通信165 9/26ハンセミ福山の報告

【週刊ハンガンネット通信】第165号 (2015年10月5日発行)

9/26ハンセミ福山の報告

吉川寿子  よしかわ語学院(大阪)

10月もスタートし、秋も深まってまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

発行が遅くなってしまいましたが、福山で初めて開催されましたハンセミについてご報告申し上げます。

「初級者の効果的なアウトプットを考える」をテーマに掲げて講師4名で実施いたしました。

参加者は現役講師3名、学習者14名の構成でした。内容がアウトプットであることから、参加者の学習レベルを考慮して、こちらで事前にグループ分けをして、グループごとに着席してもらいました。

……………………..

最初は、阪堂千津子先生のワークショップです。テーマは「リスニング」です。

学習者が参加しやすい活動を取り込むことで、アウトプットを促して、学習内容の定着化を図ります。

3種類のワークを通して、グループや全体で韓国語でコミュニケーションを取りながら進めました。

  1. グループ内での自己紹介ワーク(ホワイトボードで必要文型の提示)
  2. 全体での、じゃんけんをして勝ったら質問ワーク(質問内容の記載されたシートを使用)
  3. 三分割されたストーリーを、グループごとに担当者が聴き取って、グループ内で再構成するワーク

アウトプットを効果的に引き出すためには、講師や参加者どうしに信頼関係がないと時間内に思うような活動ができません。

セミナーの最初に楽しいワークを紹介してもらうことで、初対面の緊張感も薄れて、その後に続くいい流れができました。

阪堂先生のワークでは、グループ内での協働効果、スピーキングとリスニングを自然にリンクさせることを狙いとされていたようです。

最後にリスニングのコツとして、トップダウンやボトムアップのテクニックについての紹介がありました。

短時間だけでも集中して聴くことや、周辺情報からの推測や想像、情報の取捨選択の大切さについてのお話がありました。

楽しいだけでなく、リスニング指導について深く考えさせられる内容の授業でした。

………………………..

2番目は、鄭寿香先生の「発音指導」の授業です。

鄭先生はリビングカルチャー福山で講師をされていて、サイバー韓国外国語大学で韓国語指導について熱心に勉強を続けられています。

鄭先生は日本語と韓国語の発音の比較をしながら、指導方法を探ります。

「韓国語の音は、日本語と発音が違いすぎるのか?」
「意識していないだけで共通音があるのではないか?」

このような着目点から、短母音とパッチムとして使用される子音について成り立ちも含めて説明して行きます。

その後は、お向かいの席の方と、ペアワークでお互いの発音を確認しながら練習をしていきます。

参加者の皆さんがとても大きな声で、しっかりと発音練習に取り組まれていたのが印象的でした。

楽しく盛り上げながら、舌の動きやイントネーションにも言及されました。

文章を母音だけで読む練習、日本語の中に隠れたパッチムの音を意識しながらの練習が興味深く、私も今後取り入れていこうと感じました。

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鄭先生の発音指導の後に、スカイプの中継で、横浜より金順玉先生にもご登場いただきました。

中継で映し出された、エレガントな金順玉先生に、会場はとても盛り上がりました!

己パッチムの発音のコツについて鄭先生が質問すると、丁寧にわかりやすくご指導いただきました。

もちろん、アドバイスだけでなく、実際に己パッチムの入った単語を会場の参加者全員で発音練習もしました。

生中継でしたので、通信が途中で切れたりすることも何度かありましたが、横浜と福山を結んでの発音練習は貴重な機会でした。

せっかくの機会ですので、現在放送中の教育テレビの撮影裏話なども聞かせてもらいました。会場アンケートによりますと、このスカイプ中継は参加された皆さんの印象に残る時間となったようです。

………………………………………………

そして、最後に私の「初級者向け作文講座」でした。

アウトプットの中でも一番ハードルが高い分野になります。私自身は学生時代から文章を書くことが好きで、教室で3年ほど前からTOPIK 作文の対策もしております。

試験の改訂で指導方法も難しくなり、試行錯誤が続きますが、作文は学習者の伸びが見えやすく、やりがいのある分野でもあります。

今回のハンセミでテーマを作文に決めてから、多くの先生方にご意見をいただきました。

それで、今回は作文を広く、文字コミュニケーションであるという視点から「何を」「どのように」書けば伝わりやすいのか、という話を主軸にお話しました。

内容は、初級者も書きやすいテーマ(好きな芸能人や旅行についてなど)で、150-300字で実際に時間内に書いてもらうという内容です(改編前のTOPIK初中級の問題です)。

まずは日本語で「何を」書くか整理して、構成や接続詞など、論理的な矛盾がないように留意しました。

TOPIKⅡの意見文を書く前の段階です。楽しみながらこの段階を経ていくことの重要性を強く感じます。

作文は抵抗感をお持ちの方が多いだろうと覚悟していましたが、時間内に楽しそうに取り組んでくださる方も多くて、よかったです。

時間内に書き終える方もいらっしゃいましたので、その場で添削させてもらいました。

また、うちの教室では添削した作文を音読して録音したり、自分の間違いを自分で説明できるようにという活動もしているので紹介させてもらいました。

参加された先生方より、その活動に対する質問も頂きましたので、今後も研究していきたいです。

盛りだくさんの講義のあとは、懇親会で韓国語学習や指導について、お茶を飲みながら、参加者どうしで話し合う時間を持ちました。

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今回のハンセミは会員の先生のご意見をもとに開催されました。「ハンガンネットのイベントはいつも東京や大阪ばかり。通信が届くばかりで、地方在住の会員は離れていく方が増えている」

初めての地域での開催ということで、たくさんの課題が残りましたが、地元の鄭先生のご尽力で開催できました。ありがとうございます。

参加してくださった方々からは「楽しかった。また来たい」とのお声を多数いただきました。特に遠方(三重県、鳥取県、大阪府)よりご参加いただき、たくさんご意見をくださった先生方に感謝しております。

これからもハンガンネットへの要望やご意見を具体的な改善案とともにお寄せいただければ幸いです。

通信164 ソウル方言(2)

【週刊ハンガンネット通信】第164号 (2015年9月28日発行)

ソウル方言(2)

金英う

어제는 추석, 일년중 가장 크고 밝다고 해서 슈퍼문이라고도 하는데요, 회원님들께서는 보름달을 보시면서 뭘 비셨나요?

마침 주말이라 한국에 다녀오신 분들은 많이 피곤하시죠?

지난 금요일부터 큰애가 다니는 학교에서 한국어 강좌가 시작됐어요.

단위 이수 과목이 아니라 횟수는 많지 않지만 요즘처럼 한국어 열기가 식어 가고 있는 시기에 참 반가운 일이 아닐 수 없네요.

이 기회에 아이가 한글을 바르게 읽고 쓸 수 있게 됐으면 해요.

요전에 이토 선생님이 쓰신 한강네트 통신에 서울 사투리에는 된소리(농음화)가 많이 일어난다고 하셨는데요, 읽는 동안에 제 경험이 생각이 나서 몇 자 적어봅니다.

한국의 노리마키 ‘김밥’을 회원님들께서는 어떻게 발음하고 계신가요? [김밥]? [김빱]? 어느 쪽이세요?

제가 제주에서 고등학교를 졸업하고 서울에 있는 대학에 입학하고 난 후의 일이에요.

입학 후 서울 친구 몇 명을 사귀게 됐는데요, 한 친구가 김밥을 [김밥]으로 발음하는 제게 서울 발음은 [김밥]이 아니라 [김빱]이라고 말하는 거였어요.

그때부터 저는 서울 발음=표준어 발음이라고 생각하고는 줄곧 ‘김밥’을 [김빱]이라고 발음해왔어요.

그런데 한국어를 가르치다 보니까 김밥의 표준발음이 [김밥]이라는 걸 알게 됐어요.

한 20년동안 그 친구의 말을 그대로 믿어 표준어라고 생각해 발음했던 게 서울방언?!! 이었던 거죠.

지금 생각해보면 표준어와 서울어는 다른데, 그때는 왜 같다고 생각했는지…

서울의 발음 그대로가 표준어 발음은 아니라는 걸 설명하기 위해 제가 겪었던 이 얘기를 수업중에 살짝 들려 주고 있어요.

그러고 보니, 서울 말투에서 존경어인 ‘-(으)셔요’를 봐도 그런 것 같아요.

‘-(으)셔요’ 보다는 ‘-(으)세요’가 더 일반적인데, 서울에서는, 특히 나이든 여성들은 ‘-(으)셔요’ 를 많이 쓰쟎아요?

학생 중에는 ‘-(으)셔요’랑 ‘-(으)세요’가 다른 건 줄 알고 질문을 하는 사람도 있을 정도니까요.

한국어를 가르칠 때는 교재에서 배우는 표현과 실제로 사용되고 있는 표현이 좀 다른 경우가 있다는 걸 학생들에게 주지시키는 것도 중요한 일이라고 봅니다.

이토선생님 통신중에 “투어루 왔어요?” “저두요.” “김밥하구 만두를 먹구 싶어요.” 처럼 회화체에서는 화자의 나이, 성별에 따라서 ‘-루’, ‘-ㄹ려구’,’-구’로 말할 때도 있어, 학생들은 배운 문형이 아니라고 생각해 버리는 걸 많이 봤어요.

한국드라마를 보는 학생들이 많은 제 교실에서는 가끔 드라마에서 나온 구어체 표현에 대해 질문을 하는 학생이 있어요.

그래서 새로운 문형을 배울 때는 구어체 문형이 있는 경우는 같이 설명하고 있어요.

학생들에게 살아있는 한국어를 가르치려면 수업을 할 때 서울 발음과 표준어 발음의 차이, 구어체 표현에 대해서도 언급을 해 주어야 하는 게 우리 선생님들의 역할이라고 봅니다.

通信163 初めて韓国に行ったときのこと

【週刊ハンガンネット通信】第163号 (2015年9月14日発行)

伊藤耕一

豪雨災害や地震に遭われた皆様、心からお見舞い申し上げます。

少し前置きが長くなりますが、私が韓国に初めて行った時のことを書きたいと思います。私が韓国に初めて行ったのは1993年の9月。

この年は冷夏だったらしいのですが、私は8月までニュージーランドでスキーに行きまくり、シーズンオフの頃にスキー板をかついで晩夏の成田に戻ってきました。

きっと、半袖姿でスキー板をかついでいた私は滑稽な姿だっただろうと思います。晩冬の国からの帰国だったので、東京は蒸し暑くて、とても冷夏であることを感じられなかったことを思い出します。

その後、長野の実家に帰りスキー板を戻し、大阪に行って友達に会い、大阪から韓国に行きました。この時にハプニングが起きました。

航空券は大韓航空だったのですが、ギリギリにチェックインカウンターに行ったら「オーバーブッキングですね。」と明るく言われてしまいました。つまり、私の席がない。

当時、時間だけはあったので、その後どうなるのか、何が起きるのか、少しワクワクしながら待っていたことを覚えています。

しばらくすると「日本航空に空席があるので振り替えても良いですか?」とおっしゃるので、「OKです!」と承諾して、大韓航空機とほぼ同じ時間帯に飛び立つ日本航空機に乗ることになりました。

金浦空港に着いてみたら、待てど暮らせど荷物が出てこない。残り数個の荷物が何周もターンテーブルを回る状況になったので、バッゲージクレームに行こうとして隣のターンテーブルを見たら、私の荷物だけが回っていました。

載せる飛行機を間違えてしまったようでした。ともかく荷物を見つけることができたので、その後バスに乗って市内へと向かいました。

韓国語を話す日本人ということで、どこに行っても驚かれ、気に入ってもらえた方には食事までいただいたり、初めての韓国は良い思い出しかありません。

ただ、その中で面食らったのは「ソウル方言」です。

一つ目は単語の濃音化。聞き取って理解はできたものの、最初は「そんな発音だったっけ?」と思いつつ、真似していました。

“조금, 교과서, 당연” は “조끔, 교꽈써, 땅연” などと発音する人ばかりでした。

だんだんと「濃音化させている」ことが分かってきて、何でもかんでも濃音にしてみたら「その発音は違う!」と言われたりして、「何なんだよ。」と思ったことがあります。

その時は、ソウル→忠清道→全羅道と南下したのですが、南に行けば行ったらで、「日本ではそんな発音の韓国語を教えているのか!」と言われる始末。再び教室で習った発音に戻して話すというようなことをしていました。

二つ目は「오」を「우」で発音すること。”투어루 왔어요?” “저두요.” “김밥하구 만두를 먹구 싶어요.” など、最初のうちは”투어루”などは聞き取れませんでした。

これも真似しようとしてみましたが、当時は頭の中にハングルを書いてから読むような感じの話し方でしたので、なかなか真似できませんでした。

三つ目は陰陽の母音の使い方です。犬に向かって “앉어!” という人の発音を聞いて、再び混乱が始まりました。
「앉は陽母音なのにどうして?」という疑問です。

でも、犬に向かって “앉아!” と言う人は、どうやらいないことが分かったので、疑問に思わないようにしました。その時、大学1年の最初の頃の授業を思い出しました。

テキストに「아름다와요.」と書いてあるのを「아름다워요.」と発音しても構わないという先生のコメントです。何の意味かわからずに、「아름다워요.」と発音していたのですが、韓国での会話を通じてその意味が分かりました。

何事も、現場で使ってみたり試してみたり挑戦してみたり、そういうことが大切だと思います。

この話を書こうと思ったは、ある友人のフェイスブックの書き込みを見て思い出したからです。先日友人がフィリピンから香港に向かう朝、寝坊してしまったという投稿がありました。

無理かなと思いつつもギリギリで空港に着いたら、エコノミーの予約だったのに何とビジネスクラスにアップグレードされたという、私の経験に似たことが起きたことを教えてくれました。

そんな話題が私の最初の韓国訪問での出来事を頭の中に呼び起こしてくれました。

皆さんの最初の韓国訪問や日本訪問の時に、きっと起きたであろう珍事について聞いてみたいとも思います。よろしかったら、教えてください。

通信162 動画で鍛える

【週刊ハンガンネット通信】第162号 (2015年9月7日発行)

「動画で鍛える」

ミレ韓国語学院 前田真彦

最近毎朝1分間の「韓国語学習ワンポイントアドバイス」と題した動画をアップしています。

今朝で24本目をアップしました。

ご覧ください。

学習者の方にちょっとでもプラスになればという思いから始めたことですが、これが自分にとってもよい勉強になっています。

1分で簡潔に話す訓練にとってもよいのです。

ポイントをわかりやすく的確に、そしてできれば和やかな雰囲気で、学習者のプラスになることを毎日発信すること。

動画を撮りながら鍛えられているな、と感じます。

心がけていること、

  1. 出来映えに凝らない。60%の出来でOK
  2. 内容は語彙・文法・発音・学習法をまんべんなく。
  3. 毎朝アップする。

この3つです。

1分動画なので、言いよどまなければ1分で収録終わります。

編集は最小限に。まあそれでも全部完成するまで30分ぐらいはかかりますね。

もっと短縮して、10分で全部完成させるよう、効率を心がけます。

今更ながらの気づき、

<講師はいつも受講生から姿形を見られ、話し方を聞かれていること>

<日々健康に気を付け、明るい表情で安定した語りをする>

写真も撮られないうちは自分の写真を見るのも嫌なものですが、動画はさらに嫌なものです。

しかし受講生の方はそんな自分の姿形や声を見聞きしてわけですから、少しでも心地よく見てもらえるように工夫しないといけないですね。

毎日、動画で鍛えられています。

ぜひ、ご笑覧ください。

なお昨日実施した第14回メアリの会の動画もこちらです。

通信161 作文指導: 量を豊富にし、書くスピードを上げるには?

【週刊ハンガンネット通信】第161号 (2015年9月2日発行)

「作文指導。量を豊富にし、書くスピードを上げるには?」

幡野 泉

前田真彦先生の出版された『TOPIK 2 作文完全対策』(HANA)を拝見しました。待ちに待ったTOPIK作文対策本ですね。

数年前、私は個人的に前田先生のTOPIK対策講座を受講させていただいたことがあります。その際、「まず日本語で書いてみる」ということを行い、まず日本語で論理だった展開を考えることの大切さを実感しました。ご著書は、

第一段階:日本語で作文(意見文)を書く
第二段階:それを韓国語で書く

という2つのステップを踏んで行けるように構成されていて、この通り学習を進めていけば、一定水準の意見文は書けるようになるだろうと思います。多くの韓国語学習者が救われる学習書でしょう。私もこれから対策講座の教案を練りますので、大いに参考にさせて頂きたいと思っています。

前田先生は日本の国語教育の問題点にも触れていらっしゃいました。確かに、私が小中学校のころは(私が不勉強だったり覚えていないだけかもしれませんが)、意見文を論理だって書くテクニックを習うような授業はなかったように思います。

しかし、いま小学生の子供たちの授業参観に行くと、国語の時間で自分の意見を述べたり、他の人の発表について「ほめる」ということを(少しわざとらしくはあるのですが)したりしています。

昔に比べたら教育界も「自分の考えを人前で堂々と、論理だって述べる」ということを意識的に取り組み始めているのかもしれません。口下手で喧嘩負けをしがちな日本人が、自身の意見をしっかり述べられるようになったらいいな、と思っています。

最後に一つ、作文対策講座で「どうやって指導していこうか」思案……というよりは少し困っていることがあります。それは「書くスピードを上げるにはどうしたらいいか」です。

ある程度論理立った文章、韓国語として自然な文章を書かせるまでは授業でなんとかお伝えできるのですが、それをTOPIKの制限時間内で書くことが大変難しいのです。

数回の対策講座が終了する頃、内容も充分で、【量も豊富な】文章を指定の時間内に書いている人は、講師として情けないですが「もともと6級に届くくらいの実力を持つ人」だけなのです。だからこその6級、なのだとも言えますが……。

速い思考、速い韓国語への転換、速く書くこと……これらを磨くためには、普段から多くの韓国語文章に接し、速く意味を把握して要約したり、速く音読したりとアウトプットすることが大事」ということは分かるのですが、数回の対策講座で何かできないことはないか、と思案しています。

もし何か良い案があれば、ご意見を頂けると幸いです。

前田先生、ご出版おめでとうございます!

通信160 韓国語リーディングBookの活用

【週刊ハンガンネット通信】第160号 (2015年8月24日発行)

「韓国語リーディングBookの活用」

朴珍榮

 

 

이번에는 저희 교실에서 실천하고 있는 학습과정의 한 면을 소개하고자 합니다.

(적은 인원이지만 입문과정부터 시작해 2년 7개월이 경과.)

한국어 학습이 약 3년쯤이 되면 개인차는 있겠지만 알게 모르게 어느 정도의 [감]은 잡고 있으리라는 생각에, 초급 교재와 더불어 부교재를 써 보고 싶다는 시기에 마침 중급 독해책이 들어왔습니다. 바로 오렌지색 커버 당그니의 일본 생활기( 한국어 리딩 북). 여러분들도 유익하게 활용하고 계시리라 추측합니다.

그 책이 탄생 후 곧바로 수강생들에게 소개했더니 반응이 좋아서 주저없이 주문, 도입 후 현재 3개월이 경과했습니다.

병행한 목적은 여러가지 있지만 ~1.초급 학습자지만 중/장문을 쓸 수 있도록. 2. 중급 독해문을 (배운)초급문법(문형)을 최대한 살려서 읽고 이해할 수 있도록. ~한다는 무리한(?) 목표를 내걸고 시작했습니다. 물론배우지 않은 문법이 있으면 읽을 수 는 있겠지만 일본어역을 보지 않고서는 내용을 이해할 수 없는 부분이있습니다. 하지만 일본어에서 「習うより慣れろ」라는 말이 있듯이 한국어 문장에 익숙해지기 위해 다소모르는 부분이 있더라도 용기있게 읽어 나갈 수 있다는 자신감을 학습자 스스로가 가질 수 있도록 하는 목적이 저로서는 무엇보다 강했기 때문입니다.

병행 방법은 ~1.90분 수업 내에 20-30분 정도 할애하여 한 단락 중 몇 문장을 같이 읽으면서(읽기) 내용 확인(독해)과 새로운 문법/단어 체크. 2.저자의 입장과 독자(수강생) 입장에서, 문화적인 면에 있어서의 이해차이와 발견으로 제각기 납득. 3.한국어와 일본어의 쓰임새(표현) 차이를 통한 학습. 4.새로운 문법을 즉시활용하여 작문 발표. (쓰기)  5.내용 이해 후 문장을 반복해서 읽기. ~

본문 내용에 따라서는 시간적으로 조절하기도 하고 어려운 문법이 있을 때는 무리하게 시간을 많이 끌지않고 간단하게 이해할 수 있을 정도로 마무리. 제한 된 시간내에 새로운 문법을 가능한 한 많이 접할 수 있도록 함으로써 초급 교재에서 얻을 수 없는 지식을 늘리고, 말하자면 초급/중급 학습을 동시에 병행한다는메리트를 느낄 수 있도록 하고 있습니다. 한국어 특유의 재미있는 단어도 썩 도움이 많이 되는 것 같습니다.

마지막으로 3개월 동안의 감상입니다.

책에 쓰여진 사용방법을 참고로 하고 있습니다만, ~일본어역이 있어 한국어문장의 뜻을 파악하기는 쉽지만 (예습 시)한국어다운 한국어를, 한글 문장만으로 읽으면서 이해하기에는 역시 어려움이 따른다. 일본어역이 방해가 되어 한국어 이해에 혼란이 생긴다. 딱딱한 문법 교재와 달리 생생한 경험(체험)

通信159 私の韓国語講師奮闘記 5: 他の先生の授業を見学してみる

【週刊ハンガンネット通信】第159号 (2015817日発行)

私の韓国語講師奮闘記  「他の先生の授業を見学してみる」 

宮本千恵美

毎日うだるような暑さが続いておりますが、皆様どうお過ごしでしょうか?
私が住む金沢は日本で一番降水量が多く、そのためか湿度も一番高い・・・ある生徒さんはそのおかげで金沢人は肌が綺麗なんですよ、と教えてくれたのですが…でも私には1年の中で一番嫌いな季節なので、早く秋になれと毎日願っています・・・

この猛暑の中、8月16日(日)金沢で、「前田のスペシャル講座・金沢」が開催されました。
その前に少し凹むことがあり、正直行くか行くまいか迷っていました。
でも私の授業のコンセプトは韓国語に興味を持って欲しい、そして楽しく授業を受けてもらいたい、なのでやはり前田先生の授業は観ておきたい! と心を奮い立たせ、会場に向かいました。

私が初めて他の先生と接する機会を得たのは、2012年の長野韓国教育院での講師研修会でした。
それまでの私は自分も学習者だった経験から、簡単に教えることが出来ると高を括っていました。
でもその安易な考え方はすぐに崩され、どうしたらちゃんと教えることが出来るのかと言う悩みに変わっていきました。

長野の研修会で阪堂先生の講義を初めて聴講し、とても感銘しました。
私が一番何に感銘したかと言うと、自分が教えるスタイルではなく、自分もいろいろな先生から学ぼうと言う姿勢でした。
とても有名な先生のはずなのに、偉ぶることなくなんて腰の低い先生なのだろうか・・・
そして何より、楽しそう! それが伝わってきました。
それから私はたびたび研修会に参加するようになりました。

2013年に開催された「韓国語講師週末研修2013」では、阪堂先生や噂で聞いていた前田先生の講義が聞ける!参加せねば!とすぐに申し込み、2日間とても楽しい時間を過ごしました。
先生方どの方の講義を聴講していても、私の印象は常に楽しそう、ワクワクする、だからこちらも気持ちが高ぶってくる! そんな印象でした。
教授法中心の講義だったので、次は授業を見学してみたいと言う欲に変わってきました。

でもなかなかその機会を得ることも出来ず、ずうずうしい性格のはずなのですが、授業を見学させて欲しいと他の先生方に頼めずに、私の気持ちは悶々としていました。
ミリネ韓国語教室を1度見学させていただいたときは丁重に迎えてくださったので、他の先生方も嫌とは言わないと思いますが、そんなときだけなぜか気が小さくなる・・・

今回の金沢でもスペシャル講座は、私にとってもミラクル!
あの前田先生が金沢に来るんだー!! 自分も参加者として申し込めば、先生の授業を堪能できると、すぐに申し込みました。

前田先生は私のことを覚えてくださって、すぐに声をかけて下さいました。
そして私に「2つ講義があるので、行ったり来たりしてどちらの授業も見学OKです」と言って下さって、その時点で凹んでいたことも忘れて、1つでも多くのことを学ぼうとルンルン気分でした。

授業を見学していると、やはりまず先生が楽しそうだと感じました。
内容は中級から上級にと言うコンセプトだったので、決して簡単なものではありませんでした。
それでも「楽しいですね!」と言う言葉を投げかけ、体を使って全身で教える先生の姿は、正直笑えました。笑ったのは悪い意味ではありません。先生が楽しんでいるのが私にも伝わってきたからです。

韓国語と日本語は確かに似ていて、日本人学習者にとっては最も学びやすい言語が韓国語なのは研究でも明らかになってはいるものの、似ているばかりに勘違いすることも多いです。
レベルが高くなればなるほど、その微妙な違いに苦戦します。

日本人学習者は真面目な方が多いので、ポイントを掴んで効率よく学習する方法を知らないまま、たくさん勉強すればいいと思い、追い込まれれば追い込まれるほど勉強をしなければいけないと言う概念に縛られているように感じます。
その悩みにも前田先生は親身になり、リラックスできるようにアドバイスされていました。
常に楽しもうと言う姿勢で先生は語っていらっしゃいました。

もしチャンスがあるならば、他の先生の授業を聴講してみるのも良い勉強になると思います。
研修会とは全く違うものを感じられると思います。
私はまた元気をもらい、ますます邁進したいと思います^^
この大嫌いな夏が早く過ぎることを願いながら…

通信158 山形の熱い夏 

【週刊ハンガンネット通信】第158号 (2015年8月11日発行)

山形の熱い夏

阪堂千津子

毎日、熱い日が続きますね~, と書こうと思ったら、
今週から東京はちょっと暑さが緩んだような気がします。
しかし、とはいえ相変わらずの蒸し暑さは続いています。
韓国も日本も、今年は特に暑いようですね

***

7月26日日曜日、35度を超える猛暑の中で、山形ハンセミが行われました。

今回は、カフェ勉で韓国語学習を募った山形の学習者の方々が、
地域で学習者のネットワークを作りたいという要望から企画されたものです。
韓国語の先生を探しているのですがなかなか見つからないとのこと、
それでしかたなくカフェで独学しているということでした。
しかし、個々人が都合のいい時間にカフェに集まってくるだけで、
みんなで一緒に何かをするわけではありません。

そこで、今回のセミナーを開催することで地域の講師にお越しいただき、
教師と学習者のマッチング(お見合い)をして、韓国語講座の開設につなげられたらいいね、と話し合って実現したものでした

しかし、なかなか山形には講師がいらっしゃらないようです
参加者は、講師2人+学習者16人というメンバーになりました。

(もしも山形近辺で韓国語講師をご存じでしたら、ぜひお知らせください)

山形や米沢にも韓国語講師の方はいらっしゃるはずですが、連絡できませんでした。ハンガンネットの宣伝不足、情報不足が原因だったと思います。

なにはともあれ、今回のセミナーは学習者が大半ということで、次の2つに目標をしぼりました。

「韓国語で聞いて話す時間をすごそう」
「学び合う(協働学習)体験をしよう」

カフェ勉仲間のなかには、韓国語で話をしたことがない、ドラマ以外にリアルで韓国語を聞く機会がほとんどない方も少なくないということで、とにかく韓国語を使って楽しむという時間を体験していただくことにしました

***

場所は立派な池つきのお庭に建つお茶室のある1軒家を丸ごと貸し切り。
趣のあるぜいたくなセミナーとなりました。

第1部はお茶会。

今回の中心的に企画してくださった佐藤さんは、小さいころから茶道をされているので、お友だちにもボランティアでご協力いただき、お点前を拝見しました。

この日のために老舗の和菓子屋さんに注文した創作和菓子「つつじ」を、
韓国ゆかりの茶碗でお点前を拝見しながらいただきました。
本格的な抹茶は久しぶりに飲むのですが、心が洗われる味でした。

そしてみんなで金素月の「チンダルレ」を群読。
静寂な茶室で金素月の世界を鑑賞し、充実した静かな時間をすごしました。

次に畳が敷きつめてある大広間に移動して、第2部の授業開始です。

今回は 互いが教え合って学習効果を生むようなワークを中心に授業をしました。

まずは「私の4つの顔」と題して、ペアで自己紹介。
①好きなこと、②ほかの人にはなかなかない珍しい経験、③最近、何に関心をもってやっているか、④そして「こうみえても私は~です」。
この4つについてを韓国語を使ってお互いに話しあい、全体でシェアするというワークです。まずは個人的な信頼関係を作るのがねらいでした。

そして次はじゃんけんインタビュー。
全員(18人-1人)に1問ずつ質問できるように17個の質問がかいてあるシートを渡し、「17人全員にインタビューできたら、席についていいですよ」と指示しました。

ただし、質問できるのはじゃんけんで勝ったほうの人だけ。

これは結構もりあがります。

韓国語が話せても、じゃんけんに勝てなければずっと質問できません。すると
なぜか早く終わらせたい気分が一緒になって、自然と熱が入ります。
韓国語で発話するのが恥ずかしい、とおっしゃっていた方も、
いつの間にか積極的に参加されていました
皆さんにも、おとなしいクラスを活性化するのにぜひオススメの活動です。

ここですでに会場の雰囲気は、さきほどのお茶室とはうって変わったものとなりました。

さらに、4人1組でカードを使って単語の不規則変化を覚えていくやり方や、
チームに分かれて単語連想ゲーム、
お互いの記憶力を駆使して協力しあいながら聴いた内容を再現する活動など、

互いに楽しみながら実力をつけられそうなワークを実際に体験していただきました。

驚いたのはみなさんのレベルの高さ。
ほぼ韓国語で進行しましたが、みなさん積極的に発話していらっしゃいました。

また、想像していたよりもいろいろな地域からお見えになっていました。
たとえば米沢からはサークルを作って勉強しているグループ(日本人の学習者さんだけの自主勉)や、寒河江、酒田あたりから遠路はるばるいらした方。
助っ人の小田先生には、仙台からわざわざバスにのってお越しいただきました。
(小田先生、ありがとうございました!)

セミナーの後の食事会は、みなさんで和気あいあいと盛りあがり、今後も一緒に活動を続けていきましょう、ということになりました。

***

そして、あっという間に2週間がたちました。
今日、山形からメールがとどきました

「今日のカフェ勉はみんなで集まってカードを利用したり、連想ゲームをしたり、一緒に盛りあがって楽しかったです」

すぐに取り入れてしまうところがさすがですね!
学習者同士でお互いに助け合いながら、学習できるのは何よりではないでしょうか。
みんなが先生で、みんなが学生。 考えただけでも 楽しそう。
カードを準備したり、連想ゲームの問題を考えたりすることも、勉強になりますよね
すごいパワーだと思いました。

これからますます、山形は熱くなりそうです。

通信157 授業の「型」がもたらす安心感

【週刊ハンガンネット通信】第157号 (2015年8月03日発行)

授業の「型」がもたらす安心感

松﨑 真日

教師には授業の「型」というものがあるかと思います。「型」といえば,クッキーを焼いたりするときに使うこともあるでしょうし,工場などでは金型で同じ形の部品を大量に効率的に生産したりもします。「型」を使うと,いつでも同じものを安定的に生み出すことができるようです。授業において「型」は,いつでも安定的に一定レベルの授業を行うのに役に立ちます。何度も繰り返した授業であっても,その日その日で教員も学生も教室も天気も違いますし,そしてそれらが複雑に組み合わさるので,何度繰り返しても毎回同じようには行かないのが授業ではないでしょうか。

私の授業で「型」といえば,まず毎回儀式のように挨拶をして名前を呼び出席確認をすることがあげられます。私はどの科目でも同じようにやっています。この儀式は私が教室でスムーズに授業に入っていくためという面もありますが,同時に学生にとっても授業に入っていくための儀式のようなものになっているように思います。クッキーづくりで例えると,なにとはともあれ泡だて器やボールなどのとりあえずの道具を揃えるような感じです。ただ他方で「型」という言葉からは,「型にはまった授業」というように退屈で硬直した授業をイメージすることもあります。今回は「型」と学習者主体について思いつくことを書いてみたいと思います。

私の授業では,儀式が終わると授業の内容へと移っていくわけですが,少人数クラスの場合は学生個々人にもそれなりに目配りが可能になりますので,学生のニーズや実力に応じた授業を行おうという意欲が特に湧いてきます。

あるクラスのことです。受講生は19名いました。3年生と4年生がおよそ半分ずつ,また1年以上の韓国留学経験がある学生が4名含まれるクラスでした。いろんな学生が混ざったクラスといえます。受講生は大学にしては比較的少人数です。そこでこのクラスでは韓国語のエッセイを書くことにしました。グループでアドバイスをしながらエッセイを書いていくのですが,エッセイ執筆の工程については教員が「型」を示し,その工程に沿って書き進めて行くことにしました。教員が示した「型」は「アイディア出し」→「あらすじ作成」→「下書き」→「修正」→「校正」というオーソドックスな作文教育法に沿ったものです。それなりのクッキー(成果物)を作るために,基本的な作り方のルールは示したという感じです。クッキーを作るはずがホットケーキになっては困るので,クッキーの大まかな作り方に沿ってもらおうということです。

ただ,どんな味にするか(テーマ設定),どんな形にするか(長さ)といった部分は学生に任せることにしました。味はチョコレートでも紅茶味でもよいですし,サイズも一口サイズでも大きな食べごたえのあるサイズでも構いません。クッキーになっていればよいので味や大きさは学生の個性を発揮してもらうことにしました。教師は工程管理と時々質問を投げかけるぐらいにとどめ,調理実習中の疑問には学生に考えてもらうべくグループ活動を取り入れました。

ただ,作文についての話し合いを100%学生に任せてしまっては教師がすることが無くなってしまいます。そこで実習と平行して『ライティングワークショップ』(ラルフ・フレッチャー,ジョアン・ポータルビ著,新評論)を学生とともに読み進めました。学生からすると,作文を書くだけでなく作文を書く方法をも勉強することになり少々大変だったかもしれません。ともかく作文の書き方と教え方を学びながら作文を書き,また作文について議論するという方法で授業を進めました。クッキーの焼き方について学びながら,学生中心で調理実習も行った感じです。

さてこうして焼きあがったクッキーですが,どれも個性的で,しかも味わい深いすばらしいクッキーになりました。授業を振り返ってみると工程としての「型」が教師に安心感をもたらしていたように思います。途中ハラハラする場面も無くはなかったのですが,工程が確実なので最後にはなんとか形になるだろうという見通しがありました。その安心感があったおかげで見守って行けたように思います。学生も作りながら味や大きさを食べやすいものに修正していきます。その修正の試行錯誤こそが作文教育では重要な部分になるのだと思います。学習者主体の授業を行う際,ざっくりとした「型」があると,安心して学生に任せられると感じています。