【週刊ハンガンネット通信】第459号 (2023年10月13日発行)
「日韓交流おまつりでの売上推移」
浅見綾子
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去る9月30日、10月1日に駒沢オリンピック公園で開催された「日韓交流おまつり2023 in Tokyo」にHANAも書籍販売ブースを設け参加してきました。
日韓交流おまつりは、2005年の日韓国交正常化40周年を記念した「日韓友情の年」の主要事業として始められたもので、ソウルでのみ開催されておりましたが、2009年からは毎年両国のソウルと東京で開催されるようになりました。
HANAは2014年から参加しており、今年で10年目を迎えました。2014年の年は、一つの小さい長机を駿河台出版社と半分ずつ区切って本を並べ、炎天下の中テントもない状態でのスタートでした。帽子を準備しなかったことをかなり後悔したものです。
2014年から地道に参加し、日韓交流おまつり事務局側の方から頑張っていると認められたのか2016年にはテントの中に入れていただき、日焼けの心配なく販売できるようになりました(テントがあるのとないのでは疲れ方がかなり違います)。
コロナの3年間を除いては、ずっと日比谷公園での開催でしたが、日比谷公園が改修工事に入っているため今年は駒沢オリンピック公園での開催になりました。2日間の人の入りを見ていると、やはり毎年同じことを感じますが、土日開催ですと土曜日よりも日曜日の方が人の入りがかなり多いです。よって日曜日の方が売上も良い。
さて、2014年からHANAの売上の推移を見てみたいと思います。

2020年〜2022年の3回はオンラインでのみの開催でした。つまりオンラインでショップを開き、販売をした売上になります。2020年は弊社がオンラインで書籍を販売するのが初めてで、不慣れだということもあり、さほどネット販売用に商品を準備しませんでした。ところが思いの外売れたので、2021年にはたっぷり商品をネットショップ上に並べ、去年よりは売れたらいいなぁくらいに思っていたところ、これが韓流第4次ブームにもうまく乗り、大売れしました。2022年も売れる!と意気込んでいましたが、結果は売上は落ち、今年の2023年は対面とオンラインと両方開催したのにも関わらず、あまり売上があがりませんでした。
売上が上がらなかった理由は推測ですが、まず駒沢オリンピック公園という場所が駅からも遠く交通が不便だった、毎年日比谷公園だったので駒沢オリンピック公園に馴染みがなかった、物価上昇の影響で韓国語書籍にお金をかけなくなった、などなど。私も含め、やはり最近は財布の紐が固くなっています。
売上は期待ほど上がりませんでしたが、それでも参加する価値は大いにあります。何よりも学習者の皆さんの声が直接聞ける機会は非常に貴重です。どういう悩みを持っているのか、どういう目的で購入するのかなど。また書籍をパラパラめくりながら、止めてじっくり読むページはどんなページか、手に取られやすい本はどんな表紙の本かなど参考になること盛りだくさんです。
次の対面販売は11月に東京神保町で開催されるK-BOOKフェスティバルです。またここで直接学習者さんや先生方にお会いできるのを楽しみにしています。
