通信241 オンライン授業は高段の技術が必要 前田真彦

【週刊ハンガンネット通信】第241号 (2017年8月21日発行)

オンライン授業は高段の技術が必要

ミレ韓国語学院

前田真彦

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ミレ韓国語学院では、オンライン教室を実施しています。

オンライン教室とは、複数(ミレの場合は最大10名)の受講生とPCやスマートフォン・タブレットなどを通してグループレッスン(一斉授業)をすることです。

ミレでは今年7月から導入して、実施しています。

http://mireonline.wp-x.jp/

オンライン授業ならではの難しさがあります。オンライン授業の改善に向けて、8月27日の「メアリの会」では、オンライン教室のライブ研究授業(変則活用の基礎)を実施します。(受講生の募集は締め切りました)

http://mire-k.jp/mearinokai.htm

オンライン授業の問題点など、いくつか紹介します。

オンライン授業の指導は一言で言ってしまえば、教室授業と同じですが、授業者には教室授業以上の技術が要求されます。

授業の構成、活動の指示、ポイントの説明など、教室授業より明確でなければ、オンラインだと伝わりにくい要素があります。

80分授業で、何をどこまで、どういう風にする、という明確な計画がなければできません。そして、10人を一斉に活動させて、公平に個人指導もしていかなければなりません。

機器の扱いに習熟することはもちろん、教室授業以上に、さまざまな神経を配る必要があるのです。

カメラの位置、角度、明るさ。音声の聞こえ方など適切かどうか、常に神経を配りつつ調整する余裕が必要になってきます。

また、突然つながらなくなった場合などのトラブルにも臨機に対応できる技術が必要です。

教室授業で場数を踏んで、発音にも文法にも自分なりのスタイルができてこそ、オンライン授業ができるようになります。

教室授業がまともにできないのにオンライン授業ができるはずがありません。

オンライン授業は目に見えるものが限られている(画面に映る受講生の顔)ため、受講生の学習状況を機敏に察知し、つまずきの要素をあらかじめ見抜き、実態に合わせて説明の仕方を変える繊細さが、教室授業以上に要求されます。

韓国語教育の地方格差を減らし、学習の機会を増やす方法として、今後もオンライン授業の研究に邁進していきます。

通信240 授業研修がいま熱い! 阪堂千津子

【週刊ハンガンネット通信】第240号 (2017年8月8日発行)

授業研修がいま熱い!

阪堂千津子

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学校の教員が休みに入る7月末から8月は、研修シーズン。

やることは山のようにありますが、やっぱり研修は楽しい!

今回はこの夏、私がこれまでに行ってきた研修についてご紹介します。

まず、7月週末に「めやすマスター」1泊2日のワークショップに行ってきました。第2言語習得論をベースに考えられた「5×5」という教授法のワークショップです。

「5×5」とは学習者に教師が語彙や文法を、単純に提示するところから学習者自らが学習したことを応用できるまでの過程を5レベルに分けて段階的に教えていく教授法です。

セミナーではまず、理論的基礎となる第2言語習得論と「5×5」の講義を聴いたあと、グループごとに分かれてそれぞれ「5×5」を基礎にした授業案を作成しました。

スペイン語、フランス語、日本語、韓国語、などの言語別にわかれてグループワークを行いましたが、韓国語チームは参加者が多く、2チームになりました。教授法に対する韓国語の先生方の関心が、どれだけ高いかがわかりますね。

ところで、授業案は2日がかりでやっと完成できました。

最初はこんな教案に時間をかけずにさっさと説明したほうがわかりやすいのでは、と思いましたが、実際に自分で「5×5」でスペイン語やフランス語を学習してみて、なるほどここまで丁寧にやってもらって初めて理解できるのだという学習者の気持ちが納得できました。教師は自分ができるから、つい簡単だと思いがちですね。

このセミナーのキーワードは「明示的」と「暗示的」だったように思えます。

今回、何度も強調されたのは、

学習者にたいする「はしごがけ(順序だったステップづくり)」です。学習者が自分の能力を駆使して自ら「発見」できるように、語彙や文法は時間をかけて「暗示的」に教えなければならない、ということです。

どうしても教師は一方的に「明示的に」与えたくなりますが、結局のところ、与えられた知識は持続しません。単語も文法も、十分なインプットを与えられてはじめてアウトプット、つまり使用することができるのです。

しかし、実際の教室は時間やカリキュラムなど制約が多いので、そうした環境の中でどれだけ今回の教授法が実現できるか、というのが今後の課題だと思いました。

もう1つは「獲得型教育研究会」の主催する夏季特別セミナーです。

「獲得型教育」とは簡単に言うと、

①「学習者が全身で学ぶ場を提供」し、

②与えられたのではなく自ら知識を獲得していく「自律的学習者となるよう援助する」教育で、

③「数々のアクティビティを通して行う」授業のこと、です。

こちらは100人を越える現場の先生(や学生さん)があつまって、実際に体を動かしながら理解するワークショップが行われました。

私は初心者向けの「ウォーミングアップ70の技法」と「インタビューからプレゼンテーションへ」というワークを選択しました。

「インタビュー」のほうは、1人をインタビューし、そこで聞いたことをドラマで再現したり、レポート番組仕立てにして発表する、というワークショップです。インタビューの切り口によって内容が違ってくるので、他人の表現のしかたを学ぶことによって、より多角的な視野を獲得することができるようになります。

それにしても皆さん教員のせいか、即興力、表現力がものすごい!あっという間に課題をこなしてしまうのです。自分の表現力や融通性のなさを実感した1日でした。

あ~、もっと勉強しないとな~

研修では、他のセミナーで顔を合わせたことのある先生方も結構いらっしゃいました。縦断的にこうして知り合いに会えると、なんだか仲間意識が芽ばえて、喜びも2倍になりますね。

まだまだ9月まで研修シーズンは続きます。

普段と違って、平日の朝から開かれているセミナーも多数あります。みなさんも暑い夏に自宅にとじ込まらず涼しい研修室で新しい出会いと熱い時間をすごしてみてはいかがですか。

間違いなく、次の日の授業から、変化が生まれますよ!

 お知らせ

先日、立命館で行われる「めやす評価」のセミナーの案内をさしあげましたが、似たようなセミナーが告知されました

*「見える評価」で授業が変わるさら

アクティブラーニング型授業に使えるルーブリックを用いた見える評価を具体的に学ぶ

・9月3日 10時から15時まで、渋谷で行われます。

・講師 藤牧朗先生(目黒学院)。・5000円(ペア参加だと500円OFF!)

「見える評価」とはパフォーマンス評価のことも取り上げられるのではないかと思いますが、詳細は「一般社団法人 Teachers Lab.」で検索してみてください。

通信239 AIの音声認識と文字認識 伊藤耕一

【週刊ハンガンネット通信】第239号 (2017年7月31日発行)

AIの音声認識と文字認識

伊藤耕一

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アップルのiPhoneに搭載されている「Siri」に代表される音声認識システム、この性能の高さはスゴイと思っています。
また、マイクロソフトのWORDに代表される文書作成ソフトの文字認識システムも、同じ助詞が続いた時の注意喚起や、スペルミスの指摘など、こちらの性能も素晴らしいと思っています。

AI(artificial intelligence 人工知能)の音声認識と文字認識を比べると、どちらの性能が高いか? 皆さんはそんなことを考えたことがあるでしょうか?

個人的には「文字認識の性能の方が高い」と思い込んでいましたが、先日ある事象に出くわし、その認識が覆されてしまいました。今では「音声認識の性能の方が高い」と考えるようになりました。

どうしてそのように考えるようになったのか、今回の通信では書いてみたいと思います。

先日、仕事中に、ある文書をWORDで作成していました。内容は自分の業務を他の人に引き継ぐための説明です。

当初はこんな形で書き始めました。

○○資料作成業務について
・これは月例△△会議のために必要であり、会議の3日前までに作成し、上司に原案を提出すること。
・様式は□□ファイルに保存してあり、これを参照のこと。
・これまで作成したエクセルファイルのファイル名の先頭には20170807のように作成日を表示している。(後日の検索が容易になる)
・会議には同席し議事録を取ること。

こんな感じで「~である」体で書き始めました。箇条書きが多かったので、こちらの方が良いと思ったわけです。

数ページ書き進めて読み返してみると、「~である」体特有の「上から目線」「硬さ」「不親切さ」を強く感じたため、やっぱり「~です、~ます」体にしようと思いました。

こんな時に便利なのがWORDの文字置換機能で、次のように条件を指定して変換してみました。
「ること」⇒「てください」「のこと」⇒「してください」「なる」⇒「なります」「いる」⇒「います」「あり」⇒「あるので」
日本語の文法を考えながら、このように変換すればうまく行くはずと思ったわけです。

ところが、変換結果にとても驚くこととなりました。どんな文章になったと思いますか?

○○資料作成業務について
・これは月例△△会議のために必要であるので、会議の3日前までに作成し、上司に原案を提出すてください。
・様式は□□ファいますに保存してあるので、これを参照してください。
・これまで作成したエクセルファいますのファいます名の先頭には20170807のように作成日を表示しています。(後日の検索が容易になります。)
・会議には同席し議事録を取てください。

驚きの結果のひとつめは「提出すること」が「提出すてください」となったことです。私の置換指示に忠実に従ってはくれましたが「サ行変格活用」までは分からなかったようでした。

ふたつめは「ファイル」が「ファいます」となったことです。これには思わず笑ってしまいましたが、これも私の置換指示にある程度忠実に従ってくれた結果でした。
ひらがなの「いる」を「います」に変換したかっただけだったのですが、カタカナの「イル」まで「います」に変換してくれたのです。

これは、文字変換でありながらも「実は音声変換がAIの中で行われている」のだという発見につながりました。

みっつめっは「取ること」が「取てください」となったことです。こちらも私の置換指示に忠実に従った結果ですが、「撥音便の活用」にまでは置き換えることができなかったようです。

文字認識機能の開発の歴史の方が長いと思っていたので「こんなことが起こってしまうのか!」という驚きが大きかったのですが、これに比べると音声認識機能の方がはるかに優秀だなと私は思いました。

文字認識機能を持つ「電子辞書」、音声認識機能を持つ「スマートフォンのアプリケーション」、どちらも学習者が使うものですが、このような道具の利点と欠点を知っておくと、より効果的な学習と指導につながるのではないかと今回の体験から感じたわけです。

電子辞書をどのように使えば調べたい単語にたどり着くことができ、適切な活用方法の参考例を導き出せるか、このようなことは指導する私たちが踏まえておいた方が良いのではないかと感じました。

一方、音声認識の精度はかなり向上したとはいうものの、元々の音声の文法が正しくないと正しい翻訳結果が出なかったり、微妙な発音の違いで意図した翻訳結果が出なかったりすることがあります。

もしかしたら、今の学習者はこのような道具を駆使して宿題をこなしているのかも知れませんが、間違った翻訳結果がどのような経緯で生み出されたのか、紙の辞書で勉強した世代の私には想像も及ばない経緯があるような気がしてきました。

今回は偶然にもこのようなことを考える機会に出会いましたが、作文指導の際には答えの裏側にある経緯にも注意を払うようにしよう、そんな気持ちになる出来事でした。

通信238 アジア・ブックマーケット 吉川寿子

【週刊ハンガンネット通信】第238号 (2017年7月27日発行)

アジア・ブックマーケット

吉川寿子

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梅雨明けでいよいよ全国的に夏本番ですね。

高校や大学で教えていらっしゃる先生方も夏休みを迎えられたことと思います。

我が家では小学校6年生になる息子の通知簿を、どっちに似たんだろう??と夫婦で責任転嫁し合いながらの夏休みスタートとなっております。夏休みは家族で過ごす時間も増えますので、先日参加した家族で参加できる楽しいイベントのことを書こうと思います。

5月末、大阪の北加賀屋という場所で「アジア・ブックマーケット」というイベントが開催されました。このイベントは日本、韓国、台湾、香港の独立書店さん(例えば教保文庫などの大手書店ではなく、個人で運営しながら出版も行い、本に関する多様な文化イベントを行っている書店)が集まって、国ごとにブースを区切ることなくそれぞれの作品を展示販売するというイベントでした。

日本では東京神保町で出版社も兼ねて運営されている チェッコリさんをイメージしていただければわかりやすいと思います。

ブックフェアといえば、東京やソウルでも行われていますが、このようにアジアの国が集まって、しかも垣根なくパワフルに同居しているイベントというのは、例がなかったらしく、若いクリエイターの熱気あふれるイベントとなりました。

もちろん、ただ席を同じくするだけでなく、お互いのよさを尊重しながら連携することで、文化的に相互交流しつつ発展していく道を今後模索してこうという目標を掲げて、初回を終えました。

出版経験もない私ですが、ありがたいことにこのイベントで韓国語の通訳を探しているという依頼をチェッコリさんから頂きましたので、イベントの前夜祭も含めて3日間、韓国からのゲストスピーカーの方が出席する座談会の通訳として参加しました。

恥ずかしながら、私も今回の通訳のお仕事を通じて初めて知ったのですが、ソウルでは出版不況からこのような独立書店がとても増えていること、独立書店ごとにそれぞれカラーを出しながら共存していこうとしていること、日本の出版業界も似たような傾向が見られるので、ゆくゆく韓国型のモデルを辿ることになるのではないか、というお話が興味深かったです。

イベントでは、独立書店や出版物の話はもちろんですが、書店めぐりをメインにした個人旅行プラン等も楽しく紹介されていて、参加者にとても好評でした。個人的には絵本など、これ素敵だなと手に取った本の著者の方が売り場にいらしたので、直接お話できたり写真を一緒に撮ってもらえたのが楽しかったです。

ここ数年、渡韓する日本人観光客が減少していますが、ドラマのロケ地巡りだけでなく、書店を中心としたソウルツアー等も企画、提案する本なども出版されていますので、韓国語学習者にはまた新しい楽しみ方として提案してもいいのかもしれないと感じました。

ハンガンネットには、韓国語教育のパイを広げるという役割もあるので、それをどう実践していくか模索しているところではありますが、韓国語を学習しているからこそ楽しめる書店巡りツアーの提案や、訳してみたい本に出会えたり、作者さんと触れ合える機会を作るというのも、学習モチベーション向上に効果があるのではないかと思います。

加えて、日中韓3か国のブースをウロウロしていて個人的に感じたことは、韓国書籍の装丁のレベルの高さでした。装丁がよければ手に取ってもらえる確率が確実に上がりますし、そこに興味深い内容があれば、その内容を読みたくなります。

韓国語は日本語よりも接続や語尾表現が豊かなので、子ども向けの絵本といえども中級文法が必要になりますので、学習欲も上がるのではないでしょうか。韓国語の原書が身近にあれば、翻訳したい学習者も増える気がしますし、より深い交流や相互理解につながると感じます。

ちなみに、このイベントはブックマーケット以外にも家族で楽しめるお祭りのようになっていて、カレーの出店や似顔絵屋さん等もあり、最後までとても賑わっていました。今年は初回であり、私も要領を得なかったのですが、来年以降も大阪で開催されるようでしたら、もっと事前にお知らせしたいと思います。

では、暑さ厳しき折ではございますが、会員の先生方も楽しい夏をお過ごしくださいませ。

通信237 私の韓国語講師奮闘記14:講師のあり方(2) 宮本千恵美

【週刊ハンガンネット通信】第237号 (2017年7月17日発行)

私の韓国語講師・奮闘記14:講師のあり方(2)

宮本千恵美
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毎日茹だる様な暑さの中、皆様どうお過ごしでしょうか?

九州地方は壊滅的な被害を受けています・・・胸が痛くなる映像になんとも言えない気持ちになります。

この時期になると、台風やそれに伴う災害の恐れや、熱中症など体調不良などもありますので、皆様ご自愛下さい。

講師を離れてからも、私自身が韓国人ではない=韓国語が母国語ではないので、維持のために映画やドラマを鑑賞したり、SNSの日韓のコミュニティールームで交流したりしています。

最近、その中でも韓国語講師をしてます!と書かれている記事を目にします。

日本の方で韓国で活動されているとか、メディアにも取り上げられている、とにかくいろいろな活動をしていると。

同じ講師として興味があり、たまに流れてくる記事を読んでおりました。

私的に講師として大切なのは、真摯たる態度だと思っています。

派手に飾り立てることや過大に宣伝するよりも、教える内容のほうがもっと大切なのではと思うのです。

勿論、その講師の方も一生懸命なのかもしれませんが、私でも分かる位の文法の間違いや、その記事を見る韓国の人たちにさえ、

文法のミスや何を言いたいのか分からないと指摘されているなどを見ると、正直韓国語をもっときちんと学ぶべきなのでは?と思ってしまいます。

それは私がまだ講師を始めたときと同じで、自分も学習者だったから教えられるだろうと思ったのかもしれません。

また間違った韓国語を話していても、韓国でそれを指摘されてなかったら、それで大丈夫と思ってしまうのかもしれません。

私たちが外国の人たちが話す日本語が多少おかしいと思っても指摘しないように、これくらいのミスはあって当然と思ったり、相手に頼まれない限りいちいち直してあげようとは思わないはずです。

でもそれが仕事となればそう思っては駄目なはずで、韓国語をもっと多くの人に教えてあげたいと思うならば、真摯たる態度で自身がその言葉をもっと勉強すべきだと思うのです。

以前に発音のことで意義を呈したことがありますが、こればかりはやはり個人差がとも思ってしまいます。

また慶熙大学では上級まで学んだときに先生に、上級の文法になると教師の主観が入ってくるので、教え方も変わってくると言われたことがあります。

そのような意見の相違に関しては私自身の考え方や教え方と違ったとしても、1つの意見として受け止めたり飲み込めたりできるのですが、初歩的なミスは講師としてはどうなのか・・・?と・・・

またこれはよくお目にかかったことなのですが、スペルを間違って書く韓国人講師もたくさんいました。

日本人の生徒さんたちは優しいのか言えないのか、スペルミスを見つけても言わないし、言わないから相手の講師も分からない。

先生を傷つけるからと言いますが、それは違うと思います・・・でも日本人・・・間違っているとわかっていても言えないですよね。

私は自分の先生から、英語の単語をハングル表記するときは自分の思ったままに書いては駄目だと指摘され、注意をされる前からそれは実践していました。それが講師としての責任だと思っていたからです。

生徒からしてみればそれは当たり前のことだと思いますし、もし間違ったりしてもきちんと間違いを改める姿勢も必要だと思います。

また私のように日本人でありながら外国語講師をしていると、生徒の疑問すべてに対応できないときがあります(特に文化に対する質問など)。

「語学を学ぶということは、その国の文化を教えることだ」

この言葉を聴いたときにまさにそのとおりだと思いました。

なのでどうしても答えられないときは適当には答えず、生徒たちには必ず次回までに調べてきます!と返答します。

それがその言語に対する責任だと思っています。

以前に通訳案内士法の改正の記事を見たときも今回と似たような感情になりました。

画気的だと感じましたし、多くの人が挑戦しやすくなるとは思いましたが、あまりにも何でもかんでも承認してしまうことに懸念を感じてしまいます。

ただ規制をかけることなどが難しい問題だとも思っています。

簡単に自分の納得する答えが見つかる訳ではないのですが、何か改善できる方法とかないかと常に頭を回転させている毎日です。

 

通信236 音読について 김현근

週刊ハンガンネット通信】第236号 (2017年7月10日発行)
 音読について
김현근

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안녕하세요.

미리내 한국어교실의 김현근입니다.
날씨가 많이 무더워졌습니다.
7월 1일부터 미리내교실에서는 ‘발음,억양,속청,음독 4주 코스’ 수업을 진행하고 있습니다.
한국어의 어려운 문제인 발음, 억양, 그리고 말을 중심을 빨리 들음으로써 집중력을 높이는 속청(速聴) 그리고 소리내어 읽기 音読을 총 4주로 구성하여 한 주에 하나씩 진행합니다.
이 중에서 이번 한강네트워크 통신에서 이야기하고자 하는 것은 바로 音読입니다.
소리내어 읽기 音読은 회화에 자신이 없는 분들에게 권하는 아주 좋은 공부방법입니다만,  구체적으로 좋은 점을 적시하자면 아래와 같습니다.
➊스스로 소리를 내어서 읽으므로 발음에 자신감이 생긴다
➋자신이 읽는 소리를 자기의 귀로 들음으로서 제대로 읽을 수 있는지 확인할 수 있다.
❸모델 음성과 비교하면서 소리내어 읽기를 하면 자신이 읽는 스피드가 느린지 빠른지 확인할 수가 있다.
❹쉐도잉까지 하게 되면 일일이 문장을 만들지 않고서도 회화를 할 수 있게 된다.
미리내 교실에서도 교과서 수업을 진행할 때 아래와 같은 순서로 학생들에게 예습을 준비합니다.
➊ 본문 내용을 일본어로 미리 번역해서 뜻을 파악해 놓는다
<- 수업시간에 제대로 뜻을 파악했는지 강사가 체크함
➋ 읽기 연습을 통해 발음 체크를 한다
<- 강사의 발음체크가 가능
❸ 오버래핑이라고 하여 CD 음성과 동시에 읽는다 (音読)
<- 수강생의 읽기 속도 체크 가능
❹ 쉐도잉 – 보지 않고 흘러나오는 음성을 따라 소리를 내서 말한다.
<- 이해 및 암기 정도를 파악할 수 있음
이 수업 방식은 수강생이 집에서도 미리 연습을 해서 교실에 옴으로써 짧은 수업시간에 강사 체크만으로 최대한의 효과를 볼 수 있게 할 수 있습니다.
여기서 한가지. 이렇게 교실에 다니면서 ‘소리내어 읽기’를 하게 되면 강사로부터 피드백을 받을 수 있기 때문에 수강생 본인이 집에서 10번이고 20번이고 연습한 뒤에 교실에서 그 발음이 맞는지 틀리는지 확인을 받을 수 있고, 또한 읽고 말하는 스피드도 적정한지 체크를 받을 수 있습니다. 즉, 매뉴얼대로 준비를 해와서 수업에 임한다면 빠른 속도로 회화실력을 향상시킬 수 있습니다.
문제는 독학을 하는 분들에게 과연 어떤 音読가 가능할지 저는 좀 의문이 듭니다.
한국어를 가르쳐 온 경험을 가지고 제가 개인적으로 혼자 영어를 音読으로 공부해보고 적용을 해보니
音読라는 공부방법이 독학하는 입장에서 몇가지 문제가 생긴다는 것을 알게 되었습니다.
➊모델 음성이 있다 하더라도 자기 발음이 그 모델 음성에 얼마나 가까운지 알 수가 없다.
즉 강사의 피드백이 없이 습관적으로 자기 스타일대로 읽을 가능성이 있다.
音読는 최소 15번 정도 하는 것이 좋다고 하는데 과연 확신이 없는 발음을 15번 하는 것이 틀린 억양과 발음을 고착화시키는 과정이 될 수 있다는 점
➋완전히 그 문장을 외운 다음 보지 않고 외우지 않는 한, 회화속에서 얻어내는 문장이 아니므로 완전히 기억이 남지 않는다
❸상대가 없이 혼자 계속 반복해서 읽는 작업을 굉장히 지루한 작업이므로 지속적으로 하기 어렵다.
제가 생각하기에 ➊,❸이 제일 문제라고 생각하는데
혹시 여러분들께서 독학을 하셨거나 독학을 하고자 하는 분들에게 音読를 권한다면 어떤 방식을 제시하고 있는지
독학을 하는 사람들에게 지루하지 않으면서도 효과가 있는 방법이 있는지 있으면
이번 기회에 이 한강네트워크 통신을 통해 공유를 해 보았으면 좋겠습니다.
그럼, 더운 여름에 여러모로 고생이 많으신 줄 알겠습니다만, 몸조리 잘하시고 건강 챙기시길 바랍니다.
감사합니다.

通信235 ライブ授業をしてみて 寄田晴代

【週刊ハンガンネット通信】第235号 (2017年7月1日発行)

ライブ授業をしてみて

寄田晴代

先日、ハンガンセミナーにてライブ授業をさせていただきました。そのことについて書いてみます。

模擬授業は生徒役である講師のみなさんを相手に授業するのに対して、ライブ授業は、本物の学習者を相手に授業をしてみせます。私にとってこのような機会は、はるか昔大学生時代の教育実習以来だったので、とても緊張しました。それでも、やってみようと思ったのには二つの理由があります。

ひとつは、自分の授業についてリアルにアドバイスがほしかったこと。ふたつ目は、私のフツ―の授業をたたき台に、授業の中でどうしたらいいか悩むこと、たいしたことないように見えて実はいつもひっかかることなどについて、話し合うきっかけになれば、と思ったからです。

今回は、-(으)ㄴ/는지 알다を扱う文法の授業を40分行いました。教材は、私が普段使っている教科書から抜粋し、練習用プリントを作成・配布しました。パワーポイントは使用せず、ホワイトボードに板書で進行しました。

生徒役は、あちこちの韓国語教室から来てくださった学習者のみなさん8名で、事前に学習済み文法事項をアンケートで教えてもらいました。授業前に、参観する先生方に「私の授業で特に見てほしい(批評してほしい)点」を伝えてありました。

授業を聞きながら、参観している先生方は良かった点を赤い付箋に、もっと聞きたい点を黄色い付箋に記入して、授業後張り出します。そして、書いてもらったコメントをもとに、講師だけで話し合いを持ちました。

生徒さんからもコメントを書いてもらいました。

ライブ授業をして良かったこと
自分でもウスウス感じていた弱点を他の人からはっきり言ってもらうと、改善に取り組む強いきっかけになった。
自分が思っているほど大きい声が出せていなかったことを知った。
授業の具体的な進め方・手法について顔を合わせて意見交換できた

ライブ授業して感じたこと
「いつも通りの授業」を見せることを目指してはいるが、いつもと違う、初対面の受講生を相手に授業すると
若干、いつも通りにはならない。
授業する講師に対して受講生が協力的なので、とてもやりやすい。
初めての場で恥をかかせてはいけないのでは、と思い、個人を当てて答えてもらうことをあまりしなかったが、
もっと受講生に発話の機会を与えればよかった。
緊張とプレッシャーに勝つには準備しかない、と再認識した。
ライブ授業を終えた後も、「これ、質問すればよかった」と思うことが浮かんできます。次の機会を楽しみにしています。どうぞ皆さまも、ライブ授業に参加してみてください。

ライブ授業の生徒役として参加してくださったみなさま、ご紹介くださった先生方、ありがとうございました。

通信234 潜在的な韓国語の受講生 金英う

【週刊ハンガンネット通信】第234号 (2017年6月6日発行)

潜在的な韓国語の受講生

金英う

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안녕하세요.

관동지방에도 장마가 시작된다고 하는데요, 회원님들은 어떻게 지내시고 계세요?

한류붐도 조용해지고 학생들도 적어져, 문을 닫는 한국어 교실도 있다고 들었는데요, 저도, 사실 한국어 교실을 하면서다른 것도 해볼까하는 생각으로 이것저것 생각하고 있던 차에 생각지도 못한 일로 이런 생각을 정리하게 됐습니다.

새학년이 시작될 무렵, 여기저기서 입문반 학생들이 모집이 안 된다고 걱정하는 소리들을 많이 들었어요.

그런데 이상하게도 2개월이나 지난 지금에야 제 교실이나 문화센터에 체험 신청을 하는 학생들이 5명이나 있었어요.

그리고 2년 전에 회사일로 교실을 그만둔 학생 한 명이 복귀한 걸 합하면 6명이 늘었는데요.

6명? 큰 학원 기준으로 보면 적은 인원이지만 한교실과 같이 개인이 집에서 하는 조그만 교실 기준으로 보면 적은 수는 아니라고 봅니다.

그 5명의 체험 신청자들에게는 흥미로운 공통점이 있었어요.

이제까지 독학으로 2-3년 혼자서 공부해왔다는 점이에요.

지금까지는 직장일과 집안일로 바빠서 배우러 다닐 시간이 없어서 혼자서 공부했다고 해요

그러다가 지금은 시간적 여유가 생겨서 교실에 다니고 싶어 나오게 됐다고들 얘기하고 있었어요.

이런 현상은 한국어 교실을 하고 있는 제게는 너무나 고마운 일이었습니다.

아직도 한국어에 관심을 가지고 혼자서 공부하고 있는 사람들이 있다는 것과, 지금은 교실에 다닐 만한 형편은 아니지만 언젠가는 교실에 다니겠다는 사람들, 즉 보이지 않는 ‘잠재적인 수강생’이 아직도 존재한다는 건 기쁜 일이 아닐 수없었어요.

이 ‘잠재적인 수강생’들이 교실로 나오기까지는 시간이 걸리겠지만요.

이렇게 생각하니까 제가 갖고 있던 장래의 한국어교실 운영에 대한 불안(?) 해소에도 도움이 된 것 같아요.

포기하지 말고 때를 기다리라는 말이 맞다는 것도 실감했습니다.

그리고 이런 때, 오는 찬스를 기다리면서 미래의 준비를 해두면 더욱더 좋을 것 같네요.

특히 요즘같이, 학생수가 줄어 들어, 시간적 여유가 있다면 한국어 교사로서의 자질을 연마하는 연수를 들어 보는 건 어떨까요?

마침 6월 18일의 한세미에서 ‘라이브 수업’이 있는데요, 자세한 내용은 아래의 URL을 참고로 하세요.

https://hangangnett.com/2017/05/28/618-%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%9F/

많은 선생님들, 학습자들의 참가를 바랍니다.

通信233 通訳案内士法改正: 通じる韓国語を 幡野泉

【週刊ハンガンネット通信】第233号 (2017年5月29日発行)

通訳案内士法改正にあたり~通じる韓国語を!

アイケーブリッジ外語学院 幡野泉

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5月26日(金)の参議院審議会で、通訳案内士法の改正案が可決されました。通訳案内士の資格がなくても、有償(給料をもらう)で外国人に対する観光案内ができるようになったのです。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6241324

有資格者の方にとっては複雑な思いもあるでしょうが、どちらかというと私はこの流れに賛成です。資格を取ってもガイド業務をしていないという方も少なくなく、ならば「日本の良いところを外国語で上手に紹介し、日本ファンを増やしたい!」という方にどんどんガイド業務をしてほしいと思います。

ガイドの質の低下を懸念する声もありますが、同時に審議された旅行業法では、旅行ツアーを登録制にし、悪質なツアーを取り締まることも審議されました。旅行業法の改正で、悪質なツアーやガイドを取り締まり、通訳案内士法の改正ではガイド業務に相応しい人材を発掘する方向で今後進んでいけば理想的だと思います。

さて、その「ガイド業務に相応しい人材」とは、どのような人材でしょうか。日本の地理歴史について詳しくて、それを外国語で語るのが上手くて、サービス業としてのマインドや気配り、そして体力もある人材、ということになるのでしょうが、結構ハードルが高いですよね(笑)。

現在、旅行業に携わる方々とお仕事をさせて頂いていますが、私が耳にすることでとても残念なこと、そして私たち外国語講師が知っていなければいけない現実として、

「日本人(日本語ネイティブ)の〇○語は分からない、という旅行者の声が多い」

ということでした。一言で「分からない」といっても、発音の問題なのか、内容の問題なのか、ここを探るにはかなりの検討を要します。

その国のいろんな地域からの観光客を相手にしないといけないので、子供からお年寄りまでと会話ができ、方言などにも対応できるとなると、やはりその国の言語ネイティブになるのでしょうか。

とにかく、通訳案内士法が改正になり、業界で求められているのは日本在住の対象国の言語ネイティブ(韓国語ガイドなら韓国語ネイティブ、ロシア語ガイドならロシア語ネイティブ)のようです。

日本語ネイティブの方で、「旅行ガイドになりたい!」且つ、「それなりのツアー(又は観光客相手)でガイド業務がしたい」という人は、この現実を知り、日本の地理歴史の知識をベースとし、それを韓国語ネイティブに負けないくらいの語彙、表現力、発音で語れる必要があるのですね。

と、以上は旅行業界的に、通訳案内士に代われる人材を語る場合の話。一方で、韓国語初級~中級の学習者が、知りうる単語や会話力、ジェスチャーを駆使しながら、「知り合いの日本旅行をサポートする」「駅や道端で困っている人に声をかける」ことは、心から応援し、推奨したいです。

どんなシチュエーションであれ共通するのは、日本旅行に満足してもらい、日本ファンを増やすこと!です。誰もがそのマインドを持って、外国人観光客を「おもてなし」していきたいですね。