【週刊ハンガンネット通信】第450号 (2023年7月26日発行)
第2回TOPIKフォーラムに行ってきました
株式会社HANA 浅見綾子
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先日7月15日に開催された第2回TOPIKフォーラム「TOPIKの持続可能な発展に向けた多言語TESTとの比較―教育現場での活用を中心にー」に参加してきました。
TOPIKの教材を出している出版社としては非常に有益な情報をたくさん聞くことができてとても行って良かったです。
フォーラムは1部と2部に分かれて進行され、1部は運営者、教育者、学習者の観点からの「問題提起」、2部は韓国語以外の言語(英語、中国語、フランス語)のTESTについての紹介がありました。
まず1部パートでTOPIK運営者の方からのお話の中に知りたかった情報がたくさんありました。
・日本でのTOPIK試験の回数が現在の年3回から年4回になる
・年間の受験者数が4万人(2020年)に達した
・受験者の56%は20代、15%は10代、合わせて71%
・スピーキングの試験は会場確保が難しく、しばらくの間は日本では難しそう
などです。
今後は年間受験者数10万人を目指したいとのことで、期待していきたいところです。
私がもっとも興味深く聞いた発表は2部の新多了先生からのCEFR(セファール)に関するお話でした。
CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)とは、外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠のことで、言語の枠や国境を越えて、外国語の運用能力を同一の基準で測ることが出来る国際標準のことです。
英語だけでなく、日本語や中国語を含む全40言語で参照枠が提供されており、教材開発や教員研修、教育課程の改革など、あらゆるシーンで幅広く用いられているそうです。
CEFRの評価の基準は「その言語を使って具体的に何ができるのか」。それを6段階で評価します。
「ネイティブ・スピーカー」モデルではなく、「複言語者」モデルを目指すということをお話しされながら、これまでは「ネイティブ・スピーカー」のように話すことがよしとされていたところから、今後は「質」、その言語を使って何ができるのかが求められるとのことです。
CEFRで検索するとたくさん関連サイトが上がってくるのでぜひ調べてみてください。
