通信364「日本語の発音とイントネーション」김영우

【週刊ハンガンネット通信】第364号 (2021年9月15日発行)
日本語の発音とイントネーション

韓教室  김영우
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안녕하세요.
다음 주 9월 26일 ‘발음’을 테마로 한세미ハンセミ가 있기도 해서, 오늘은 제가 일본어를 배울 때 경험했던 발음과 intonation에 대한 얘기를 해 볼까 합니다.

일본어는 intonation에 따라 단어의 의미가 달라질 때도 있어서 한국인에게는 어려운 부분이라고 생각되는데요.

제가 일본에 와서 あいうえを를 배우기 시작할 때 제 주변에는 한국에서 유학 온 젊은 유학생들이 많이 있었어요.
그중에는 일본문학을 전공한 사람들도 있었어요. 유창하게 일본말을 하는 그 학생들을 보면서 부럽다는 생각이 들기까지도 했어요. 저는 고작 あいうえ를 뗐는데 그 학생들은 아는 단어들도 많고 일본에 대한 지식도 아주 풍부했지요.

그런데 그 학생들하고 일본어를 섞어가면서 수다를 떨 때의 이야기입니다. 유학생들의 タマゴ(卵), タバコ의 발음이 어딘가 좀 어색하고 일본 사람들의 발음과는 다르다는 걸 느꼈어요. 어디가 이상한 건지는 저도 그 때는 잘 몰랐었지요.

하지만 그 이유를 한국어를 가르치면서 알게 됐어요.
한국인은 일본어의 단어 첫머리에 カ行소리와 탁음인 ガ行소리, 그리고 タ行소리와 ダ行소리가 올 경우 청음인지 탁음인지 잘 구별하지 못하기 때문이라는 것을요.
예를 들어 <カ>バン과<ガ>バン、<タ>マゴ와<ダ>マゴ에서、 <カ>、<タ>를 각각 발음하려면 <ガ>、<ダ>와는 다르게 발음해야 한다는 생각에서 의식적으로 톤을 높여서 강하게 발음하게 됩니다. 그러면, 자연히 첫소리의 톤이 높아지게 되지요. 실제로 タマゴ의<タ>는 낮게 발음해야 하는 부분인데 강하게 발음하려고 톤을 높인 게 저한테는 어색하게 들렸던 것 같아요.

실제로 수업 시간에 제가 이 얘기를 하니까 어느 학생이 얘기를 하더군요. 자신이 한국에 갔을 때 한국인 일본어 통역 안내원이 ‘カバン(鞄)’의 발음을 해 보라고 한 적이 있었다고요. 아무래도 그 통역 안내원은 ‘カバン’의 <カ>의 발음이 <カ>인지 아니면 <が>인지 일본어 네이티브의 발음으로 확인해 보려고 했던 게 아닌가 싶어요.

그리고 일본어를 공부하는 한국인이 어려워하는 부분이 또 있는데요, 장음과 촉음요. 저는 아직도 일본어의 장음과 촉음이 정확하지 않아 식구들한테서 지적을 받을 때가 있어요. 한국어에도 장음이 있지만 일본어에서처럼 확실하게 알 수 있을 정도로 긴 것도 아니고 말할 때도 장음/단음에 신경을 쓰지 않지요. 촉음도 마찬가지입니다. 한국어의 받침과 촉음은 비슷해보여도 좀 다릅니다. 받침이 한 박자(拍子)라면 촉음은 반 박자로 소리를 내야 하니까요.

외국어를 배우는 학습자는 배우고 있는 외국어를 완벽하게 말하고 싶다는 생각에서 발음 연습을 많이 하지요. 대화를 위해서 발음은 물론 중요하지요. 하지만 발음에 신경을 너무 쓰다 보면 적절한 타이밍의 발화나, 즐거운 대화가 이루어지지 않을 수도 있지요. 따라서 발음에 대해서는 여러 의견이 있을 수 있다고 봅니다. 다음 주에 있는 한세미에서 좀 더 깊이 있게 얘기를 나눠 보지 않으시렵니까?

매주 월요일 보내드리는 통신, 이번 주는 늦게 보내드리게 되어 죄송합니다

通信363「작년 여름 온라인 집중강좌 그 후 그룹레슨에 대해」 김현근

【週刊ハンガンネット通信】第363号 (2021年9月6日発行)
작년 여름 온라인 집중강좌 그 후 그룹레슨에 대해
미리내 한국어교실 김현근
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안녕하세요.

여러분 코로나 상황이 작년에 이어서 올해도 끝날 기미가 보이지 않네요.
작년에 저는 닛포리 교실을 정리하고 신주쿠교실로만 운영하고 있는데요.

작년 5월에 교실에서 집중강좌를 열기가 어려워 온라인으로 처음 열어서 50명 정도 수업을 들을 정도로 성황리에 마친 후, 그 후에 우리 교실에서 온라인과 오프라인 그룹레슨이 어떻게 진행됐는지에 이야기해보고자 합니다.

먼저 오프라인 교실 수업에 관해서 말씀드리자면, 작년 5월에 긴급사태가 끝나고 6월부터 교실 그룹레슨이 4 개 정도 있었습니다만, 1년에 지난 지금은 딱 1개만 하고 있습니다. 그리고 작년말부터 올해 9월에 이르기까지 계속해서 긴급사태가 이어지는 바람에 이제 오프라인으로 그룹레슨을 하기는 불가능하게 된 게 아닐까 하는 생각이 듭니다.

예를 들면 제가 가장 오래 유지해온 그룹레슨이 있습니다만, 토요일 교실에서 하는 3시간 상급 클래스입니다. 10년 정도 유지해 왔기 때문에 제 마음대로 클래스를 없애기도 어려워서 긴급사태가 선언되면 휴강을 했다가 끝나면 재개하고 긴급사태가 새로 발령되면 다시 닫고, 이걸 4-5차례 반복해 왔는데, 이제는 긴급사태 연장과 상관 없이 이 그룹수업을 끝내야겠다는 생각이 듭니다. 혹자께서는 온라인으로 전환하면 되지 않느냐 하시는데, 이 클래스는 교실에서만 수업 듣기를 희망하시는 분들이라 온라인으로 전환도 안 됩니다. 작년에 한 달 정도 시도했으나 실패했습니다. 이 그룹이 없어지면 실질적으로 오프라인으로 진행되는 그룹레슨은 거의 없어집니다.

그룹레슨으로 교실에 받을 수 있는 그룹레슨 수업은 없어졌지만 작년 하반기부터 집중강좌 뿐만 아니라 문법 수업, 시험 대책 수업 등은 모두 온라인으로 전환했는데, 그래서인지 예전에 잘 모이지 않던 그룹도 온라인으로 참가하시는 분들은 많이 늘어났습니다.

상반기에는 한글검정1,2급 대책클래스 하나만으로도 3개의 그룹이 온라인으로 진행되었고 2021년 현재 온라인으로 진행중인 그룹은 평일에 3개, 토요일에 4개, 일요일에 2개가 있습니다. 총 9개가 운영 중입니다.

예전에 교실에서 그룹 수업을 하려고 하면 절반인 4개 정도 유지하면 잘 되는 편이었는데 온라인으로 전환하고 나서는, 일본 각지에서 참가할 수 있어서 그런지 그룹레슨에 2배 이상 참가자가 늘었습니다. 그래서, 앞으로는 온라인 그룹레슨을 평일에도 늘리고 홍보에 더 박차를 가할까 합니다.

지금 추세로는 내년 봄까지도 팬데믹 상황이 지속될 것 같은데 한강네트워크 회원분 중에 온라인이 아닌 교실에서 그룹레슨을 문제 없이 진행하시는 분이 계신지 궁금하네요.

감사합니다.

通信362「プロとしてスタートするための心構え」 幡野泉

【週刊ハンガンネット通信】第362号 (2021年8月30日発行)
プロとしてスタートするための心構え
アイケーブリッジ外語学院 幡野泉
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先週の土曜日は2つの大きなオンラインイベントがありました。2つとも
字幕翻訳に関わるもので、講師とトークゲストを、それぞれ当校出身生で、
現在字幕翻訳家として活躍される方々にご協力いただきました。

午前中は有料講座で、字幕翻訳の技術的なことやプロとしてスタートする
ためのノウハウ・心構えを伝授するもの。午後は、無料イベントで、
字幕翻訳家を志す皆さんの質問に答えるという形式のものでした。
字幕翻訳クラスはここ1年半ほどオンラインのみで運営していたため、
このような触れ合いがとても良かったと、運営冥利に尽きるご感想を
たくさん頂戴しました。

一つ、午前中の有料講座の中で印象に残ったお話をご紹介します。
プロ(字幕翻訳家)としてスタートする際の心構えに関し、
講師をお願いした出身生の方がこんなことをおっしゃいました。
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まずは個人事業主になるという自覚を持つこと。
翻訳会社、制作会社とのやり取りは会社対会社の付き合いと同じなので、
メールの名前もフルネームが出るようにし、ニックネームなどは避ける。
フリーメル(Gmail,Yahooなど)ではなく、有料のプロバイダメールを
使って、フルネームが分かるメールアドレスを用意しておく。
メールの署名もわかりやすく工夫する。
★覚えてもらうことが大切!
年賀状、暑中見舞いなどを兼ねたお伺いも、欠かさずに。
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はっとさせられた受講生の方は多いのではないかと思いました。
字幕翻訳のクラスを開講するとき説明会を行いますが、たいていの方が
「(翻訳の)仕事は学校が紹介してくれるのですか?」とおっしゃいます。

最近は少子化で、高校も大学も、進学や就職のサポートが手厚いですよね。
当校ができるサポートを紹介していますが、やはり、いくら勉強して
翻訳技術が上がったとしても、字幕翻訳家は大抵が個人事業主として
翻訳会社から仕事を直接もらうことになるので、会社対会社の
「会社」になる、という自覚を持ってもらわないといけません。

今回はカリキュラム外の特別講座でしたが、このようなメンタル部分も
スクールとして、カリキュラムに入れていく必要があると思った次第です。

通信361「「韓国語教え方検定」12月12日に実施します」前田真彦

【週刊ハンガンネット通信】第361号 (2021年8月23日発行)
「韓国語教え方検定」12月12日に実施します
ミレ韓国語学院 前田真彦
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中高大学生の無料のオールインワンにウン10人来ている。韓国語を学びたい中高大学生が全国大勢いるという事実がある。
彼ら彼女らの提出する音読は感動的だ。一生懸命読んでいる。しかし、残念なことにポイントがいっぱい抜けている。独学だから見様見真似で読んでいるのだ。誰かが、早い段階で教えてあげないといけない。
<この辺の経緯は動画を見て欲しい>

このような状況を改善すべくリモートスタッフの募集をかけた。何人ぐらい集まるか全くの未知数だったが、なんとウン10人も集まった。今後どう研修し、どう仕事を配分するのか、いろいろ考えてみた。
<YouTubeライブ録画>

以前から構想していた「韓国語教え方検定」を絡めてみようと考えた。
2021年12月12日に第1回目の「韓国語教え方検定」を実施する。9月5日の第66回「メアリの会」でその概要を説明する。時間のある方は聞きに来てほしい。
https://mire-k.jp/meari/

中高生大学生で、独学で韓国語を学んでいる人が全国に大勢いる(中高大学生以外にももちろんだが)。一方TOPIK6級に合格して、自分の韓国語の力を活かしたくてうずうずしている人も大勢いる。自分一人ではなかなか動き出せないし、一人ではハードルが高すぎる。(そういう人のために、ミレの「韓国語教育ラボ」で研鑽し、「メアリの会」で実践を重ねる。ミレは今まで、「教えること」をしっかりと考え、実践を積み重ねてきた。)

韓国語を教えるためには何が必要で、どのような勉強をしないといけないのか、指針がある方が勉強しやすい。全国に多くの需要があることがよく分かった。そこで「韓国語教え方検定」を実施することにした。

「学びたい人」と、「教えたい人」のマッチングをしようという構想だ。「リモートスタッフ」はそのための人材バンクで、「韓国語教え方検定」は、研修装置というわけだ。
まずはミレが走り始める。不十分なところが多々あるだろうが、走りながら修正していく。
先生方からいろんな意見を頂きたい。
急がなければ。若い独学者がいっぱい待っている。

通信360「相手の立場」日下隆博

【週刊ハンガンネット通信】第360号 (2021年8月16日発行)
相手の立場
日下隆博(くさか たかひろ)
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今回、ハンガンネット通信の担当となりました日下隆博(くさか たかひろ)と申します。
簡単に自己紹介をしますと「韓国ミュージカル<パルレ 빨래>」の楽曲や「NHKワールドラジオ日本」の音声を素材とした教材などを執筆している韓国語講師です。
どうぞよろしくお願いいたします。

どんな仕事もそうですが、外国語を教える仕事も、生徒側、相手の立場に立った思考は大切かと思います。

オンライン授業が一挙に広まっておよそ1年半。
オンライン授業移行期での話です。
わたしが運営しているワカンドウ韓国語教室では昨年の全国一斉休校宣言前、
まだ対面授業が可能だった時期に、主婦層の生徒さんにZOOMの接続の仕方などの練習を授業中に行っていました。
いつオンラインのみに変わるかもしれないこともその時にみなさんに認識してもらっていました。
そんな日々のとあるクラスで、説明が始まるやいなや「わたしは絶対にオンラインはしません!」と声を荒げた方がいらっしゃいました。
「とにかく嫌なものは嫌」というトーンで、時期的にも「それでは来週よりこのクラスは休講としましょう」という結論を出すことになりました。

普段iPodも使いこなすような方がどうしてオンライン授業を烈火のごとく拒否したのでしょうか。しばらくして「あの方は旦那さんがとても厳しいんですよね」ということを聞かされました。
そこではたと思いつくことがありました。この方は授業中に「わたしは韓国旅行には絶対行かない」とも言っていました。

ここからはわたしの想像のみです。
「配偶者が心の底から韓国を嫌っている家庭もあるだろう、この方は外に出てこそ韓国語を使えるのであって、家の中では決して韓国語など使える状況ではないのかもしれない。」
昨年オンライン学習が一挙に一般化するころ、「主婦層は機械に弱いのでオンラインについてこられない」といった話も多く聞きましたが、ZOOM接続はLINE連絡ができる人ならそれほど難しいものではないでしょう。

学習者を分析する際、この学習者は勉強が苦手とかではなく、自宅では韓国語学習ができない環境なのかもしれない、若い学習者においても、たとえば子どもの韓国語学習にヒステリックに反応している親がいるのかもしれない、ということに考えを及ばせると、これらの学習者はたいへん厳しい環境を乗り越えて学習を続けている努力家だと分析できます。
学習者の習得の速度は、個人的能力以外に別の要因があるかもしれません。そしてこれらの学習者にとって韓国語の授業は、やりたいことに打ち込めるオアシス的時間かもしれません。こうした想像も相手の立場に立った授業構築のヒントになるかもしれません。

オンライン開催!2021年9月の「ハンガンネットセミナー」のお知らせ

栗のコピー韓国語市民講座講師のネットワーク「ハンガンネット」が開催する秋のセミナーもオンラインにてお届けします。前半は、金順玉先生&前田真彦先生による「発音クリニックリレーライブ」。学習者に対して実際にライブで発音指導を行っていただきます。後半では「オンライン時代の教え方」について、参加者の先生方同士アイデアを出し合い、意見交換をします。ぜひこの機会にご参加ください!

開催日時:2021年9月26日(日)13:00~15:10
開  場:12時40分にZoomの部屋をオープンします
スタート:13時00分
定  員:50名
総合司会:田聖実(韓国語会話教室マルマダン名古屋講師)

セミナー:
◆1時間目(13:00~14:00)(質疑応答含む)
金順玉先生&前田真彦先生による「発音クリニックリレーライブ」
講師:金順玉(コリ文語学堂院長)、前田真彦(ミレ韓国語学院院長)

授業中、発音指導をされることは多いかと思います。しかし、指導の仕方が合っているのか、どこまで指導をするべきか、生徒はどこまでの指導を求めているのか、判断が難しいところです。そこで今回のセミナーでは、金順玉先生と前田真彦先生に実際にライブで4名の受講生に発音指導を行っていただきます。(受講生のみなさんは、「発音クリニック」が終わり次第退室していただきます。)実際の発音指導をご覧いただき、参加者の先生方と多くの意見交換ができればと思います。発音指導の後、意見交換の時間を設けます。

(10分休憩)

◆2時間目(14:10~15:10)
「オンライン時代の教え方」
進行:田聖実(韓国語会話教室マルマダン名古屋講師)

新型コロナにより大きな変革を強いられた教育業界。急速にオンライン化が進みすでに1年が過ぎました。とにかく講座のオンライン化に対応することで大変な時間を過ごされたかと思われます。そろそろオンライン時代の「韓国語の教え方」を研究・発展させる時期に入った頃ではないでしょうか。

この講座では、まずミレ韓国語学院の前田真彦先生に教室で実際に行われているオンラインでの韓国語指導をプレゼンいただき、その後に参加者の先生方にオンラインでの授業のアイデア、課題などをお話しいただき、みんなで共有する時間を設けます。
1.発音・会話指導
2.文法・読解指導
3.オンライン機器の操作 などについて話し合う予定です。

※お申し込みの際に、オンライン授業でのアイデア、悩みなどを一言お寄せください。

参加条件:
・韓国語講師(これから教室を始めたいという方も、大歓迎)
・韓国語教室運営関係者、今後韓国語を教えたいと思っている講師志望者
・会員/非会員は問いません。

【お申し込み】終了しました。ありがとうございました。
悩みや課題に思っていることや現況も一言添えてください。

参加費:1,000 円
【参加費は事前に銀行振込よりお支払いください。】
⇒振込先 paypay銀行 本店 普通 2174994 ハンガンネットマエダタダヒコ

「発音クリニック」受講生募集のご案内

9月26日(日)に韓国語講師向けに開催される、金順玉先生&前田真彦先生の「発音クリニックリレーライブ」セミナーにおいて、発音指導を受けてくださる韓国語学習者さんを募集しています。

セミナーにて発音指導はライブで行われ、金順玉先生か前田真彦先生のどちらかの先生が直接発音指導をしてくださいます。(どちらの先生かは選べません)
自分の発音が、ネイティブに通じるのか、どこをどう直せば自然な韓国語が話せるようになるのか、この機会にぜひ指導を受けてみませんか。

◆募集要項
日 時:9月26日(日)13時~14時頃(リアルタイムで接続できる方)、無料
レベル:中級レベル
定 員:4名
発音課題:自由課題(30秒程度・5~6文程度、なんでも結構です)
申し込み:9月1日(水)12時受付開始(定員になり次第締め切らせていただきます)
申し込みページ(定員に達しました。ありがとうございました。)
※このセミナーでの発音指導は、韓国語講師向けセミナーの一貫として行われます。発音指導が終われば、ルームからご退室いただきますが、当日行われた指導内容は後にメールにてお送りいたします。

通信359「出版社が韓国語教室をやる理由」裵正烈

【週刊ハンガンネット通信】第359号 (2021年8月9日発行)
出版社が韓国語教室をやる理由
株式会社HANA 裵正烈(ペ・ジョンリョル)
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弊社HANAのような小さな出版社(の社長)が飲食店を経営するケースがあります。飲むこと食べることに人一倍関心の強いオーナー社長が、「自分のこだわりの店」を持つというパターンでしょうか。具体的なケースを多く知っているわけでありませんが、たいがいは「(道楽なので)うまく行かなかった」というオチがついてきます。

「事務所の1階がHANAの韓国料理店だったらいいのに…」「HANAで韓国料理店をやったいいのに…」。これも弊社で雑談の際によく話題に上ってきた話です。みんな韓国料理が大好きで、舌が肥えています。副編集長は飲食店の厨房にいたこともあり、ほとんど自分がやるというくらいの勢いだったので、(優秀な編集者を失うという意味で)少々恐ろしくもありました。

ただしHANAが始めたのは、飲食店ではなく韓国語教室でした。これは韓国料理店を始めるより、はるかに分かりやすい選択だと思います。

HANAは韓国語の専門出版社であるため、学習者の間で比較的知名度が高く、集客面で大きな利点があります。また、自社の本を使うことでさまざまなフィードバックが得られる、これから本にしたいアイデアを試すことができるというメリットもあります。さらに加えるなら、弊社スタッフが教育の現場を知る機会、学習者を間近に見られる機会を得られる点が大きいと考えています。

最近では、教室の舞台をオンラインに移したことで、韓国語学習における地域・条件格差の解消、弊社の主要読者である全国の中上級学習者層の維持・拡大にも大きな意義を見出しています。

以上はまさに、弊社が教室を始めた一番の理由に他なりません。ただし、経営者の立場からは、さらにもう一つ、別の理由があります。

ある出版業界の先達は、出版社の経営で最も大事な点について「1に資金繰り、2に資金繰り、3,4がなくて、5に資金繰り」とおっしゃいました。経営という観点で出版社を見ると、最も大事なことは、企画ではなく資金繰りだというのです。

出版社が本を出すと、著者に印税を払うほか、制作に関わった外部のスタッフや会社にすみやかに外注費を払わないといけません。担当した社員の給料はもっと先に支払われます。しかし本の売上は、発売後かなり後にならないと支払われません。また弊社が主に扱うような中上級レベル向けの本は、1,2年後になってようやく元が取れるものが少なくありません。このように、収支の時間差が特に大きいのが出版業界の特徴であり、新刊を出せば出すほどその間の資金負担が増加します。

弊社の韓国語教室では、現在最大10クラスほどの講座を実施しています。各講座(通常6~10回)の全回分全員分の受講料が、しかもまだ授業を行っていないのに先払いで入金されます。社員6人の出版社としては大した売上ではないかもしれませんが、新刊が世に出ても数カ月間ほぼ収入がない出版社としては、それを少しでも補える、計り知れないメリットがあるのです。

ここまで記すと、冒頭の出版社オーナー社長が飲食店経営に手を出す理由について、ちょっと違った見方ができるかもしれません。「社長の道楽」のように書いてしまいましたが、飲食店は「日銭」が入る仕事ですから案外それが理由の場合もあるのではないでしょうか。

通信358 「韓国語教材の2013年から2020年の年間売行きランキング比較」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第358号 (2021年8月2日発行)
韓国語教材の2013年から2020年の年間売行きランキング比較
株式会社HANA 浅見綾子
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アンニョンハシムニカ。久々の投稿になってしまいました。
韓国語教材の専門出版社HANAの浅見綾子です。

いつもHANAの浅見です、と書こうとして、「HANAの~」と書いたところで「HANA」をご存知ない方も多いのではと思い、つい長めの説明文を付け足してしまいます。

今日は韓国語教材の売行きランキングを、数年前のものから現在に至るまで比較しながら語学書の売行きがどう変わってきたのか、または変わってないのか見て行きたいと思います。
(売れ部数の情報は紀伊國屋書店全店のPOSレジで管理される販売情報からになります)

では早速見ていきましょう。

まず、今から8年前の2013年の年間売行きランキング
2013年

1位2位は先生方もよくご存知の『できる韓国語 初級』の1と2です。教室用教材ですが、独学者の方でもよく購入され、不動の1位になっています。
3位はチョ・ヒチョル先生の『1時間でハングルが読めるようになる本』。この本はタイトル通り気軽に読める本で、アマゾンの韓国語ジャンルランキングでもかなり長い間1位を獲得していました。
4位は『韓国語初歩の初歩』。韓国語だけではなく中国語、フランス語、スペイン語という具合に多言語で展開されているシリーズものになります。文字が大きくとても見やすい作りになっています。
8位には『韓国語ジャーナル』の最後の巻がランクインしていますね。
9位にランクインしている『いちばんやささしいハングル練習ノート』は580円という破格の値段で、このあともずっと売れるロングセラー商品になります。

では次に、今から5年前にあたる2016年の年間売行きランキングです。
2016年

1位から6位まで、2013年のランキングにあった商品がそのままランクインしています。
さらに7位は、1位の『できる韓国語』のシリーズもの、8位も2位の『1時間でハングルが読めるようになる本』のシリーズものです。

最後に、昨年2020年の年間売行きランキングを見てみたいと思います。
2020年

最初にも『できる韓国語 初級1』を不動の1位とお伝えしましたが、もう10年以上も1位をずっと維持しているビッグヒット商品です。しかも売れ数も2位にかなりの差を付けての1位に輝いています。羨ましい限りです。
他にランキングを見ていて気づきませんか?2位、3位、6位、7位も8年前にもランクインしているロングセラー商品なのです。韓国語だけの話ではなく、語学書はヒットすると同じ商品がずっと売れ続ける傾向にあります。

もう一つ大きな変化はhime氏の本が3冊もランクインしていることです。これは非常に大きな変化で、何年も同じ本だけが上位を占めていたのに、そこにhimeという新しい風、いや竜巻が巻き起こったのです。彼女のイラストはかなりインパクトのあるもので、真面目な内容の本しか上位にこれなかった韓国語教材の歴史を大きく変えました。

今回の内容はいかがでしたでしょうか。ランキングを見ても分かるように、入門・初級本が上位を占めています。書籍をご執筆される先生方、上位を狙われるのであれば下のレベルのものをご執筆されるのが良いですが、ライバル本がとても多いという事実も忘れてはいけない点です。また狙ったからといって学習者の皆さんに気に入っていただけるとも限らないのが辛いところ。ぜひ学習者のためになるよい書籍をご執筆いただけましたら幸いです。