通信374 「分からないことは学習者さんに聞く(SNSを使って)」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第374号 (2021年12月6日発行)

分からないことは学習者さんに聞く(SNSを使って)
HANA 浅見綾子
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アンニョンハセヨ。HANAの浅見綾子です。
今日はSNSを使った活用法について少しお話したいと思います。

私は広報担当として入社以来ずっと、書籍の販促の一つとしてSNSを利用してきました。SNSは読者の方と繋がることができるとても大切なツールとして今でもSNS上での関係を大事に考えています。

さて、私はSNSの中でもTwitterが自分の性格に合うと思っており、主にTwitterを中心につぶやいておりますので、今日はTwitterでの話を中心にしていきたいと思います。

私は現在編集部に在籍し、本をつくる作業を中心にお仕事しておりますが、コロナ前までは営業を担当しておりました。営業にしろ編集にしろ、分からないことが出てきたらSNSを通じて読者に直接質問するようにしています。

Twitterには「アンケート」の機能がついており、4択にはなりますが簡単にアンケートを取ることが可能です。答える方もボタンを押すだけですのでとっても気軽です。

このアンケート機能を使って学習者の方に質問し、その答えからヒントを得て本づくりや営業活動の参考にさせていただいています。

いくつか紹介させていただきたいと思います。

1.「文法解説」が多すぎると学習者さんに負担になるのかなあ、と思い質問してみました。

文法説明は好きか

答えをみると、951票中「割と好き」「まぁ普通だな」という答えを足すと82.8%にもなります。文法解説を読むのが苦痛な私としては驚きの結果でした。

2.韓国語教材によく出てくる「用言」という言葉。知っているということが前提で書かれていますが、実際は知っているのか。聞いてみました。

用言を知ってるか

HANAのTwitterで質問すると、だいたい1000票(つまり1000人)ほど答えてくださるのですが、649票と答えてくれる方が少なかったのは、あまりよくわからない質問には答えてくれない傾向があるので、それが理由ではないかと推測します。

さて結果をみると、約60%の方は知っているが40%弱の方は知らない、ということですので、「用言」という言葉を教材に入れる場合はまず「用言とは」という説明が必要だということがわかります。

3.本の仕様についても聞いてみました。『hana』が新しくなり、表紙が弱くなったことを読者の皆さんはどう思っているのか聞いてみました。

本の仕様1

本の仕様2

表紙を柔らかくしたことがマイナスになっていないか不安だったのですが、柔らかくなってよかったという意見が多かったので安心しました。とは言え、強い本にしてほしいという意見もかなりいらっしゃるので今後の課題として参考にさせていただきました。

4.コロナになり、だいぶオンライン授業が浸透しました。そこでこんな質問をしてみました。

対面がいいか

1094票中、86.8%の方が対面を選びました。オンライン疲れがあるからかもしれませんね。なぜ歩いて15分ということにしたかというと、苦労せずに行ける距離にあったとしてもオンラインを選ぶかどうかを知りたかったためです。これは2021年6月時点での質問ですので、今質問すればまた違った答えになるかもしれません。

5.耳だけで韓国語を理解するツールの一つとしてラジオはとても有効だと思っています。そこでどれくらいの方がラジオを日常的に聞いているのか気になり聞いてみました。

ラジオを聞いているか

「聞かない」と答えた肩が37.3%いらっしゃいますが、おそらくYouTubeやドラマなど他のツールを使って勉強されているのではと思います。

このような感じで分からないこと、気になることは学習者さんに聞いています。ここにはアンケートの結果しか載せませんでしたが、コメント欄で学習者さんが色々教えてくださいます。それがとても参考になるので、ぜひ先生方もご利用されてはいかがでしょうか。

最後にこんなくだらない質問もしています。

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トッポッキが好きすぎて質問してみました(笑)。

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