通信413 「新しい「シゴトの韓国語」」幡野泉

【週刊ハンガンネット通信】第413号 (2022年10月24日発行)

新しい「シゴトの韓国語」
アイケーブリッジ外語学院 幡野泉
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ご存じの方も多いと思いますが、10月にNHKラジオ「ステップアップ
ハングル講座」がリニューアルされ、八田とハンナのハングルメ・チャンネル」
と題し、コリアン・フード・コラムニストの八田靖史さんと、タレント、
そして歌人のカン・ハンナさんが出演されています。韓国の食に関わる表現、
人々の関わりにワクワクする内容です。

そちらに私、幡野の連載「知って役立つ! ビジネスハングル」が3カ月に渡り
掲載されます。10月号は「ビジネスメールの書き方」、書店に並び始めた
11月号は「電話応対から学ぶ、ビジネスハングル」、12月号は……、
お楽しみに、となります。

執筆にあたり、自身の著書を参考にしようと手に取ってみました。
「シゴトの韓国語」シリーズは、基礎編(赤)と応用編(青)があります。
基礎編を手に取り、はっと気付いたのですが、最初の「自己紹介」で
名刺交換をしているんです。

最近、入国制限が緩和されつつあり、日韓の交流が戻りつつありますが、
「いま名刺交換をあまりしないな」と思いました。

そこで、今回の連載初回は、オンラインミーティングでひとまず顔を
合わせましょう、会社の紹介をさせてください、というシチュエーションに
なるよう設定しました。

しかし、やっぱり人と人は会うのがいいよね、というメッセージを込めて、
12月号を執筆しています。

韓国語学習者が低年齢化し、韓国語を使って仕事がしたいと思う若者も
増えてきていると聞いています。「シゴトの韓国語」も、時代に合わせて
進化、リニューアルをしていかないと、と思っています。

通信412 「親しみやすいお茶目な世宗が日本中に広がる」前田真彦

【週刊ハンガンネット通信】第412号 (2022年10月18日発行)

親しみやすいお茶目な世宗が日本中に広がる
ミレ韓国語学院 前田真彦
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親しみやすいお茶目な世宗が日本中に広がる

私たち「架け橋人(かけはしじん)の会」が翻訳した『世宗、ハングルで世の中を変える』がクオンから出版されました。

今まで一般の人が読める、世宗やハングル創製に関する書籍が、ほとんどありませんでした。
野間先生の一連の名著もありますが、一般向けとは言えない、専門性の高いものです。

本書の特徴は、まず、フルカラーで見やすいこと。何と言っても表紙がすばらしい。
そして構成がユニークです。各章の導入には、漫画があって、読みやすいです。世宗は表情豊かで、お茶目で、親しみやすいキャラクターとして描かれています。現代の中学生2人が、タイムカプセルに乗って、世宗に会いに行くという設定だから、読んでいてわくわくします。

本編は専門的な内容ですが、詳しすぎず、ポイントが分かりやすく書かれています。
また、朝鮮時代の文献やハングルで書かれた手紙などの資料も多く紹介され、当時の文献に触れることのない私たちには貴重な資料となります。

各章の最後には、「話の小袋」というちょっとしたエピソード紹介のコーナーもあって、「漫画」「本編」「話の小袋」という3部構成にすることによってハングル創製にかかわるいろんな事柄を多面的に紹介しています。

1万ウォン札の世宗や光化門の前の偉大な世宗ではなく、民のために心を尽くして泣き笑いする人間世宗が、日本中に広く知られれば、これほどうれしいことはありません。韓国語学習者のみなさんも学習に深みがますでしょう。

一人でも多くの方に読んでもらいたい書籍です。先生方の教室でもぜひご紹介ください。

「架け橋人の会」(2005年創設)は翻訳サークルです。
この書籍の翻訳に2年半じっくり取り組み、出版にこぎつけるまで丸3年かかったことになります。

チェッコリ主催のイベントがあります。グループ翻訳の運営、楽しさ、訳語の選択など、具体的にお話します。
「翻訳サークルから出版翻訳まで続いた道」 11月5日(土)19時~20時30分

https://www.chekccori.tokyo/mc-events/general/63654?mc_id=914

通信411 「新たな展開?」日下隆博

【週刊ハンガンネット通信】第411号 (2022年10月10日発行)

新たな展開?
ワカンドウ韓国語教室 日下隆博
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「六本木クラス」というタイトルのドラマが7月から始まり、先月9月末に最終回を放送、全13話で終了しました。

ドラマのタイトルに初めて接した時、韓国に関心のある多くの人がすぐにピンときたことでしょう。
予想通りこのドラマは、大ヒット韓国ドラマ「梨泰院クラス」の日本リメイク版でした。

普段日本のドラマは全く見ない私ですが、この企画が気になり初回放送を録画しました。そしていざ見始めたところ、主題歌、ストーリー、演出までも、そのほとんどを韓国版を踏襲している日本バージョンだということにとても驚きました。

ただ30分もすると見るのがつらくなり、演技や演出などあらゆる面で「この韓国ドラマの劣化版みたいなものを作る日本のドラマってどうしたのだろう?」と感じ、以降見ることはありませんでした。(個人の感想です。)

先月末、最終回だというので、とりあえず最後を目にしておこうと再度録画しましたが、これも20分ほどで見るのをやめてしまいました。(小分けにして3日間で最後まで見ましたが。)

この話を主婦層の授業でしたところ、そのクラス全員(4人)がドラマを低評価して納得しあい、中には「六本木クラス」終了後、再度「梨泰院クラス」を「六本木クラス」と並行して見返したと、その質の差を語ってくれる人もいました。
ところがその同じ人が続けて「でもうちの旦那が六本木クラスにはまっちゃったんですよね」と話し始めました。
その旦那さんは「六本木クラス面白いぞー!」と、韓国に無関心だったにも関わらずとうとう奥さんのNetflix「梨泰院クラス」に付き合うようになったと言うのです。
するともう一人のクラスメートが「うちの旦那もそう!」と言い始めました。こちらの旦那さんも韓国に無関心だったにも関わらず、「六本木クラス」にはまってしまい、ついには最近は奥さんに知られぬようNetflixの韓国ドラマをこっそり見ているということでした。

もともと復讐劇としてのストーリーが面白かったところが、日本のドラマという枠組みを通して見ることで男性中壮年層の視聴者の心をつかんだということでしょうか。

そこでふと、これってもしかすると、これまで韓国ドラマに関心が無かった人の中から、「六本木クラス」を通して韓国ドラマにはまっていく人を増やしている可能性があるのではないかと思い始めました。(これを只今ここで「六本木クラス現象」と命名)

サンプルは韓国語学習者4人のうち2人の旦那さん、という実に限られたものですが(この場では全体の50%)、もしかしたら広くこの「六本木クラス現象」は全国で起きている、とするならば、これは韓流の「新たな展開」かもしれない!となります。^^

ちなみに「六本木クラス」の最終回視聴率は10.7%だったということです。

通信410 「オンライン教室の「海外展開」で生じること」ペ・ジョンリョル

【週刊ハンガンネット通信】第410号 (2022年10月3日発行)

オンライン教室の「海外展開」で生じること
株式会社HANA ペ・ジョンリョル
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弊社のオンライン韓国語スクールはこの9月で開講2周年を迎えました。2020年4月コロナ禍の発生とともに自社1階の教室は閉鎖、同年8月にオンライン授業を試験的に行い、9月から本格稼働させました。集客に大変苦労した時期もありましたが、担当スタッフの頑張りもあって少しずつ軌道に乗ってきたように思います。

当初の受講者は首都圏に住んでいる人がほとんどでした。そのうちに地方からの受講者が少しずつ増えてきて、いまではだいたい3、4割くらいが首都圏外からの受講でしょうか。もっともこれは授業での自己紹介などを聞いた大体の印象であって、申し込みの際に住所入力欄がないので正確なことは分かりません。さらに最近では海外からの申し込みもありました(韓国はもちろんヨーロッパからも!)。

ところでこのたび、海外からの受講を希望する人から「海外居住者の消費税免税はないのか」とのお問い合わせをいただきました。それで調べてみたのですが、海外居住者の場合、どうやら授業料は免税になるようです。

■国境を越えた役務の提供に係る消費税の課税関係について
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/shohi/cross/01.htm
※冒頭の図表中、③の「改正後」が今回のケースに該当すると思われる

当スクールでは授業料はすべて税込で提示しているので、上記のケースを当てはめると授業料から消費税分を差し引く必要があります。正直こういったことは想定にありませんでした。今後は海外居住者が受講する場合の決まり(消費税免除を望む場合どの証明書を示してもらうかなど)を作らないといけませんね。

また、当スクールでは今年の7月から韓国にいる韓国人の先生に講座を持っていただいています。

■元アナウンサーから学ぶ!韓国語学習者のための朗読講座
https://www.hanapress.com/archives/15226

日本語を一切介在させない授業ですが、正確な発音と落ち着いた話術を駆使する元アナウンサーの先生ということもあって大変好評でした。10月開講の次回講座は申し込み開始後あっという間に8人の定員が埋まってしまいました。

オンラインなら、先生が韓国にいても日本にいても授業に大きな差は出ません。多くの韓国語学習者の関心は韓国に向いていると思いますし、韓国にいて現地の空気を吸っている人の授業や講義をリアルタイムで受けることは刺激にもなるのではないでしょうか。当スクールでは、機会があればですが、韓国にいる先生の授業も増やしていきたいと考えています。

授業担当として韓国にいる先生をフル起用するのは難しくても、ちょっとした機会に韓国にいる知人や友人に画面越しに登場してもらって、クラスの受講者とやり取りを行ってもらうことはいい刺激になるのではと思います。Zoomなどのオンラインシステムを使うと、こうしたことを容易に行うことが可能ですので、ぜひおすすめしたいです。

なお海外居住者に講師料などの支払いを行う際には、原則として所得税を源泉徴収しないといけません。源泉徴収額は支払額の20%となっていますが、「租税条約に関する届出書」という書類を事前に税務署に提出すると10%に減免されます(書類の作成自体はさほど難しくありません)。こうした手続は面倒なので、単発の仕事などで支払額が少額の場合は、弊社では各種プリペイドカードを代わりに送ることもあります。

※ここでいう「海外居住者」は、滞在資格、国籍、振込先銀行口座が問題ではなく、日本以外の国に住んでその国で納税を行っている人を指すものと私は理解しています。とはいえ私は税について明るくないので、上記認識や記載内容にもし誤りがありましたら、ご指摘いただけるとありがたいです。

2022年12月の「ハンガンネットオンラインセミナー」のお知らせ

栗のコピー韓国語市民講座講師のネットワーク「ハンガンネット」が開催する12月のセミナーもオンラインにてお届けします。今回のセミナーは「音声添削実習」です。

※もともと11月3日に開催を予定しておりましたが都合により12月4日(日)に変更になりました。

開催日時:2022年12月4日(日)13:00~15:00
開場:12時50分にZoomの部屋をオープンします
スタート:13時00分
総合司会:寄田晴代

セミナー内容:「音声添削実習」
講師役:前田真彦(ミレ韓国語学院 院長)

先生方、発音指導はされていますか? あまりされていませんか? されている場合、発音の批正、つまり受講生の発音の直し方はどのようにされていますか?
対面であれ、オンラインであれ授業の中で受講生の発音に対して指摘し、直してもらう。とっても大事なやりとりです。しかしそれだけでよいでしょうか。その時は受講生は分かったつもりでも、数日経つと、どこをどう直せばいいのか、どこが良くなかったのかが分からなくなるといったことが起こります。「発音」は消えてなくなります。そこで、今回のセミナーでは「音声添削」のポイントについて一緒に考え、実践します。反面教師として前田先生が学習者に伝わりにくい添削の典型的な例を見せます。また具体的に、どんなツールを使って添削しているのか、文字情報を与えているのか講師の発音を録音して受講生に戻しているのか、その辺りの具体的な方法も共有しあえたらと思います。

当日の流れ
1.「音声添削」の大切さ ―実例を挙げながらポイント解説
2.実習方法説明
3.実習1 学習者の音声を2回聞いて各自評価シートに記入
4.ルームに分かれ添削した内容について話し合う
5.音声添削のポイント整理
先生方、ぜひ一緒に音声添削のやり方、分かりやすい指導の仕方について考えませんか。

前田真彦(まえだただひこ)
ミレ韓国語学院院長。
関西大学博士後期課程単位取得。
10年間中級をさまよった自身の経験を生かして「前田式」の教授法を開発。日本語話者の強みと弱みを知り尽くした指導には定評がある。

参加条件:
・韓国語講師(これから教室を始めたいという方も、大歓迎)
・韓国語教室運営関係者、今後韓国語を教えたいと思っている講師志望者
・会員/非会員は問いません。

お申し込み:こちらからお申し込みください。(締め切りました。ありがとうございました)
申し込み締切り:2022年12月1日(木)20:00まで
悩みや課題に思っていることや現況も一言添えてください。
参加費:1,000 円
【参加費は事前に銀行振込よりお支払いください。】
⇒振込先 paypay銀行 本店 普通 2174994 ハンガンネットマエダタダヒコ

通信409 「韓国語教室・講師に関するアンケートの報告」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第409号 (2022年9月26日発行)

韓国語教室・講師に関するアンケートの報告
株式会社HANA 浅見綾子
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8月に開催したハンガネットのオンラインお茶会の際に「韓国語学習者の座談会」をやってみました。
学習者さんからとても参考になる意見がたくさん出た反面、講師・運営側としては耳が痛い意見もたくさんあり、ある意味刺激的な時間になったのではないかと思います。

その際に、グーグルフォームを使い、韓国語教室や単発講座など何らかの韓国語の授業を受けたことがある方を対象(115人が回答)にネットでアンケートを取っていたものを紹介しました。

お茶会で紹介できなかったものも含めてここで改めて結果を紹介したいと思います。
(「◯その他」と追加してあるものがお茶会の際に紹介できなかった部分です。)

アンケートに答えてくださった学習者さんの性別です。
性別は皆さまご想像通りの結果かと思います。

スクリーンショット 2022-09-27 10.24.54

学習歴は幅広い層の方が答えてくださいました。

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【先生に関する質問】
授業を受けていて、先生に言われて嬉しかったこと、嬉しかった先生の行動など教えてください。(回答が多かった順に並んでいます)

•発音を褒められたこと(発音関連の回答多い)
•上達したね、成長したねと褒められた
•宿題や添削にコメントを付けてくれた
•勉強頑張っているね、忙しいのに頑張っているねとの励ましの言葉
•試験の合格を一緒に喜んでくれた
•基本的には褒められるとなんでも嬉しいが、自信のないところを褒められると嬉しい

◯その他
・「いい質問、ありがとうございます」 「いい表現ですね」 などの言葉が嬉しかった。
・間違えても、その間違えに至るまでの過程を理解して褒めてくださるので臆せず韓国語を話そうと努力できています。
・悩みを聞いてくれる。いつも優しい。
・つたない私の発表をきちんと聞いて下さって「完璧ですよ」とおっしゃってくださったことが嬉しかった。
・韓国に帰国した際、お土産を買ってきて下さったこと。パックや可愛いボールペン、日本にはないインスタントコーヒー、コースター、カイロなどなど。

【先生に関する質問】
授業を受けていて、先生に言われて傷ついたこと、傷ついた先生の行動など教えてください。(回答が多かった順に並んでいます)

•傷つけられたことはありません、特になし(半分近く)
•間違いを笑われた、鼻で笑われた
•何言っているかわからないと言われた、発音ができなくて疲れた表情をされた(発音関連の回答多い)
•自分だけ当ててもらえない、他の人ばかり当てる
•推しの文句を言われた、好きな俳優を否定された
•辞めた受講生の文句を言う、他人の悪口を言う。自分も言われてるんだろうなと思ってしまう

◯その他(試験関連が目立ちました)
・6級はまだスタートラインと言う。分かっているけど、何度も言わないでほしい。
・資格試験の合格を喜ぶ前に露骨に驚かれた(合格できるはずないのにの感
・TOPIKの6級を目指していることを言ったら、くすっと笑われた
・やはり強い口調で「違う!」と言われると、傷つくというか凹みます。
・韓国人の女性の先生に、男なのに韓国語を勉強している変な人だ、と言われた時。

【先生に関する質問】
授業中、先生にしてほしい配慮はありますか?(回答が多かった順に並んでいます)

•まんべんなく当ててほしい。平等にしてほしい。喋りまくる人を制してほしい(受講生の話す時間を確保)
•答えを待ってほしい。出ないときは優しくヒントをほしい
→恥ずかしかったり、難しくて話せない人に手を差し伸べてほしい
•間違いを指摘してほしい、発音指導してほしい
•先生の話が長すぎる、脱線が多い、語彙の説明が長すぎるのは気をつけてほしい
•正しい発音や答えを先生の口から聞きたい、書いてほしい

◯その他
・テキスト通りに進めるのではなく、テキスト内に出てきた単語や内容から派生したことも教えてほしい
・話のメインは韓国語にしてもらって、難しい単語だけ韓国語のあとに日本語の意味を教えてほしい。
・宿題を提出したのに先生が忘れてスルーして授業が進むと、ちょっと残念ですが、やってきていない人のことを思うと言い出せない
・文法の振り返りをもっとしてほしい
・日本語も堪能でも時々は韓国語オンリーの時間もあっても良いかなと思います。旅行に行った想定でとにかく何か言わないといけない!とか。

【先生に関する質問】
先生に求めることは何ですか?(回答が多かった順に並んでいます)

•ニュアンスの違いを説明できる
•性格の明るさ、楽しい雰囲気、元気
•知識量の多さ
•授業料に見合う授業準備と内容
•日韓文化の違いを説明できる
•根気よく待てる忍耐
•雑談と授業のバランス

◯その他
・笑顔
・具体的な授業計画を立て、それを生徒本人に伝えて合意を得て実行してほしい
・間違えようがなんだろうが、どんと来いの精神
・私の弱点をどんどん教えて欲しい
・韓国は変化が速いので、リアルタイムな韓国事情を教えてもらえるとありがたいです

【授業・指導に関する質問】
宿題はあった方がいいですか?

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宿題があった方がいい、またはない方がいい理由を教えてください。

■ある方がいい理由
•復習になるから、成長の助けになるから
•宿題がないと勉強しないから

■無い方がいい理由
•予習だけでいっぱいいっぱい
•負担が大きい。やってないと授業に行きたくなくなる

【授業・指導に関する質問】
授業の最初に、先週何をしていたかについて話すことについてどう思いますか?またその理由を教えてください。

•話す機会があるのは良い(大多数)
•コロナでどこも行けないし、毎週変化がないのでテーマを与えてほしい
•他の人の言い回しが参考になるので良い
•良いけど長すぎるのは嫌。このテーマで一人30秒とか、先生に言ってほしい。具体的な質問をしてほしい

◯その他
・思い出すことも頭の体操になるのでいいと思います
・会話の練習としてならいいと思う。作文して一方的に発表するのは話題を用意するのに苦労する。
・いいと思います。人との交流が減った今何をしているかを聞いてみたいのと、勉強になるから
・内容のない近況なら、話すのは時間がもったいない。話す動機があるものならいい。または前もって決めておいた話とか。

【授業・指導に関する質問】
発音指導はどこまでしてほしいですか?

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【授業・指導に関する質問】
文型、文法の練習は、ある程度身につくまで何度か授業中に反復して(学習した日以外でも)復習してほしいですか?あるいは、復習の時間を授業時間に持つよりも新しい項目にどんどん進んでほしいですか?

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【授業・指導に関する質問】
どんな授業・講座を受けたことがありますか?それを選んだ理由はなんですか?

・会話授業 → とにかく話せるようになりたかったから
・グループレッスン → 料金が安いから
・TOPIK対策クラス → とにかく資格としてTOPIKが欲しかったから
・オンラインでフリートークレッスン → 教科書でたくさん勉強しても会話が全くできなかったから。
・発音矯正 → 治した方がいいと言われたから
・◯◯の講座 → その先生の授業を受けたかったから
・LGBTのことについてフリートークする授業 → 自分の興味あることを話したかったから
・語学堂の授業 → 韓国語を韓国語で習いたいから

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アンケート結果を今後の授業の参考にしていただましたら幸いです。

アンケートを読んでいて感じたのは、ただ韓国語という技術を身につけるために勉強しているだけではなく、先生との関係や、学習者さん同士の関係を楽しんでいるのが見えてとても嬉しくなりました。
「先生が自分の話を楽しそうに聞いてくれた」「先生と韓国語で会話ができるようになった」「宿題にハートマークを書いてくれた」「今できなくても大丈夫!と言ってくれた」「小さな成長を見つけてくれて褒めてくれた」。このような回答がたくさんありました。

通信408 「受講生の気持ち」寄田晴代

【週刊ハンガンネット通信】第408号 (2022年9月19日発行)

受講生の気持ち
寄田晴代
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9月4日に行われたハンガンネットお茶会では「韓国語学習者座談会」やアンケートを通じて、受講生の気持ちや考えを知る機会になりました。(たくさんのご参加ありがとうございました!)「やっぱりそうか」と思う話や「え、そんなこと考えるの?」とちょっと驚く話もありました。

私も対面やオンラインで講座を受講することが時々あるのですが、自分が受講生になると、いろいろと気づきがあります。

以前、学生相手のオンライン授業を私がしていたときのことですが、アンケートに「回線が一瞬切れて聞こえなかっただけなのに『聞いてなかったのか』と叱られた」と書かれたことがありました。叱った記憶はないのですが、言い方がきつかったのかもしれません。その時は「じゃあ、その場で言ってよ」と思いました。
ところが、同じことが、自分が受講生の時に起こったのでした。一瞬回線が切れて聞こえなくなり、先生に「聞いてなかったんですか」と言われたのです。
その時わかったのは、わざわざミュート解除して釈明するのは授業の流れを止めてしまいそうで、しづらい場合があること。
感情を込めて注意すると「先生怒っとる」と思われること。あの学生はさぞかし気分が悪かったであろう、と今さらながらに反省したのでした。

また、受講生として次のようなことも感じました。
先生が明るいと受講生全体がリラックスするのが感じられます。そして課題が難しくても暗い雰囲気になりません。
先生が少々コワくても、準備がちゃんとなされていて丁寧に指導してくれるなら、がんばろう、続けよう、と思います。
(受講生皆が私のように感じるかはわかりませんが。)

講師は授業に備えて万全の態勢で臨んでいると思うのですが、受講生の事情は様々ではないでしょうか。特に大人の受講生の場合は、早朝から仕事や家事や家族の世話で休む間もなく動き回っていた人、この頃体調が良くない人、何か心配事のある人、、。
PCの前に座る時間を捻出するために努力している人もいるかもしれません。
講師側は一生懸命授業しているから一生懸命応えてほしいと思いがちなのですが、様々な事情の受講生がいることも忘れず、価値ある時間を提供できればと思います。

通信407 「初のZOOM単発グループレッスン」加藤慧

【週刊ハンガンネット通信】第407号 (2022年9月12日発行)

初のZOOM単発グループレッスン
加藤慧
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ちょうど一ヶ月前となる8月12日に、コリ文語学堂さんの「夏のコリフェス」にて講座を担当させていただきました。
私は、意外と知らずに通り過ぎてしまう方も多い印象の「漢字語法則」をテーマに、初中級レベルの生徒さんを対象とした講座を行いました。

大学の遠隔授業はオンデマンドで行っていたため、恥ずかしながらZOOMでのグループレッスンは初めての経験でした。
普段は長期的なカリキュラムで行うことが多いので、単発のレッスンも初めてです。
「次回」があるわけではないので、うまくいかなかった場合の挽回は難しく、終わらなかった分を次回に回して調整する、といったことも通用しません。

大学の講義がドラマのようなシリーズものの長期戦だとすれば、単発レッスンは映画のように、時間内にポイントを凝縮して盛り込まなければならないな、とプレッシャーを感じました。
例え授業はその場かぎりでも、生徒さんたちが自ら学びを広げていける、入り口となれるような授業を目指そうと思い取り組みました。

受講生の方から承諾を得て、いただいたご感想の一部をご紹介します。

◆漢字語は単語を覚える際によく出てくるものはなんとなく覚えて役に立つなあという印象でしたが、初声中声、終声でも判別できることは全然知りませんでした。先生の講座を受講できて本当に良かったです。資料も送っていただいたのでしっかり復習して語彙力アップ頑張りたいと思います。またご縁がありましたらよろしくお願いします。

◆とてもとても楽しく、あー、なるほど!と気がつく事ばかりで、あっという間でした。やはり、ネイティブの先生から習うのも、同じ日本語を母国語としている先生に習うのも、それぞれの良さがあり、必要である事も実感です。ありがとうございました。ぜひぜひまた、機会がありますように、願っております。

◆漢字語すごく面白かったです。探せば色々な言葉が見えてきそうなヒントをたくさん頂きました。ありがとうございます!あれから勉強の際に、新しく出てきた単語を見て、漢字語で教えてもらったことをヒントに意味を考えるようになりました。自分で考えるきっかけを頂いたように思えます。

このようなご感想をいただいて、お伝えしたかったことが概ね伝わったのかなと手応えを感じ、大変うれしく思いました。

一方で、普段個人のオンラインレッスンでは使用しないパワーポイントでの画面共有では、動作が重いのか、スライドショー画面だとカーソルが見えなくなってしまい、編集画面での画面共有となってしまうという反省点もありました。
もしものときのために、PDFも用意しておくなどの準備が必要だなと思いました。

また、(これは以前カルチャースクールで授業をしていた時にも感じていたことなのですが)グループレッスンの場合、対象を設定したとしても、個人のレベルにどうしてもばらつきが出るため、そうした難しさも感じました。
今回のような外部レッスンの場合は、事前にアンケートをとるなどして、レベルをしっかり把握することも必要かなと思います。

中には今回の講座をきっかけに、個人レッスンにも興味を示してくださった方もいらっしゃいました。
現在空き枠がなく、レッスンを提供できないことが大変心苦しいのですが、また受けたいと言っていただけたことは本当にうれしかったです。

今回のコリフェスを通して、大学の講義とも個人レッスンとも違った体験ができ、大変勉強になるありがたい機会でした。
学んだことを、今後の活動に活かしていきたいと思います。

通信406 「統語法」伊藤耕一

【週刊ハンガンネット通信】第406号 (2022年9月5日発行)

統語法
伊藤 耕一
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マレー語の学習を初めて数ヶ月、テキストには少しずつ文法事項も出始めました。
マレー語の語順も部分的にですが、少しずつ理解できるようになりました。

「この・その」等の連体詞は名詞の後に来る。
「私の・あなたの」等の所有格は名詞の後に来る。
「形容詞」は名詞の後から修飾する。
「〜でない」という否定詞は名詞の前に来る。

このように書いてみると理解できたようなつもりになりますが、いざ話そうとすると、頭の中が真っ白になってしまい、もう一度頭の中で作文し直してからそれを話してみるといった感じです。

大学時代の講義で、語順は「統語法」とも言うとの講義があり、「統語法をマスターすると、自然な文章を書いたり話したりできる。」という話を聞いたことを思い出しました。
この統語法(語順)はどうやって覚えたのだろうかと、ふと思い、私が今までに習ったことのある言語で「この厚い本は私の日本語の教科書ではありません。」という文章を書いてみました。
単語のまとまりごとに色分けして並べてみると、このような感じになりました。

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改めて見ると、言語によって、てんでばらばらであることがよく分かります。
一見「厚い」はどの言語も2つ目に並んでいますが、マレー語はそれ以外の言語と比べ修飾の方向が逆になっています。
「~でない」は日本語・韓国語以外は否定される語句の前に位置します。
英語・日本語・韓国語は「日本語・教科書」という並びですが、マレー語・イタリア語は「教科書・日本語」という並びです。
ここでは5つの言語サンプルしかありませんが、同じ並びになったのは「日本語・韓国語」だけでした。
でも「あちこち」は「여기저기」と逆になったりするので、おそらく言語の数だけ統語法の数があるのではないかと思います。

言語を教える立場になって考えると、「統語法の規則性」に着目することで「より効率的に教えられるのではないか」という発想が出て来そうな気がします。
しかし、おそらく私の今の実力で、マレー語の語順を「規則性」の観点から理論的に体系的にかつ網羅的に教えてもらったとしても、覚えられる自信がありません。

そこで、実際に私がどうやってマレー語の語順を覚えようとしてきたのかを思い出してみました。
おそらくですが、短い例文「この本は厚い」「この厚い本」「この本は厚くない」「これは日本語の教科書だ」「この教科書は私のものだ」といったものを繰り返し読んでは書き、音と文字で頭の中に定着させてきたような気がします。
その後「この厚い本」と「これは日本語の教科書だ」と「この教科書は私のものだ」という3つの文章を組み合わせて「この厚い本は私の日本語の教科書だ。」という1つの文章を書いている(話そうとしている)のではないかと思います。

この組み合わせ作業で活躍するのが「統語法」だろうと思うのですが、「統語法を理解したから語順を理解できる」のではなく「語順を理解したから統語法を理解できる」というのが実用的な道筋ではないかと考えるに至りました。

私の今のマレー語は、教科書を見ながら書けば簡単なマレー語が書ける(短文だけ)という段階ですが、次は教科書を見なくてもそれなりのマレー語が書ける、話せるように努力を続けたいと思います。