通信357「文化の変遷」伊藤耕一

【週刊ハンガンネット通信】第357号 (2021年7月10日発行)
文化の変遷
伊藤耕一
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きのこの山を食べながら、そのイラストを見て、ふと感じたことを書いてみたいと思います。
きのこの山のパッケージには「たぬき」と「うさぎ」の絵が描かれています。
これは、皆様ご存じのとおり「カチカチ山」がモチーフになっています。
物語では、うさぎがたぬきを懲らしめるのですが、お菓子のパッケージなので、楽しくなるような絵が描いてあるのはご愛嬌というところでしょうか。

そんなことを考えているうちに、ふと「鬼」と「도깨비」のことに思いが至りました。
学生の頃にこんな話を聞いたことがあります。
도깨비を韓国人にイメージしてもらうと、ツノがあって、棍棒を持って、虎柄の腰巻があって、と日本の鬼と同じようなイメージを持つ人が多いが、これは日帝時代に日本人が韓国に持ち込んだ鬼の姿が定着してしまったものだと。
それでは、もともとの도깨비はどんなものだったのかというと、韓国在住日本人のブログにこのような表現がありました。
・人の姿をしているけれども神でも人間でもない
・もともとは物だったのものが年月を経てトッケビになる(ママ)
・プライドが高い
・人に悪さをするというよりも、人と交流することを好む
・赤色(小豆や血など)を嫌う
・シルム(韓国式の相撲)が好きで人に挑戦することもよくある
・足が一本しかないトッケビもいる
・韓服を着て傘をかぶっているトッケビもいる
・美女に化けて若者を誘ったりする

原文のまま引用してみましたが、このような感じでしょうか。

また、日本語の語源に関してこのような話があります。
「くだらない」は「百済ない」が語源で、百済から来たもの以外は「くだらない」と当時の日本人が感じてこのような単語が定着したのだと。
韓国の三国時代に日本は百済と友好関係があって、白村江の戦いでは日本は百済を助けて戦ったものの敗れ、その後、多くの百済人が日本にやってきて、その後の日本の文化に渡来人の文化が大きな影響を与えたと学んだ記憶があります。

文化というものは、あるきっかけでやって来て、影響を与えながらいつの間にか定着してしまう、興味深いものだということを改めて思いました。

さて、童話の話に戻りますが、最近の日本では昔と今で物語の結末が異なるものがあるようです。

例えば「さるかに合戦」。
私の記憶では、サルが投げた柿がカニに当たってカニは死んでしまうはずですが、今は「カニが何とか一命をとりとめる」ことになっているとか。
カニの仇を取るために「臼と蜂と栗とうんこ」の4人がサルを懲らしめるはずが、「うんこは汚い」というクレームから「臼と蜂と栗」の3人に減ってしまったとか。
さらに、懲らしめられたサルは逃げていくはずが、「サルはカニの家族に謝罪し、仲良く柿を食べて終わる!」という、にわかに信じられないような結末になっているようです。

ここまで来ると、良いのか悪いのか分からなくなってしまいますが、かくも文化とは激しく変遷するものであることを実感しました。

このような発見をもたらしてくれた、きのこの山に感謝しつつ、美味しくいただきました。

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通信356「イベントを開催するためには」 金英う

【週刊ハンガンネット通信】第356号 (2021年6月28日発行)
イベントを開催するためには
韓教室 キム ヤンウ(金英う)
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안녕하세요.

어제 지나간 태풍의 영향으로 오늘은 장마답지 않게 습기도 많지 않아 저는 오랫동안 밀렸던 일들을 하면서 지낸 하루였습니다만, 회원님들은 어떤 하루였는지요.

저희 한교실에서 주말에 ‘제주도식문화’에 대한 강연 이벤트가 있었는데요, 오늘은 그 이벤트에 대해 얘기해 보려고 합니다.

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アンコール開催

최근, 온라인으로 하는 여러가지 이벤트가 많아져서, 나도 뭘 좀 해봐야 할텐데라고 생각하시는 선생님들이 많으실 것 같아 제 경험이 도움이 됐으면 하는 바람에서 이글을 쓰게 됐는데요,

회원님들은 이벤트 테마를 정할 때 ‘자신이 하고 싶은 것? 아니면 자신이 할 수 있는 것?’ 어느 쪽을 기준으로 해서 정하시나요? 제가 다른 교실처럼 뭔가를 해봐야겠다고 마음 먹었을 때 기준으로 삼았던 건 ‘내가 할 수 있는 게 뭘까?’였어요. 남들이 한다고 해서 자기가 할 수 없는 것을 따라서 할 수도 없는 일이고 교실의 상황도 저마다 다르기 때문에 정말로 자기가 할 수 있는 게 아니면 안되겠다고 생각했던 거죠. ‘자신이 하고 싶은 테마’는 자신을 위주로(기준으로) 판단하는 거여서 여건, 상황을 고려하지 않기 때문에 잘 안될 수도 있다는 걸 들은 기억이 있어요.

그래서 이것저것 찾아서 생각해서 정한 테마가 바로 이거였어요. 자신의 고향에 대해서는 누구나 잘 알고 있기 때문이지요.

그 다음으로 생각한 게 ‘고향의 어떤 내용’였어요. 많이 알려져 있는 내용이라면 사람들이 모이지 않을 것이고, 사람들이 흥미를 가질 만한 게 좋을 것 같아서 정한 게 ‘제주의 식문화’였어요. 왜냐하면 제주의 음식은 본토와는 좀 다르고 특별하기 때문에 제주 나름의 내용으로 한다면 괜찮을 것 같았어요. 그래서 책도 구입하고, 자료도 찾고, 기억이 잘 안 나는 부분은 형제나 친구들의 도움을 받으면서 자료를 만들었어요. 책은 한국에서 직수입, 제주도 할머니, 할아버지들의 인터뷰가 그대로 실려 있어서 사투리가 정겹게 느껴졌고, ‘그래 이거 먹어 본 적이 있어’라고 옛날로 되돌아 간 느낌이 들어서 정말로 좋았습니다. 코로나 때문에 고향에 가지 못 하는 걸 책을 통해서 위안을 받는, 그런 느낌이었어요.

강연 끝 부분에 질문과 정보교환 코너가 있었는데요, 전국에서 참가했기 때문에 자신의 고향이나 지금 있는 곳에서도 비슷한 음식이 있다고, 먹는 방법까지 설명해 주신 분도 계셨어요. 이렇게 전국적으로 정보를 교환할 수 있는 건 온라인 이벤트만의 장점이었던 같아요.

코로나 때문에 널리 보급된 온라인 이벤트도 주제를 잘 선정만한다면 오히려 사람들이 모여서 하는 대면 이벤트보다 더 재미있고 유익한 이벤트가 될 수 있다는 걸 이번 기회를 통해서 알게 됐습니다.

이벤트 테마를 정하는 순서를 다시 한번 정리해 보면, 자신이 하고 싶은 것인지 아니면 자신이 할 수 있는 것인지를 먼저 명확히 구분해서 ‘자신이 할 수 있는 테마’를 정하고, 그 다음에, 정한 그 테마가 사람들이 관심을 가질 수 있는 것인지도 검토해야 하는 과정이 있어야 좋은 성과를 낼 수 있다고 봅니다. 오늘부터 회원님들에게 맞는 이벤트 테마 찾기, 시작해 보지 않으시렵니까?

끝까지 읽어 주셔서 감사합니다.

通信355 「韓国語を教える」を考える 前田真彦

【週刊ハンガンネット通信】第355号 (2021年6月7日発行)
「韓国語を教える」を考える
ミレ韓国語学院 前田真彦
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高校の韓国語講師にはJKSなど研修機関がある。
大学の韓国語講師には、朝鮮語教育研究会がある。
民間の市民講座の韓国語講師には、ない。しかし、一番研修が必要な領域でもあるはずだ、だから、ハンガンネットを立ち上げた。2009年のことだ。

韓国語を教える環境が、インターネットの普及とコロナによって大きく変わった。
高校や大学より、世の中の趨勢を敏感に反映するのが、民間の市民講座だ。
教える形態も、教え方も、学習者も大きく変化した。
私たちは、教えることに関してもっと情報交換が必要ではないか?

この変化の中で、何をしなければいけないのか?
学習者群も多様になり(小学生~80代)、学習レベルは向上し、TOPIK6級合格者も増えた。

今、何をしなければいけないのか?
民間の市民講座として、何ができるのか?

市民講座の講師養成も火急の課題だ。
学習者の指導ももちろん大事だが、6級合格者に私たちは何ができるのか?
ミレは、2005年から翻訳の会「架け橋人の会」を立ち上げて、6級以上の勉強会を実施してきた。市民講座の講師養成講座「韓国語教育ラボ」も、2020年から活動を始めている。

講師養成ということも、今から本格的に取り掛からないと、次の世代が育たない。
市民講座の講師養成は、高校や大学の講師とはまったく違う独自の領域だ。
講師養成のカリキュラムを作成し、教えるために必要な項目の習得や、模擬授業など、レギュラー講座として立ち上げ、活動している。特別講座としてするのではなく、ミレの教育活動の一環として、「講師養成」に取り組んでいる。

メアリの会(講師のための勉強会)も月に1回実施してきた。次は第64回6月27日(ピッチの抽出実習)を予定している。

今回6月12日(土)19時~21時に顔出しなし(録画送付)で、「市民講座の講師になるためには何が必要か」、という講師養成セミナーを開催する。有料11000円。

6級合格者の次の目標として、優れた講師になるための学びの方法を提示し、具体的に考えていきたい。

参考動画
https://youtu.be/uwmORwjm67A

6月13日13時~17時 ハンガンネットセミナー
https://hangangnett.com/

6月27日17時30分~19時 第64回メアリの会  担当:前田真彦
https://mire-k.jp/meari/
「Praat(音声分析ソフト)を使用したピッチ曲線の描画実習」
音の高低はとらえにくいものです。
Praatという無料の音声分析ソフトを使ってピッチパターンを抽出する実習を行います。
初めての人でもできるようにゆっくり、具体的に進めていきます。
ダウンロードの方法も事前に連絡します。
一緒にPCの画面を操作しながら自分の(または受講生の)発話の音の高さを可視化してみませんか?

通信354 「私の韓国語講師・奮闘記30 「勉強はしたくない・・・、でも韓国語は学びたい」」 宮本千恵美

【週刊ハンガンネット通信】第354号 (2021年5月10日発行)
私の韓国語講師・奮闘記30
「勉強はしたくない・・・でも韓国語は学びたい」
宮本千恵美
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コロナ禍の生活にも慣れ、感染予防しながらの2021年度が始まりました。
と思った矢先に、急な感染拡大で石川県でも県独自の緊急事態宣言が発令されました。

教室は対面と希望者にはオンラインを開始しました。
自信がなかったオンライン授業も始めてみるとそんなに苦はなく、逆にPPなどを工夫して作っていく楽しさも芽生えてきました。
この調子でオンライン授業も充実させていけたらと思います。
余裕が出てきたらハンセミで学んだ方法で、自分もニュースキャスターのようにオンラインに登場させてみたいです(笑)

緊急事態宣言が発令される1ヶ月ほど前に、久しぶりの韓国語教室の体験会を開催させていただきました。
久々に人数も集まって、新しい教室ができるかもとワクワクしていました。

ところがこちらの思いと体験で来られた人たちの思いが少しずれていたように思いました。
現在の第4期韓流ファンよりは、第2期ぐらいと言えばいいでしょうか・・・、
10年近く韓流だという方が多く、その間も学習のチャンスがあったのではと思いながら、体験会を進行していました。
最後に授業がスタートする前に学習に対する質問などを聞いて時、なぜ今まで学習してこなかったのか分かりました。
とにかく、勉強したくないのです。
どうにか簡単に習得できないものか、勉強という観念が抜け落ちている状態でした。
楽に簡単に、宿題もテストもしたくない!
それが体験者ほぼ全員の意見だったのです。
その思いが学習スタートの妨げになったのかもしれません。

しかしながら韓国語を学ぶことは学校の勉強と変わりません。
講師側はある程度の進行スピードの調整はできても、後は本人の努力次第なのですが・・・。

そんな悶々とした気持ちを抱いていたある日、とあるテレビ番組を観ていました。
その番組は世界のいろいろな学校をテーマに、特に発展途上国やある国が全国一斉のオンライン授業開始したけれどできない村での授業の取り組みを放送していました。
どの国も環境が整っていない中で、それでも子供たちに教育をという思いから一生懸命に取り組んでいる姿を目にしました。
その中でも算数の授業風景でリズムを取りながら覚えるなど、子供たちにどのようにすれば楽しく学べ身につくのかと言う取り組みをとても感慨深く観ました。

それから私は勉強はしたくないけど、韓国語に触れたいという体験者について考えていました。
それでも「楽しんで学びたい」、「韓国語に触れたい」、と思う人たちは一定数いるだろう・・・。
正直私も楽しく学べたらそんなにいいことはない・・・。
確かにペラペラ話せるようになるとか、検定を受けるなどはできなくても・・・。

そこで元学習者でご自身も参加したいとのお気持ちを聞いて、その方のカフェで「韓国語カフェ」をさせていただくことになりました。
「韓国語カフェ」は参加も自由で、学習経験未経験問わず誰でも参加できます。
コンセプトは韓国好きな人で集まろう、とにかく韓国に触れよう、学習者や学習歴のある方は韓国語を使う場として。
勉強とか教室と言うと「しなければいけない」という観念にとらわれてしまい、逆に辛くなることもあるかもしれません。
まずはウォーミングアップというほどでもありませんが、肩慣らしに韓国語に触れてもらい、楽しんでもらい、興味が出た時、やる気になったときに韓国語の学習をスタートしてほしいと思いました。
いろいろな学習の形を模索していこうと思います。

追記
前回の伊藤先生の記事は大変参考になりました。
導き方も工夫していかないとと思いました。
修行が足りません・・・トホホ・・・

オンライン開催!2021年6月の「ハンガンネットセミナー」のお知らせ

2533524韓国語市民講座講師のネットワーク「ハンガンネット」が開催する本年度のセミナーもオンラインにてお届けします。前半は、「電子決済の導入」について専門の講師を招きお話を伺います。後半では「音声添削」のやり方について、実際に音声添削を体験し、他の先生方と意見交換をします。ぜひこの機会にご参加ください!

開催日時2021613()13:0017:00
開  場12 40 分にZoomの部屋をオープンします
スタート13 00
定  員30
総合司会:金英う(韓教室 代表)

セミナー
◆1時間目13001420
「語学スクールでの電子決済の導入について」
講師:清水吉弘(武蔵大学、共栄大学非常勤講師、有限会社まる工房代表取締役)

近頃は授業のオンライン化により各教室でも電子決済の導入を考えていらっしゃる先生が多いかと思います。そのようなニーズに合わせて、電子決済の導入方法、決済のできるプラットフォーム各社比較、語学講座での効果的な利用方法などについてレクチャーします。すでに電子決済を利用されている教室の方にもタメになる講座です。
講義1時間、質疑応答20分の予定です。

・電子決済各社の比較
・電子決済の仕組み
・ネットショップのプラットフォームでできること

※電子決済について聞きたいこと、悩んでいることがありましたら、申込の際にお寄せください。

2 時間目(14:3015:50
「音声添削どこまで?」
進行:キム・スノク(コリ文語学堂院長)

発音指導を望む熱心な受講生に対して、発音をどこまで指導すべきか、またどのように添削すべきかは悩ましいところです。グループに分かれて実際に先生方に行って頂いた各自の添削を共有し、話し合います。ネイティブ、ノンネイティブ共に発見のある時間となるでしょう。

※セミナー1週間前に配布する2名の学習者の音声を聞いて、各自で添削すべきポイントを3つほど決め、どう指摘するのか、学生の発音改善のためにはどのようにアドバイスすればいいのかなどを簡単に考えてきてください。

◆懇談会16:0017:00
懇談会司会:丹羽裕美(ひろば語学院院長、ハングル能力検定協会理事など

まだまだコロナが終わりませんね。先生方の近況を教えてください。またネットで流行りの学習法や最近の学習者の学習傾向、授業に対する受講生のニーズへの対応方法などについて話し合いたいと思います。

※お申し込みの際に、教室運営や授業を進めるにあたっての悩みや近況を一言お寄せください。

参加条件
・韓国語講師(今回は小規模教室向けの内容です。これから教室を始めたいという方、大歓迎)
・会員/非会員は問いません。

【お申し込みはこちらから】申し込みページ
悩みや課題に思っていることや現況も一言添えてください。

参加費1,000
【参加費は事前に銀行振込よりお支払いください。】
振込先 ジャパンネット銀行 本店 普通 2174994 ハンガンネットマエダタダヒコ

通信353 「言語学習者としての感想」 伊藤耕一

【週刊ハンガンネット通信】第353号 (2021年5月1日発行)
言語学習者としての感想
伊藤耕一
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会社から転勤を命じられ、マレーシアの子会社で勤務することとなりました。
辞令は出たものの、現地は一時ロックダウン、コロナウィルスの影響のためか渡航手続きが遅々として進まず、ずっと渡航の日を待っているところです。
何もしないわけにも行かず、マレーシア語の勉強を年明けから始めることにしました。
久しぶりにゼロから始める語学学習をしたのですが、学習者の目線で感じたことを書いてみたいと思います。

独習
マレーシア語を習える場所は数少なく、長野県では独習するしかありませんでした。
テキストを探したのですが、マレーシア語の教科書は数えるほどしかありません。
インドネシア語とほぼ同じ言語であるためか、インドネシア語のテキストは比較的多く出版されています。
しかし、経験的に半島と島嶼部では言語が異なることが予想できたので、マレーシア語のテキストを探して買い求めました。
独習の場合、モチベーションが下がらないように気を付けなければなりませんが、今回は「話せるようになりたい」という気持ちを大切にしようと思いました。

文字から入るか音から入るか
韓国語の場合は文字から入った方が近道であろうと私は思っており、マレーシア語も文字の勉強から始めようとしてみました。
ところが、マレーシア語の母音で「e」の音は「에」と読んだり「으」と読んだり、ほぼ半々であることが分かりました。
ほぼローマ字読みとはいえ「e」の音を間違えて覚えると、変な癖がついて通じにくくなるだろうと考えるに至り、音の勉強から入ることにしました。
テキスト付属のCDを車に入れて、行き帰りの合計1時間半ほどの通勤時間を利用して聞き続けました。
当然ながら、最初はひとつも聞き取れなかったのですが、聞き続けるうちに一つ二つと聞き取れる単語が増えてきました。
教科書を読みたい衝動を抑えに抑え、100時間くらい聞いたところで文字を見てみました。
この時の新鮮さというか渇望感というか、この感覚は忘れらないものになりそうです。
「L」と「R」の違い、「B」と「V」の違い、韓国語のパッチムに当たる語末の「t」と「k」の違い、そして「에」と「으」の違いが明らかになった時の「そうだったんだ!」という気持ちはすがすがしいものでした。

正しい発音が身についたか
マレーシア語は読むことよりも話すことに重点を置きたいと思ったので、正しい発音を覚えることを意識しました。
そのチェックには「ポケトーク」を使いました。
マレーシア語を話してみて、正しい日本語が返ってくるか、いくつかの対話文を試しましたが、ほぼ意図した日本語が聞こえてきました。
音から入ったことはある程度の結果につながったよう思います。

全くのマレーシア語入門者として数ヶ月を過ごしてみましたが、意欲ある言語学習者にある程度の結果を出してあげるには、次のような導きが大切なのではないかと感じました。
・やる気を維持するには、どうすればよいか、フォローし続ける。
・文字の勉強と発音の勉強のバランスは見てあげた方がよい。目的や性格によってバランス調整が必要であるように思う。
・成果が分かりやすい形で確認できると安心できる。

1人の学習者として感じたことですが、皆様のご指導のご参考にしていただければと思います。
渡航後は、これまでの勉強が役に立つかどうか、確認してみたいと思います。

通信352 「音声添削について」 韓教室 金英う

【週刊ハンガンネット通信】第352号 (2021年4月19日発行)
音声添削について
韓教室 金英う
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안녕하세요?
새 학년이 시작된 지 벌써 3주일이 지났는데요, 회원님들께서는 어떻게 지내고 계신지요.
저는 주말에 미래한국어학원에서 열린 메아리모임에 참석했습니다
메아리모임에는 2번째 참가하는 거였는데요,
옛날같으면 메아리 모임에 참석하는 건 꿈도 꿀 수 없었는데,
지금은 온라인 덕분에 오사카까지 가지 않아도 참석할 수 있어서 정말 좋았습니다.

이번 메아리모임의 테마는 ‘음성첨삭’.
아직 제 교실에서는 해 보지 않은 분야라서 궁금하기도 해서 참석해 봤어요.
오늘은 주말에 참석했던 메아리모임의 ‘음성첨삭’에 대해 느꼈던 걸 얘기해 보려고 합니다.
미래한국어학원에서 하고 있는 음성첨삭은 어떻게 하고 있는지
두 분 선생님이 첨삭하신 실례와 함께 구체적으로 얘기를 들을 수 있었어요.
첨삭할 때 주의할 점이나 기준, 첨삭 방법에 대해서도 들을 수 있었어요.

모임에서 느꼈던 건,
저 같은 원어민과 원어민이 아닌 선생님이 생각하고 있는 ‘고쳐야 할 부분’ 이 조금 다르다는 걸 새삼 느끼게 됐습니다.
그도 그럴 것이, 원어민은 외국인의 발음이 정확하지 않아도
어느 정도는 듣고 이해할 수 있기 때문이지요.
마치 제가 틀린 발음을 하더라도
일본 사람은 뭘 말하려고 하는지 알아들을 수 있는 것처럼요.
그래서인지는 몰라도 첨삭해야 할 부분의 우선 순위가
원어민이 생각하는 것과 일본인 선생님이 생각하는 것이 똑 같지 않다는 점이 흥미로운 일이었습니다.

그리고 모임이 끝날 무렵,
발음 지도는 어디까지 하는 게 좋은가에 대해 의문 제기가 있었습니다.
이 문제는 다른 선생님들도 고민하고 있는 내용이라고 봅니다만,
학생들의 유창성을 중시하는 게 좋은지,
아니면 발음을 중시하는 게 좋은지,
이 두 항목에 대한 밸런스 문제이지요.
발음 지도를 엄하게 하면 학생들이 입을 떼는 것을 막을 수도 있고,
유창성을 중시하게 되면 발음 지도는 소홀해지기 쉽다는
상충된 문제에 대해서 외국어를 가르치는 선생님이라면 한번쯤은 생각해 봐야 할 과제라고 느꼈습니다.

通信351 「ハングルハンコに挑戦」ミレ韓国語学院 前田真彦

【週刊ハンガンネット通信】第351号 (2021年3月29日発行)
ハングルハンコに挑戦
ミレ韓国語学院 前田真彦
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昨夜、ミレオンラインで、「ハングルハンコに挑戦」を実施した。
日曜日21時30分と遅い時間にも関わらず14人の参加があった。

申し込み者には、石材・印刀など必要な道具を郵送でお送りしておいた。
材料費と送料を合わせて、1000円なので手ごろだ。受講料とは別途いただいた。

彫りたい文言・文字をあらかじめ準備しておいてもらった。
彫る手順や注意点は、パワーポイントで準備して、セミナーの最初に、作業の流れが分かるように説明した。

私は、中学校教師をしていた時期に、中学生にハンコを彫らせた経験はあったがオンラインでの実施は初めてだったので、どうなるか心配だったが、
作業は順調に進み、4,50分で、ほぼ全員彫りあがった。

最後に作品を見せながら、一言感想を言ってもらって全員で記念撮影。
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皆さん、なかなか味のある作品に仕上がった。

ハングル書道は、日本のいわゆる「お習字」の呪縛から解き放たれて「上手い下手を越えて」、書けるのがいい。
好きな文言を選べるのも楽しい。
とは言え、ハングル書道はある程度文字の稚拙さが誰にでも瞬間でわかってしまう。

それに比べ、ハンコの場合は、1文字からせいぜい3文字までなので優劣を判断する材料が少ない。

ほとんどの場合、「いい味出てますね」という評価でまるくおさまって、本人も満足できる。
字の上手い下手ではなく、手先の器用さやデザインの面白さで作品が映える。

石に彫るのだから、ガイドや道具がなければ敷居が高い。
しかしガイドと道具があれば、初心者でも、1時間で手軽に完成する。

完成すれば、石なので一生もんだ。
白い紙に朱色に鮮やかに映えて、うれしい。
SNSなどでもノートにでも押せるとかっこいい。

「ハングルハンコを彫る」は、文字に対する関心と、自分の韓国語学習に対する愛着をはぐくむもので、
韓国語学習者にもっと広がってほしい。
いや、広げていこう。

「ハングル書道」と「ハングルハンコ」は今後、ミレの定番ワークショップにできる、そんな手応えを得た。

◆第62回 メアリの会
音声添削の基礎基本4月18日(日)17時30分
音声添削の目的・方法を考えます。
章子講師・中村講師の実践報告を土台にします。
https://mire-k.jp/meari/ 550円 どなたでも参加OK

◆「韓国語を教える」夢をかなえませんか?
https://youtu.be/zugnTY-KJWEー韓国語教育ラボ日曜16時~見学自由

通信350 「私の韓国語講師・奮闘記29「一言でもすごい!」」 宮本千恵美

【週刊ハンガンネット通信】第350号 (2021年3月1日発行)
私の韓国語講師・奮闘記29「一言でもすごい!」
宮本千恵美
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私は何年か前に日本語講師資格の勉強をしたことがありました。
多国籍の学習者に共通語である日本語をどう教えていくか、
比較的通じる英語が出来なくても日本語を教える、
とてもわくわくしたことを覚えています。
現在韓国語の学習者はすべて同じ日本人なので、
分からないことがあれば日本語での説明が可能ですが、
言葉が全く通じないかもしれない学習者に教えるって、考えてみたら未知の世界でした。

その中でとても興味ぶかかった教科と言うのが「日本語教育概論」でした。
前回の寄田先生の記事でバイリンガルのことに触れていたのですが、そのことも授業で触れていました。
私は両親のどちらかが外国の人だったらバイリンガルになれたかもとか、
外国にいればその国の言葉を習得できるのではと、言語習得に関してとても簡単に考えていました。
しかしその授業の中ではバイリンガルがいかに大変かということ、2つの言語を習得する大変さを説いていました。

例えばバイリンガル教育的なものがあり、両親が細心の注意を払って双方の言葉を教えていかなければ、
どちらの言語も未熟になってしまい思考の発達にも支障をきたすそうです。
以前にもインターネットの記事で2か国語以上の言葉を有する親は、意外と幼少期からの多言語教育には反対しているという内容を読んだことがあります。

留学時代に上級クラスの討論で、同じような内容を話し合ったことがあります。
幼少期からの英語教育は必要かと言う問いに、私は両親の国が違って2つの国の言葉を教えることはあっても、
両親が同じ国ならばまずは母語を教えてからでも遅くないのではないか、
まだ母語も確立していない段階で外国語をする必要がないのではないかと言う意見を話したことがあります。
しかしながら両親の国が違っていても、実際バイリンガルを育てるのは至難の業なのだと勉強しながら自分の知識のなさや浅はかさを感じていました。
思えば最近ダブル(以前はハーフと言っていましたが、最近はいい言葉ではないみたいですね。ミックスとも言われるそうで…)の芸能人も増えてきましたが、
顔だけ見れば外国の人のようなのに実際は日本語しかできないとか。
それもやはりバイリンガル教育の難しさなのかもしれません。

また寄田先生の記事を読んでいてとても面白くて共感したのが、私の生徒も日本語と韓国語を混ぜて話す生徒が多いことです。
私は冗談で「韓国語版ルー大柴」なんて冗談ぽく言いますし、全部韓国語で話して!と注意しますが、それを見ていた別の教室の生徒が、
「すごい!」
と言うのです。
「私はすぐに韓国語が出てこないです。一言でもすぐに口から出てくるのはすごいです!」
私的には欲張ってすべて韓国語でと言いますが、そうか…一言出すのも簡単なことじゃないのだと思いました。

私は海外旅行が好きで、せめて挨拶とかありがとうだけはその国の言葉で言えたら気持ちいいだろうと
ガイドブックを見て練習しても、実際現地では英語(簡単なものだけです)で言ったり、
気が抜けると韓国語で言ってしまったり、使い慣れていない言葉はすぐに出てきません。
その経験から言えば、生徒さんたちが日常使わない韓国語を流暢に話せるようになることってとても大変なのですね。

それでも生徒さんたちには韓国語を習得してほしいと、
毎回挨拶、安否(元気かどうか)、天気、気候、日付、時間、曜日、気分、1冊目の教科書の中間まで来たら한마디
を言ってもらいます。
日時などに関しては漢・固有数詞を習った後に追加します。
少し慣れてきたら、お互い日付や曜日や気分などの質問、한마디に対する質問をさせたりします。
しつこく同じことを言ってもらう、考えないですぐに口から出せるようにの、練習です。
特に数字は時間をかけていかないとスラスラ言えません。
まだ初級クラスばかりなのですが、まずは簡単なことから発せられるように練習しています。

今年こそ、コロナが少しでも収束して学んだ韓国語が韓国で使えたらと願うばかりです。