通信347 「わだかまりを解くのは、人」幡野泉

【週刊ハンガンネット通信】第347号 (2021年1月25日発行)
わだかまりを解くのは、人
アイケーブリッジ外語学院 代表 幡野泉
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同居する義父母は大の読売ジャイアンツファンで、
新聞は読売新聞を購読しています。

著名な人物の半生をシリーズで掲載する日経新聞の「私の履歴書」は
有名ですが、読売新聞のそれにあたるのが「時代の証言者」です。

最近、取り上げられていたのが、韓国出身の囲碁プロ棋士、趙治勲氏。
幼い頃、韓国から日本に渡り、韓国人として初のタイトル獲得、
そして当時の史上最年少記録を成し遂げた名人です。

当時、韓国から報道陣がどっと押し寄せ、注目を浴びるものの、
韓国語が上手くないことに対する批判も強く、大変傷つき、
傷が癒えるまで40年掛かった、とありました。

40年後に何があったのかは、何日間かに渡る記事を読んでいけば、
いつか分かるのだろうな…と思いながら、毎回新聞を開くことになります。
このコーナーの記者さん、上手なんですよね。

波瀾万丈のプロとしての道のり、愛情に溢れた家族と愛犬のことなどが
紹介されます。そして、とても残念なことに最愛の奥さん(日本人)が
他界します。

韓国での囲碁大会にも出場し、韓国、韓国人との交流も盛んでしたが、
韓国語ができないことに対する根強い批判、その後台頭した曺薫鉉氏
(アルク『曺薫鉉の考え方』は面白いです!)の肩を持つ?風潮などに
やりきれなさを感じていたころ、紹介で知り合ったのが
「韓国の彼女」(新聞記事そのままの表現)。

この女性は囲碁への理解が深いのはもちろんのこと、
韓国人ならではの考え方などを趙治勲さんに上手に伝えたそうで、
ようやく、それまでのわだかまりのようなものが取れていった、と。

これが「40年後」のことなのかははっきり書かれていませんでしたが、
私はこれが「40年後」のことだと解釈しました。

思ったのは、人の力は大きいな、ということです。日韓のわだかまり、
政治でも、個人でも、どうしても抱えてしまうかもしれませんが、
そんなわだかまりを解くのは人の力。

まずは私たちがそんな人物になること、そしてそのような人を
育てることが、使命だと思いました。

通信346 「オンライン授業はだれもが初心者だから」前田真彦

【週刊ハンガンネット通信】第346号 (2021年1月18日発行)
オンライン授業はだれもが初心者だから
ミレ韓国語学院 前田 真彦
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hanaの韓国語の勉強法講座 YouTubeライブは楽しかった。
録画です。ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=Rtr_6vYYD_E

このライブのために浅見さんと何回も打ち合わせをし、予行をした。
僕は今まで何回か、対談形式もやっているしYouTubeライブの配信もしている。

しかし今回、パワーポイントを動かして、音声をかけて、など、いろいろ新しいやり方も試した。
動画の中で、「パワーポイントのアニメーションを動かす」だけで、実は相当難しい。

パワーポイントの隅に自分の顔を出すやり方もやってみた。
これも可能だ。しかしアニメーションとの混在ができない。

マイクも、少し離れるだけで聞こえ方が変わる。

浅見さんが細かくモニターしてくれた。
自分の声と、スピーカーから出る音源の聞こえ方を調整しなければならない。

オンライン授業は誰もが初心者だ。

僕に多少経験があるといっても、この程度だ。

だから相互にモニター役になり、いろんなやり方を試して、
安定性と、利便性を少しでも高めなければならない。

医者が医療技術を高めるのは当然として、
医者が、運転免許を持てば
地域への往診など、病院に来られない患者への医療活動の可能性が開かれるように、
韓国語講師も、オンラインの技術を身に付ければ
韓国語を習いたがっている人たちの可能性がひろがる。

オンラインの技術は、基本がわかればいい。
とりあえず、それでいい。

しかし、同じシステムを使ってこんなこともできる、というちょっとしたアイディアがあれば、授業の幅が広がる。

それは受講生にとって大いにプラスに働く。

今、市民講座の講師はオンライン技術を相互に交流し、磨く時だ。

2月11日(木祝)13時~ ハンガンネットセミナー&懇親会(終了しました)
1、ハングル書道入門
2、オンライン授業辺々の技術
懇親会
https://hangangnett.com/
を実施する。

大阪が当番だから僕が担当するけれど、本当は、講師になるのもおこがましい。
しかし、今やらなければ、1年後、2年後では遅すぎる。

皆さんとオンラインの見え方や聞こえ方の工夫について交流したい。

ちょっとした角度で見え方が変わり、聞こえ方が変わる。
上手くいくこともあれば、そうでもないこともある。

だから今は、回数と経験を積まなければならない。

今必要なのは、オンラインを活用して韓国語教育の可能性を発信する勇気だ。

通信345 「韓国語素材・例文のレベル分析を行えるサイト」裵正烈

【週刊ハンガンネット通信】第345号 (2021年1月14日発行)
韓国語素材・例文のレベル分析を行えるサイト
HANA 裵正烈
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本ネットワークの会員の方であれば、ハングル能力検定協会が出版している『合格トウミ(以下トウミ)』についてご存じかと思います。出題範囲や単語・文法項目などのリストが級別に細かく分けて掲載されているため、小社でもさまざまな韓国語学習書の制作において、難易度の目安として大いに活用しています。

特に単語集は、数冊から成るシリーズをハン検のレベル分けに沿って構成しているため、見出し語は当然のこと、例文でも該当級より上のレベルの単語・文法を使用しないことを原則にしています。例文を書く際には当然、トウミを何度もめくって語彙のレベルを確認します。何度もめくるので、編集部にあるトウミは垢まみれになっています。

一方小社では、すでにある例文や文章を、ハン検のレベルを頼りに難易度分析する、書き直すといった作業もよく行っています。例えば、小社の雑誌『韓国語学習ジャーナルhana』には多読用の短い文章が毎号2、3作品収められていますが、最低限の文学的表現を用いるのにどうしてもレベル外の言葉を使う必要が出てきますし、いちいちトウミを見ながら文章を書くのも難しいです。こうしたものは、まず書いて、後でレベル分析を行い、必要ならば書き直す、語注を付けて解説する、ということになります。

こうしたときに小社で利用しているのが、油谷幸利先生のウェブサイト「韓国語総合学習館」の中にある「韓国朝鮮語文レベル解析」です。このサイトは分析したい韓国語文を貼り付けるか打ち込み「分析」ボタンを押すことで、韓国語文が形態素別に分解され、各形態素(単語や文法項目)の語義や種類、レベルが示されるようになっています。

■韓国語総合学習館(韓国朝鮮語の森)
http://korean.webcrow.jp/index.php

■韓国朝鮮語文レベル解析
http://koreanlexis.webcrow.jp/Analyze/analyzeLevel87.php

同音異義語の存在や解析の仕方によって分析結果が何通りか示されることがあるので、その場合には手動で適切な語を選択する必要があります。たとえば「선생님 말씀을 잘 들으세요.」という文を分析してみます。「들으세요」の部分だけ見ると、

□듣다01 動詞26:ㄷ変則 聞く・効く 2
□듣다02 動詞26:ㄷ変則 こぼれる 6
□듣다03 動詞26:ㄷ変則 匂いを嗅ぐ 6
□으시 補助語幹 尊敬 2
□어요 略式丁寧体語尾 平叙文・疑問文・要求文 1

のように分析されるので、不適切な語のチェックを外して、「選択表示」をクリックすると下記のような正しい分析結果が示されることになります。

□선생님 名詞 先生 1
□말씀 名詞 おことば 2
□을1 対格助詞 を 1
□잘01 副詞 よく・上手に・十分 1
□듣다01 動詞26:ㄷ変則 聞く・効く 2
□으시 補助語幹 尊敬 2
□어요 略式丁寧体語尾 平叙文・疑問文・要求文 1

ここでのレベルは「1=5級、2=4級、3=3級、(中略)、9=1級・外国人名・外国地名+接尾辞」といった具合に、ハン検の出題範囲を基本に設定されており、この例文はすべてハン検4・5級レベルの単語・文法だけ使われていることが分かります。さらに、解析結果として現れた各語をクリックすると、リンク先のWeb辞典に飛び、語義説明と用例を参照することもできます。

そしてこの解析結果は、画面上でコピーして、そのままの形でエクセルのシートにペーストすることが可能です。つまり全例文について同じ作業を行えば、その本の例文で使われている全単語・文法項目のリストが出来上がります(重複文を省く必要はありますが)。

実際小社で単語集を作る際には、見出し語から訳、関連語、例文、例文訳にいたるまでデーターベースで管理をしていますが、こうした分析結果を同じデーターベースに取り込みます。こうすることで、初出例文や初出ページ、本や章の中での出現回数(頻出度)などをボタン1つでチェックできるようになります(エクセルでもかなりのところまでできるはずです)。逆にリストを参照して再編集を行うことで、そのレベルで必須となっている文法項目をまんべんなく例文に埋め込むことも可能です。

韓国語を教える立場でも、K-POPの歌詞を分析していってK-POPの「コーパス」を作り、それを使った授業を企画する、または受講生や生徒の方に提供するといったこともできるのではないでしょうか。

なお「韓国朝鮮語文レベル分析」はサイトよりも下記リンクからダウンロードできるソフト「韓国語学習辞典(Windows版のみ。無料版/有料版)」のほうが、分析できる構文が多いとのことです。小社のパソコンはすべてmacなので試すことができませんが、ご参考まで。

■韓国朝鮮語文レベル分析ソフトダウンロード
http://koreanlexis.webcrow.jp/Vector/index.php

最後に、ここに紹介したレベル分析はごく一部機能であって、油谷先生のサイトおよびソフトには、韓日・日韓辞書に始まり、レベル別四択語彙クイズ、レベル別用言活用形練習、クロスワードパズル、タイピング練習のようなeラーニングコンテンツまで、さまざまなコンテンツが含まれていますので、ぜひ一度ご覧になっていただきたいです。

通信344 「オンライン時代の韓国語学習」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第344号 (2021年1月4日発行)
オンライン時代の韓国語学習
HANA 浅見綾子
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皆さま、あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い致します。
HANAの浅見綾子です。

首都圏で今週来週あたりに緊急事態宣言が出されるようでみなさんの学校でもどう対応するのか判断が迫られ大変かと存じます。
今週の授業をどうするかなどの情報を共有してくださった各先生方、ありがとうございます。
弊社HANA韓国語スクールは昨年3月にすべての対面での授業を中止し、準備期間を経てすべての授業をオンライン授業に切り替えました。
よって緊急事態宣言が出たあともそのままオンライン授業を続ける予定です。

さて、HANAは季刊で『韓国語学習ジャーナルhana』を刊行しておりますが、
次の39号(3月発売)では「オンライン時代の韓国語学習(仮)」を特集する予定です。
それに伴い、オンラインでできる韓国語学習を色々研究しております。
まず身近なのがYouTubeにて韓国語を学習することかと思います。
いろんな方がYouTubeにて韓国語を教えられていますが、説明がとても分かりやすく本当に素晴らしいユーチューバーさんから、そうではない方もいらっしゃるようです。
学習者は初級であればあるほど判断が難しいと思いますので、YouTubeだけで勉強するのではなく学校や教材や生素材など色々組み合わせて勉強してもらえたらと思います。

ある韓国語ネイティブのユーチューバーさんが(先生かどうかはわかりません)
「韓国語のイントネーションが変だと通じなかったり自然じゃない」というような内容について日本語で説明されていたのですが、その日本語のイントネーションがかなり不自然だったので、ちょっと説得力が欠けちゃうなぁと思ってしまいました。
私は日本語母語話者ですが、韓国語のイントネーションの話を学習者さんにすることもあるので、自分もできていないのにイントネーションの話をしないでよ、と思われないよう謙虚な姿勢で話さなきゃなと思った次第です(汗)。

通信343 「本年もありがとうございました~2020年を振り返って~」阪堂千津子

【週刊ハンガンネット通信】第343号 (2020年12月31日発行)
本年もありがとうございました ~2020年を振り返って~
阪堂千津子
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2020年も残すところあと数時間。みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

年末のあわただしさはいつもと変わりませんが、今年は一年を振り返ると「コロナ禍」という文字が浮かんできます。1年前の今日を振り返ってみると、まさかこんな年になるとは、思いもよりませんでした。

自粛、オンライン、ハイブリッド、愛の不時着、BTS, NiziU・・・こうして今年一年に流行した単語を思い出すだけでも、この1年間の韓国語教室には、いろいろな困難と転機が訪れたことがわかります。このハンガンネットメーリングリストでも、会員の先生方が様々な工夫と努力を重ねて、この時期を乗り切る様子を知ることができました。困難な時期にこそ、それをどう乗り切るかが重要なんだ、と改めて思いながら、楽しく読ませていただきました。そして、勇気と元気もたくさんいただきました。改めて御礼申しあげます。

実はハンガンネットは創立10年を迎え、節目となる2020年の初めに新体制を整えて1年の計画を立てました。残念ながらその計画は、コロナによって志半ばで断念せざるを得なくなりました。もっと創意工夫をすれば、計画通りやり通せたかもしれません。ひとえに代表の力不足であったことを心からお詫び申し上げます。しかし、数回ですが今年開催したオンライン形式のハンセミでは、全国に会員をもつハンガンネットにとってオンラインが理想的な開催方法であることが確信できましたし、初めて試みた「オンラインお茶会」では、会員同士が気軽に新しいつながりを持つことができた画期的なイベントであったと思います。

来年度はこれらのイベントを引き続き開催しつつ、さらにもっとみなさんに寄り添った活動ができるように頑張りたいと思います。早速、2月にはハイブリット授業を題材にした前田先生のハンセミが開催されます。オンライン形式ですので、地方の会員の方にも気軽にご参加いただけると思います。どうかふるってご参加ください。来年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。

ワクチンが普及しても、元のような生活に戻れるまで、あと2,3年はかかると予測されています。もしも以前のような世界にまた戻れたら、みなさんはまず何をしたいですか。

私はまた、みなさんの教室にでかけていって、直接お目にかかりたいと思います。きっとそのころには、韓国語教室の在り方がまた大きく変わっているかもしれませんね。その状況にうまく適応してご活躍しているみなさんの姿を、ぜひ拝見させていただきたいです。

みなさん、今年一年、本当にありがとうございました。
そして、来年もお体に気をつけて、お元気でお過ごし下さい。

새해 복 많이 받으세요.

ハンガンネット世話人代表
阪堂千津子

ハイブリッドで開催!ハンガンネットセミナーのお知らせ

e99baae3819fe38299e3828be381be韓国語市民講座講師のネットワーク「ハンガンネット」が開催する本年度2回目のセミナーはオンラインとオフラインの両方、ハイブリッド形式(会場は大阪)で行います。
前半は「オンライン授業の見せ方」をテーマにしたセミナー、後半は韓国語教室運営者のための懇談会でお互いの悩み事の解決を目指します。これを機会に、韓国語教育についてみんなで考えてみませんか。みなさんで韓国語教育の現状と未来について楽しく語り合いましょう!

開催日時:2021 年2 月11 日(木祝) 13時から
会場:オンライン参加者はZoomで、オフライン参加者はミレ韓国語学院 大阪駅前第4 ビル6F (JR 大阪駅から徒歩10 分)に来てください。
開場:12 時30 分にオープン
開会:12 時50 分
総合司会:寄田晴代(東京文化学習センターハングル講座講師)
セミナー
1時間目(13:00~14:00)
「ハングル書道入門-好きな単語やことわざを書いてみよう(筆ペン使用)」

ハングルに親しみ、文字としての魅力を体感できる取り組みです。みなさんの教室でもすぐに実践できるように、単発のイベント向きに授業を構成してみました。一緒に書きながら楽しみましょう。オンラインでも手元が見えやすいように、カメラのアングルを工夫します。
講師:前田真彦(ミレ韓国語学院長)

2 時間目(14:10~15:10)
「オンライン授業の片々の技術-ちょっとした工夫で大きく変わる」

PC2 台を使った動画の見せ方、ATEMmini(スイッチャー)を活用した複数カメラの切り換え方、クロマキー合成の方法などなど。
講師:前田真彦(ミレ韓国語学院長)

懇談会:15:30~17:00
「韓国語教室運営者のための話し合い」
懇親会司会:金順玉(コリ文語学堂代表)
コロナ禍での韓国語教室運営は苦しいと思います。苦しい中でもNetflixNiziUの影響で韓国語学習者が増えたという情報もあります。みなさんの教室ではいかがでしょうか?現況と今後の展望、オンライン授業の実施状況など、みなさんで知恵を出し合って、協力してこの難局を乗り越えていきましょう。まずはつながることから始めませんか。

参加条件:
・韓国語講師(今回は大学等の大人数向けでなく韓国語教室等の小規模授業を対象とした内容となります)
・会員/非会員は問いません。
参加申込方法:2021年1月5日10:00以降に、この下のリンクからお申し込みいただけます。

【お申し込みはこちらから】申し込みページ2021年1月5日10:00にリンクが有効になります)
悩みや課題に思っていることや現況も一言添えてください。

大阪会場参加者定員:10 人
オンライン参加者定員:50 人

参加費:ハンガンネット会員:1,500 円 非会員:2,000 円
【参加費は事前に銀行振込(手数料はハンガンネット負担)によりお支払いください。】
⇒振込先 ジャパンネット銀行 本店 普通 2174994 ハンガンネットマエダタダヒコ

通信342 「私の韓国語講師・奮闘記28 貯金で話す韓国語」宮本千恵美

【週刊ハンガンネット通信】第342号 (2020年12月21日発行)
私の韓国語講師・奮闘記28「貯金で話す韓国語」
宮本千恵美
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ある先生からのアドバイスで、昨年からブログを始めました。
私の奮闘記と言う題名から、ブログで公開してみたらどうかと言うご提案でした。
自分の教室の宣伝にもなりますし、始めてみようと・・・まだまだ観覧数も少ないですが、のんびり続けております。
私のブログは韓国語に対する語彙や文法解説などは全くなく、講師生活の中で感じたことや考えをつらつら書いております。
最近感じたことを書いたブログの内容をここに書かせていただきたいと思います。
※ブログの書き方と少し変えてあります。

これは最近教室で感じたお話です。
私の元には独学者が来ることもあれば、留学経験者も訪ねてきます。
留学経験者だと聞くと上手なのではと期待してしまいます。
つい最近、1年間留学したという方にもお会いしましたが、ご本人曰く韓国語が抜けていくとお悩み中でした。
でも帰国したのは今年の6月だというので、そんなすぐ忘れるかと思いもしましたが、答えは簡単に出ました。
それは日本で韓国語を使う頻度がとても少ないということ。

大概は使ってないとか、現地の人とチャットなんかでは話すことがあっても、
結局はどんどん少なくなっていきメッセージだけになり…なんてこともよく聞きますし、私自身もその経験があります。
帰国すると忘れてしまうリスクは誰にでもあります。

またもう1つの傾向として、題名の通り「貯金で話す韓国語」。
簡単に言えば、残っている残高(韓国語)で話す、と言うことなのですが、話せてるのではと思うかもしれません。
しかしそれは話せていると言っても、よく使う文法・表現に助けられているだけで、伸びることがないのです。
そしてどんどん、一定の言い方しかできなくなったり、同じような文法を使うだけになったり。
実際は韓国にいた時のほうがもっといろいろな言い方をしていたと思います。
でも帰国すると、使う頻度が減る、それに伴って話す言葉も減り残ったもので話そうとなっていきます。

そこで維持しようと韓国人に会って何とか・・・で維持できれば良いのですが、維持できていない人がとても多いです。
例えば、毎日嫌でも韓国語を話す環境と、自分のしたい時にだけ話す韓国語、
どちらがが伸びるかと言えば断然前者ではないでしょうか。
でも日本にいる限りその環境を作ることは容易な事ではありません。

では、母語でない言語を教えている先生はなぜいつまでも話せるのか?
これも答えは簡単で毎日使うからです。
今日韓国語が嫌だと思っても、仕事で使わなければいけません。
韓国語で資料を作らなければいけません。
韓国語で話さなければいけません。
仕事として使っている以上は、維持しなくてはいけません。
少し留学の時と状況が似ています。
それが嫌だと思っても逃げられません(笑)

では、留学経験者などの学習経験者たちのどうしたらいいのでしょうか。
勿論教室に通うもありですし、韓国人の友人でも恋人でも作り密に連絡を取り合い話す機会を作るのもあり。
同じようなレベルの人たちで集まって話す機会を作るのもあり。
本人が望まなければ、そのレベルでい続けるのも勿論ありです。

でもやはり上達したいと思っている気持ちはどこかにあったり、周囲の人たちが向上していく姿を見て、
しておけば良かったと後悔することもあるでしょう。
また自分の学んだことを失いたくない・維持したいときは少なからず学習は続けるべきだと思います。
必ず教室に通うだけが良い方法とは言いませんが、
一人での学習継続が難しい人は教室や最近たくさん開催されているオンライン授業への参加するなど、
継続できる環境を作ったほうが良いです。
語学の学習は終わりはありません。
しかし一生続けられることがあるって、なんだか素敵なことだと思いました。

このブログは教室以外にも中上級者や留学経験者などの会話の場を作り、
自分自身の韓国語の維持のためにもカフェを開設した時に参加した受講生のことを書きました。
留学経験やワーホリの経験があり韓国の友人と話してはいましたが、
本人曰く「長い文章」、「自分の意見」もうまく言えない、また聞き取りも十分ではありませんでした。
自分のできる範囲で会話をしていたようですが、上達したいという思いがあり、もう1度学習を再開しました。
でも留学経験者ということで、答えるスピードは母語話者なみで、今からどれくらい伸びるかとても楽しみな生徒です。

通信341 「キムチがあきれ返る?」伊藤耕一

【週刊ハンガンネット通信】第341号 (2020年12月8日発行)
キムチがあきれ返る?
伊藤耕一
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先日、このような記事を見つけ、興味深く読みました。
「キムチがあきれ返る…『中国キムチ』が世界標準になったって?」
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/201207/for2012070005-n2.html

朝鮮日報の原典はインターネットから削除されてしまったようですが、概要はこのような内容のです。
中国共産党の機関紙、人民日報系の環球時報が「国際標準化機構(ISO)の承認を受けて、中国の「泡菜」がキムチの基準となった。」と報じた。
キムチと泡菜は「塩蔵発酵野菜」という点では同じようですが、「ISO 24220キムチ(塩蔵発酵野菜)規範と試験方法国際標準」の承認を受けたとあります。
これに対し、韓国の様々なところで反論が出たとのことです。

泡菜は食べたことがないので、作り方を調べてみました。
キムチと泡菜の作り方を比べてみると、同じようにも見えますし、異なるようにも見えます。

キムチ https://cookpad.com/recipe/1000316
泡菜  https://cookpad.com/recipe/3381337

双方のレシピを見た料理の素人の感想で恐縮ですが、キムチと泡菜を一緒にするのは無理があるのではないかと思いました。
これが同じであるなら、長野県で作る野沢菜漬けも同じ仲間になるように思います。

野沢菜漬 https://cookpad.com/recipe/3538482

もう少し調べてみると、英国のBBCがこの議論に絡んでいるのを見つけました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/50b2b43f990bb3bc3e70929de0e15a92e4724b22

BBCは「誤報」と報じており、そうだよねと安心しました。
BBCは「伝統的にキムチは野菜を洗って塩漬けにし、ヤンニョム(合わせ調味料)と発酵した海産物とともに土製のかめに入れ、地中に埋めて作る」とした上で「『キムジャン』というキムチを漬ける儀式は、国連科学教育文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている」「ISOの文書には、今回の食品規格が『キムチには適用されない』と書かれているが、一部の中国メディアはこれと異なる形で報道した」と指摘したとありました。

ほかにもいくつかのサイトがありますが、中立的に見るとBBCの報道が真実に近いのではないかと思いました。

「キムチがあきれ返る?」という文字から見つけたニュースでしたが、こんなことで論争を張るのではなく、キムチも泡菜も野沢菜漬も美味しそうなので、もっと建設的な議論をすればいいのになと思いました。

通信340 「オンライン授業とスペリングチェック」金英う

【週刊ハンガンネット通信】第340号 (2020年11月30日発行)
オンライン授業とスペリングチェック
韓教室 金英う
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안녕하세요
지난주 김현근 선생님의 통신을 읽으면서 제가 11년 전에 막 교실을 시작했을 때의 기억이 되살아나더군요. 어느 일이나 그렇듯이 처음 시작할 때는 광고나 선전을 위해서 열심히 뛰어다녀야 하고 그 효과도 금방 나타나는 것이 아니어서 반응이 있을 때까지 참고 기다려야 한다는 걸요. 저도 처음에는 홈페이지 만들고 집 근처에서 직접 전단지 돌리고, 전단지 수정할 때는 우리애들의 도움까지 받았죠. 첫 수강생이 오기까지 석달은 걸렸던 것 같아요.

두서없이 쓰다보니 서론이 너무 길어졌네요. 지금부터 오늘의 주제로 들어가볼까 합니다.

이전의 한국어 학습자들과 지금의 학습자들의 다른 점이 있다면 가장 먼저 떠오르는 게 요즘의 학습자들은 문자보다는 소리로 듣고 외우는 사람들이 많아졌다는 점이에요. 이전의 학습자들은 메디아 교재가 없어서 거의 책 위주로 문법이나 번역을 하면서 표현을 익혔고 한국 노래 CD도 일본에서는 구하기가 어려웠다는 얘기를 들은 적이 있어요. 지금이야 TV,CD뿐만 아니라 PC, 스마폰의 보급으로 언제 어디서나 손쉽게 한국어를 들을 수 있게 됐지만요. 그래서 요즘은 한글을 몰라도, 한국어를 배우지 않아도, 소리로 외운 간단한 한국어 인사, 예를 들면 ‘안녕하세요?’ 정도는 할 수 있는 사람들도 주변에서 꽤 볼 수 있지요.

이렇게 한국어를 접할 수 있는 기회가 많아져서 학습자들의 발음도 옛날에 비해 많이 좋아졌지요. 발음이 좋아진 것은 좋은데, 정작 단어 시험을 보면 이외로 철자가 틀린 경우가 많이 있어요. 발음이 좋으니까 괜찮은 줄 알았는데 철자를 확인해 보면 그게 아닌 경우가 많지요. 특히 회화 시간에는 이런 경향이 많이 나타나는 것 같아요. 그래서 수업 시간에는 항상 철자 확인을 하곤 했는데요.

그런데 지금은 거의 모든 수업이 온라인 수업으로 철자를 확인하는 게 더 어려워지게 됐어요. 그래서 저는 개인 수업인 경우는 쓴 단어를 카메라에 비춰 달라고 해서 수업 중에 확인을 하기도 하고 그룹인 경우 전원의 노트를 확인하는 데는 시간이 걸리니까 사진으로 개별적으로 받아서 첨삭하고 있어요. 숙제도 마찬가지로 사진으로 받아서 철자를 확인하고 있어요. 어느 수강생은 백엔샵에서 파는 조그만 화이트보드를 준비해서 단어 테스트나 쓰기를 할 때 사용하기도 해요. 그리고 보다 선명한 사진을 찍는 방법도 어드바이스해 주고 있고요.

수강생 개인 개인의 노트와 숙제 첨삭을 하다 보니 좋은 점도 있어요. 수강생들과 커뮤니케이션도 자주 하게 돼요. 그리고 보내온 작문을 보면서 지금 어떻게 지내고 있는지도 알 수 있고 수업 시간에는 그것을 예로 들어 설명할 수도 있어 참 좋은 것 같아요.

일일이 첨삭을 하다보면 시간이 많이 걸리고 눈도 피로하기 쉽지요. 그래도 이런 좋은 점들이 있어서 조금은 보람을 느끼면서 오늘도 열심히~ 첨삭하고 있습니다.

긴 글 끝까지 읽어 주셔서 감사합니다^*^