通信401「イベント販売を大切に考えています」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第3401号 (2022年8月2日発行)

イベント販売を大切に考えています
浅見綾子
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先日7月17日に、東京の東新宿に会場を借り、ハングルの森とHANAとでコラボで韓国語学習書の展示&販売会を開催しました。久々の対面でのイベントでした。

ハングルの森(http://www.hanglesup.com)はご存知の先生方も多いかと思いますが、名古屋にある韓国語教材専門のネット書店です。
韓国の語学堂の教材のみならず韓国の絵本や小説、地図などの教材ポスターなども購入可能です。

今回のイベントは、先生方に実際に手にとって見て頂きたいという趣旨で、ハングルの森は韓国輸入教材を中心に絵本や小説、エッセイなどを展示(注文を受け後日発送)、HANA(https://www.hanapress.com)は自社の韓国語教材を割引販売致しました。

このようなイベント販売は、会場手配、在庫取り寄せ(今回HANAは850冊を準備。埼玉の倉庫から車で運びます)、当日の販売人員確保(社員ですが)、販売後の売上計上、売れ残り品の在庫戻し処理(また倉庫に車で持っていきます)という作業が発生し、それ以外にも当日の釣り銭準備、サンプル本、POP、販売用袋などなどかなりの手間と人件費がかかります。たくさん売れれば儲かりますがこういったイベントで黒字にするのはかなりの大規模なイベントではないと難しいのが現実です。
それを分かった上でもHANAがイベント販売を行う理由は、売上と同じくらい大事に考えているのが実際に読者さんに会うことだからです。

会うと何がいいのか。

まず自分たちが作っている本をどんな方が購入して勉強してくださるのか実際に見られるのは純粋にとても嬉しいものです。年齢層、性別、どんな職業の方か、お話ししながら伺ったりすることもできます。
また自分が作った本を直接学習者さんに対してアピールできるのもとても嬉しい経験です。

もう一つ大きなメリットは、どんな悩みを持たれていて、どういった本を求められているのか直接聞くことができる点です。

TOPIK6級は持っているけど全然話せないです、飽き性で1冊を最後まで勉強したことがありません、文法が大好きで文法の解説が細かいものはありますか、単語が全く覚えられないんですがおすすめの勉強法教えてください、聞き取りが弱くてどうしたらどんな本で勉強すれば聞き取れるようになりますか、この本でどういう風に勉強したらいいですか、などなど。学習者さんの悩みや求められているものがそのまま企画のアイデアになります。

上記のような理由から、HANAは今後もイベント販売を行いたいと思っております。

通信386 「講座の告知ページと、受講者に送る連絡メールについて」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第386号 (2022年4月11日発行)

講座の告知ページと、受講者に送る連絡メールについて
HANA 浅見綾子
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私は個人的に韓国語の学習をずっと続けていますので受講者として講座を申し込む場合と、「とんそく子の勉強会」(現在お休み中)を開催し、運営側から告知ページを作る場合があります。

韓国語学習者として様々な学校・教室・個人の先生の告知ページ(ホームページであったり、フェイスブックページであったり)を見ていて、とっても分かりやすく、安心して申し込みができる場合と、どういうことをするのか具体的には分からないが、えいっと申し込む場合があります。

私個人が思う、安心できる告知ページは、1.講師のプロフィールがある(どういう先生から指導が受けられるのか分かる)、2.授業の流れが「詳しく」書いてある、3.学習レベルが自分に合っているか判断できる。ぐらいかなと思います。講座の金額や時間などは当然のことですので省きました。

1.講師のプロフィール
どんな先生から学べるのかは、講座の内容にもよりますが、その講座を受けるかどうか決めるのに大きな役割を果たすと思います。プロフィールにはどんなことを学ばれた先生か、ということに加えて、どんなことを重要に考えている先生なのか、どんな風に授業を進めていく先生なのか、ということが知れたら個人的には嬉しいです。これは一つの例ですが、発音をしっかり指摘してくれる先生なのか、日本語訳を重要に考えるタイプの先生なのか、あるいは褒めて伸ばすタイプか、指摘して伸ばすタイプなのか、などなど。ただ書き方を間違えるとマイナスになる場合もあるので書き方は気を付けないといけないですね。

2.授業の流れが「詳しく」書いてある
運営側目線で考えると、新規の講座は告知の段階で詳しく授業の流れを書くのはなかなか難しいかと思います。しかし、難しいところではあるのですが、受講者目線で考えると授業の流れが「詳しく」書いてあると、どんなことをする授業なのかが分かるのでとても安心でき、申込みのボタンを押す勇気が出ます。もし繰り返し開催される講座であれば、開催される度にどんどん詳しく授業の流れを書き足し、更新されることをおすすめします。

3.学習レベルが自分に合っているか判断できる
実際に講座を受けてみて、簡単すぎた・難しすぎたと感じる受講生は割と多いと思います。
自分に合っているかの判断は、教材名や副教材で使うプリントなどのサンプル画像がアップされていると判断しやすくなるかと思います。教材名だけでなく、本文ページが一部だけでもアップされているとレベルが想像しやすいです。また先程も書いた「授業の流れ」も判断ポイントの一つになると思います。

上記には「告知ページ」について書きましたが、ここからは運営側からの講座に関する連絡メールについて書きたいと思います。講座の満足度を左右するものの一つでもあると思います。

講座を受けることを決め入金を済ませると、だいたいこのタイミングで授業に関するメールが届きます。
宿題に関すること、授業の進め方のこと、もしくはZoomのURLの連絡のみだったり。

初めて受ける講座の場合は期待と不安でいっぱいです。
運営側から初めて来るメールが不親切だったり、授業に関する情報が少なすぎたりすると不安になったりもします。

例えば、宿題について。
いついつまでに、〇〇をしてきてください、
いついつに〇〇を発表してもらいますので、準備してきてください、などがあると思いますが、この説明が分かりづらいと、受講生はどこまでどのくらいの準備をすればいいのか迷ってしまいます。
またAとも取れるし、Bとも理解できるような書き方をしている連絡内容は、どうしたもんか困り、質問メールを送ることがあります。
誰が読んでも勘違いしようのない、分かりやすい文章を書くことは大切だと思います。

言うは易く行うは難し。
いざ自分が運営側の立場でやる場合は、受講生さんから怒られっぱなしです。

通信379 「2022年2月11日オンライン開催 ハンガンネットセミナーの報告」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第379号 (2022年2月14日発行)

2022年2月11日オンライン開催 ハンガンネットセミナーの報告
HANA 浅見綾子
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アンニョンハセヨ。HANAの浅見綾子です。

2月11日(金祝)にハンガンネトオンラインセミナーが開催されました。
現役講師の先生、教室運営関係者、講師志望者の方々47名の皆さまにご参加頂きました。
とても有意義な時間が過ごせたと思います。

1時間目は「年間行事のねらいと効果」。
前田真彦先生にミレ韓国語学院でされている「合宿・短期留学」について、
中村先生からは同じくミレ韓国語学院で毎年開催されている「スピーチ大会」について、
幡野先生からはアイケーブリッジで開催された「翻訳大会」についてご紹介頂きました。

コロナ前に開催されたものから、コロナ禍でのオンライン開催されたものまでご紹介いただき目からウロコでした。オンラインでもやろうと思えば工夫次第で何でもできるんだ!と思った次第です。

参加者の先生方からは「個人教室とオンライン授業だけを提供している私にも、何か真似できる点がないかな?と良い刺激をいただけました」「オンライン合宿で、現地にいるような体験をオンラインでされているとの報告が印象的でした」「実際の渡航が難しい今の時期でも、発想を転換して行えることがあるのだとあらためて気づかされました」「行事運営のご苦労がしのばれました。講師先生方がたくさんいらっしゃる学院ならではだと思いました」などとご感想いただきました。

2時間目はライブ授業「読解力を付けよう!〜TOPIK中級読解問題を使って〜」。
前田章子先生(ミレ韓国語学院)にTOPIK対策のライブ授業をやっていただきました。

章子先生は終始笑顔で、間違えても大丈夫だと思わせてくれる雰囲気の中授業を進められていました。
TOPIK読解の対策授業でしたが、時間内にたくさん解く進め方ではなく、短い文章を読んで、書かれてある内容を的確に読み解くコツを学べる授業でした。
印象に残ったのは、まず一度みんなで読み、読んだ後画面を消して重要だと思った単語を尋ねるという授業を進め方です。文章を一回読んですぐに文のキーワード、ポイントを見つけ出すのは大切ですよね。

参加者の先生方からは「初めての文章を自分がいかに漠然と読んだかに気づくでしょうし、この授業を続けていくと重要なところを意識して探しながら読めるようになりそうです」「授業後の質疑応答を通じて、先生方が授業で生徒に身に着けてほしい「ねらい」があって教えられている、ということがよく理解できました。」「得点獲得のためのポイントをわかりやすく説明してくださる点が、受講者の人気を集めるのではないかと感じました。」などのご感想を頂きました。

またオンライン授業で音読する際、ミュートは外してみんなで読むべきか、ミュートで他の人の声は聞こえないようにして読むべきか、で先生方の意見が分かれました。

最後の時間は懇談会。
先生方の近況報告や申し込みの際に集まった質問に対してみんなで考えました。
ここ最近はオンラインで講座することが多くなりましたが、受講生を募集する際、教室ごと、個人の先生ごとにより多く集まる学習者の学習レベルは違うようです。
ある教室では初級者よりも中上級者が多く、中上級者向けの授業が定着したというお話もあれば、ある先生は、初級者の方が多く、中上級者の10倍くらい集まるというお話もありました。
また最近では小学生や中学生の韓国語学習者も増えているとのお話もありました。

ハンセミ全体を通して参加者の先生から「ネット講師の先生方の講座の運営方法、ビジネスモデルをうかがうことができ、たいへん参考になりました。」「他の先生方の一歩進んだ話に驚くばかりでした。また、これから自分に合う形で無理なく集客していきたいです。」「いろんな方々の経験からのお話でとても有益な時間でした。特にインターネットやラインの活用の話しは参考になりました。」などご感想頂きました。

以上、ハンセミの報告でした。

ハンセミは毎年定期的に開催しております。
来年度も定期的に開催する予定ですので、ぜひたくさんの先生方にお会いできると嬉しいです。開催情報はこのHPで告知致しますので、少々お待ちくださいませ。

通信374 「分からないことは学習者さんに聞く(SNSを使って)」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第374号 (2021年12月6日発行)

分からないことは学習者さんに聞く(SNSを使って)
HANA 浅見綾子
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アンニョンハセヨ。HANAの浅見綾子です。
今日はSNSを使った活用法について少しお話したいと思います。

私は広報担当として入社以来ずっと、書籍の販促の一つとしてSNSを利用してきました。SNSは読者の方と繋がることができるとても大切なツールとして今でもSNS上での関係を大事に考えています。

さて、私はSNSの中でもTwitterが自分の性格に合うと思っており、主にTwitterを中心につぶやいておりますので、今日はTwitterでの話を中心にしていきたいと思います。

私は現在編集部に在籍し、本をつくる作業を中心にお仕事しておりますが、コロナ前までは営業を担当しておりました。営業にしろ編集にしろ、分からないことが出てきたらSNSを通じて読者に直接質問するようにしています。

Twitterには「アンケート」の機能がついており、4択にはなりますが簡単にアンケートを取ることが可能です。答える方もボタンを押すだけですのでとっても気軽です。

このアンケート機能を使って学習者の方に質問し、その答えからヒントを得て本づくりや営業活動の参考にさせていただいています。

いくつか紹介させていただきたいと思います。

1.「文法解説」が多すぎると学習者さんに負担になるのかなあ、と思い質問してみました。

文法説明は好きか

答えをみると、951票中「割と好き」「まぁ普通だな」という答えを足すと82.8%にもなります。文法解説を読むのが苦痛な私としては驚きの結果でした。

2.韓国語教材によく出てくる「用言」という言葉。知っているということが前提で書かれていますが、実際は知っているのか。聞いてみました。

用言を知ってるか

HANAのTwitterで質問すると、だいたい1000票(つまり1000人)ほど答えてくださるのですが、649票と答えてくれる方が少なかったのは、あまりよくわからない質問には答えてくれない傾向があるので、それが理由ではないかと推測します。

さて結果をみると、約60%の方は知っているが40%弱の方は知らない、ということですので、「用言」という言葉を教材に入れる場合はまず「用言とは」という説明が必要だということがわかります。

3.本の仕様についても聞いてみました。『hana』が新しくなり、表紙が弱くなったことを読者の皆さんはどう思っているのか聞いてみました。

本の仕様1

本の仕様2

表紙を柔らかくしたことがマイナスになっていないか不安だったのですが、柔らかくなってよかったという意見が多かったので安心しました。とは言え、強い本にしてほしいという意見もかなりいらっしゃるので今後の課題として参考にさせていただきました。

4.コロナになり、だいぶオンライン授業が浸透しました。そこでこんな質問をしてみました。

対面がいいか

1094票中、86.8%の方が対面を選びました。オンライン疲れがあるからかもしれませんね。なぜ歩いて15分ということにしたかというと、苦労せずに行ける距離にあったとしてもオンラインを選ぶかどうかを知りたかったためです。これは2021年6月時点での質問ですので、今質問すればまた違った答えになるかもしれません。

5.耳だけで韓国語を理解するツールの一つとしてラジオはとても有効だと思っています。そこでどれくらいの方がラジオを日常的に聞いているのか気になり聞いてみました。

ラジオを聞いているか

「聞かない」と答えた肩が37.3%いらっしゃいますが、おそらくYouTubeやドラマなど他のツールを使って勉強されているのではと思います。

このような感じで分からないこと、気になることは学習者さんに聞いています。ここにはアンケートの結果しか載せませんでしたが、コメント欄で学習者さんが色々教えてくださいます。それがとても参考になるので、ぜひ先生方もご利用されてはいかがでしょうか。

最後にこんなくだらない質問もしています。

スクリーンショット 2021-12-06 16.37.43
トッポッキが好きすぎて質問してみました(笑)。

通信367 「オンライン授業の前の雰囲気づくり」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第367号 (2021年10月4日発行)

オンライン授業の前の雰囲気づくり
株式会社HANA 浅見綾子
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アンニョンハセヨ。HANAの浅見綾子です。

私は韓国語学習者の立場でオンライン授業に個人的に参加することもあれば、
仕事上、編集の立場で授業を見学させていただくこともあります。

今日は授業の「雰囲気づくり」について感じたことを書きたいと思います。
今回はマンツーマンではなく複数人参加のグループレッスンで、
更には対面時代からの流れで既に仲の良いメンバーがいる授業ではなく、
知らない人同士の授業に限定して書きます。
また会話の授業ではない、試験対策や文法の授業でも雰囲気づくりは大切だと思っています。

授業を受けてみて、最終的に「満足した」と判断を下す理由はいくつかあると思います。
「先生の説明が分かりやすかった」「発言がたくさんできた」「当てられたことに答えられた」など他にも理由はたくさんあると思いますが、授業の内容云々の前に、クラスの雰囲気がどうだったかということが「満足した」と判断を下すのに大きく影響するのではないかと思っています。

これは授業回数が多ければ多いほど当てはまると思いますが、単発の1回~2回の授業でも「雰囲気づくり」は重要だと思っています。
この雰囲気づくりは先生の腕にかかっているわけですが、では雰囲気づくりとは何でしょうか。
・話しやすい、質問しやすい雰囲気を作る
・間違っても恥ずかしくない、傷つかない雰囲気を作る
・また授業の内容によっては話さないといけない雰囲気を作る
・カメラオンにしやすい雰囲気を作る
・ミュートを外しやすい雰囲気を作る

他にもあると思いますがざっとこんな感じでしょうか。
単発の授業なんかでは、先生の方も緊張しているのに生徒の緊張をほぐし、話しやすい環境を作るのは大変だと思います。
とはいえ、生徒の立場からすると、ガチガチのぎこちない雰囲気の中では、韓国語に集中したいのに他の色んなことが気になって授業に集中できなくなります。

集中講座などの短期講座に参加した際によく感じるのが、オンラインルームに入室してカメラオンなのかオフなのかということ。
最初から告知ページにカメラオンでお願いしますと書いてある場合は迷いませんが、そこに触れられてないとオンなのかオフなのか迷い、またどちらでもいいですよ、と言われると大抵はオフにするのではないでしょうか。
大人数参加のイベントなどではカメラオフはありがたいのですが、少人数の韓国語の授業でカメラオフだとどうも授業に参加しているという気持ちが下がってしまうような気がします。
とはいえ、自分がカメラオンにしたくとも、ほとんどの人がカメラオフだとどうもカメラオンにしづらい雰囲気があります。
ですので、最初から告知ページに明記しておいていただくか、先生は授業の最初に「カメラオンで参加してください」、どうしてもオンで参加できないという事情がある人のみオフにしてください、というようにカメラオンにしやすい雰囲気を作ってくださるとありがたいです。(もちろん、カメラオフの人が居づらい雰囲気を作ってはいけませんが。)

話しやすさについてですが、授業の内容によっては、ほとんど話す機会がない授業もあると思います。ですがそれでも、一緒に授業を受けている人がどんな人なのかというのは知りたいものです。授業の参加人数にもよりますが、10人以下程度でしたら、簡単な自己紹介を日本語でしてもらうのはいかがでしょうか。
韓国語だと逆に緊張してしまうかもしれませんし、時間がかかってしまいますので、日本語でパパッとでもやってもらえるとありがたいなと思うことがあります。相手がどんな人かがわかっている方が話しやすいです。

オンラインになってから、授業の雰囲気づくりはとても難しいですよね。
時々感じるのは、先生がとても学生さんに気を使っていて生徒の居心地の良さを優先しすぎたり、意見を聞きすぎかなと思うことがあります。
基本的に、生徒さんは自分と合う先生、好きな先生、興味のあることを教えてくださる先生、と前もって自分で選んで授業を受けているので、先生のカラーをどんどん出して、引っ張っていってくださっても全く問題ないと思います。
全ての個人的な意見です。

通信358 「韓国語教材の2013年から2020年の年間売行きランキング比較」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第358号 (2021年8月2日発行)
韓国語教材の2013年から2020年の年間売行きランキング比較
株式会社HANA 浅見綾子
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アンニョンハシムニカ。久々の投稿になってしまいました。
韓国語教材の専門出版社HANAの浅見綾子です。

いつもHANAの浅見です、と書こうとして、「HANAの~」と書いたところで「HANA」をご存知ない方も多いのではと思い、つい長めの説明文を付け足してしまいます。

今日は韓国語教材の売行きランキングを、数年前のものから現在に至るまで比較しながら語学書の売行きがどう変わってきたのか、または変わってないのか見て行きたいと思います。
(売れ部数の情報は紀伊國屋書店全店のPOSレジで管理される販売情報からになります)

では早速見ていきましょう。

まず、今から8年前の2013年の年間売行きランキング
2013年

1位2位は先生方もよくご存知の『できる韓国語 初級』の1と2です。教室用教材ですが、独学者の方でもよく購入され、不動の1位になっています。
3位はチョ・ヒチョル先生の『1時間でハングルが読めるようになる本』。この本はタイトル通り気軽に読める本で、アマゾンの韓国語ジャンルランキングでもかなり長い間1位を獲得していました。
4位は『韓国語初歩の初歩』。韓国語だけではなく中国語、フランス語、スペイン語という具合に多言語で展開されているシリーズものになります。文字が大きくとても見やすい作りになっています。
8位には『韓国語ジャーナル』の最後の巻がランクインしていますね。
9位にランクインしている『いちばんやささしいハングル練習ノート』は580円という破格の値段で、このあともずっと売れるロングセラー商品になります。

では次に、今から5年前にあたる2016年の年間売行きランキングです。
2016年

1位から6位まで、2013年のランキングにあった商品がそのままランクインしています。
さらに7位は、1位の『できる韓国語』のシリーズもの、8位も2位の『1時間でハングルが読めるようになる本』のシリーズものです。

最後に、昨年2020年の年間売行きランキングを見てみたいと思います。
2020年

最初にも『できる韓国語 初級1』を不動の1位とお伝えしましたが、もう10年以上も1位をずっと維持しているビッグヒット商品です。しかも売れ数も2位にかなりの差を付けての1位に輝いています。羨ましい限りです。
他にランキングを見ていて気づきませんか?2位、3位、6位、7位も8年前にもランクインしているロングセラー商品なのです。韓国語だけの話ではなく、語学書はヒットすると同じ商品がずっと売れ続ける傾向にあります。

もう一つ大きな変化はhime氏の本が3冊もランクインしていることです。これは非常に大きな変化で、何年も同じ本だけが上位を占めていたのに、そこにhimeという新しい風、いや竜巻が巻き起こったのです。彼女のイラストはかなりインパクトのあるもので、真面目な内容の本しか上位にこれなかった韓国語教材の歴史を大きく変えました。

今回の内容はいかがでしたでしょうか。ランキングを見ても分かるように、入門・初級本が上位を占めています。書籍をご執筆される先生方、上位を狙われるのであれば下のレベルのものをご執筆されるのが良いですが、ライバル本がとても多いという事実も忘れてはいけない点です。また狙ったからといって学習者の皆さんに気に入っていただけるとも限らないのが辛いところ。ぜひ学習者のためになるよい書籍をご執筆いただけましたら幸いです。

通信335 「オンライン授業の時間帯についての調査 」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第335号 (2020年10月5日発行)

オンライン授業の開始時間についての調査
HANA 浅見綾子
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アンニョンハシムニカ。
韓国語教材の専門出版社HANAの浅見綾子です。

弊社でオンライン授業の時間帯について調査をしました。
先生方にもご参考になるのではと思い紹介させていただきます。

教室を経営されている先生方、または個人で教えられている先生方は、韓国語を教えること以外にも受講生を集めるというとても大きな任務が常に肩にのしかかっているかと存じます。
せっかくよい授業を企画しても、なかなか生徒さんが集まらないということは往々にしてあるかと存じます。
理由は値段設定、定員設定、広報のやり方など色々あるかと思いますが、
理由の一つである「時間(時間帯と長さ)」について今日はご紹介したいと思います。

調査は2020年8月28から開始し、グーグルフォームにて行いました。現在も回答者は少しずつ増えています。
現時点での回答者は346人です。

質問の内容は、平日、週末でオンライン授業に参加しやすい時間帯を教えてくださいというものです。

平日の場合、オンライン授業やイベントに参加しやすい時間帯は?の質問に一番多くの回答があったのは、
21時~23時で56.9%、19時~21時が50%でした。100%を超えるのは複数回答だったためです。
平日の場合はやはり、仕事終わりで勉強されるため夜の時間が都合がいいという理由だと思います。

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では、週末の場合はどうでしょうか。
土曜日と日曜日で回答が変わると推測しましたので、分けて質問しました。

土曜日の場合、平日に比べるとかなりばらけました。
それでもやはり一番望まれている時間帯は夜の21時~23時で46.8%です。
次に続くのが19時〜21時で41%。僅差で15時~17時の時間帯を望まれる方も多いですね。
17時~19時が少ないのは、夕食の準備のためではないかと予想されます。

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日曜日はどうでしょう。
土曜日とはまた違う結果が出ました。
15時~17時の時間帯をもっとも望まれる方が多いですね(48%)。午前中を選ぶ方が2番目にきています(43.4%)。
やはり、月曜日から仕事があるので、夜はゆっくりしたいという気持ちの現れからでしょうか。

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その他に、授業の長さについても質問してみました。
学習を目的としたオンライン授業は、1時間、もしくは1時間半くらいがちょうどよいと考えられる方がほとんどでした。

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また、改善してほしい点に下記のようなことがあがっていました。(意味合いを変えずに言葉遣いを少し編集しています)
・顔出しを強制されたくない。体調不良時には寝ながら受講する場合もあるから。
・メインで話している人以外ミュートにしてくれないと、頷きなどの声が入って画面も切り替わったりするので鬱陶しい。
・育児中のため、まとまった時間がとりにくい。途中でも退席可能で、後から視聴できるように録画してもらえると参加しやすい。(受講者のみ期限つきで後から再視聴できるようにするなど。)
・長いと集中力が切れてくるので2時間が限界
・音声が途切れる場合があることは改善してほしい。良かった点は顔出しありなしが選択できる授業。
・本名や住んでる場所を出せと言われるのは嫌だ。
・無精ヒゲは剃ってほしい

ご参考になりましたでしょうか。

通信327 「オンラインでのマイクの重要性」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第327号 (2020年7月27日発行)

オンラインでのマイクの重要性
株式会社HANA 浅見綾子
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アンニョンハシムニカ。韓国語教材の出版社、HANAの浅見綾子です。
コロナ禍で先生方も学生さんたちもオンラインで授業をしたり受けることに慣れてこられた頃かと存じます。

私自身も韓国語の授業やイベントなどにたくさん参加し、だいぶ慣れてきました。

今日は、韓国語の授業を受けていて感じたことをいくつか紹介したいと思います。

1.授業を受けていてネットの繋がりが悪いことが多々あります。先生側だったり、学生側だったり。
ネットの繋がりが悪いと先生の声が跡切れ跡切れに聞こえ、集中して聞かなければなりません。
聞こえづらい時に困るのが「◯◯氏、1番の問題を読んで答えを言ってください」と先生が学生を指した際に、「◯◯氏」の最初の一文字目が聞こえず、私が指されているのか他の方が指されているのか判断できないことです。その際一定の間ができます。先生が「◯◯氏」と言って、学生が「저요? 저요?」と確認する。
このようなやり取り、ご経験ありませんか?
このやり取りにかかる時間は数秒ですが、何度も繰り返されるとイラッとします。
このやり取りをなくすために、授業の初めに出席を取っていただき(学生10人以下の場合に可能)
その際に◯◯氏は出席番号1番、△△氏は2番、□□氏は3番という風に番号を振っていただき、
授業中に◯◯氏~と呼びかける際に画面に向かって指で「1」と人差し指で現して頂けると有り難いです。
そうすると音声が聞こえなかったとしても画面を見て、先生の指の数を確認し、自分が指されているのだと理解できます。

2.先生の声が聞こえづらい場合に、先生がマイクを使わないからだ、先生のマイクが安物だからだ、と学生が勘ぐってしまう場合があります。
仮に先生がきちんとしたマイクを使っているのであれば、少し画面上に見えるように設置されると、声が聞こえづらいのは先生のマイクのせいではなく、自分の環境の方に問題があるのでは、とクレームを言う前に先に自分の環境を確認してもらえるかもしれません。

3.会話や討論の授業の際、オフラインだった頃は、声の大きい人が話すチャンスが多く、長く話し続けられた感がありましたが、オンラインの場合はマイクの性能がよい方が声がよく通り勝つ?感じがしました。
個人的に少し高めのよいマイクを買おうかなと検討中にあります(笑)

先生方も、よいマイクを購入されてはいかがでしょうか。
ハンガンネットの先生方、オンライン授業で工夫されていることなどあれば共有頂けると嬉しいです。