【週刊ハンガンネット通信】第455号 (2023年9月4日発行)
「教え方も上達する」
ミレ韓国語学院 前田真彦
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当たり前のことですが、教え方も上達します。
ミレでは、「教え方の学校」金曜21時~、「韓国語教育ラボ」日曜16時~、
を毎週実施しています。
内容は大きく分けて2つ
1,韓国語の理解を深める (『韓国語概説』などを講読しています)
2,教え方の訓練 (10分間模擬授業・音声添削など)
それぞれ輪番制で私もその一人として発表しています。
受講生の教え方の成長ぶりを目の当たりにして感動しています。
ここでは10分間模擬授業について簡単に報告します。
指導案付きの10分間模擬授業を毎時間輪番制で実施しています。
受講生のみなさんは授業をした経験がありませんから、
最初は当然、みなさんお下手です。
学習指導案(教案)もまともに書けません。指導案の添削もします。
模擬授業の予行も別途することもあります。
そういう人が、毎回他の受講生の模擬授業を見、自分も数回模擬授業をやっているうちに、
次第に着実に腕を上げてくるのです。
授業の進め方、説明の仕方、指名、コメントなど、どんどんうまくなっていきます。
自信が付くと、声の張りも表情も変わってきます。
模擬授業であることを忘れ、私もその授業で一緒に学び、ポイントをメモしたり、
一受講生として質問したりするようになります。
授業のやり方は様々ですが、おさえないといけない基本のポイントはいくつかあり、その指導が必要です。
また切磋琢磨し、相互批評する仲間がいることも大切です。
そして回数をこなすことが何より必要です。
10分間模擬授業を毎週実施していると、
模擬授業にも順序があること(テーマによって難易度の違いがある)ということも分かってきました。
教え方のカリキュラムも作っていかなければなりません。
市民講座の講師養成は急務です。
