【週刊ハンガンネット通信】第485号 (2024年4月22日発行)
「白水社『言葉のしくみ』シリーズ」
アイケーブリッジ外語学院 幡野泉
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前回の通信で、スペイン語の学習をしていると書きました。その後の寄田晴代先生による「外国語学習は何歳からでも」の記事投稿には大変励まされ、気持ちが晴れ晴れとしました。
さて、学習をする中で手に取った書籍があります。
『スペイン語のしくみ』(白水社)です。こちらはシリーズものになっていて、様々な言語があります(代表的な言語から、スワヒリ語、バスク語まで…!)
このシリーズ書についてご存じの先生方も多いと思いますが、私は初めて知り、手に取りました。
白水社のシリーズ紹介ページ
( https://www.hakusuisha.co.jp/search/s6994.html )には、
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寝ながら読める外国語! 文法用語抜きで!
言葉にはそれぞれ大切なしくみがあります。細かい規則もいっぱいありますが、大切なのは全体を大づかみに理解すること。
最後まで読み通すことができる画期的な入門書シリーズ!
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とあり、本当に最後までスラスラと楽しく読めました。
少し勉強していたからより楽しめたという側面はありますが、もしまだまったく勉強していなくても、外国語に興味のある人なら面白く読み進められるのではと思います。
『スペイン語のしくみ』の筆者の先生の、なるべく易しく解説をしようとされる姿勢、そして「スペイン語学習の楽しさを伝えたい」という思いが垣間見られ感心しました。また、初心者の目線を保ちつつ、筆者の先生におそらく意見をされたりする編集者の方の力も大きいのだと思います。
また、韓国語について語るとき、このように分かりやすく楽しく表現できるだろうかと自問自答しながら、どのようにしたらいいだろうと思いながら読んだりもしました。
本腰入れて外国語を勉強するということは、なかなか思い切りのいることではありますが、こちらのシリーズ書だったら興味のある言語について、その世界を覗いたような、入り口に立てたような気分になれると思います。
気になっている言語のものを、何か一冊手に取ってみてはいかがでしょうか。
