通信534「チーム分けの地域性について」加藤慧

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【週刊ハンガンネット通信】第534号 (2025年6月2日発行)
「チーム分けの地域性について」加藤慧
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先生方は子どものころ、チーム分けやペア決めをどのようにしていましたか?

私の場合、二つに分かれるときは「うーらおーもて(手のひらvs手の甲)」あるいは「グーッパ(グーvsパー)」、三つに分かれるときは「グーチョッパー(グーvsチョキvsパー)」と言っていました。

この「うらおもて」はどうも全国的にみると主流ではないようで、長崎・兵庫・宮城で主に使われ、他の地域は掛け声はさまざまなものの「グーvsパー」のみというところが多いようです。
https://j-town.net/2015/10/02212950.html?p=all

一方韓国ではこの「うらおもて」にあたるものが主流で、このような地域性があるそうです。https://m.bobaedream.co.kr/board/bbs_view/strange/5933524

このチーム分けの掛け声 (편가르기 구호) を方言ととらえた国語国文科の学生の研究までありました。
https://linc.ajou.ac.kr/acot/?m=30002&mode=view&idx=727

三つにチーム分けする場合は、「うらおもて」をしてペアになった順に抜けていくか、「うらおもて+手刀」などで分ける場合もあるそうです。

こちらの動画では私の知っているものに近いやり方をしています。
https://youtu.be/aWW6iHFDu8o?si=GOKVJOZJWHXJ2uu3

韓国、日本各地のケースをもっと知りたいので、よろしければ先生方のケースをぜひ教えてください。

大人になるとチーム分けをする機会というのもなかなかないので実用的とはいえませんが、授業でグループワークをする際などにゲーム感覚で取り入れてみても面白いかもしれませんね。