通信530 「ハングルの前に」日下隆博

【週刊ハンガンネット通信】第530号 (2025年5月5日発行)

「ハングルの前に」 ワカンドウ韓国語教室 日下隆博
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4月から始まる日本の学校の年度、2025年度が始まり1か月が経ちました。
この間ハングルを覚える授業を、新規の生徒を対象に開始した先生もいらっしゃることかと思います。

さてこのハングルを覚える授業ですがまず先生方は最初にどんな話をしますでしょうか?

近年の授業ですと、知っている韓国語を生徒に聞いてみる、といった導入部もあるかと思います。

そして本題のハングルを説明する直前には何をしますでしょうか?
母音と子音を知らない生徒を確認するのではないかと思います。

この時生徒全員が「問題ありません」となればすぐに本題に入れますが、母音と子音がわからない生徒の割合はある程度存在することは織り込み済みで授業準備をしているかと思います。

教科書によってはこの母音と子音の詳しい説明がないものも多いです。

母音と子音をこれまで意識したことのない生徒は、ガッテンしてもらうのに意外と時間がかかることがあります。
またこの時点であきらめ顔の生徒を見ると母音と子音は人によっては大変ないばらの道なのかもしれないと思うこともあります。

中には授業冒頭から初声中声終声の説明から開始する先生もいるのかもしれませんが、それよりも情報量の少ない母音と子音の違いで挫折する生徒が出ないように、少しでも良い方法を模索したいと思います。

通信529「NHKまいにちハングル講座」田附和久

【週刊ハンガンネット通信】第529号 (2025年4月28日発行)

「NHKまいにちハングル講座」田附和久
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毎年桜が咲く頃になると、NHKのハングル講座が新規開講されるのを楽しみにしています。
特に、6か月という限られた期間で入門・初級のエッセンスを教えるラジオ「まいにちハングル講座」は、朝鮮語初級指導者にとってたいへん参考になる内容が多く、担当される先生方それぞれの工夫に富んだ構成から、毎期大いに刺激を受けています。

今年度4月開講のラジオ「まいにちハングル講座」は、辻野裕紀先生が担当していらっしゃいます。
テキスト4月号の「開講のことば」では、辻野先生ご自身が初めてこの言語に触れたのがこのラジオ講座であったこと、そして長い歳月を経て講師を務めることとなった感慨が、先生にしては珍しく難解な漢字語を控え目にされた文体で記されています。毎日の講座は、辻野先生のその熱い思い、そして研究の蓄積、教育実践の成果が存分に込められており、私は毎日すっかり魅了されています。

「あなたと語る100のことば」という講座名の通り、実践的なフレーズが毎日紹介されますが、単なるフレーズ紹介にとどまらず、そこから文字、発音、文法を着実に学んでいく緻密な構成となっています。1回15分という限られた時間の中に詰め込まれた情報量は濃密で、初級既修者であっても毎回新たな学びを得られる深い内容が扱われています。
例えば、開講2日目にして「네が「デ」に聞こえる?」という問いが取り上げられ、音声学に基づく丁寧な解説が加えられていたのには、深く敬服しました。

また、言語によって「こだわる部分が違う」ということをさまざまな場面で強調されている点にも、大いに共感させられています。このことは、いずれの言語の学習においても初級学習の段階でしっかり伝えるべきでしょう。

さらに今期の講座で印象深いのは、説明の際に「この言語では」という表現を意識的に用いていらっしゃる点です。これまでの担当講師もこの表現を使われてはいましたが、辻野先生は、聴き手の耳に残るよう特に意識して発しておられるように感じます。

そもそも、なぜ「韓国語では」ではなく「この言語では」と言うのか、また、なぜ他の言語のラジオ講座が「まいにち〇〇語」であるのに、この講座だけが「まいにちハングル講座」なのか——その理由は、今日、聴取者や世間一般の間でどれだけ理解されているのでしょうか。
もしご存じない方がいらっしゃれば、1970年代の署名運動に始まり、言語名称をめぐる紆余曲折を経て、ようやく1984年4月にNHKハングル講座が開講された経緯を、ぜひ調べてみていただきたいと思います(過去の新聞記事や研究論文などで確認できるはずです)。

NHKのテレビ・ラジオでハングル講座が始まってから、41年の歳月が流れました。
私は、辻野先生の「この言語では」という言葉を耳にするたびに、大学の「朝鮮語」学科で「한국어」を学び始めた約40年前の初心を思い起こすと同時に、日本国内でこの言語を学ぶ場を広げるため、多くの困難を乗り越えて努力された先達(その多くはすでに鬼籍に入られました)のことを思い出し、身が引き締まる思いを新たにしています。

通信528「中学生、高校生向けの独習書を出版」 ペ・ジョンリョル

【週刊ハンガンネット通信】第528号 (2025年4月21日発行)

「中学生、高校生向けの独習書を出版」 ペ・ジョンリョル
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2年ぶりに担当した学習書が4月の末に発売されます。タイトルは『ひとりで学べる!中学生と高校生のためのはじめての韓国語』という本です。

この本の録音は韓国で行いました。これまで韓国で録音する際に日本語の声優さんが安定せず、その悩みについてこの通信で書いたことがあります。

しかし、今回の日本語の声優さんは「大当たり」でした。ほぼノーミスでした。

それで今後のためにと、スタジオに連絡して声優さんの名前を教えてもらったのですが、なんと、以前お願いしたことのある人でした。前は録り直しがいくつも生じたので、同じ人でもその時の調子や集中力の問題などがあるのかもしれません。

韓国での録音で困るもう一つの問題として、録音したい音声について、こちらの意図がなかなか伝わらなかったり、声優さん本人が理解・認識できなかったりすることがあります。

今回も発音変化や抑揚のサンプルを録る際にそういうことが生じました。たとえば、簡単な語を使ってアクセントを説明するための音声が必要だったのですが、가수、노래、가요などなど、本で説明した抑揚どおりの音声をなかなか取ることができませんでした。

こういう音声を取るためには、非母語話者に韓国語を教えるための学習書の意図を理解できる人、言語学を学んだ人や日本語話者への教授経験がある人がいいように思います。あるいは、いっそAIや音声読み上げサービスにやらせた方が、感情なしに規則どおりに発声してうまくいくのかもしれません。

蛇足かもしれませんが、この本には「新大久保」という地名が何度か登場します。声優さんは[시노쿠보/シノクボ]と発音すると思い込んでいたら、3人の声優さん全員が[신오쿠보/シンオクボ]と発音してきました。新大久保周辺の韓国語話者たちはみな[시노쿠보/シノクボ]と呼んでいるはずなので、録り直してもらいましたが、今回の声優さんたちが「新大久保」や「大久保」のことを知っていたのか知らなかったのか、なぜそう読んだのかは聞いてみたいところです。

なお、この中高生向けの本は、用言についてはヘヨ体現在形を教え、そこから疑問形、過去形、パンマル、命令形、勧誘形、안(アン)否定形、さらにいくつかの表現を学ぶ流れになっています。

つまり用言は辞書形で提示せず、活用も基本的に学ばないわけです(ただし次の学習段階への橋渡しとして本の最後で説明しています)。

文字と発音、活用以外の文法はもちろん学びます。高校の授業で1年間かけて学ぶ内容を4週間(28日=28課)で習得する構成となっています。

著者は、JAKEHS〔ジェーケーズ=高等学校韓国朝鮮語教育ネットワーク)会員で長年都内の高校や社会人向け講座で韓国語を教えていらっしゃる武井一先生です。

機会があったら、お手に取って見ていただければ幸いです!

2025年5月の「ハンガンネットオンラインセミナー」のお知らせ

日時:2025年5月24日(土)19時20分~20時50分(90分)

料金:1000円

発表講師:幡野泉(アイケーブリッジ外語学院 代表)

テーマ:語学学校経営の実情と今後の課題について


当校は、2004年に「シゴトの韓国語」という講座名でスタートしました。

講座をスタートさせてから21年以上が経ちましたが、これまでいろいろな困難がありました。

セミナーでは、立ち上げ当時のお話しから、どのように発展させ問題を解決してきたか、そしてこれからの展望などをお話ししたいと思います。

お一人で教室を運営している先生にも、インターネットだけで展開している先生にも、

何かしらの参考にしていただけるのではないかと思います。

コロナ禍以降、ハンガンネットセミナーはオンラインのみで開催してきましたが、

今回、ハイブリッド形式にし、7名限定で当校での参加を受け付けます(オンライン参加の人数は無制限)。

当校のハイブリッドシステムは、2023年に移転をした際に思い切ってSENNHEISER(ゼンハイザー。ドイツの音響メーカー)の天井スピーカーを導入しました。

当日はそのハイブリッドシステムでセミナーを実施してみたいと思います。


<1部 語学学校経営の実情と今後の課題について>

幡野の講演(40分)

・講座の立ち上げ(メルマガブーム、ヨン様ブーム)

・苦労したこと、そこから学び工夫していること

・現在の経営状況(他言語の講座、他のサービス(委託業務、翻訳、人材紹介など))

・今後の展望と課題

質疑応答(15分)


<2部 グループに分かれて雑談・トーク(25分)>

会場チーム、オンラインチーム(それぞれ5~6名ずつを目安)に分かれ、

普段の悩みを語り合ったり、分からないことを質問しあったりしてみましょう。

事前アンケートで話したいことを募り、できるだけ近いテーマで話し合えるよう配慮します。


参加条件:韓国語講師または講師になりたい方、教室を運営している方・運営してみたい方

定員:会場参加7名、オンライン参加は無制限

会場:東京都港区西新橋1-9-1 アコール新橋4階 アイケーブリッジ外語学院

   ※オンラインはzoomとなります。

会場定員7名限定で受け付けます。(先着順。オンライン参加の人数は無制限)


<お申込み> 参加費:1,000 円
【参加費は事前に銀行振込よりお支払いください。】
⇒振込先 PayPay銀行 本店営業部 普通 2174994 ハンガンネットマエダタダヒコ

通信527「スクール運営を始めて3カ月」 浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第527号 (2025年4月7日発行)

「スクール運営を始めて3カ月」 浅見綾子
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皆さま、こんにちは。HANAの浅見です。

HANA韓国語スクールの運営担当をはじめて3カ月が経ちました。
前回のハンガンネット通信(2025年1月28日発行)では、スクールの運営における3つの課題を共有いたしました。

【前回ご紹介した課題】
1.専用ホームページの必要性(マーケティング)
2.講師の魅力を発信(マーケティング)
3.生徒の声を大切に(コミュニケーション)

この3つの課題の解決に向けて、現在さまざまな取り組みを進めています。以下にその進捗をご紹介させていただきます。

なお、まだ新米の運営担当ですので、すでに皆さんにとっては「そんなの当たり前」と思われるようなことを書いてしまっていますが、「新人の頭の中はこんな感じか」とあたたかく見守っていただけましたら幸いです。

1. 専用ホームページの制作について

まず、「専用ホームページを作る」ために、多くの制作会社のプレゼンテーションを受け、現在最終選定段階に入っています。

ホームページ制作には主に以下の方法があります:
① 自作(無料サイトなどのテンプレートを活用)
メリット:無料、または低コストで制作可能
デメリット:デザインが素人っぽくなりがちで、HPの構成が不十分になりやすい。
制作に時間がかかり、他の業務に支障が出る可能性も

② 専門業者に依頼
メリット:一定以上のデザイン性が担保される。制作中は他の業務に集中でき、プロの助言も得られる
デメリット:費用がかかる。不要な機能を営業され、盛り込んでしまう可能性も

現在、業者の選定はほぼ完了しましたが、他の業務との兼ね合いで、実際の制作作業は一時保留中です。

2. 講師の魅力の発信について

講師の魅力を伝える方法として、当初は「体験レッスン」が有効だと考えていました。
しかし、より多くの人に短時間で講師の授業内容を伝えるには「動画」が最適だと考え、先生ごとの短い授業紹介動画を制作しました。

おかげさまで、動画を見た方から「受講を迷っていたが、動画を見て申し込みを決めた」という声もいただいており、効果を実感しています。

サンプル動画はこちら:
https://www.youtube.com/watch?v=GJOriK4nECY&t=4s
※ 生徒が主体となって授業が進んでいく様子をご覧いただけます。

3. 生徒の声を大切にする取り組みについて

授業後に受講生に書いてもらうアンケートの中に、「改善してほしい点」の項目を設けました。
多くのご意見が非常に参考になりますが、中には耳の痛い内容もあり、それを講師の先生にどのようにお伝えするかは、常に悩む点です。

また、HANAスクールは現在オンラインのみの運営であるため、生徒同士の横のつながりを持ちにくいという課題もあります。
これを解消する一環として、LINEのオープンチャットを利用し、生徒同士が自由に交流できる場を設けました。

ただし、この取り組みにも課題があります。
活発に交流が生まれているクラスもある一方で、まったく動きがないクラスもあります。
また、期ごとにメンバーが入れ替わる中で、同じチャットルームを継続すべきか、新しいグループを作るべきかという点でも迷っています。

【先生方へ質問】
先生方の中で、生徒同士の横のつながりを促進するために、何か工夫されていることがあれば、ぜひ共有いただけますと幸いです。

以上です。
今後もより良い学びの場を目指して改善を重ねてまいります。

通信526「2025年3月の韓国」加藤慧

【週刊ハンガンネット通信】第526号 (2025年3月24日発行)

「2025年3月の韓国」 加藤慧
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前回の伊藤先生の通信で、韓国に行きたくなった方も多いのではないでしょうか。偶然にも、私の今回の通信も韓国旅行についてです。

先日一年半ぶりに韓国に行ってきました。最初の目的地は光州。仁川空港から高速バスで向かいました。光州市は私の住む仙台市と姉妹都市でもあり、いつか行ってみたいとずっと思っていた都市です。昨年ノーベル文学賞を受賞した作家ハン・ガンさんの『少年が来る』を読んでその思いはますます強まり、次の渡韓では必ず行こうと決めていました。

「光州事件」の現場となった場所のなかでも、特に全日ビル245に残る245発の弾痕は大変生々しく、ことの恐ろしさを物語っています。こうした歴史があるからこその、昨年12月3日のあの速やかな議員たちと市民の行動があったのだと改めて実感しました。ビルには「광주가 왔다! 파면이 온다!」 という垂れ幕がかけられていました。

その後KTXで移動したソウルでは、今度は途端に弾劾に反対する横断幕が目につきはじめました。たまたま市庁駅付近に行く用事があったのですが、太極旗と星条旗を持った大統領弾劾反対派の人たちが集まり、なかには泣き叫んでいる人もいたりと、異様な雰囲気が漂っていました。若い人は少なく、ほとんどが年配の人でした。

そこから光化門の教保文庫に移動しようとすると、警察のバスで道路が完全にブロックされており、地下を通るしかありません。週末だったこともあり、警察官も多く動員されていて、緊張感のある雰囲気が漂っていました。

教保文庫に入ると、ようやくたどり着けた変わらない景色に一安心という感じでした。買い物を終え、今度は弾劾賛成派の集会が行われている光化門前に移動しましたが、こちらは一転、若者が多く、ペンライトを振りながら明るく連帯する雰囲気です。一緒にいた韓国人の友人と夫とともに行進に参加しました。少し前に目にした光景とのあまりの雰囲気の違いに、道路を隔てる警察バスの車両が、そのまま韓国社会の分断を象徴しているように感じました。

メディアやYouTubeなどには偏った情報が多く、心配になることもありますが、今回光州、そしてソウルで感じたことを、授業のなかでもしっかり伝えていかなければと思いました。また、韓国の友人が韓国文化や社会の今を日本語で発信するPodcastを配信しており、「光州事件」やその後の政治ニュースについても詳しくとりあげているので、こちらも生徒さんたちにおすすめしています。
https://www.youtube.com/@seoul2sendai
先生方にもご視聴の上、ぜひ生徒さま方にご紹介いただきたいです。

今回肌で感じた2025年3月の韓国の空気は、きっと忘れないことでしょう。一日も早く、韓国社会に再び平穏が訪れることを願うばかりです。

通信525「地球の歩き方」伊藤 耕一

【週刊ハンガンネット通信】第525号 (2025年3月17日発行)

「地球の歩き方」 伊藤耕一
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先日、実家に帰った時に「地球の歩き方 韓国 ’92〜’93版」を見つけました。今から32年前、私が学生の時に買った本です。私が初めて韓国に行ったのは1993年の夏、大学3年を修了し休学中の時でした。

まず思い出したのは、初めての韓国で食べた食事です。ガイドブックにあるものを端から試して食べました。
갈비탕, 설렁탕, 곰탕, 해장국, 매운탕, 떡국, 냉면, 칼국수, 삼계탕, 비빔밥, 순두부찌개…
辛いのか辛くないのかよく分からずに注文し、辛さに悶絶したこともありました。

当時は金浦空港に降り立って、ソウルまで路線バスで移動したことを思い出しました。最初に支払ったウォンだったせいか、うっすらと記憶があり「確か500ウォンくらいだったのでは」と思い、ペラペラとページをめくると「空港バス 料金:W580 ワンマンバスなので、運賃は乗車時に支払う。」と書いてありました。学生だったので、時間よりもお金を優先する旅でした。

この時は同級生が語学堂に留学中で、彼と待ち合わせて半日ほどソウル市内を案内してもらいました。「バスに乗るので『トークン』を買った方が良い。」と教えてもらい、キオスクのおばちゃんから買いました。穴の開いたコインを乗るたびに料金箱に入れて「とても合理的な支払い方だ。」などと当時は思っていました。当時の日本の路線バスは160円とか180円を現金で料金箱に入れていて、いちいち両替が必要でしたので、トークンというシステムにはとても感心しました。

都市間の移動は統一号という急行列車を利用しました。ソウル⇒温陽⇒全州⇒麗水⇒忠武⇒鎮海⇒釜山⇒大田⇒ソウルと移動し、2週間ほど旅したような記憶があります。当時は、李舜臣のことをテーマに卒業論文を書こうと考えていて、ゆかりの地を訪ねようと考えていました。

セマウル号や無窮花号は高いと思って統一号を使ったのですが、ソウル⇔釜山間の値段はこのように書かれています。
セマウル号:W16,400(250分)、ムグンファ号:W9,000(290分)、トンイル号:W6,600(326分)。
ソウル⇔釜山間が当時のレートで約1,000円、5時間半の旅だったことに改めて驚きます。
今のKTXはW59,800(最速135分)とのことで、隔世の感を感じます。

麗水⇒忠武の移動は엔젤호という高速船に乗りました。亀甲船が行き交ったという海域の美しさは忘れられません。

時間を見つけて、韓国に旅に出たくなってきました。

通信524「上級者を指導者として育てることから生まれる好循環」幡野泉

【週刊ハンガンネット通信】第524号 (2025年3月10日発行)

「上級者を指導者として育てることから生まれる好循環」
アイケーブリッジ外語学院 幡野 泉
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先週のハンガンネットメルマガで前田真彦先生が触れられていましたが、3/2(日)に開催されたハンガンネットセミナーは大変有意義でした。

まず、ミレ韓国語学院さんで「毎日一文録音マラソン」を受講している受講生の音声を聴き、それをミレさんの、前田先生でない講師の方がどうフィードバックしているのか、そのフィードバックの音声(も)聴く、というものでした。

受講生と講師、両方の音声という豊富なサンプルをご用意くださった前田先生、ミレ韓国語学院の講師の方々、そして受講生の方、どうもありがとうございました。

ミレさんではこのように講師として添削指導にあたる日本語話者の方々を育てていらっしゃるということで、頭が下がる思いがしました。

上級者を指導者として育てて、韓国語で仕事をする人を増やし、ご自身が苦労して身に付けた韓国語の発音・イントネーションのコツを多くの人たちに伝えていく……とても良い循環ですよね。

おっしゃるように、スマートフォンの普及で音声の学習も添削も気軽にできるようになりました。

ミレさんのようにはいかない部分もありますが、当校もできることをしていきたいなと思った次第です。

通信523「実践交流をもっとやっていきましょう」前田真彦

【週刊ハンガンネット通信】第523号 (2025年3月3日発行)

実践交流をもっとやっていきましょう ミレ韓国語学院 前田真彦===============================================

昨夜のハンガンネットセミナーは楽しかったです。

私の「毎日一文録音マラソン」の実践報告と音声添削の実習(というより意見交換)でしたが、いろんな先生方の取り組みや、コメントが参考になりました。

音読指導は韓国語講師ならだれでも避けて通れない最重要テーマです。

それだけ奥が深く、指導内容も多岐にわたり、効果も大きいだけに、もっといろんな先生方の実践の公開や報告があればいいですね。

オンラインになって、発音・音読の指導は一気にやりやすくなりました。

ミレを立ち上げた当初(2010年)は、カセットテープに録音し、それを郵送でやり取りしていました。カセットテープのダビング機や郵送するときに包むプチプチなど、まだミレ教室に残っています。今や、スマホで録音し、すぐにメールやラインで共有できるようになりました。急速に発達する技術を、私たちが有効に使いこなせていない現状です。

実は音声指導だけでなく、普段の授業も、欠席者のために録画したり、保存したりしやすくなりました。この録画を活用して、授業を部分的に(たとえ5分でも)、交換し、批評し合うことも、ハンガンネットセミナーでできればいいな、と考えています。

私の次回の発表当番の時は、授業を録画して、授業の実際を皆さんに見てもらおうと計画しています。

スピーチ指導、変則活用の説明とドリル、TOPIK読解問題の解き方やTOPIK作文の書き方など、授業の実際を交流できればいいなと願っています。

民間の市民講座の韓国語教育は、まだ始まったばかりです。実践を公開し、交流し、蓄積し、改良を加えよりよいものに作りあげ、共有財産にしていくのがハンガンネットの役割ですね。

昨日のセミナーをしながら、もっとこういう教育実践の交流・意見交換があればいいな、と感じました。