通信129: 私の韓国語講師奮闘記 2

【週刊ハンガンネット通信】第129号 (2014年11月24日発行)

私の韓国語講師奮闘記 2

宮本千恵美

寒い日が続いております。
冬が来るたびに思い出すのはベターですが・・・冬のソナタです。

私が韓国語学習を始めたきっかけが、元祖韓流・「冬のソナタ」。

そして私の講師の道を偶然に開いてくれた先生のことを書こうと思います。

私が学習を始めたころは、東方神起などのアイドルが少しずつ出始め、
そのころを私の中の区切りで「第1期韓流ブーム」と呼んでいます。

生徒の中にはアイドルが好きだから、アイドルの歌を使ってほしい感もあったのですが、先生いわく、
「アイドルの歌は速度が早い上に発音も悪い!」
と、生徒の要望なんて軽くあしらっていました。

そして「冬のソナタ」の류の歌は発音が良いと言い、教材として使っていました。

発音が悪ければ、「다시 한번」を何度も言われ,
韓国の単語を質問したときなどは、「뭐라고요? 발음이 나빠서 못 알아들어요.」と返されることも。

そして発音指導は優に6ヶ月間ほど続き、とにかく徹底的にありとあらゆる「音」の指導をしていました。

そして授業の最初に各自「한마디」を言うことになり、一生懸命に考えてきた一言を先生の前で言った瞬間,
「何が言いたいんですか?」
と返され、顔が真っ赤になるくらい恥ずかしかったことを覚えています。

そして私は心に誓ったのです。

「いつかこの先生をぎゃふん!と言わせてやる!韓国語が上手になったと言わせてやる!」

でも私は先生のことが嫌いなのではなく、むしろ大好きで今でも尊敬しているのです。

先生はいつも韓国語は発音がとても大切なので、きれいな発音ができなければ
話すことも聞くことも上手にならないと言い、何を言われても自分の信念を貫いていました。

人に教えるためにはまず自分が韓国語を知らなければいけないと考え、
韓国のサイバー大学で韓国語教員免許を習得したそうです。

本試験は3回目でやっと合格したと、今では笑って話していました。

私がこういうのは何ですが・・・頑張り屋で、人一倍責任感が強くて、
何よりも自分の国の言葉を大切に想っているようでした。

私も今、その先生と同じ道を歩きだし、韓国語教員免許の習得も視野にいれ、
いつか先生に褒めてもらうんだと言う誓いは継続中です。

そして先生に感謝していることの1つに、徹底した発音指導をしてくれたことがあります。

そのおかげで私も先生ほどではありませんが、発音の指導をすることができ、
初級での集中的な発音指導を心がけています。発音にはうるさいです・・・

生徒に「発音こそが韓国語の醍醐味!」「音の世界を楽しもう!」と発してから授業を始めます。

以前に幡野先生が書かれた「初級の大切な時期に適切な発音指導を」、この文章にとても共感しています。

ある日、私の生徒と他の教室で勉強している生徒を、一緒に指導したことがあります。

学習年数もほぼ同じ初級者だったのですが、上級用のテキストを読まなければいけない場面がありました。

勿論、2人とも知らない単語や発音しにくい単語の羅列に苦労していました。

1人の生徒はパッチムの発音をしっかり習ったことがないらしく、パッチムの音が単体で聞こえるほど
発音がたどたどしく、できてないと自分で実感しているのかとても自信がないようでした。

ところが私の生徒は単語の意味はすべて分からなかったと思いますが、
発音や変化を読み取ることはできるので、スラスラと読んで見せたのです。

このときほど、自分を指導してくれた先生にどんなに感謝したかわかりません。

そして私の指導方法に素直について来てくれる生徒にも感謝しました。

先生が植えた種がこうやって芽になり花となり、また新たな芽になり・・・

だから先生も私もいろいろなことがあっても、この仕事を辞めないのだと思います。

私がそうだったように、韓国語を趣味で始めてそれが仕事になったり、
国際交流をするきっかけになったり、指導する先生でもその先の未来が変わることもあるのだと思います。

私もいつか「宮本先生のようになりたい!」なんて素敵な台詞を聞きたい、
そして必ず、尊敬する先生から褒めてもらう!

そんなことを考えながら、また新しい発音指導を模索しております^^

追伸
最後にハンガンネットの先生方に質問させていただいてもよろしいでしょうか?
どのようにイントネーション指導をされていますか?
何か良い指導法があれば教えて下さい!

通信128 韓国に出張に行ってきました

【週刊ハンガンネット通信】第128号 (2014年11月10日発行)

松﨑真日

 

先日,韓国に出張に行ってきました。

出張中の11月1日(土)にはソウル大で学会が開かれていたので足を運んでみました。

私にとっては16年前,1年間韓国語を学んだ思い出の場所でもあります。

そんなソウル大を久しぶりに訪ねたのですが,紅葉がとても美しく目を奪われました。

私が現在暮らす福岡は温かい土地ゆえ,11月も中盤にさしかかろうという今日も緑の木々が多く見られますが,韓国は秋がすっかり深まり,冬の足音がもう間近に迫っているようでした。

桜やもみじの葉は真っ赤に燃え,イチョウの葉はこれ以上ないというほど鮮やかな黄色に染まっていました。そうだった韓国は秋こそが美しいのだと思い出しました。ついでに,私が勉強した韓国語の教科書では秋の内蔵山の話が書かかれていたことも思い出しました。

韓国に暮らしていたころ,毎年銀杏の葉の上を歩いたものでした。大学路のマロニエ公園にはイチョウの大木があり,その銀杏から落ちた大量の葉はまるで絨毯のようにフカフカに積もっていました。

勤務していた大邱大学ではキャンパスのなかにドングリの木がたくさんあり,この時期散歩をしていると,どんぐりが上から落ちてきて,足元ではどんぐりを集めているのでしょうか,リスが走り回っていました。いろんな秋の思い出が頭をめぐります。

さて,最初に述べた学会では,多文化学生への韓国語教育について議論がかわされていました。韓国では,両親のどちらかあるいは両方が韓国語母語話者ではない子どもが急速に増加しているそうです。現在義務教育年齢の子どもたちの中では既に3万人以上,3年後には6万人以上になるそうです。将来的にはさらに増えるだろうとのことでした。

ところが現在の教育システムは,いわゆる典型的な韓国の子ども,つまり両親とも典型的な韓国人であり子どもは韓国語について習得が十分に進んでいることを前提に全教科の授業が進められています。他方,現実を見れば韓国語能力が充分でないために授業についていけない多文化の子どもたちが多く存在しているわけです。教育問題でもあり,社会問題でもある,そんなテーマでありました。

政府はこの状況をこれ以上放置しない,そして今後は韓国語能力の問題によって学業不振になる子どもを出さない,つまりゼロにするという目標を掲げているそうです。両親とも韓国人という,いわゆる典型的韓国人ではないけれども,ともに同じ社会に生きる子どもであり,これからもこの社会でともに暮らす人びとなのであり,他の文化を持っているという社会の多様性という意味において重要な存在であるこれらの子どもたちが,韓国語能力を高め十分な学力がつくよう配慮する方針だとのことでした。

現在は全国の研究校でさまざまな試みが行われているようでしたが,上記の方針は末端の学校ではかならずしも共有されていないという実態もあるようでした。

理想と現実というのは,とりわけ教育の現場では一致しないことが多いとは思いますが,その方針には共感したところです。文化は違っていても同じ社会にともに暮らす人であるという価値観を大切にしたいと思いました。

冠岳山の美しい秋の風景を見ながら,教育や社会について考える一日でありました。

通信127 学習者の悩み相談

【週刊ハンガンネット通信】第127号 (2014年10月27日発行)

「学習者の悩み相談」

コリ文語学堂

金順玉

안녕하세요? 요코하마에서 인사드립니다. 김순옥입니다.

이번 가을 학기는 다른 학원에서 반이 해체되는 바람에 레벨에 맞는 반을 찾아 오시는 분이 유난히 많았습니다.
여러분들 학교는 어떠신지요?
지금은 새로 시작하려는 초급자보다는 이미 수년간 공부해 온 학습자들의 모티베이션 유지를 위해 우리가 힘써야
할 때인 것 같습니다.

어제 수업이 끝난 후에 한 학생분의 고민을 듣게 되었습니다.
그녀의 고민은 이미 오랫동안 한국어를 공부해 왔는데 생각보다 실력이 향상되지 않는다는 것이었습니다.
(물론 듣기와 말하기는 상당 수준)
여기저기 다른 학원의 통신 첨삭코스도 해보고 본인으로서는 최대한으로 노력해 왔다는 거지요.

여러가지 학습 방법이나 이론을 도입하면 할수록 혼란이 와 도대체 어떻게 해야 좋을지 모르는 학습자가
적지 않다는 게 현실인 것 같습니다. (제가 보기에는 문법 중독인 것 같기도 했습니다만……)

이런 학습자에게 어떻게 조언을 하면 좋을까요?
제 생각은 “기본으로 돌아가자” 입니다.
‘소리내서 읽기(음독)’과 ‘베껴 쓰기(필사)’. (음독의 중요성에 대해서는 마에다 선생님께서 이미 제창하신 바 있지요?)
이 두가지는 근대에 이르기까지 동양에서는 왕도로 군림하던 학습법이지요.
일반적인 학문의 학습법으로서는 이미 낡은 방법이겠지만 어학 학습에서는 아직
사용할 수 있는 방법이 아닐까라는 생각이 듭니다.

저는 개인적으로 이제까지 몇개 외국어를 습득해 왔지만 역시 이 두가지 방법이 가장 유효했던 것 같습니다.
언어체계를 머리로 이해하는 것도 중요하겠지만, 우선 몸에 베게 한다는 의미에서 유도의 형(型)을 익히는 것과
같은 효과가 기대된다고 봅니다. 이치나 이론은 몰라도 몸으로 언어를 습득한다는 것이지요.

단 필사(筆写)할 때 주의해야할 것이 하나 있습니다. 틀리지 않으려고 한자 한자 베껴쓰는 것은 좋지 않다는 것입니다.
한 문장 아니면 의미 뭉치 단위로 끊어서 베껴 써야 합니다. 그러다 보면 나름 정확하게 썼다고 생각했던 부분에
오류가 많다는 것을 스스로 알게 됩니다. 바로 이 때, 좋은 문장, 정확한 문장을 쓰는 비결(コツ)을 발견하게 됩니다.
이게 바로 그냥 읽기만 하고 넘어가면 발견할 수 없는 중요한 포인트입니다.

어느 정도 잘 하시는 분들한테서 “말할 때, 늘 쓰는 표현 밖에 나오지 않아서 답답하다”는 말을 많이 듣습니다.
좋은 문장을 베껴 쓸 때, 무의식적으로 자신이 알고 있는 표현을 써 버리게 되는데 그게 오류거나 유치한 표현이라는
것을 알고 정정할 수 있는 찬스를 이런 순간에 포착할 수 있는 거지요.

이미 스스로의 학습법에 만족하고 계시는 분께는 필요없겠지만 고민하시는 분들이 계시면 한번 권해 보시는 게 어떨까요?

通信126 チヂミ志向の日本人:お好み焼きは何に似てる?

【週刊ハンガンネット通信】第126号 (2014年10月20日発行)

「チヂミ志向の日本人」~お好み焼きは何に似てる?~

阪堂千津子

お好み焼きは何と似ていると思いますか?・・という先日の質問に、多くの先生方からご意見をお寄せいただきありがとうございました。

実は、あるテキストのスキットに「お好み焼きは韓国のチヂミみたいなものですよ」と書いたのですが、韓国の方々から「지짐이チヂミではよくわからない」という意見が寄せられて「では何といえば通じるのか」と困ってしまい、みなさまに質問させていただいたしだいです。

思うに、私は今まで日本人に「チヂミは日本のお好み焼きのようなもの」という説明しかする機会がありませんでした。逆も真なりと思っていましたが、はた、と考えてみると、なかなか難しい問題のようです。

「파전バジョン?」・・・でも中身はねぎ(パ)だけでない。
「부침개プチムゲ?」 ・・それだと種類がありすぎる。

ちなみに、私の中では「プチムゲ」はチェサのときなんかに食べる小さいジョンの感覚です。

そもそも「チヂミ」とは何ぞや? と、Wikipediaをのぞいてみると・・・

「チヂミの呼称は慶尚道で話される東南方言に由来するもので、韓国の標準語ではプッチムゲまたはジョンとし、いずれも「平たく伸ばして焼いたもの」という意味である。」

確かに90年代初期まで、ソウルに旅行していたときには、「パジョン」のメニューしか記憶にありません。そのころ、南漢山城の주막(というにふさわしい店)で食べたパジョンとマッコリを思い出します。

それがいつの間にか、世宗会館の裏の、日本食料理が並ぶ一角にチヂミやさん(当時、ソウルで一軒しかなかった回転ずしやさんの隣り)ができたりして、あちこちに「チヂミ」が普及していきました。その店の表記は「지짐이」でしたが、いまや「지지미」と表記する店も少なくないですよね。

あ、で、結局、テキストには「빈대떡」になりました。ピンデトクの大きさがお好み焼きにちょうど良いし、具もいろいろ入っている、小麦粉を使って作るところも多いから、ということで落ち着きました。「ピンデトクは緑豆でしょう(日本語では「緑豆チヂミ」となってますね)」とか「そんな安物じゃない」「いや、お好み焼きもジャンキーだ」などと、しばらく議論は続きましたが、読者の反応はいかに。
実は私には「パジョン」も「チヂミ」も「プチムゲ」も「ピンデトク」も、それぞれもはや別物のように感じられるのですが、ネイティブの先生方の感覚はいかがなもんでしょうか。チヂミはやはりソウルと慶尚道にだけ通じる名称で、プチムゲもパジョンも同じですか?

まあ、呼び方はともかく、日本人は本当にチヂミが好きですよね~?韓国料理を食べに行くと、必ずチヂミを注文しませんか? かくいう私も、甘いお好み焼きよりもあっさりしたチヂミのほうが好物です。 ^^

通信125 会話の練習指導方法

【週刊ハンガンネット通信】第125号 (2014年10月13日発行)

「会話の練習指導方法」

김영우

안녕하세요.
다마시에서 살고 있는 김영우입니다.
지난번 호에서 이토 선생님이 재미있는 글을 올려 주셨는데요, 한국어를 가르치면서 이토 선생님과 같은 경험을 해 본 분들이 많이 있으리라고 봅니다..
실제로 저도 같은 경험을 몇 번 한적이 있는데요, 이토 선생님이 소개해 주신 사이트가 학생들에게 설명하는데 도움이 될 것 같네요.
이토 선생님 고맙습니다!

그건 그렇고, 한국어를 가르치다 보면 수업시간에 선생님과 한국말로 대화를 원하는 학생이 많은데요, 이런 학생들의 요청에 어떻게 응하고 계세요?
하고는 싶지만 정작 무슨 말로 어떻게 해야할지……
그래서 학생들에게는 언제나 식상한 질문을 하게 되는데요, 예를 들면, ‘어제 뭘 했어요?’ 라는 질문 하나로 끝나고 나면 뭔가 허전한 기분…..
뭔가 더 좋은 방법이 없을까하고 고민을 해본 적은 없으세요?

그래서 오늘은 제가 학생들의 대화 연습 기회를 늘리기 위해 사용하고 있는 방법을 소개해볼까 합니다.

먼저 제 1 단계는 초급과정에서 조사와 의문사 공부가 끝나면, 배운 조사나 의문사를 이용한 질문&대답을 해요.
처음에는 가장 간단하게 질문하고 집요하게 질문을 몇 개 더 합니다.
예를 들면,
선생님: “어디서 친구를 만납니까? ”(‘-요’는 아직 배운 상태가 아니라서 -습니다를 사용) ]
학생: “카페에서 만납니다.”
선생님: “카페에서 뭐 합니까? ”
학생: “얘기합니다.”
선생님: “얼마정도 얘기합니까? ”

이렇게 처음에 하나의 질문을 던진 후 추가로 2개의 질문을 동일인에게 해요.

얘기하다가보면 본인이 자주 틀리는 곳도 학생 본인이 깨달을 수 있어 효과적인 것 같아요.
특히 틀리기 쉬운 조사인 장소+で/に의 차이、1시(에), 백화점(에)처럼 시간/장소+に 등은 반복해서 말하게 되니까 주의하더라구요.

저는 질문을 10개 정도 리스트로 만들어서 차례대로 그 반의 레벨에 맞게 질문을 하고 있어요.

또 제 2 단계는 자신의 일기를 한 줄만 써 오게 하는 거예요.
아직 과거형을 배운 상태가 아니라면 현재형으로도 괜찮구요.
써 온 일기를 1사람이 읽고 그 그룹의 나머지 사람들은 들어요.
그리고 나서 일기를 발표한 사람에게 질문을 1개씩 하도록 하는 거예요.
이 방법은 듣고 나서 질문을 해야 한다는 의식 때문인지 조심스럽게 들으려고 하기 때문에 청취력 공부에도(원어민 발음은 아니지만) 아주 좋은 효과가 있었어요.
그리고 자신이 발표한 일기에 대해 어떤 질문을 받을 지 미리 예상해서 답안까지 작성해 오는 사람도 있어요.

이 단계에서는 일기는 한 문장으로만 제한해야 하는 게 좋아요.
왜냐하면 발표하는 일기의 분량이 많을 수록 다른 사람들이 할 질문이 줄어들고 시간이 많이 걸리기 때문이에요.

이 레벨부터는 그룹별 활동도 괜찮아요.
1단계에서 선생님과 학생의 1대1 회화로 어떻게 질문을 하고 대답을 해야 하는지 익숙해져 있으니까요.
그룹내 다른 학생이 자신이 막힌(모르는) 단어를 말해 준다든가, 책을 찾아 보든가 하면서 자극을 받으면서 공부를 할 수 있어서 좋은 것 같아요.

제 3단계에서는 질문과 대답을 새로 배운 문형을 사용해서 좀더 정확한 표현이 되도록 지도합니다.
이제까지는 ‘내일 학교에 가요’ 였는데 ‘내일 학교에 갈 거예요’가 되도록요.

말하기 연습에는 매회10분정도 시간이 소요되도록 배분하고 있어요.

말하기 연습을 지속적으로 해서 좋은 점은 말하는데 자신이 없었던 학생도 말문이 트이게 된 점이에요.
학생들이 사회인들이어서 개인마다 언어능력에는 차이가 있지만 ‘하지 않으면 안된다’ 라는 강제성 때문에 어느 정도 따라오게 되는 것 같아요.

주절주절 적어 보긴 했지만 회원님들에게 도움이 됐는지 모르겠네요.
다른 회원님들은 어떻게 말하기를 지도하고 계신지 알려주시면 고맙겠습니다.

通信124 方言で韓国語訳を考える

【週刊ハンガンネット通信】第124号 (2014年10月6日発行)

「方言で韓国語訳を考える」

伊藤耕一

何年か前の教室での出来事です。
韓国語作文で「あ~、疲れた。」というしゃべり言葉の日本語を訳してもらいました。
できあがった韓国語は、”어~ 피곤했어.” というようなものでした。

一見、良さそうに思えるのですが、おかしいので、「日本語の『疲れた。』と『疲れていた。』は、どのように違いますか?」と尋ねてみました。
すると、「『疲れた。』は『今、疲れて』いて、『疲れていた。』は『過去に、疲れて』いた、ですよね。」と正しい答えが返ってきました。

「ということは、『疲れた。』は韓国語では現在形で “피곤해.” と表現しなければなりませんね。」と言いましたが、今ひとつ納得がいかないようでした。
「疲れた」は日本語では過去形のように見えますが、これにつられて韓国語も過去形にしてしまったようです。

日本語の「た」については、こんな解説があり、この通信を書きながら納得している自分がいます。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1115878266

日本語の「疲れる」は動詞で、韓国語の “피곤하다” は形容詞であることも、納得できなかった原因かも知れません。

そこで、咄嗟に「標準語は分かりにくいので、方言で考えてみましょう。」と言ってみました。
私の地域では「疲れた」を「ごしたい」と言います。
「『ごしたい』を現在形と過去形で書いてみましょう。」と言って、ホワイトボードに書いてもらいました。
すると、現在形は「あ~、ごしたい。」、過去形は「あ~、ごしたかった。」となり、時制が明確になりました。
「これからは、『疲れた』を言う時には、『ごしたい』を活用させて韓国語に直しましょう。」と言ったところ、理解してもらえました。

大阪方言では「しんどい」と言いますが、これも「しんどー。」、「しんどかった。」と韓国語と同じ時制になります。
「疲れた」のほかにも、時制が分かりにくいような場合、方言で説明すると分かりやすいのではないかと思っています。検証したわけではありませんが。

リンク先のウェブサイトには、日本語の「た」は、「過去」、「行為の完了」、「動詞を並べて例示」、「助言」、「状態の継続・放置」、「条件」を表すとして、それぞれの例文がありますが、こんなにもいろいろなことを「た」で表現できることに、改めて驚きました。

本当は方言という説明で逃げるのでなく、日本語のこのような文法事項を理解したうえで説明しなければならないなと、この通信を書きながら反省したところです。

私は方言を好んで使っていますが、私の地域で話す方言で、私が気に入ってよく使う方言のいくつかをご紹介します。
「乱極(らんごく)」
「みやましい」
「えらい」

それぞれ、こんな風に使います。
「乱極にしてますが、ゆっくりとくつろいでください。」
「(久しぶりに会った人に)いつの間にかこんなにみやましくなって!」
「今日の仕事はえらかった。」

どんな意味か分かりますか?

通信123 우리나라말로

【週刊ハンガンネット通信】第123号 (2014929日発行)
우리나라말로
임구순
 
한강네트 회원 여러분 안녕하세요?
저는 교토시 평생교육종합센터  시민강좌에서 10년 넘게 [한글강좌]강사를 하는 재일(在日)2.5세 임구순이에요. 
지나번 통신에서 마에다 선생님께서  고려대학교단기연수회를 기획하시고 현지에서 그 소식을 전해주셨는데 
너무 뜻밖이어서 놀랐지만 부럽기도 했어요. 참가하신 분들이 얼마나 좋아하셨겠어요. 
예전엔 저도 그런 기회를 가지기도 했고 계획하는 게 즐거웠는데
이 몇해동안은  좀 게으른 거 같아서 좋은 자극을 받았어요. 
 
여기서부터가 본론인데요. 이메일 매거진에 글을  쓰기 시작한 지가 오랜데, 저는 거의 대부분 일본어로 써 왔어요.
아무래도 일본어로 쓰는 게 편해서 그랬거든요.
하지만 알기 쉬운 한국말로 발신한다는 게 얼마나 귀한 기회인지도  잘 알고 있어요.
한교실을 운영하시는 김영우 선생님께서  항상 구수한 한국말을 구사하시고 글 쓰시는 걸 보니까
저도 역시 우리나라말로 발신하는 게 좋겠다는 생각을 새로 하게 됐어요.
여러분께서는 [한국어학습저널 HANA]를 아시겠죠.
9월에 3호가 발간 됐는데요.
얼마나 재미있는지, 아직 못 보신 분께서는 서점에서 한번 찾아보시길~

제가 재밌다고 느낀 것 중 하나가 CD인데요.

지방 사투리를 실재로 그 지방에 거주하시는 분들이 직접 가르쳐 주는 순사투리(이런 표현이 맞을지 모르겠어요).
저는 따라 하면서 배우가 된 기분이 돼서 교실에서 서울말도 좋지만 지방 사투리도 써 볼까~하는 생각을 하니까 너무 신나요.
다른 하나가 임주희 씨의 낭독과 토크예요.
듣기 교재가 많기는 한데, 저는 개인적으로 임주희 씨 목소리가 너무 마음에 들고
억양을 그대로 습득하고 낭독 수준도 그정도까지 높이고 싶다는 욕심(목표)이 생겼어요.
오늘 통신에서 저는 수업에서는 녹음기나 CD가 아니라 내 목소리로 따라 읽기, 말하기, 받아쓰기 시키는데,
[HANA]가 학습자들 뿐아니라 강사들에게도 더 공부 잘하라고  타일러주고 힘을 주는 참 좋은 책이라는 걸 얘기하고 싶었어요.
끝까지 읽어주셔서 감사합니다~
한국어 동시통역/ 번역/ 강사

通信122  韓国語のシャワーを浴びてテンションアップ

【週刊ハンガンネット通信】第122号 (2014922日発行)

 韓国語のシャワーを浴びてテンションアップ:高麗大学研修

前田真彦

 

ただ今34日の高麗大学研修中です。その名も、「前田先生といく高麗大学語学研修ツアー」です。こちらについて見ると、ミレ韓国語学院超短期研修という横断幕が張られていて「超」の字を見つけて受講生ともども驚きもし、笑いもしました。

高麗大学でも、3日間の研修は初めてだそうで、普通の短期ではないという意味で、「超」が着いたようです。受講生総勢36名(北海道から山口まで)、昨日の9時から研修が始まっていて、今が佳境の「学生トウミとの交流会」の真っ最中です。

その交流の場をちょっと抜け出し、違う教室でこれを書いています。

主婦の方が家を空けるぎりぎり限界が3~4日ではないでしょうか?ちなみに36人中男性が3人です。

1週間ともなると、よほど好条件でなければ1、おうちの事情・職場の事情が許さないのだと思います。ところが、韓国の語学研修は短いものでも1週間、2週間で、1か月や3か月という単位が多いようです。

ミレで企画した今回の研修は、土日と祝日をはさんで、平日が一日のみという理想の日程が取れました。主婦のみなさんや、仕事を持っているみなさんにとっては、3泊4日の語学研修ツアー参加しやすかったのだと思います。

授業はもちろん100%韓国語ですし、ホテルでもテレビで韓国語を聞き、街でも食べる時も・・・とにかく韓国語のシャワーを浴びること。これが大事ですね。

普段の教室の学習では足りない、「量」をこなし、そして「元気」をもらう、そんな34日になりそうです。みなさんすごいテンションで韓国語を楽しんでいます。

 では、そろそろ僕も交流の場に戻ります。

通信121 学習者を守れていないケースも存在する

【週刊ハンガンネット通信】第121号 (2014年9月15日発行)

学習者を守れていないケースも存在する

アイケーブリッジ外語学院

幡野 泉

当校では先週、今週と2回にわたり、「秋の講座説明会」を開催しています。

初めてお目にかかる方々の前でお話したりするのは私も少し緊張しますが、それでも、皆さん、どんな背景があってここまでいらしたのかな、と想像したり、韓国語に対するそれぞれの「思い」を聞いたりすると、初心にかえることができます。

先週の説明会には10名程度の方がいらっしゃいましたが、この日は初級層の方が多い傾向でした。今回の説明会参加者のみならず、ここのところ、カウンセリングや学習相談にいらっしゃり、当校で学習を開始される方の中で目立つのが、「これまでカフェレッスンで勉強していた(講師はネイティブ)」という方です。

カフェレッスンに限らず、「語学学校に通わず、独学で勉強していた」という方は今も昔もたくさんいらっしゃいますが、少し驚いているのは、(たまたまかもしれませんが)そのカフェレッスン利用者の多さと、「教科書で勉強したことがありません(韓国語の教科書を見たことがない)」「(レッスン費用は)ワンコイン(500円)です」というお話内容でした。すると皆さん、「やっぱり(語学学校は、システムや教育内容が)全然違いますね」と褒めてはくださいます。

もちろん、ハンガンネットの先生方でもカフェレッスンで教えている方はいらっしゃるでしょう。試行錯誤され、プロ意識と熱意を持って取り組んでいらっしゃることと思います。教科書を生徒さんに買わせず、講師自作のプリントできちんと教えている方もいらっしゃるかもしれません。

ワンコインは珍しいケースでしょうし、仮にワンコインであったって、提供する側もされる側も納得しているのであれば口を挟む余地はありません。無数に存在するカフェレッスンの現場すべてを否定するわけではありません。

しかしながら、学習者に同情してしまうような事例を見聞きすることも少なくなく、一方、例えば500円として、サービスを提供する側の労働条件的なことも心配になってしまいます。

小栗さんが「第1回ハンガンネット懇談会(ハンコン)」における意見交換の内容をページに掲載してくださいました(ありがとうございます!)。

https://hangangnetwork.wordpress.com/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%B3/

会合では最後の方で、韓国公的機関の日本における韓国語教育について、民間の立場を申し上げたりもしましたが、公的機関は教育内容は信頼性があるわけですから、民間にとっては苦しい面もありますが、学習者にとって害はないわけです。

しかし、第三者の目が届きにくいカフェレッスンの場合、せっかく韓国語を学ぼうと学習を開始されたにもかかわらず、その方々を守ってあげられていないケースが少なからずあるということを実感しています。

あなたに関係ないと言われればそれまでなのですが、それでも大切な初級の時期を、「分かりやすく明快な文法説明を聞く」「適切な発音指導をしてもらう」「持ちうる語学力で韓国語をたくさん発する」ことなしで過ごしてほしくないと、切に願うのです。しかしこればかりは……

学習者の皆さん自身に気づいてもらうのを待つしかないのでしょう。