通信460 「日韓交流おまつりでの売上推移」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第459号 (2023年10月13日発行)

「日韓交流おまつりでの売上推移」
浅見綾子
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去る9月30日、10月1日に駒沢オリンピック公園で開催された「日韓交流おまつり2023 in Tokyo」にHANAも書籍販売ブースを設け参加してきました。

日韓交流おまつりは、2005年の日韓国交正常化40周年を記念した「日韓友情の年」の主要事業として始められたもので、ソウルでのみ開催されておりましたが、2009年からは毎年両国のソウルと東京で開催されるようになりました。

HANAは2014年から参加しており、今年で10年目を迎えました。2014年の年は、一つの小さい長机を駿河台出版社と半分ずつ区切って本を並べ、炎天下の中テントもない状態でのスタートでした。帽子を準備しなかったことをかなり後悔したものです。

2014年から地道に参加し、日韓交流おまつり事務局側の方から頑張っていると認められたのか2016年にはテントの中に入れていただき、日焼けの心配なく販売できるようになりました(テントがあるのとないのでは疲れ方がかなり違います)。

コロナの3年間を除いては、ずっと日比谷公園での開催でしたが、日比谷公園が改修工事に入っているため今年は駒沢オリンピック公園での開催になりました。2日間の人の入りを見ていると、やはり毎年同じことを感じますが、土日開催ですと土曜日よりも日曜日の方が人の入りがかなり多いです。よって日曜日の方が売上も良い。

さて、2014年からHANAの売上の推移を見てみたいと思います。
日韓おまつり売上推移

2020年〜2022年の3回はオンラインでのみの開催でした。つまりオンラインでショップを開き、販売をした売上になります。2020年は弊社がオンラインで書籍を販売するのが初めてで、不慣れだということもあり、さほどネット販売用に商品を準備しませんでした。ところが思いの外売れたので、2021年にはたっぷり商品をネットショップ上に並べ、去年よりは売れたらいいなぁくらいに思っていたところ、これが韓流第4次ブームにもうまく乗り、大売れしました。2022年も売れる!と意気込んでいましたが、結果は売上は落ち、今年の2023年は対面とオンラインと両方開催したのにも関わらず、あまり売上があがりませんでした。

売上が上がらなかった理由は推測ですが、まず駒沢オリンピック公園という場所が駅からも遠く交通が不便だった、毎年日比谷公園だったので駒沢オリンピック公園に馴染みがなかった、物価上昇の影響で韓国語書籍にお金をかけなくなった、などなど。私も含め、やはり最近は財布の紐が固くなっています。

売上は期待ほど上がりませんでしたが、それでも参加する価値は大いにあります。何よりも学習者の皆さんの声が直接聞ける機会は非常に貴重です。どういう悩みを持っているのか、どういう目的で購入するのかなど。また書籍をパラパラめくりながら、止めてじっくり読むページはどんなページか、手に取られやすい本はどんな表紙の本かなど参考になること盛りだくさんです。

次の対面販売は11月に東京神保町で開催されるK-BOOKフェスティバルです。またここで直接学習者さんや先生方にお会いできるのを楽しみにしています。

通信450 「第2回TOPIKフォーラムに行ってきました」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第450号 (2023年7月26日発行)

第2回TOPIKフォーラムに行ってきました
株式会社HANA 浅見綾子
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先日7月15日に開催された第2回TOPIKフォーラム「TOPIKの持続可能な発展に向けた多言語TESTとの比較―教育現場での活用を中心にー」に参加してきました。

TOPIKの教材を出している出版社としては非常に有益な情報をたくさん聞くことができてとても行って良かったです。

フォーラムは1部と2部に分かれて進行され、1部は運営者、教育者、学習者の観点からの「問題提起」、2部は韓国語以外の言語(英語、中国語、フランス語)のTESTについての紹介がありました。

まず1部パートでTOPIK運営者の方からのお話の中に知りたかった情報がたくさんありました。
・日本でのTOPIK試験の回数が現在の年3回から年4回になる
・年間の受験者数が4万人(2020年)に達した
・受験者の56%は20代、15%は10代、合わせて71%
・スピーキングの試験は会場確保が難しく、しばらくの間は日本では難しそう
などです。

今後は年間受験者数10万人を目指したいとのことで、期待していきたいところです。

私がもっとも興味深く聞いた発表は2部の新多了先生からのCEFR(セファール)に関するお話でした。

CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)とは、外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠のことで、言語の枠や国境を越えて、外国語の運用能力を同一の基準で測ることが出来る国際標準のことです。

英語だけでなく、日本語や中国語を含む全40言語で参照枠が提供されており、教材開発や教員研修、教育課程の改革など、あらゆるシーンで幅広く用いられているそうです。

CEFRの評価の基準は「その言語を使って具体的に何ができるのか」。それを6段階で評価します。
「ネイティブ・スピーカー」モデルではなく、「複言語者」モデルを目指すということをお話しされながら、これまでは「ネイティブ・スピーカー」のように話すことがよしとされていたところから、今後は「質」、その言語を使って何ができるのかが求められるとのことです。

CEFRで検索するとたくさん関連サイトが上がってくるのでぜひ調べてみてください。

通信433「韓国語学習者の学習目的はさまざま」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第433号 (2023年3月20日発行)

韓国語学習者の学習目的はさまざま
浅見綾子
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韓国語学習者の学習の目的はさまざまです。たとえば、
①「留学したい」「韓国語を使って仕事をしたい」「推しの話している内容を理解したい」など、ある程度上達することを目的としている、
②「韓国語を学ぶこと自体が楽しい」「週に一回韓国語教室で仲間に会って一緒に勉強することが楽しい」「韓国語を勉強している間は他のストレスの要因を忘れられる」など上達することが一番の目的ではない、
③「ルーティンとして勉強をこなしている」「勉強の後の飲みがメイン」など別の目的がある

いろんな方がさまざまな目的を持って、一緒の教室(オンライン含む)で学びます。または独学で韓国語を勉強をします。

いろんな目的の方がいる中、上達することを目的にしている人向け(がメイン)ばかりの進め方でいいのか、悩ましいところです。

ある学習者さんがこんなことをおっしゃられていました。
「短い期間で喋れるようになる秘訣の動画がよくあったり、検定何級をとったとか、留学するとかしたとか、翻訳通訳になるとか、韓国語を勉強していると言うと、それを活かす仕事をしないともったいないと言われたり、目標を掲げないと上達しないと言われたりします。だけど長く趣味として続けている、それだけで私はいいのです。」

別段上手くなることを目指していないという方がストレスを感じず勉強できる環境を作ることも考えないといけないですし、上達を目指している方がしっかり勉強できるような環境を作る配慮もないといけないですし、悩みは尽きないですね。

通信425 「『韓国語学習ジャーナルhana』売れ筋の特集内容」 浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第425号 (2023年1月24日発行)

『韓国語学習ジャーナルhana』売れ筋の特集内容
浅見綾子
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アンニョンハセヨ。
HANAの浅見綾子です。

弊社代表から『韓国語学習ジャーナルhana』の売上のエクセルが送られてきました。
明日会議があるのですが、何を言われるのかビクビクしております。

さて、『hana』も先日出版した最新号(2022年12月発売)で46冊になりました。
創刊号から35号までは弊社の代表が編集長を兼任し、36号からは私がバトンをもらい、現在まで『hana』の編集を担当しております。

これまでに特集した内容と売上を見ながら、よく頑張ったなあとしみじみ。
編集者はどの号も心を込めて(内心は売れてくれ~とも思いながら)作っていますが、可能であれば特集の内容に左右されず、一定量売れてくれるのを望んでいます。
そのためには読者の方に内容はどんなものであれ『hana』を買う、となっていただけるようにならなければならないので、ひたすら頑張るのみです。

これまでの特集は下記の通りで、『hana』では学習モノ(勉強法、学習情報など)と文化モノ(旅行、料理、映画)などをまんべんなく特集を組むようにしています。

hana実績

これまでの特集の中で、特に売れたものに★印を付けてみました。
★の着いているものを見るとほとんどが「学習モノ」です。
やはり『hana』は学習雑誌なので「学習モノ」が売れるのか、もしくは一般的に「学習」にはお金を出しやすいけど、「文化・趣味」に財布の紐は厳しく

なるのか。
ただ、「学習モノ」が売れるからと言って、学習モノばかりを出すと途端に学習モノまでが売れなくなってしまうという経験もしています。読者の心理を読むのは難しいものです。
売上にあまり振り回されず(そうは言ってられませんが)今後も学習者にとって有益な本を作っていきたと思います。

通信417 「大きく変化しつつある韓国の企業文化」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第417号 (2022年11月24日発行)

「大きく変化しつつある韓国の企業文化」
株式会社HANA 浅見綾子
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韓国語を学んだその先は?
将来韓国語を使って仕事をしたい、今の会社で韓国に関連した部署に異動したい、など将来韓国語を使って仕事をしたいと思って勉強している方は多いかと思います。そこで12月発売『韓国語学習ジャーナルhana Vol. 46』の特集は「初めてのビジネス韓国語」。その原稿を読んでいて感じたのですが、どんどん発展している韓国、当たり前ですが企業文化もかなり変わってきているようです。

ご存知の先生方も多いかと思いますが「수평적 호칭 제도(水平的呼称システム)」の導入です。既存の役職をなくし、役職員間の呼称を프로、님などに統一させる制度で、CJグループが2000年に님の呼称を初めて導入したのを皮切りに、ここ数年にわたって韓国の大企業を中心にフラットな組織文化を目指して本格的に導入され始めました。

チーム長、グループ長、役員などに限って例外的に役職を呼ぶことが許されているようです。制度導入当初は新しい呼称に慣れず、既存の呼称を交ぜて呼んだりもしていましたが、現在ではかなり定着してきているそうです。昇進の可否も本人以外には公開しないほどだとか。

他には、同僚の結婚式のご祝儀の値段。
結婚式に参加する場合は5万、7万、10万ウォンのどれかを出せばよいですが、親しい関係なら7万ウォン、二人で行くなら10万ウォンを。数年前より食事代が上がり、一人当たりの食事代が5万ウォンを超える式場が多いため、ご祝儀の金額も少し上がったそうです(もちろんソウル以外で状況が異なる、企業によっては当てはまらない場合もあります)。

ドラマ「恋愛ワードを入力してください~Search WWW~(검색어를 입력하세요www)」(2019)は変化しつつある韓国企業文化のことがたくさん題材にあげられています。とても参考になりますので、ぜひ先生方にも見ていただきたいドラマです。ネットフリックスで見ることが可能です。ちなみに『韓国語学習ジャーナルhana Vol. 44』の学習連載「ドラマで伸ばす韓国語」でも「恋愛ワードを入力してください」を取り上げ、聞き取り問題に、役職を付けずお互いのニックネームを紹介し合うシーンを取り上げています。ぜひ『hana Vol. 44』をご購入頂き、ドラマページを学習素材としてもお使いください。最後は営業になってしまいました。すみません!

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通信409 「韓国語教室・講師に関するアンケートの報告」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第409号 (2022年9月26日発行)

韓国語教室・講師に関するアンケートの報告
株式会社HANA 浅見綾子
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8月に開催したハンガネットのオンラインお茶会の際に「韓国語学習者の座談会」をやってみました。
学習者さんからとても参考になる意見がたくさん出た反面、講師・運営側としては耳が痛い意見もたくさんあり、ある意味刺激的な時間になったのではないかと思います。

その際に、グーグルフォームを使い、韓国語教室や単発講座など何らかの韓国語の授業を受けたことがある方を対象(115人が回答)にネットでアンケートを取っていたものを紹介しました。

お茶会で紹介できなかったものも含めてここで改めて結果を紹介したいと思います。
(「◯その他」と追加してあるものがお茶会の際に紹介できなかった部分です。)

アンケートに答えてくださった学習者さんの性別です。
性別は皆さまご想像通りの結果かと思います。

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学習歴は幅広い層の方が答えてくださいました。

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【先生に関する質問】
授業を受けていて、先生に言われて嬉しかったこと、嬉しかった先生の行動など教えてください。(回答が多かった順に並んでいます)

•発音を褒められたこと(発音関連の回答多い)
•上達したね、成長したねと褒められた
•宿題や添削にコメントを付けてくれた
•勉強頑張っているね、忙しいのに頑張っているねとの励ましの言葉
•試験の合格を一緒に喜んでくれた
•基本的には褒められるとなんでも嬉しいが、自信のないところを褒められると嬉しい

◯その他
・「いい質問、ありがとうございます」 「いい表現ですね」 などの言葉が嬉しかった。
・間違えても、その間違えに至るまでの過程を理解して褒めてくださるので臆せず韓国語を話そうと努力できています。
・悩みを聞いてくれる。いつも優しい。
・つたない私の発表をきちんと聞いて下さって「完璧ですよ」とおっしゃってくださったことが嬉しかった。
・韓国に帰国した際、お土産を買ってきて下さったこと。パックや可愛いボールペン、日本にはないインスタントコーヒー、コースター、カイロなどなど。

【先生に関する質問】
授業を受けていて、先生に言われて傷ついたこと、傷ついた先生の行動など教えてください。(回答が多かった順に並んでいます)

•傷つけられたことはありません、特になし(半分近く)
•間違いを笑われた、鼻で笑われた
•何言っているかわからないと言われた、発音ができなくて疲れた表情をされた(発音関連の回答多い)
•自分だけ当ててもらえない、他の人ばかり当てる
•推しの文句を言われた、好きな俳優を否定された
•辞めた受講生の文句を言う、他人の悪口を言う。自分も言われてるんだろうなと思ってしまう

◯その他(試験関連が目立ちました)
・6級はまだスタートラインと言う。分かっているけど、何度も言わないでほしい。
・資格試験の合格を喜ぶ前に露骨に驚かれた(合格できるはずないのにの感
・TOPIKの6級を目指していることを言ったら、くすっと笑われた
・やはり強い口調で「違う!」と言われると、傷つくというか凹みます。
・韓国人の女性の先生に、男なのに韓国語を勉強している変な人だ、と言われた時。

【先生に関する質問】
授業中、先生にしてほしい配慮はありますか?(回答が多かった順に並んでいます)

•まんべんなく当ててほしい。平等にしてほしい。喋りまくる人を制してほしい(受講生の話す時間を確保)
•答えを待ってほしい。出ないときは優しくヒントをほしい
→恥ずかしかったり、難しくて話せない人に手を差し伸べてほしい
•間違いを指摘してほしい、発音指導してほしい
•先生の話が長すぎる、脱線が多い、語彙の説明が長すぎるのは気をつけてほしい
•正しい発音や答えを先生の口から聞きたい、書いてほしい

◯その他
・テキスト通りに進めるのではなく、テキスト内に出てきた単語や内容から派生したことも教えてほしい
・話のメインは韓国語にしてもらって、難しい単語だけ韓国語のあとに日本語の意味を教えてほしい。
・宿題を提出したのに先生が忘れてスルーして授業が進むと、ちょっと残念ですが、やってきていない人のことを思うと言い出せない
・文法の振り返りをもっとしてほしい
・日本語も堪能でも時々は韓国語オンリーの時間もあっても良いかなと思います。旅行に行った想定でとにかく何か言わないといけない!とか。

【先生に関する質問】
先生に求めることは何ですか?(回答が多かった順に並んでいます)

•ニュアンスの違いを説明できる
•性格の明るさ、楽しい雰囲気、元気
•知識量の多さ
•授業料に見合う授業準備と内容
•日韓文化の違いを説明できる
•根気よく待てる忍耐
•雑談と授業のバランス

◯その他
・笑顔
・具体的な授業計画を立て、それを生徒本人に伝えて合意を得て実行してほしい
・間違えようがなんだろうが、どんと来いの精神
・私の弱点をどんどん教えて欲しい
・韓国は変化が速いので、リアルタイムな韓国事情を教えてもらえるとありがたいです

【授業・指導に関する質問】
宿題はあった方がいいですか?

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宿題があった方がいい、またはない方がいい理由を教えてください。

■ある方がいい理由
•復習になるから、成長の助けになるから
•宿題がないと勉強しないから

■無い方がいい理由
•予習だけでいっぱいいっぱい
•負担が大きい。やってないと授業に行きたくなくなる

【授業・指導に関する質問】
授業の最初に、先週何をしていたかについて話すことについてどう思いますか?またその理由を教えてください。

•話す機会があるのは良い(大多数)
•コロナでどこも行けないし、毎週変化がないのでテーマを与えてほしい
•他の人の言い回しが参考になるので良い
•良いけど長すぎるのは嫌。このテーマで一人30秒とか、先生に言ってほしい。具体的な質問をしてほしい

◯その他
・思い出すことも頭の体操になるのでいいと思います
・会話の練習としてならいいと思う。作文して一方的に発表するのは話題を用意するのに苦労する。
・いいと思います。人との交流が減った今何をしているかを聞いてみたいのと、勉強になるから
・内容のない近況なら、話すのは時間がもったいない。話す動機があるものならいい。または前もって決めておいた話とか。

【授業・指導に関する質問】
発音指導はどこまでしてほしいですか?

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【授業・指導に関する質問】
文型、文法の練習は、ある程度身につくまで何度か授業中に反復して(学習した日以外でも)復習してほしいですか?あるいは、復習の時間を授業時間に持つよりも新しい項目にどんどん進んでほしいですか?

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【授業・指導に関する質問】
どんな授業・講座を受けたことがありますか?それを選んだ理由はなんですか?

・会話授業 → とにかく話せるようになりたかったから
・グループレッスン → 料金が安いから
・TOPIK対策クラス → とにかく資格としてTOPIKが欲しかったから
・オンラインでフリートークレッスン → 教科書でたくさん勉強しても会話が全くできなかったから。
・発音矯正 → 治した方がいいと言われたから
・◯◯の講座 → その先生の授業を受けたかったから
・LGBTのことについてフリートークする授業 → 自分の興味あることを話したかったから
・語学堂の授業 → 韓国語を韓国語で習いたいから

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アンケート結果を今後の授業の参考にしていただましたら幸いです。

アンケートを読んでいて感じたのは、ただ韓国語という技術を身につけるために勉強しているだけではなく、先生との関係や、学習者さん同士の関係を楽しんでいるのが見えてとても嬉しくなりました。
「先生が自分の話を楽しそうに聞いてくれた」「先生と韓国語で会話ができるようになった」「宿題にハートマークを書いてくれた」「今できなくても大丈夫!と言ってくれた」「小さな成長を見つけてくれて褒めてくれた」。このような回答がたくさんありました。

通信401「イベント販売を大切に考えています」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第3401号 (2022年8月2日発行)

イベント販売を大切に考えています
浅見綾子
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先日7月17日に、東京の東新宿に会場を借り、ハングルの森とHANAとでコラボで韓国語学習書の展示&販売会を開催しました。久々の対面でのイベントでした。

ハングルの森(http://www.hanglesup.com)はご存知の先生方も多いかと思いますが、名古屋にある韓国語教材専門のネット書店です。
韓国の語学堂の教材のみならず韓国の絵本や小説、地図などの教材ポスターなども購入可能です。

今回のイベントは、先生方に実際に手にとって見て頂きたいという趣旨で、ハングルの森は韓国輸入教材を中心に絵本や小説、エッセイなどを展示(注文を受け後日発送)、HANA(https://www.hanapress.com)は自社の韓国語教材を割引販売致しました。

このようなイベント販売は、会場手配、在庫取り寄せ(今回HANAは850冊を準備。埼玉の倉庫から車で運びます)、当日の販売人員確保(社員ですが)、販売後の売上計上、売れ残り品の在庫戻し処理(また倉庫に車で持っていきます)という作業が発生し、それ以外にも当日の釣り銭準備、サンプル本、POP、販売用袋などなどかなりの手間と人件費がかかります。たくさん売れれば儲かりますがこういったイベントで黒字にするのはかなりの大規模なイベントではないと難しいのが現実です。
それを分かった上でもHANAがイベント販売を行う理由は、売上と同じくらい大事に考えているのが実際に読者さんに会うことだからです。

会うと何がいいのか。

まず自分たちが作っている本をどんな方が購入して勉強してくださるのか実際に見られるのは純粋にとても嬉しいものです。年齢層、性別、どんな職業の方か、お話ししながら伺ったりすることもできます。
また自分が作った本を直接学習者さんに対してアピールできるのもとても嬉しい経験です。

もう一つ大きなメリットは、どんな悩みを持たれていて、どういった本を求められているのか直接聞くことができる点です。

TOPIK6級は持っているけど全然話せないです、飽き性で1冊を最後まで勉強したことがありません、文法が大好きで文法の解説が細かいものはありますか、単語が全く覚えられないんですがおすすめの勉強法教えてください、聞き取りが弱くてどうしたらどんな本で勉強すれば聞き取れるようになりますか、この本でどういう風に勉強したらいいですか、などなど。学習者さんの悩みや求められているものがそのまま企画のアイデアになります。

上記のような理由から、HANAは今後もイベント販売を行いたいと思っております。

通信386 「講座の告知ページと、受講者に送る連絡メールについて」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第386号 (2022年4月11日発行)

講座の告知ページと、受講者に送る連絡メールについて
HANA 浅見綾子
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私は個人的に韓国語の学習をずっと続けていますので受講者として講座を申し込む場合と、「とんそく子の勉強会」(現在お休み中)を開催し、運営側から告知ページを作る場合があります。

韓国語学習者として様々な学校・教室・個人の先生の告知ページ(ホームページであったり、フェイスブックページであったり)を見ていて、とっても分かりやすく、安心して申し込みができる場合と、どういうことをするのか具体的には分からないが、えいっと申し込む場合があります。

私個人が思う、安心できる告知ページは、1.講師のプロフィールがある(どういう先生から指導が受けられるのか分かる)、2.授業の流れが「詳しく」書いてある、3.学習レベルが自分に合っているか判断できる。ぐらいかなと思います。講座の金額や時間などは当然のことですので省きました。

1.講師のプロフィール
どんな先生から学べるのかは、講座の内容にもよりますが、その講座を受けるかどうか決めるのに大きな役割を果たすと思います。プロフィールにはどんなことを学ばれた先生か、ということに加えて、どんなことを重要に考えている先生なのか、どんな風に授業を進めていく先生なのか、ということが知れたら個人的には嬉しいです。これは一つの例ですが、発音をしっかり指摘してくれる先生なのか、日本語訳を重要に考えるタイプの先生なのか、あるいは褒めて伸ばすタイプか、指摘して伸ばすタイプなのか、などなど。ただ書き方を間違えるとマイナスになる場合もあるので書き方は気を付けないといけないですね。

2.授業の流れが「詳しく」書いてある
運営側目線で考えると、新規の講座は告知の段階で詳しく授業の流れを書くのはなかなか難しいかと思います。しかし、難しいところではあるのですが、受講者目線で考えると授業の流れが「詳しく」書いてあると、どんなことをする授業なのかが分かるのでとても安心でき、申込みのボタンを押す勇気が出ます。もし繰り返し開催される講座であれば、開催される度にどんどん詳しく授業の流れを書き足し、更新されることをおすすめします。

3.学習レベルが自分に合っているか判断できる
実際に講座を受けてみて、簡単すぎた・難しすぎたと感じる受講生は割と多いと思います。
自分に合っているかの判断は、教材名や副教材で使うプリントなどのサンプル画像がアップされていると判断しやすくなるかと思います。教材名だけでなく、本文ページが一部だけでもアップされているとレベルが想像しやすいです。また先程も書いた「授業の流れ」も判断ポイントの一つになると思います。

上記には「告知ページ」について書きましたが、ここからは運営側からの講座に関する連絡メールについて書きたいと思います。講座の満足度を左右するものの一つでもあると思います。

講座を受けることを決め入金を済ませると、だいたいこのタイミングで授業に関するメールが届きます。
宿題に関すること、授業の進め方のこと、もしくはZoomのURLの連絡のみだったり。

初めて受ける講座の場合は期待と不安でいっぱいです。
運営側から初めて来るメールが不親切だったり、授業に関する情報が少なすぎたりすると不安になったりもします。

例えば、宿題について。
いついつまでに、〇〇をしてきてください、
いついつに〇〇を発表してもらいますので、準備してきてください、などがあると思いますが、この説明が分かりづらいと、受講生はどこまでどのくらいの準備をすればいいのか迷ってしまいます。
またAとも取れるし、Bとも理解できるような書き方をしている連絡内容は、どうしたもんか困り、質問メールを送ることがあります。
誰が読んでも勘違いしようのない、分かりやすい文章を書くことは大切だと思います。

言うは易く行うは難し。
いざ自分が運営側の立場でやる場合は、受講生さんから怒られっぱなしです。

通信379 「2022年2月11日オンライン開催 ハンガンネットセミナーの報告」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第379号 (2022年2月14日発行)

2022年2月11日オンライン開催 ハンガンネットセミナーの報告
HANA 浅見綾子
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アンニョンハセヨ。HANAの浅見綾子です。

2月11日(金祝)にハンガンネトオンラインセミナーが開催されました。
現役講師の先生、教室運営関係者、講師志望者の方々47名の皆さまにご参加頂きました。
とても有意義な時間が過ごせたと思います。

1時間目は「年間行事のねらいと効果」。
前田真彦先生にミレ韓国語学院でされている「合宿・短期留学」について、
中村先生からは同じくミレ韓国語学院で毎年開催されている「スピーチ大会」について、
幡野先生からはアイケーブリッジで開催された「翻訳大会」についてご紹介頂きました。

コロナ前に開催されたものから、コロナ禍でのオンライン開催されたものまでご紹介いただき目からウロコでした。オンラインでもやろうと思えば工夫次第で何でもできるんだ!と思った次第です。

参加者の先生方からは「個人教室とオンライン授業だけを提供している私にも、何か真似できる点がないかな?と良い刺激をいただけました」「オンライン合宿で、現地にいるような体験をオンラインでされているとの報告が印象的でした」「実際の渡航が難しい今の時期でも、発想を転換して行えることがあるのだとあらためて気づかされました」「行事運営のご苦労がしのばれました。講師先生方がたくさんいらっしゃる学院ならではだと思いました」などとご感想いただきました。

2時間目はライブ授業「読解力を付けよう!〜TOPIK中級読解問題を使って〜」。
前田章子先生(ミレ韓国語学院)にTOPIK対策のライブ授業をやっていただきました。

章子先生は終始笑顔で、間違えても大丈夫だと思わせてくれる雰囲気の中授業を進められていました。
TOPIK読解の対策授業でしたが、時間内にたくさん解く進め方ではなく、短い文章を読んで、書かれてある内容を的確に読み解くコツを学べる授業でした。
印象に残ったのは、まず一度みんなで読み、読んだ後画面を消して重要だと思った単語を尋ねるという授業を進め方です。文章を一回読んですぐに文のキーワード、ポイントを見つけ出すのは大切ですよね。

参加者の先生方からは「初めての文章を自分がいかに漠然と読んだかに気づくでしょうし、この授業を続けていくと重要なところを意識して探しながら読めるようになりそうです」「授業後の質疑応答を通じて、先生方が授業で生徒に身に着けてほしい「ねらい」があって教えられている、ということがよく理解できました。」「得点獲得のためのポイントをわかりやすく説明してくださる点が、受講者の人気を集めるのではないかと感じました。」などのご感想を頂きました。

またオンライン授業で音読する際、ミュートは外してみんなで読むべきか、ミュートで他の人の声は聞こえないようにして読むべきか、で先生方の意見が分かれました。

最後の時間は懇談会。
先生方の近況報告や申し込みの際に集まった質問に対してみんなで考えました。
ここ最近はオンラインで講座することが多くなりましたが、受講生を募集する際、教室ごと、個人の先生ごとにより多く集まる学習者の学習レベルは違うようです。
ある教室では初級者よりも中上級者が多く、中上級者向けの授業が定着したというお話もあれば、ある先生は、初級者の方が多く、中上級者の10倍くらい集まるというお話もありました。
また最近では小学生や中学生の韓国語学習者も増えているとのお話もありました。

ハンセミ全体を通して参加者の先生から「ネット講師の先生方の講座の運営方法、ビジネスモデルをうかがうことができ、たいへん参考になりました。」「他の先生方の一歩進んだ話に驚くばかりでした。また、これから自分に合う形で無理なく集客していきたいです。」「いろんな方々の経験からのお話でとても有益な時間でした。特にインターネットやラインの活用の話しは参考になりました。」などご感想頂きました。

以上、ハンセミの報告でした。

ハンセミは毎年定期的に開催しております。
来年度も定期的に開催する予定ですので、ぜひたくさんの先生方にお会いできると嬉しいです。開催情報はこのHPで告知致しますので、少々お待ちくださいませ。