オンライン開催!2021年6月の「ハンガンネットセミナー」のお知らせ

2533524韓国語市民講座講師のネットワーク「ハンガンネット」が開催する本年度のセミナーもオンラインにてお届けします。前半は、「電子決済の導入」について専門の講師を招きお話を伺います。後半では「音声添削」のやり方について、実際に音声添削を体験し、他の先生方と意見交換をします。ぜひこの機会にご参加ください!

開催日時2021613()13:0017:00
開  場12 40 分にZoomの部屋をオープンします
スタート13 00
定  員30
総合司会:金英う(韓教室 代表)

セミナー
◆1時間目13001420
「語学スクールでの電子決済の導入について」
講師:清水吉弘(武蔵大学、共栄大学非常勤講師、有限会社まる工房代表取締役)

近頃は授業のオンライン化により各教室でも電子決済の導入を考えていらっしゃる先生が多いかと思います。そのようなニーズに合わせて、電子決済の導入方法、決済のできるプラットフォーム各社比較、語学講座での効果的な利用方法などについてレクチャーします。すでに電子決済を利用されている教室の方にもタメになる講座です。
講義1時間、質疑応答20分の予定です。

・電子決済各社の比較
・電子決済の仕組み
・ネットショップのプラットフォームでできること

※電子決済について聞きたいこと、悩んでいることがありましたら、申込の際にお寄せください。

2 時間目(14:3015:50
「音声添削どこまで?」
進行:キム・スノク(コリ文語学堂院長)

発音指導を望む熱心な受講生に対して、発音をどこまで指導すべきか、またどのように添削すべきかは悩ましいところです。グループに分かれて実際に先生方に行って頂いた各自の添削を共有し、話し合います。ネイティブ、ノンネイティブ共に発見のある時間となるでしょう。

※セミナー1週間前に配布する2名の学習者の音声を聞いて、各自で添削すべきポイントを3つほど決め、どう指摘するのか、学生の発音改善のためにはどのようにアドバイスすればいいのかなどを簡単に考えてきてください。

◆懇談会16:0017:00
懇談会司会:丹羽裕美(ひろば語学院院長、ハングル能力検定協会理事など

まだまだコロナが終わりませんね。先生方の近況を教えてください。またネットで流行りの学習法や最近の学習者の学習傾向、授業に対する受講生のニーズへの対応方法などについて話し合いたいと思います。

※お申し込みの際に、教室運営や授業を進めるにあたっての悩みや近況を一言お寄せください。

参加条件
・韓国語講師(今回は小規模教室向けの内容です。これから教室を始めたいという方、大歓迎)
・会員/非会員は問いません。

【お申し込みはこちらから】申し込みページ
悩みや課題に思っていることや現況も一言添えてください。

参加費1,000
【参加費は事前に銀行振込よりお支払いください。】
振込先 ジャパンネット銀行 本店 普通 2174994 ハンガンネットマエダタダヒコ

通信353 「言語学習者としての感想」 伊藤耕一

【週刊ハンガンネット通信】第353号 (2021年5月1日発行)
言語学習者としての感想
伊藤耕一
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会社から転勤を命じられ、マレーシアの子会社で勤務することとなりました。
辞令は出たものの、現地は一時ロックダウン、コロナウィルスの影響のためか渡航手続きが遅々として進まず、ずっと渡航の日を待っているところです。
何もしないわけにも行かず、マレーシア語の勉強を年明けから始めることにしました。
久しぶりにゼロから始める語学学習をしたのですが、学習者の目線で感じたことを書いてみたいと思います。

独習
マレーシア語を習える場所は数少なく、長野県では独習するしかありませんでした。
テキストを探したのですが、マレーシア語の教科書は数えるほどしかありません。
インドネシア語とほぼ同じ言語であるためか、インドネシア語のテキストは比較的多く出版されています。
しかし、経験的に半島と島嶼部では言語が異なることが予想できたので、マレーシア語のテキストを探して買い求めました。
独習の場合、モチベーションが下がらないように気を付けなければなりませんが、今回は「話せるようになりたい」という気持ちを大切にしようと思いました。

文字から入るか音から入るか
韓国語の場合は文字から入った方が近道であろうと私は思っており、マレーシア語も文字の勉強から始めようとしてみました。
ところが、マレーシア語の母音で「e」の音は「에」と読んだり「으」と読んだり、ほぼ半々であることが分かりました。
ほぼローマ字読みとはいえ「e」の音を間違えて覚えると、変な癖がついて通じにくくなるだろうと考えるに至り、音の勉強から入ることにしました。
テキスト付属のCDを車に入れて、行き帰りの合計1時間半ほどの通勤時間を利用して聞き続けました。
当然ながら、最初はひとつも聞き取れなかったのですが、聞き続けるうちに一つ二つと聞き取れる単語が増えてきました。
教科書を読みたい衝動を抑えに抑え、100時間くらい聞いたところで文字を見てみました。
この時の新鮮さというか渇望感というか、この感覚は忘れらないものになりそうです。
「L」と「R」の違い、「B」と「V」の違い、韓国語のパッチムに当たる語末の「t」と「k」の違い、そして「에」と「으」の違いが明らかになった時の「そうだったんだ!」という気持ちはすがすがしいものでした。

正しい発音が身についたか
マレーシア語は読むことよりも話すことに重点を置きたいと思ったので、正しい発音を覚えることを意識しました。
そのチェックには「ポケトーク」を使いました。
マレーシア語を話してみて、正しい日本語が返ってくるか、いくつかの対話文を試しましたが、ほぼ意図した日本語が聞こえてきました。
音から入ったことはある程度の結果につながったよう思います。

全くのマレーシア語入門者として数ヶ月を過ごしてみましたが、意欲ある言語学習者にある程度の結果を出してあげるには、次のような導きが大切なのではないかと感じました。
・やる気を維持するには、どうすればよいか、フォローし続ける。
・文字の勉強と発音の勉強のバランスは見てあげた方がよい。目的や性格によってバランス調整が必要であるように思う。
・成果が分かりやすい形で確認できると安心できる。

1人の学習者として感じたことですが、皆様のご指導のご参考にしていただければと思います。
渡航後は、これまでの勉強が役に立つかどうか、確認してみたいと思います。

通信352 「音声添削について」 韓教室 金英う

【週刊ハンガンネット通信】第352号 (2021年4月19日発行)
音声添削について
韓教室 金英う
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안녕하세요?
새 학년이 시작된 지 벌써 3주일이 지났는데요, 회원님들께서는 어떻게 지내고 계신지요.
저는 주말에 미래한국어학원에서 열린 메아리모임에 참석했습니다
메아리모임에는 2번째 참가하는 거였는데요,
옛날같으면 메아리 모임에 참석하는 건 꿈도 꿀 수 없었는데,
지금은 온라인 덕분에 오사카까지 가지 않아도 참석할 수 있어서 정말 좋았습니다.

이번 메아리모임의 테마는 ‘음성첨삭’.
아직 제 교실에서는 해 보지 않은 분야라서 궁금하기도 해서 참석해 봤어요.
오늘은 주말에 참석했던 메아리모임의 ‘음성첨삭’에 대해 느꼈던 걸 얘기해 보려고 합니다.
미래한국어학원에서 하고 있는 음성첨삭은 어떻게 하고 있는지
두 분 선생님이 첨삭하신 실례와 함께 구체적으로 얘기를 들을 수 있었어요.
첨삭할 때 주의할 점이나 기준, 첨삭 방법에 대해서도 들을 수 있었어요.

모임에서 느꼈던 건,
저 같은 원어민과 원어민이 아닌 선생님이 생각하고 있는 ‘고쳐야 할 부분’ 이 조금 다르다는 걸 새삼 느끼게 됐습니다.
그도 그럴 것이, 원어민은 외국인의 발음이 정확하지 않아도
어느 정도는 듣고 이해할 수 있기 때문이지요.
마치 제가 틀린 발음을 하더라도
일본 사람은 뭘 말하려고 하는지 알아들을 수 있는 것처럼요.
그래서인지는 몰라도 첨삭해야 할 부분의 우선 순위가
원어민이 생각하는 것과 일본인 선생님이 생각하는 것이 똑 같지 않다는 점이 흥미로운 일이었습니다.

그리고 모임이 끝날 무렵,
발음 지도는 어디까지 하는 게 좋은가에 대해 의문 제기가 있었습니다.
이 문제는 다른 선생님들도 고민하고 있는 내용이라고 봅니다만,
학생들의 유창성을 중시하는 게 좋은지,
아니면 발음을 중시하는 게 좋은지,
이 두 항목에 대한 밸런스 문제이지요.
발음 지도를 엄하게 하면 학생들이 입을 떼는 것을 막을 수도 있고,
유창성을 중시하게 되면 발음 지도는 소홀해지기 쉽다는
상충된 문제에 대해서 외국어를 가르치는 선생님이라면 한번쯤은 생각해 봐야 할 과제라고 느꼈습니다.

通信351 「ハングルハンコに挑戦」ミレ韓国語学院 前田真彦

【週刊ハンガンネット通信】第351号 (2021年3月29日発行)
ハングルハンコに挑戦
ミレ韓国語学院 前田真彦
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昨夜、ミレオンラインで、「ハングルハンコに挑戦」を実施した。
日曜日21時30分と遅い時間にも関わらず14人の参加があった。

申し込み者には、石材・印刀など必要な道具を郵送でお送りしておいた。
材料費と送料を合わせて、1000円なので手ごろだ。受講料とは別途いただいた。

彫りたい文言・文字をあらかじめ準備しておいてもらった。
彫る手順や注意点は、パワーポイントで準備して、セミナーの最初に、作業の流れが分かるように説明した。

私は、中学校教師をしていた時期に、中学生にハンコを彫らせた経験はあったがオンラインでの実施は初めてだったので、どうなるか心配だったが、
作業は順調に進み、4,50分で、ほぼ全員彫りあがった。

最後に作品を見せながら、一言感想を言ってもらって全員で記念撮影。
22
皆さん、なかなか味のある作品に仕上がった。

ハングル書道は、日本のいわゆる「お習字」の呪縛から解き放たれて「上手い下手を越えて」、書けるのがいい。
好きな文言を選べるのも楽しい。
とは言え、ハングル書道はある程度文字の稚拙さが誰にでも瞬間でわかってしまう。

それに比べ、ハンコの場合は、1文字からせいぜい3文字までなので優劣を判断する材料が少ない。

ほとんどの場合、「いい味出てますね」という評価でまるくおさまって、本人も満足できる。
字の上手い下手ではなく、手先の器用さやデザインの面白さで作品が映える。

石に彫るのだから、ガイドや道具がなければ敷居が高い。
しかしガイドと道具があれば、初心者でも、1時間で手軽に完成する。

完成すれば、石なので一生もんだ。
白い紙に朱色に鮮やかに映えて、うれしい。
SNSなどでもノートにでも押せるとかっこいい。

「ハングルハンコを彫る」は、文字に対する関心と、自分の韓国語学習に対する愛着をはぐくむもので、
韓国語学習者にもっと広がってほしい。
いや、広げていこう。

「ハングル書道」と「ハングルハンコ」は今後、ミレの定番ワークショップにできる、そんな手応えを得た。

◆第62回 メアリの会
音声添削の基礎基本4月18日(日)17時30分
音声添削の目的・方法を考えます。
章子講師・中村講師の実践報告を土台にします。
https://mire-k.jp/meari/ 550円 どなたでも参加OK

◆「韓国語を教える」夢をかなえませんか?
https://youtu.be/zugnTY-KJWEー韓国語教育ラボ日曜16時~見学自由

通信350 「私の韓国語講師・奮闘記29「一言でもすごい!」」 宮本千恵美

【週刊ハンガンネット通信】第350号 (2021年3月1日発行)
私の韓国語講師・奮闘記29「一言でもすごい!」
宮本千恵美
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私は何年か前に日本語講師資格の勉強をしたことがありました。
多国籍の学習者に共通語である日本語をどう教えていくか、
比較的通じる英語が出来なくても日本語を教える、
とてもわくわくしたことを覚えています。
現在韓国語の学習者はすべて同じ日本人なので、
分からないことがあれば日本語での説明が可能ですが、
言葉が全く通じないかもしれない学習者に教えるって、考えてみたら未知の世界でした。

その中でとても興味ぶかかった教科と言うのが「日本語教育概論」でした。
前回の寄田先生の記事でバイリンガルのことに触れていたのですが、そのことも授業で触れていました。
私は両親のどちらかが外国の人だったらバイリンガルになれたかもとか、
外国にいればその国の言葉を習得できるのではと、言語習得に関してとても簡単に考えていました。
しかしその授業の中ではバイリンガルがいかに大変かということ、2つの言語を習得する大変さを説いていました。

例えばバイリンガル教育的なものがあり、両親が細心の注意を払って双方の言葉を教えていかなければ、
どちらの言語も未熟になってしまい思考の発達にも支障をきたすそうです。
以前にもインターネットの記事で2か国語以上の言葉を有する親は、意外と幼少期からの多言語教育には反対しているという内容を読んだことがあります。

留学時代に上級クラスの討論で、同じような内容を話し合ったことがあります。
幼少期からの英語教育は必要かと言う問いに、私は両親の国が違って2つの国の言葉を教えることはあっても、
両親が同じ国ならばまずは母語を教えてからでも遅くないのではないか、
まだ母語も確立していない段階で外国語をする必要がないのではないかと言う意見を話したことがあります。
しかしながら両親の国が違っていても、実際バイリンガルを育てるのは至難の業なのだと勉強しながら自分の知識のなさや浅はかさを感じていました。
思えば最近ダブル(以前はハーフと言っていましたが、最近はいい言葉ではないみたいですね。ミックスとも言われるそうで…)の芸能人も増えてきましたが、
顔だけ見れば外国の人のようなのに実際は日本語しかできないとか。
それもやはりバイリンガル教育の難しさなのかもしれません。

また寄田先生の記事を読んでいてとても面白くて共感したのが、私の生徒も日本語と韓国語を混ぜて話す生徒が多いことです。
私は冗談で「韓国語版ルー大柴」なんて冗談ぽく言いますし、全部韓国語で話して!と注意しますが、それを見ていた別の教室の生徒が、
「すごい!」
と言うのです。
「私はすぐに韓国語が出てこないです。一言でもすぐに口から出てくるのはすごいです!」
私的には欲張ってすべて韓国語でと言いますが、そうか…一言出すのも簡単なことじゃないのだと思いました。

私は海外旅行が好きで、せめて挨拶とかありがとうだけはその国の言葉で言えたら気持ちいいだろうと
ガイドブックを見て練習しても、実際現地では英語(簡単なものだけです)で言ったり、
気が抜けると韓国語で言ってしまったり、使い慣れていない言葉はすぐに出てきません。
その経験から言えば、生徒さんたちが日常使わない韓国語を流暢に話せるようになることってとても大変なのですね。

それでも生徒さんたちには韓国語を習得してほしいと、
毎回挨拶、安否(元気かどうか)、天気、気候、日付、時間、曜日、気分、1冊目の教科書の中間まで来たら한마디
を言ってもらいます。
日時などに関しては漢・固有数詞を習った後に追加します。
少し慣れてきたら、お互い日付や曜日や気分などの質問、한마디に対する質問をさせたりします。
しつこく同じことを言ってもらう、考えないですぐに口から出せるようにの、練習です。
特に数字は時間をかけていかないとスラスラ言えません。
まだ初級クラスばかりなのですが、まずは簡単なことから発せられるように練習しています。

今年こそ、コロナが少しでも収束して学んだ韓国語が韓国で使えたらと願うばかりです。

通信349 「子どものころから暮らせばバイリンガル?」寄田晴代

【週刊ハンガンネット通信】第349号 (2021年2月27日発行)
子どものころから暮らせばバイリンガル?
寄田晴代
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毎年春が巡ってくるたびに「帰国して○年目」と数えてしまいます。
来月で韓国から日本に戻って6年。そして、うちの末っ子が韓国で暮らした年月と日本で暮らした年月がちょうど同じ長さになります。
2歳で韓国に渡り8年住んでいた、というと、ネイティブスピーカー並みの「日韓バイリンガル」に成長したと思われるかもしれません。
今回はそのことについて書きたいと思います。

私たち家族が韓国へ引っ越すことになったとき、彼は2歳になったところでした。2度目の韓国生活に浮かれる私とは対照的に、さぞ苦労が多かっただろうと想像します。
なにしろ、やっと言葉が少し話せるようになったと思ったら、いきなりそれが通じない世界に連れて行かれたのですから。

息子は、小学校へ上がるまでは近所の保育園(어린이집)で朝から夕方まで過ごしていました。
ピアノ教室でも、もちろん全部韓国語です。
帰国する頃には私の息子は韓国語ペラペラ間違いなし、、、母(私です)は夢想したのでした。

ところがです。
これがいっこうにペラペラにならない。話すには話すのですが流暢ではなく、母のイメージとちょっと違う。
「친구がお膳の上に上って선생님が怒らはってん」というように、話の中に韓国語の単語が混じったりもしました。
面白いと思ったのは、家で私とお店屋さんごっこをして遊ぶ時は、私が日本語を使うと「엄마,한국말 해~!」と怒ることでした。
日本語を使うと어린이집のような楽しい気分にならないのでしょう。

男の子は女の子より言葉が遅く発達すると、子育て中の親の間でよく言われるのですが、それにしても遅すぎる。
そこで、어린이집では韓国語を話しているのか?と担任の先生に聞いてみたところ「お友達が助けてくれるので、あまり話さなくても困らない」と
おっしゃるではありませんか。
気の利く女子たちが「선생님!この子だけ牛乳がありません!」とか「工作の材料がほしいみたいです!」とか、息子が全部言う前に、もしくは何か言う前に代わりに言ってくれてお世話(?)してくれると言うのです。
(「あー、こういう時に챙겨 주다って使うのね」と思いながら先生の話を聞いていた覚えがあります。)

小学校は日本人学校に入学しました。
日本の学校と同じカリキュラムで日本から来た先生に授業を受け、学校生活はすべて日本語でしたが、サッカー教室、水泳教室、ピアノ학원、教会学校など、その他の活動はすべて韓国語の世界でした。
しかし、彼のそばにはいつも韓国語が話せるお友達がいて自分ががんばって話さなければいけない状況にはありませんでした。
そのせいか、いつまでたっても韓国語を流暢に話す姿は見られません。
単語は日常生活で使うものくらいしか知らないようなので、どれくらい聞き取れているのか定かではありません。
ハングル文字は어린이집で習ったので少し書けました。学校でも週1回韓国語の授業があったので、そのときに書く機会があったようですが、作文を書くレベルではありませんでした。

学校のお友達の中には、両親とも日本人でも、家庭教師に韓国語を習い2年くらいで韓国語の本を読んで楽しめるようになった子もいました。
日本語も韓国語も流暢に話せる子どももいるのに、なんであんなふうにならないのか、と残念に思っていました。
いくら若くたって必要がなければ言葉はマスターしないんだ、と痛感。恥ずかしがりなキャラクターも災いしたようです。
毎日テレビのアニメ(「アンパンマン」や「とっとこハム太郎」の韓国語版)を見る時、一時子どもたちに乞われるままに同時通訳してあげていたのですが、あれもまずかったか?と後悔したり。

ある日、韓国人のママ友に「うちの子、なかなか韓国語が話せるようにならなくて」と話すと「え?엄마がいないときはフツ―に話していますけれど」と聞いてあんぐり。どうやら必要なことは話せるらしい、と知りました。
確かに、口数は少ないが、話す韓国語の発音や抑揚は自然な感じです。
今でも、7歳年上の姉が話す日本人的韓国語を聞いて「ぷぷっ」と笑う不敵な態度を見せることもあります。
しかし、韓国語の語彙数や表現は同年齢の韓国人ほどではありません。
そして小学生になってから、日本語の方も頼りないことに気づき始めました。

日本にいるときよりも耳や目から入る日本がが少ないので、より熱心に毎日本の読み聞かせをしていたのですが、どうも息子の言葉には韓国語チックな日本語が混じるとか、日本語の語彙が少ないのでは、と思うようになりました。
二つの言葉に触れれば1+1=2のバイリンガルになると思われますが、どちらも中途半端な1+1=1もありうるようです。
(ちなみに、母語と同レベルで外国語を使いこなせなくても「バイリンガル」と言う、と読んだことがありますが。)

考えてみれば、ある人が2種類の言語を使っていても、それぞれお言語をを年齢に相応しく社会的にも不自由なく使いこなしているかどうかは、同じくらい二つの言語が使える人にしかわからないものです。
小さい時から外国にいるからといって、必ずしもその国の言葉をネイティブのようにマスターできるわけではないのだと体験したわけです。
(うちの子は特別に外国語の才能がないのかと思ったのですが、学校の英語は普通に学べているようです。)

一方、姉の方は意識的に韓国語を学習していますので語彙力や文法の知識は弟と比べ物になりません。TOPIKやハングル検定にも意欲的に挑戦中です。
これは、日本語の力が安定してきた小学校中学年から韓国語に触れ始めたことも関係あるかもしれません。芯になる母語がしっかりしている方が外国語習得も早いと思うのです。稼ぐに追いつく貧乏なし。学ぶに追いつくペラペラなし、です。

「留学でもしないと自由に話せるようになれない」と嘆く学習者に出会うたびに息子の話をして励ましているのですが、似たような経験をされた方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。

通信348 「コロナと主婦のおしゃべり」金英う

【週刊ハンガンネット通信】第348号 (2021年2月9日発行)
コロナと主婦のおしゃべり 
韓教室 金英う
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안녕하세요

끝이 보이지 않는 코로나로 인해 지난 1년 동안 우리 생활 양식이 많이 변하게 됐지요.
재택근무, 온라인 수업/미팅, 배달 서비스, 인터넷 쇼핑 등 이전에는 생각하지도 않았던 일들이 고작 1년 사이에 많이 변했다고 봅니다.

지금부터 보내 드리는 제 통신을 ‘주부의 수다’라고 여기시고 마음 편~하게 읽어 주시면 고맙겠습니다.

저 같은 주부들에게는 특히 온 가족이 집에 있는 시간이 많아져서 더 바빴던 한 해였던 것 같아요.
작년 긴급사태선언 이후 애들 아빠는 주 1회 회사 출근하던 것이 재택근무 100%, 대학생인 큰애와 저는 매일 온라인 수업, 그리고 작은애, 이렇게 온 식구 4명이 집에 있으려니 그야말로 불편한 점이 한두개가 아니었어요.
남편은 회사 출근을 안하는 대신 시도 때도 없이 온라인 미팅, 큰애는 아침부터 오후까지 온라인 수업. 이렇다 보니 청소기 돌리는 소리조차 신경을 써야 했지요.

긴급사태선언 전까지만 해도 저 혼자서 시간을 정해서 식사 준비, 집안 청소 등을 자유롭게 할 수 있었는데, 식구가 한 집에 하루 종일 있게 되면서 다른 식구들의 스케줄도 생각해야 되기 때문에 예정대로 실행할 수 없을 때도 있었어요.

또한 힘들었던 게 점심 준비였어요.
제 한국어 수업이 끝나고 30분 후에 큰애의 온라인 수업시간이 시작되니까 시간을 조정하기가 처음에는 사실 많이 힘들었어요.

그런데 언제부터인가 이런 상황이 달라졌어요.
매일 아침, 식사를 하면서 각자의 그날의 스케줄을 묻고, 그 스케줄 쓴 걸 누구나 볼 수 있는 곳에 붙여 둔 게 효과가 있었어요.
이 습관이 붙고 나니까 각자의 스케줄의 흐름을 서로 알게 됐고, 그 결과 청소 시간을 정하는 것도 쉽게 정할 수 있게 됐답니다.
각자 자신의 방은 다른 사람이 미팅을 하지 않는 자투리 시간을 이용해 청소를 하게 됐어요.
그 결과 각자가 시간을 더 유용하게 쓰게 됐구요.

그리고 점심은 전날 저녁에 좀 많이 만들어 두었다가 이튿날 점심에 가볍게 데우기만 해서 먹게 된 후로는 점심 준비 시간을 절약할 수 있게 됐어요.
또한 늦은 저녁 시간에 한국어 수업이 있는 날은, 그날은 애들이 좋아하는 테이크아웃으로.
우리집애들은 피자나 근처에 있는 한국사람이 운영하는 식당의 육개장을 좋아해요. 육개장을 가지러 갈 때는 큰 냄비를 가지고 가 담아 오곤 하는데요, 4인분 양이 어찌나 많은지 그 이튿날 점심까지 먹을 수 있어서 식구들이 대만족!

코로나 때문에 가족이 함께 집에 있어서 스트레스가 쌓인다는 말을 많이 듣지만 지내는 방법에 따라서는 그다지 힘들이지 않고도 잘 지낼 수 있는 것 같습니다.

끝까지 읽어 주셔서 감사합니다.

通信347 「わだかまりを解くのは、人」幡野泉

【週刊ハンガンネット通信】第347号 (2021年1月25日発行)
わだかまりを解くのは、人
アイケーブリッジ外語学院 代表 幡野泉
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同居する義父母は大の読売ジャイアンツファンで、
新聞は読売新聞を購読しています。

著名な人物の半生をシリーズで掲載する日経新聞の「私の履歴書」は
有名ですが、読売新聞のそれにあたるのが「時代の証言者」です。

最近、取り上げられていたのが、韓国出身の囲碁プロ棋士、趙治勲氏。
幼い頃、韓国から日本に渡り、韓国人として初のタイトル獲得、
そして当時の史上最年少記録を成し遂げた名人です。

当時、韓国から報道陣がどっと押し寄せ、注目を浴びるものの、
韓国語が上手くないことに対する批判も強く、大変傷つき、
傷が癒えるまで40年掛かった、とありました。

40年後に何があったのかは、何日間かに渡る記事を読んでいけば、
いつか分かるのだろうな…と思いながら、毎回新聞を開くことになります。
このコーナーの記者さん、上手なんですよね。

波瀾万丈のプロとしての道のり、愛情に溢れた家族と愛犬のことなどが
紹介されます。そして、とても残念なことに最愛の奥さん(日本人)が
他界します。

韓国での囲碁大会にも出場し、韓国、韓国人との交流も盛んでしたが、
韓国語ができないことに対する根強い批判、その後台頭した曺薫鉉氏
(アルク『曺薫鉉の考え方』は面白いです!)の肩を持つ?風潮などに
やりきれなさを感じていたころ、紹介で知り合ったのが
「韓国の彼女」(新聞記事そのままの表現)。

この女性は囲碁への理解が深いのはもちろんのこと、
韓国人ならではの考え方などを趙治勲さんに上手に伝えたそうで、
ようやく、それまでのわだかまりのようなものが取れていった、と。

これが「40年後」のことなのかははっきり書かれていませんでしたが、
私はこれが「40年後」のことだと解釈しました。

思ったのは、人の力は大きいな、ということです。日韓のわだかまり、
政治でも、個人でも、どうしても抱えてしまうかもしれませんが、
そんなわだかまりを解くのは人の力。

まずは私たちがそんな人物になること、そしてそのような人を
育てることが、使命だと思いました。

通信346 「オンライン授業はだれもが初心者だから」前田真彦

【週刊ハンガンネット通信】第346号 (2021年1月18日発行)
オンライン授業はだれもが初心者だから
ミレ韓国語学院 前田 真彦
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hanaの韓国語の勉強法講座 YouTubeライブは楽しかった。
録画です。ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=Rtr_6vYYD_E

このライブのために浅見さんと何回も打ち合わせをし、予行をした。
僕は今まで何回か、対談形式もやっているしYouTubeライブの配信もしている。

しかし今回、パワーポイントを動かして、音声をかけて、など、いろいろ新しいやり方も試した。
動画の中で、「パワーポイントのアニメーションを動かす」だけで、実は相当難しい。

パワーポイントの隅に自分の顔を出すやり方もやってみた。
これも可能だ。しかしアニメーションとの混在ができない。

マイクも、少し離れるだけで聞こえ方が変わる。

浅見さんが細かくモニターしてくれた。
自分の声と、スピーカーから出る音源の聞こえ方を調整しなければならない。

オンライン授業は誰もが初心者だ。

僕に多少経験があるといっても、この程度だ。

だから相互にモニター役になり、いろんなやり方を試して、
安定性と、利便性を少しでも高めなければならない。

医者が医療技術を高めるのは当然として、
医者が、運転免許を持てば
地域への往診など、病院に来られない患者への医療活動の可能性が開かれるように、
韓国語講師も、オンラインの技術を身に付ければ
韓国語を習いたがっている人たちの可能性がひろがる。

オンラインの技術は、基本がわかればいい。
とりあえず、それでいい。

しかし、同じシステムを使ってこんなこともできる、というちょっとしたアイディアがあれば、授業の幅が広がる。

それは受講生にとって大いにプラスに働く。

今、市民講座の講師はオンライン技術を相互に交流し、磨く時だ。

2月11日(木祝)13時~ ハンガンネットセミナー&懇親会(終了しました)
1、ハングル書道入門
2、オンライン授業辺々の技術
懇親会
https://hangangnett.com/
を実施する。

大阪が当番だから僕が担当するけれど、本当は、講師になるのもおこがましい。
しかし、今やらなければ、1年後、2年後では遅すぎる。

皆さんとオンラインの見え方や聞こえ方の工夫について交流したい。

ちょっとした角度で見え方が変わり、聞こえ方が変わる。
上手くいくこともあれば、そうでもないこともある。

だから今は、回数と経験を積まなければならない。

今必要なのは、オンラインを活用して韓国語教育の可能性を発信する勇気だ。