも足を運び、改めて参加されている先生方の温かさとレベルの高さに感じ入っていたところ、その後思いがけないことに 4月から世話人になりませんか、と阪堂千津子先生よりお声をかけて頂きました。 もちろん加入して日も浅いし、とても自分はそんなレベルではないとわかっていたので、即答はできませんでした。しばらく悩みましたが、参加させていただきながら少しずつ学んで、自分にできることをやってみようと思い、引き受けさせて頂きました。 東京で開催される、初めての世話人会も緊張しましたが、世話人の先生方も大阪の新入りを温かく迎えてくださいました。 話し合いに参加させて頂きながら、世話人の一員として恥ずかしくないように、もっともっとがんばらなくては、と感じました。 それで、今年は駐日韓国文化院と慶煕大学の共同主催の韓国語教員養成課程に参加することにしました。 オンラインとオフラインで約3ヶ月、韓国語教育について、系統立てて学ぶことができて意義深かったです。 8月の1週間のオフライン講座の課題のきつさは今思い出しても涙が出そうになりますが、同じ苦難を乗り越えた仲間の先生方と出会うことができて、何にも変えられない財産となりました。何年もかかると思いますが、韓国語教員3級試験も合格できるよう、少しずつ準備をしようと思っています。 そして、光栄なことにハンセミでの講義もさせて頂きました。 5月の東京ハンセミでも伊藤先生の講義の後にクラウドサイトを利用した授業事例について短く紹介をさせていただきました。9月のハンセミでは、初級者の作文授業について、自分の教室で取り組んでいる内容を発表形式にまとめました。 どちらの発表も、セミナー経験の少ない新人に世話人の先生方や、メアリの会に参加してくださった先生方がたくさんのアドバイスをくださいました。 ハンセミに参加して下さった方に、そんなハンガンネットの温かさが、伝わればいいなと思っています。 福山の鄭寿香先生にもとてもお世話になったハンセミでした。ありがとうございました。 今年はハンガンネットの世話人として恥ずかしくないようにがんばることで、1年前の自分よりずいぶん成長できたように感じます。せっかくなので、この1年間の活動と、今後さらに作文指導に力を入れていきたい旨を韓国語でまとめて、コンテストへ応募しました。 といっても、アメリカの大学院に留学中の師匠に叱咤激励されて、締切日当日にギリギリで提出しました。応募したのは、ソウル文化芸術大学で主催されている 국내 및 해외 한국어교육자 체험 수기 공모전 韓国語教育者体験エッセイコンテストです。 年に一度開催で、今年で6回目だそうです。毎回100通以上の応募があるそうです。 http://class.scau.ac.kr/language/ 予想外なことは続くもので、なんとそこで奨励賞を頂きました。 奨励賞なので、これからもっともっと頑張りなさい、という意味合いだと感じています。 滅多にない名誉なことなので、ソウルの授賞式に出席しました。 http://news.mt.co.kr/mtview.php?no=2015111820367494592&type=1 その際に、国際韓国言語文化学会の会長の육효창教授より、学会のサイトのご案内を頂きましたので、ハンガンネット会員の先生方とも共有したいと思います。下記は頂いたメッセージです。 …….. 안녕하세요? 일본에 계신 선생님들을 환영합니다. 국제한국언어문화학회 (INK) […]

通信165 9/26ハンセミ福山の報告

【週刊ハンガンネット通信】第165号 (2015年10月5日発行) 9/26ハンセミ福山の報告 吉川寿子  よしかわ語学院(大阪) 10月もスタートし、秋も深まってまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 発行が遅くなってしまいましたが、福山で初めて開催されましたハンセミについてご報告申し上げます。 「初級者の効果的なアウトプットを考える」をテーマに掲げて講師4名で実施いたしました。 参加者は現役講師3名、学習者14名の構成でした。内容がアウトプットであることから、参加者の学習レベルを考慮して、こちらで事前にグループ分けをして、グループごとに着席してもらいました。 …………………….. 最初は、阪堂千津子先生のワークショップです。テーマは「リスニング」です。 学習者が参加しやすい活動を取り込むことで、アウトプットを促して、学習内容の定着化を図ります。 3種類のワークを通して、グループや全体で韓国語でコミュニケーションを取りながら進めました。 グループ内での自己紹介ワーク(ホワイトボードで必要文型の提示) 全体での、じゃんけんをして勝ったら質問ワーク(質問内容の記載されたシートを使用) 三分割されたストーリーを、グループごとに担当者が聴き取って、グループ内で再構成するワーク アウトプットを効果的に引き出すためには、講師や参加者どうしに信頼関係がないと時間内に思うような活動ができません。 セミナーの最初に楽しいワークを紹介してもらうことで、初対面の緊張感も薄れて、その後に続くいい流れができました。 阪堂先生のワークでは、グループ内での協働効果、スピーキングとリスニングを自然にリンクさせることを狙いとされていたようです。 最後にリスニングのコツとして、トップダウンやボトムアップのテクニックについての紹介がありました。 短時間だけでも集中して聴くことや、周辺情報からの推測や想像、情報の取捨選択の大切さについてのお話がありました。 楽しいだけでなく、リスニング指導について深く考えさせられる内容の授業でした。 ……………………….. 2番目は、鄭寿香先生の「発音指導」の授業です。 鄭先生はリビングカルチャー福山で講師をされていて、サイバー韓国外国語大学で韓国語指導について熱心に勉強を続けられています。 鄭先生は日本語と韓国語の発音の比較をしながら、指導方法を探ります。 「韓国語の音は、日本語と発音が違いすぎるのか?」 「意識していないだけで共通音があるのではないか?」 このような着目点から、短母音とパッチムとして使用される子音について成り立ちも含めて説明して行きます。 その後は、お向かいの席の方と、ペアワークでお互いの発音を確認しながら練習をしていきます。 参加者の皆さんがとても大きな声で、しっかりと発音練習に取り組まれていたのが印象的でした。 楽しく盛り上げながら、舌の動きやイントネーションにも言及されました。 文章を母音だけで読む練習、日本語の中に隠れたパッチムの音を意識しながらの練習が興味深く、私も今後取り入れていこうと感じました。 ………………………………….. 鄭先生の発音指導の後に、スカイプの中継で、横浜より金順玉先生にもご登場いただきました。 中継で映し出された、エレガントな金順玉先生に、会場はとても盛り上がりました! 己パッチムの発音のコツについて鄭先生が質問すると、丁寧にわかりやすくご指導いただきました。 もちろん、アドバイスだけでなく、実際に己パッチムの入った単語を会場の参加者全員で発音練習もしました。 生中継でしたので、通信が途中で切れたりすることも何度かありましたが、横浜と福山を結んでの発音練習は貴重な機会でした。 せっかくの機会ですので、現在放送中の教育テレビの撮影裏話なども聞かせてもらいました。会場アンケートによりますと、このスカイプ中継は参加された皆さんの印象に残る時間となったようです。 ……………………………………………… そして、最後に私の「初級者向け作文講座」でした。 アウトプットの中でも一番ハードルが高い分野になります。私自身は学生時代から文章を書くことが好きで、教室で3年ほど前からTOPIK 作文の対策もしております。 試験の改訂で指導方法も難しくなり、試行錯誤が続きますが、作文は学習者の伸びが見えやすく、やりがいのある分野でもあります。 今回のハンセミでテーマを作文に決めてから、多くの先生方にご意見をいただきました。 それで、今回は作文を広く、文字コミュニケーションであるという視点から「何を」「どのように」書けば伝わりやすいのか、という話を主軸にお話しました。 内容は、初級者も書きやすいテーマ(好きな芸能人や旅行についてなど)で、150-300字で実際に時間内に書いてもらうという内容です(改編前のTOPIK初中級の問題です)。 まずは日本語で「何を」書くか整理して、構成や接続詞など、論理的な矛盾がないように留意しました。 TOPIKⅡの意見文を書く前の段階です。楽しみながらこの段階を経ていくことの重要性を強く感じます。 作文は抵抗感をお持ちの方が多いだろうと覚悟していましたが、時間内に楽しそうに取り組んでくださる方も多くて、よかったです。 時間内に書き終える方もいらっしゃいましたので、その場で添削させてもらいました。 また、うちの教室では添削した作文を音読して録音したり、自分の間違いを自分で説明できるようにという活動もしているので紹介させてもらいました。 参加された先生方より、その活動に対する質問も頂きましたので、今後も研究していきたいです。 盛りだくさんの講義のあとは、懇親会で韓国語学習や指導について、お茶を飲みながら、参加者どうしで話し合う時間を持ちました。 […]

通信159 私の韓国語講師奮闘記 5: 他の先生の授業を見学してみる

【週刊ハンガンネット通信】第159号 (2015年8月17日発行) 私の韓国語講師奮闘記 5   「他の先生の授業を見学してみる」  宮本千恵美 毎日うだるような暑さが続いておりますが、皆様どうお過ごしでしょうか? 私が住む金沢は日本で一番降水量が多く、そのためか湿度も一番高い・・・ある生徒さんはそのおかげで金沢人は肌が綺麗なんですよ、と教えてくれたのですが…でも私には1年の中で一番嫌いな季節なので、早く秋になれと毎日願っています・・・ この猛暑の中、8月16日(日)金沢で、「前田のスペシャル講座・金沢」が開催されました。 その前に少し凹むことがあり、正直行くか行くまいか迷っていました。 でも私の授業のコンセプトは韓国語に興味を持って欲しい、そして楽しく授業を受けてもらいたい、なのでやはり前田先生の授業は観ておきたい! と心を奮い立たせ、会場に向かいました。 私が初めて他の先生と接する機会を得たのは、2012年の長野韓国教育院での講師研修会でした。 それまでの私は自分も学習者だった経験から、簡単に教えることが出来ると高を括っていました。 でもその安易な考え方はすぐに崩され、どうしたらちゃんと教えることが出来るのかと言う悩みに変わっていきました。 長野の研修会で阪堂先生の講義を初めて聴講し、とても感銘しました。 私が一番何に感銘したかと言うと、自分が教えるスタイルではなく、自分もいろいろな先生から学ぼうと言う姿勢でした。 とても有名な先生のはずなのに、偉ぶることなくなんて腰の低い先生なのだろうか・・・ そして何より、楽しそう! それが伝わってきました。 それから私はたびたび研修会に参加するようになりました。 2013年に開催された「韓国語講師週末研修2013」では、阪堂先生や噂で聞いていた前田先生の講義が聞ける!参加せねば!とすぐに申し込み、2日間とても楽しい時間を過ごしました。 先生方どの方の講義を聴講していても、私の印象は常に楽しそう、ワクワクする、だからこちらも気持ちが高ぶってくる! そんな印象でした。 教授法中心の講義だったので、次は授業を見学してみたいと言う欲に変わってきました。 でもなかなかその機会を得ることも出来ず、ずうずうしい性格のはずなのですが、授業を見学させて欲しいと他の先生方に頼めずに、私の気持ちは悶々としていました。 ミリネ韓国語教室を1度見学させていただいたときは丁重に迎えてくださったので、他の先生方も嫌とは言わないと思いますが、そんなときだけなぜか気が小さくなる・・・ 今回の金沢でもスペシャル講座は、私にとってもミラクル! あの前田先生が金沢に来るんだー!! 自分も参加者として申し込めば、先生の授業を堪能できると、すぐに申し込みました。 前田先生は私のことを覚えてくださって、すぐに声をかけて下さいました。 そして私に「2つ講義があるので、行ったり来たりしてどちらの授業も見学OKです」と言って下さって、その時点で凹んでいたことも忘れて、1つでも多くのことを学ぼうとルンルン気分でした。 授業を見学していると、やはりまず先生が楽しそうだと感じました。 内容は中級から上級にと言うコンセプトだったので、決して簡単なものではありませんでした。 それでも「楽しいですね!」と言う言葉を投げかけ、体を使って全身で教える先生の姿は、正直笑えました。笑ったのは悪い意味ではありません。先生が楽しんでいるのが私にも伝わってきたからです。 韓国語と日本語は確かに似ていて、日本人学習者にとっては最も学びやすい言語が韓国語なのは研究でも明らかになってはいるものの、似ているばかりに勘違いすることも多いです。 レベルが高くなればなるほど、その微妙な違いに苦戦します。 日本人学習者は真面目な方が多いので、ポイントを掴んで効率よく学習する方法を知らないまま、たくさん勉強すればいいと思い、追い込まれれば追い込まれるほど勉強をしなければいけないと言う概念に縛られているように感じます。 その悩みにも前田先生は親身になり、リラックスできるようにアドバイスされていました。 常に楽しもうと言う姿勢で先生は語っていらっしゃいました。 もしチャンスがあるならば、他の先生の授業を聴講してみるのも良い勉強になると思います。 研修会とは全く違うものを感じられると思います。 私はまた元気をもらい、ますます邁進したいと思います^^ この大嫌いな夏が早く過ぎることを願いながら…

通信158 山形の熱い夏 

【週刊ハンガンネット通信】第158号 (2015年8月11日発行) 山形の熱い夏 阪堂千津子 毎日、熱い日が続きますね~, と書こうと思ったら、 今週から東京はちょっと暑さが緩んだような気がします。 しかし、とはいえ相変わらずの蒸し暑さは続いています。 韓国も日本も、今年は特に暑いようですね *** 7月26日日曜日、35度を超える猛暑の中で、山形ハンセミが行われました。 今回は、カフェ勉で韓国語学習を募った山形の学習者の方々が、 地域で学習者のネットワークを作りたいという要望から企画されたものです。 韓国語の先生を探しているのですがなかなか見つからないとのこと、 それでしかたなくカフェで独学しているということでした。 しかし、個々人が都合のいい時間にカフェに集まってくるだけで、 みんなで一緒に何かをするわけではありません。 そこで、今回のセミナーを開催することで地域の講師にお越しいただき、 教師と学習者のマッチング(お見合い)をして、韓国語講座の開設につなげられたらいいね、と話し合って実現したものでした しかし、なかなか山形には講師がいらっしゃらないようです 参加者は、講師2人+学習者16人というメンバーになりました。 (もしも山形近辺で韓国語講師をご存じでしたら、ぜひお知らせください) 山形や米沢にも韓国語講師の方はいらっしゃるはずですが、連絡できませんでした。ハンガンネットの宣伝不足、情報不足が原因だったと思います。 なにはともあれ、今回のセミナーは学習者が大半ということで、次の2つに目標をしぼりました。 「韓国語で聞いて話す時間をすごそう」 「学び合う(協働学習)体験をしよう」 カフェ勉仲間のなかには、韓国語で話をしたことがない、ドラマ以外にリアルで韓国語を聞く機会がほとんどない方も少なくないということで、とにかく韓国語を使って楽しむという時間を体験していただくことにしました *** 場所は立派な池つきのお庭に建つお茶室のある1軒家を丸ごと貸し切り。 趣のあるぜいたくなセミナーとなりました。 第1部はお茶会。 今回の中心的に企画してくださった佐藤さんは、小さいころから茶道をされているので、お友だちにもボランティアでご協力いただき、お点前を拝見しました。 この日のために老舗の和菓子屋さんに注文した創作和菓子「つつじ」を、 韓国ゆかりの茶碗でお点前を拝見しながらいただきました。 本格的な抹茶は久しぶりに飲むのですが、心が洗われる味でした。 そしてみんなで金素月の「チンダルレ」を群読。 静寂な茶室で金素月の世界を鑑賞し、充実した静かな時間をすごしました。 次に畳が敷きつめてある大広間に移動して、第2部の授業開始です。 今回は 互いが教え合って学習効果を生むようなワークを中心に授業をしました。 まずは「私の4つの顔」と題して、ペアで自己紹介。 ①好きなこと、②ほかの人にはなかなかない珍しい経験、③最近、何に関心をもってやっているか、④そして「こうみえても私は~です」。 この4つについてを韓国語を使ってお互いに話しあい、全体でシェアするというワークです。まずは個人的な信頼関係を作るのがねらいでした。 そして次はじゃんけんインタビュー。 全員(18人-1人)に1問ずつ質問できるように17個の質問がかいてあるシートを渡し、「17人全員にインタビューできたら、席についていいですよ」と指示しました。 ただし、質問できるのはじゃんけんで勝ったほうの人だけ。 これは結構もりあがります。 韓国語が話せても、じゃんけんに勝てなければずっと質問できません。すると なぜか早く終わらせたい気分が一緒になって、自然と熱が入ります。 韓国語で発話するのが恥ずかしい、とおっしゃっていた方も、 いつの間にか積極的に参加されていました 皆さんにも、おとなしいクラスを活性化するのにぜひオススメの活動です。 ここですでに会場の雰囲気は、さきほどのお茶室とはうって変わったものとなりました。 さらに、4人1組でカードを使って単語の不規則変化を覚えていくやり方や、 チームに分かれて単語連想ゲーム、 お互いの記憶力を駆使して協力しあいながら聴いた内容を再現する活動など、 […]