通信182 濃音と清音と濁音

【週刊ハンガンネット通信】第182号 (2016年3月7日発行)

濃音と清音と濁音

伊藤 耕一

日本人にとって、韓国語の濃音化はとても難しいものだと思います。
逆に、日本人にとっては何でもないのに、韓国人にはとても難しいと話してくれた友人の話にこんな話があります。
それは、人の名前なのですが。

小田さん、中田さん、大田さん
小川さん、中川さん、大川さん
小島さん、中島さん、大島さん

この9人の方の名前、皆さんは適切に読めるでしょうか?
実は、適切な読みがふたつ出てくるものがあります。

おださん、なかたさん(なかださん)、おおたさん
おがわさん、なかがわさん、おおかわさん
こじまさん、なかしまさん(なかじまさん)、おおしまさん(おおじまさん)

よく観察すると、次のようなことに気づきます。
1.小は「お」と読んだり「こ」と読んだりする。
2.中は「なか」大は「おお」としか読まない。
3.「田、川、島」は「小」の後では濁音になり、「大」の後では清音になる。「中」の後では清音で読んだり濁音で読んだりする。
4.「島」は「中、大」の後では清音で読んだり濁音で読んだりする。

9人の名前だけ見ても、読み方にこのようなバリエーションがあります。そして、読み方を規則的に説明できません。

日本語母語話者なら、まるでラグビーのタックルをスルスルとかわすように読み分けられると思いますが、「韓国人の私はタックルに倒されまくって苦労した」というような話をしてくれたことがあります。

その時に自分は濃音化で同じように苦労したという話をしました。
でも「人の名前を間違えて呼んでしまわないかと、慣れるまではとてもナーバスになっていた」とも、その方はおっしゃっていました。

こしまさん とか おかわさん は、日本語の発音としてあり得ないことが明確なのですが、なぜあり得ないのかと考えると、私にはそのなぜについて説明することができません。

翻って、韓国語を教える時「この単語は濃音化しますが、その単語は濃音化しません。」というような説明をしてしまいがちなのですが、「どういう時に濃音化して、どういう時に濃音化しないのか?」というような、包括的に説明しづらく答えに窮する質問があった時、

「母国語でもこんなケースがあるのですが、なぜそうなるのか説明できますか?」と切り返してあげると、質問した生徒さんも答えに窮し、追い詰め過ぎないようには気をつけますが、言語の奥深さや言語を学ぶことの楽しさが伝わるきっかけになるのではないかと思っています。

それにしても、わかるのに説明できないのは、何とももどかしいものです。

通信181 今年こそ生徒さんとやりたいこと

【週刊ハンガンネット通信】第181号 (2016年2月29日発行)

今年こそ生徒さんとやりたいこと

韓教室 金英う

안녕하세요?
오늘이 2월 마지막 날이네요.

이2월은 중・고・대학입학 시험이 있는 달이라 수험생이 있는 집안에서는 가장 힘들었던 달이었다고 봅니다.

저도 작은애가 2월초에 입학시험을 치렀어요. 시험이 있었던 며칠 동안은 마치 제가 시험을 보는 것처럼 긴장의 연속이었어요.

시험이 끝나고 나서야  “아, 드디어 이제 끝났구나”하고 안도의 숨을 쉴 정도였으니까요.

시험이 끝나고 한숨 돌리고 있으려니 언뜻 해야 할 일들이 하나씩 떠오르기 시작했어요.

요리교실, 가라오케 대회, 그리고 한국으로 학생들과 단기 연수 가는 것…

2년동안 계속된 애들의 입시시험을 핑계로 교실의 이벤트를 소홀히 했었다는 생각이 들었어요.

교실의 이벤트가 없어도 그만 두지 않고 계속 교실에 나오고 있는 학생들이 고맙게만 느껴졌어요.

그래서 이번에는 조금 특별한 이벤트를 계획해 보기로 마음 먹었어요.

바로 학생들과 함께 한국에 가서 한국어 단기 연수를 하는 걸로 정해봤어요.

지금에야 한국어 연수? 그렇죠? 조금은 늦은 감이 없지 않지만, 한국어 연수는 이전부터 생각하고 있던 거였어요.

그렇지만 집안 사정상 며칠씩이나 집을 비울 수도 없어서 미루어 두었지요.

이제라도 실행에 옮기게 참으로 기쁘게 생각합니다.

연수 기간은 2-3일 정도, 오전에 한국어 수업을 듣고 오후에는 관광…

이렇게 짜 보긴 했지만 교실에서 처음으로 하는 행사여서 정보가 필요했어요.

그래서 여기저기 대학교의 어학원에 알아 보니, 대학교의 어학원은 연수 기간이 짧아도 5일은 돼야 한다는 걸 알았어요.

그래서 사설 학원에서 하는 어학연수를 찾아 봤더니 서울의 ‘Green 한국어 학원’에 2-3일정도의 프로그램이 있다는 걸 알았어요.

가격도 그렇게 비싼 편도 아닌 것 같아 좋을 것 같은데, 학교의 평판을 알 수 없어서 망설이고 있는 중이에요.

그래서인데요, 회원님들 중에 이 학원에 연수를 의뢰한 경험이 있으신 분이 계시다면 어땠는 지 좀 알려 주시면 고맙겠습니다.

그리고 ‘Green 한국어 학원’ 이외에도 추천할 만한 좋은 학교를 알고 계시다면 꼭 부탁드립니다.

한강네트 회원님들 중에서도 저처럼 단기간의 한국어 연수를 생각하고 계시는 분도 계시리라고 봅니다.

그런 분들을 위해서라도 실제로 경험했던 내용이나 정보를 한강네트에 꼭 올려 주시면 대단히 감사하겠습니다.

김영우

通信180 1/17東京ハンセミ‘ンガチェ’に衝撃

【週刊ハンガンネット通信】第180号 (2016年2月8日発行)

1/17東京ハンセミ‘ンガチェ’に衝撃。それでも直接法にこだわりたい

アイケーブリッジ外語学院 代表

幡野 泉

 

先月、当校でハンガンネットセミナーが開催されました。

この日のテーマは「直接法」。お越し下さった皆さま、どうもありがとうございました。

参加された先生方は、この日のことを思い出そうとすると、最初に思い浮かぶのは、「ンガ チェ」ではありませんか(笑)!?

というのは、この日はGDM教授法(http://www.gdm-japan.net/)の専門家である多羅深雪先生の講義から始まったのですが、多羅先生が「ンガ」「チェ」と何回も繰り返しながら、図を見せ、ジェスチャーをし、教室の中を歩き回りながら参加者を巻き込んでいきます。

その中で、「ンガ」は「わたし」という意味、「チェ」は「あなた」という意味だということが分かっていきます。その後、「彼」「彼女」という単語の導入がありました。

これが20分強くらいでしたでしょうか。何回も何回も話し、聞いて、見て、と繰り返すので、否が応でも身に着きます。

後ほど、これはブータンの「ゾンカ語」だということを多羅先生から伺いました。(http://www.h5.dion.ne.jp/~lda/bhutan/dzongkha/word1.html

この多羅先生の授業や、その後の当校の南嘉英先生の講義、そして、最後のグループワーク→直接法授業の発表を通じ、その後は虎ノ門ヒルズの和食バールに席を移し、懇親会を行いながら先生方と意見交換を行いましたが、やはり直接法の長所は、その「インパクト」や「楽しさ」。

そして短所は「時間が掛かること」や「理解度の低下」かな、と思います。(長所を生かすのも、短所をカバーするのも、講師の技術が大きな作用を及ぼしますが……)

先生方、長所と短所を客観的に分析しつつも、「自分はこちらの方が……」という意見がもちろんあるわけです。私が感じたところでは、直接法‘でない’方が良いのでは、というご意見の先生が少し多いかな、という印象を受けました。

私はいま、自校で中国語を勉強しているのですが、私が理解できないと、先生は日本語で補助を入れてくれます。すると途端に理解できて(苦笑)助かるのですが、実は私はそれでも、自分が理解できなくても、中国語でいい、と思うのです。

なぜか。ここは日本だから当然のことながら巷は日本語で溢れているし、お金を出して外国語学校に通うのなら、その時間はその言葉にどっぷり浸っていたいという思い。

そして、理解できない単語があったとしたら、発音だけでもノートに控え、後で調べて「これだったのか!」と思ったり、文法説明がよく理解できなかったら、あとで教科書を見返してみたり、それでも分からなかったら次に先生に質問したり……。

はっきり言って、これらの作業は直接法でなければ要らない作業になるわけですが、遠回りすることでその周辺のあれこれが結果的に身に着いたり、多く中国語に接することに繋がったり、何より、「分からない自分が情けないし悔しい。もっと理解できるようになりたい」という渇望に繋がると思うのです。

留学すると延びる、というのは、巷にその言語があふれているから、また、単に勉強できる時間が長いから、という側面がもちろんあるわけですが、実は、「分からない自分が情けないし悔しい。もっと理解できるようになりたい」と思わざるをえない機会が圧倒的に多く、必死で勉強することに繋がるからではないか、とも思うのです。

外国語教育の永遠のテーマかと思いますが、そんな考えがあり、当校では「なるべく韓国語で授業をする」を推し進めています。

さて、今週木曜日には大阪でハンセミが行われます。お近くにお住まいの方はもちろんのこと、多少遠くても、是非ぜひご参加ください。参加されれば、必ずしや得られるものがあるはずです!

https://hangangnetwork.wordpress.com/2015%e5%b9%b4%e5%ba%a6%e3%81%ae%e9%96%8b%e5%82%ac%e4%ba%88%e5%ae%9a/

通信179 복습에 CD북 활용을

【週刊ハンガンネット通信】 第179号 (2016年2月2日発行)

복습에 CD북 활용을!

朴珍榮

여러분, 안녕하세요.

여러분 교실에서는 한국어 회화 CD북을 어떻게 활용하고 계십니까?

추천하고 싶은 CD가 있습니까?

수업에서 사용하는 문법 교재 내용이 그대로 녹음된 CD를 주로반복해서

사용하나요? 가끔씩 정기적으로 복습 기간에 듣기를 위주로 집중적으로 들려 드리나요?

어학학습에서  「듣기」는 시각적으로 확인이 되지 않는 부분을청각을 통해

인식함과 동시에 이해력을 높인다는 점에서 중요한 학습과정의일부라고 생각합니다.

그래서 입문/초급/중급… 레벨에 따라 활용방법을 달리해야 한다고 봅니다.

최근 저희 교실에서 붐(?)인 CD가 있습니다. (「CD音声芸」と言いましょうか。。。笑)

붐~이란 말까지 덧붙인 데는 이유가 있습니다. 첫째, 나레이션 담당자가 한국의 배우(남성)란 점. 둘째, 기본 /응용패턴에 등장하는 예문을 배우답게(!) 정성껏 감정이입해서녹음했기 때문에 문장마다 희노애락이 120% 느껴진다는 점.그만큼 상상력과 집중력도 UP!

기쁠 때는 아주 기쁘게, 슬플 때는 정말 슬픈듯이, 너무 실망스럽게… 귀로 듣고 있지만 마치 드라마를 보고 있는 것처럼 현장의 감정이 생생하게 전달되어 지루하지 않아 반응이 좋습니다. 수강생들도 나레이션대로 감정이입한 말하기 연습은 악센트나 억양을 보다 자연스럽게 연습할 수 있어 도움이 됩니다.

그리고, 현재 진행중인 문법책 부록의 CD가 아니라 별도의 책/CD이기 때문에 예전에 학습한 문형이지만 예문의 볼륨과 내용이 달라서 보다 다양한 문장을 접할 수 있다는 점에서도 좋은 것 같습니다.

초급/중급문법을 거의 이해했다는 단계에서 한 발 더 나아가 (간단하면서도) 다양한 예문을 듣기로써 정착해 나간다면 보다 오래 기억에 남지 않을까요? 읽기를 통해서가 아닌 듣기를 통해 감각적으로, 의미를 인식하면서 동시에 말하기 연습을 늘려간다면일석이조의 효과가 있겠지요.

「当たり前を、当たり前に!!」

복습기간에는 분위기를 한 층 달리하여 재미있고 흥미로운 부교재/CD를 선정해서 신선한 붐~을 선보이는 것도 때로는 필요하지 않을까 하는 생각을 해 봅니다.

감사합니다.   박진영

通信178 私の韓国語講師奮闘記 7: 韓国語・朝鮮語教育を拓こう–定時制高校からの発信–

週刊ハンガンネット通信】 第178号 (2016年1月25日発行)

私の韓国語講師奮闘記 7: 韓国語・朝鮮語教育を拓こう–定時制高校からの発信–

宮本千恵美

———-
私が高校の教壇に立ってから早いもので5年になります。
韓国語を教えながら常に思っていた疑問が、なぜ高校で韓国語教育が始まったかということです。
今では韓流ブームの影響で自ら学習したいという学習者が多くいますが、その殆どが社会人だったり、主婦であったり、趣味として楽しんでいます。
私の個人の生徒もその殆どが韓流ブームから始めた学習者です。
この本を偶然見た時にとても興味がありました。
私の通う高校は韓国語が選択科目の1つで、3年生の1年間の学習期間、中にはやはり仕方なく選択した生徒も少なくありません。
勿論、K-POPなどのポップカルチャーの影響で選択する生徒も年々増えてきています。
ただ進学校でない高校でなぜ韓国語をと言うのがとても不思議で、その前に英語を率先して学習するべきではとも思いました。
本の中には定時制高校で韓国語の授業をスタートさせたときの葛藤や思いが切々と書かれていました。
目に留まったフレーズの中に「みんな、ゼロからのスタート」と言う言葉がありました。
定時制高校などは言わば、進学や学習すること自体を諦めたり、登校拒否から進学できずに資格のためだけに通ったり(それでも登校できない生徒も多い)、また若いころに高校に行けなかった代わりに通うなど、いろいろな事情の生徒がいます。
「なぜ、韓国語をしなければいけないんだ」
私が思っている疑問がもちろんのこと生徒たちからも沸き上がったそうです。
読み進めていくと在日コリアンのためにともありますが、一度は学校や勉強を諦めた生徒がもう一度やり直すことができる、新たにスタートできるチャンスになるのではないか?
私はその言葉がとても納得できました。
思い返せば、私がその1人だったのだと思ったのです。
私は今では先生と呼ばれ教壇に立ち、韓国語を教えるまでになりました。
しかし昔は落ちこぼれで、登校拒否児でした。
そのために普通高校には進学できず、通信高校に通っていました。
卒業してもすぐに仕事ができず、精神病にかかり韓国留学までの10年間通院していました。
そんな私に転機が訪れたのが韓国語でした。
実は恥ずかしながら、英語を長い間学習したのですが、身につくことなく辞めてしまい、どうしようか途方に暮れていました。
そんな時韓流ブームの先駆けであった、「冬のソナタ」が衝撃を与えてきたのです。
その世界観や映像の美しさ、また流れるBGMに聴き惚れていました。
韓国語を学びたい、そこから私の人生が変わっていきます。
韓国語を習得するために毎日勉強し、またバイトも始め、その通勤のバスの中で単語帳にかじりつく毎日。
韓国料理の店でバイトしたときなどは、在日の店員さん達に韓国語を教わることもありました。
韓国語学習の意欲は留学にまで繋がり、必死に働きました。
そして念願の留学を果たし、帰国してから運命と言うのでしょうか、韓国語講師の道が切り開かれていったのです。
高校での仕事が決まったとき、私は「金八先生」のようになりたいと思いました。
自分が通っている高校の評判は知っていました。でも少しの時間だけでもいい、生徒に精一杯接しよう、韓国語を通して勉強は面白いものだともう一度気づいてほしい、そして自分自身の気持ち1つで未来への可能性は無限になるのだと伝えたかったのです。
韓国語を学習した自分自身がそうであったように。
その本は私の思いと同調しているように感じました。
私はこの仕事を誇りに思っています。
1人でも多くの生徒にこの思いが届くように日々邁進しております。

通信177 湯布院での光景から

【週刊ハンガンネット通信】第177号 (2016年1月18日発行)

湯布院での光景から
松﨑真日

アンニョンハセヨ? 福岡大学で韓国語を教えております松﨑真日です。1月も早いもので後半に入りつつあります。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

私が福岡に来て、そろそろ3年になります。福岡がある九州には有名な温泉がたくさんあります。別府、黒川、嬉野、霧島、雲仙など有名な温泉から、それほど有名ではないところまでたくさんの温泉があります。そんな中でも、全国的にも名をはせる温泉地として湯布院があります。

先日、家族でその湯布院に行く機会に恵まれました。福岡に来て3年、ようやく念願がかなったといったところでしょうか。福岡からは湯布院までは、よく知られた観光列車「ゆふいんの森」が運行されています。私たちもこの列車に乗っていくことにしました。

当日、博多駅ホームで列車を待っていて気づいたのですが、乗客のほとんどは外国人です。印象としては、外国人観光客の比率が8割~9割といったところでしょうか。欧米の人もいますが、圧倒的に多いのはアジアの方々。韓国、中国、台湾の人びとです。

なかには乗車券のみで乗車できると思っているひともいるようでした。私の近くでは、韓国からの観光客がそのことを指摘されていました。乗れないことを知り、下車していくときの落胆した表情は忘れられません。

日本の列車予約方法は難しいですね。外国からの観光客がすぐに理解できるとは思えません。なお、当日の車内アナウンスで知ったのですが、全席指定のこの列車、満席だったようです。

博多から2時間ほど車窓の景色を眺めると終点の湯布院に到着です。湯布院駅前は観光地特有のにぎやかさがあり、旅のスタートにはぴったりです。ここから金鱗湖という小さな湖というか池まで散策するのが一般的なコースのようです。

私たちもこのコースを歩くことにしました。街を歩く人びとのおよそ半分は外国人という印象です。とりわけ韓国からの人びとの比率は高いように感じました。

列車の数も少ない湯布院で、どうしてこんなに外国人観光客が多いのだろうと考えたのですが、よく分かりません。まさか全員がレンタカー利用というわけでもないでしょうし。

しばらく行くと大きな駐車場がありました。そこで疑問がとけました。大型バスがたくさん止まってたのです。

バスを見ると、どれも韓国の旅行会社が手配したもののようです。하나 투어, 모두 투어, 여행박사など聞き覚えのある旅行会社の名前が見えます。北部九州をめぐる3日~4日のコースで立ち寄っているようです。

近年、韓国からの旅行客が増えているということはよくニュースになっています。

JTB総合研究所がホームページで公表しているデータ(2016年1月18日現在で2015年11月までの統計がまとめられています)によると、2015年9月が前年比38.6%増、同10月が48.6%増、同11月が50.5%増と月を追うごとに前年比で増加幅が拡大しています。

同様に中国や台湾、香港からの旅行客も増加しており、アジアからの旅行客は文字通り「急増」といえる状況にあるようです。

福岡の街で観察していると、ちょっと前まで話題になった「爆買い」は過ぎ去りつつある印象を受けていましたが、まだまだ観光客はたくさん来ているのですね。

湯布院のような交通がさほど便利とはいえないような場所にこれほど多くの人が来ていること、そして韓国をはじめアジア諸国からもたくさんの人が訪れていることは、ちょっとした驚きでした。現在は大型バスでの観光中心かもしれませんが、ここでの体験が評判になり、個人旅行へとシフトしていくだろうことは充分に予想できます。

福岡は日本にとってアジアへの表玄関といえますが、玄関の先には湯布院や、別府といった茶の間や応接室があったようです。玄関先での対応ではなく、家の中にまで迎え入れ、もてなすことは、日本のあちこちで交流がおきることを意味します。

経済的な面で結びつくこともあるでしょうし、文化的な交流、教育的な交流など様々レベル、様々な側面でのつながりができていくことでしょう。それが日本のあちこちで起きていく、そんな未来が垣間見えました。ドラマや映画、歌手をきっかけとした韓流の先には、やはり人がいるのではないか、そんなことを考えました。

今回の湯布院での様子を見て、これから韓国語をはじめアジア諸言語の存在感は高まっていくと確信しました。これだけ多くの人がお客さんとして来ているのですから、もてなす側が外国語を学ぶのは必然といえましょうし、人の往来が人のつながりに発展するのは自然なことです。

そんなことを感じた湯布院での光景でした。

通信164 ソウル方言(2)

【週刊ハンガンネット通信】第164号 (2015年9月28日発行)

ソウル方言(2)

金英う

어제는 추석, 일년중 가장 크고 밝다고 해서 슈퍼문이라고도 하는데요, 회원님들께서는 보름달을 보시면서 뭘 비셨나요?

마침 주말이라 한국에 다녀오신 분들은 많이 피곤하시죠?

지난 금요일부터 큰애가 다니는 학교에서 한국어 강좌가 시작됐어요.

단위 이수 과목이 아니라 횟수는 많지 않지만 요즘처럼 한국어 열기가 식어 가고 있는 시기에 참 반가운 일이 아닐 수 없네요.

이 기회에 아이가 한글을 바르게 읽고 쓸 수 있게 됐으면 해요.

요전에 이토 선생님이 쓰신 한강네트 통신에 서울 사투리에는 된소리(농음화)가 많이 일어난다고 하셨는데요, 읽는 동안에 제 경험이 생각이 나서 몇 자 적어봅니다.

한국의 노리마키 ‘김밥’을 회원님들께서는 어떻게 발음하고 계신가요? [김밥]? [김빱]? 어느 쪽이세요?

제가 제주에서 고등학교를 졸업하고 서울에 있는 대학에 입학하고 난 후의 일이에요.

입학 후 서울 친구 몇 명을 사귀게 됐는데요, 한 친구가 김밥을 [김밥]으로 발음하는 제게 서울 발음은 [김밥]이 아니라 [김빱]이라고 말하는 거였어요.

그때부터 저는 서울 발음=표준어 발음이라고 생각하고는 줄곧 ‘김밥’을 [김빱]이라고 발음해왔어요.

그런데 한국어를 가르치다 보니까 김밥의 표준발음이 [김밥]이라는 걸 알게 됐어요.

한 20년동안 그 친구의 말을 그대로 믿어 표준어라고 생각해 발음했던 게 서울방언?!! 이었던 거죠.

지금 생각해보면 표준어와 서울어는 다른데, 그때는 왜 같다고 생각했는지…

서울의 발음 그대로가 표준어 발음은 아니라는 걸 설명하기 위해 제가 겪었던 이 얘기를 수업중에 살짝 들려 주고 있어요.

그러고 보니, 서울 말투에서 존경어인 ‘-(으)셔요’를 봐도 그런 것 같아요.

‘-(으)셔요’ 보다는 ‘-(으)세요’가 더 일반적인데, 서울에서는, 특히 나이든 여성들은 ‘-(으)셔요’ 를 많이 쓰쟎아요?

학생 중에는 ‘-(으)셔요’랑 ‘-(으)세요’가 다른 건 줄 알고 질문을 하는 사람도 있을 정도니까요.

한국어를 가르칠 때는 교재에서 배우는 표현과 실제로 사용되고 있는 표현이 좀 다른 경우가 있다는 걸 학생들에게 주지시키는 것도 중요한 일이라고 봅니다.

이토선생님 통신중에 “투어루 왔어요?” “저두요.” “김밥하구 만두를 먹구 싶어요.” 처럼 회화체에서는 화자의 나이, 성별에 따라서 ‘-루’, ‘-ㄹ려구’,’-구’로 말할 때도 있어, 학생들은 배운 문형이 아니라고 생각해 버리는 걸 많이 봤어요.

한국드라마를 보는 학생들이 많은 제 교실에서는 가끔 드라마에서 나온 구어체 표현에 대해 질문을 하는 학생이 있어요.

그래서 새로운 문형을 배울 때는 구어체 문형이 있는 경우는 같이 설명하고 있어요.

학생들에게 살아있는 한국어를 가르치려면 수업을 할 때 서울 발음과 표준어 발음의 차이, 구어체 표현에 대해서도 언급을 해 주어야 하는 게 우리 선생님들의 역할이라고 봅니다.

通信163 初めて韓国に行ったときのこと

【週刊ハンガンネット通信】第163号 (2015年9月14日発行)

伊藤耕一

豪雨災害や地震に遭われた皆様、心からお見舞い申し上げます。

少し前置きが長くなりますが、私が韓国に初めて行った時のことを書きたいと思います。私が韓国に初めて行ったのは1993年の9月。

この年は冷夏だったらしいのですが、私は8月までニュージーランドでスキーに行きまくり、シーズンオフの頃にスキー板をかついで晩夏の成田に戻ってきました。

きっと、半袖姿でスキー板をかついでいた私は滑稽な姿だっただろうと思います。晩冬の国からの帰国だったので、東京は蒸し暑くて、とても冷夏であることを感じられなかったことを思い出します。

その後、長野の実家に帰りスキー板を戻し、大阪に行って友達に会い、大阪から韓国に行きました。この時にハプニングが起きました。

航空券は大韓航空だったのですが、ギリギリにチェックインカウンターに行ったら「オーバーブッキングですね。」と明るく言われてしまいました。つまり、私の席がない。

当時、時間だけはあったので、その後どうなるのか、何が起きるのか、少しワクワクしながら待っていたことを覚えています。

しばらくすると「日本航空に空席があるので振り替えても良いですか?」とおっしゃるので、「OKです!」と承諾して、大韓航空機とほぼ同じ時間帯に飛び立つ日本航空機に乗ることになりました。

金浦空港に着いてみたら、待てど暮らせど荷物が出てこない。残り数個の荷物が何周もターンテーブルを回る状況になったので、バッゲージクレームに行こうとして隣のターンテーブルを見たら、私の荷物だけが回っていました。

載せる飛行機を間違えてしまったようでした。ともかく荷物を見つけることができたので、その後バスに乗って市内へと向かいました。

韓国語を話す日本人ということで、どこに行っても驚かれ、気に入ってもらえた方には食事までいただいたり、初めての韓国は良い思い出しかありません。

ただ、その中で面食らったのは「ソウル方言」です。

一つ目は単語の濃音化。聞き取って理解はできたものの、最初は「そんな発音だったっけ?」と思いつつ、真似していました。

“조금, 교과서, 당연” は “조끔, 교꽈써, 땅연” などと発音する人ばかりでした。

だんだんと「濃音化させている」ことが分かってきて、何でもかんでも濃音にしてみたら「その発音は違う!」と言われたりして、「何なんだよ。」と思ったことがあります。

その時は、ソウル→忠清道→全羅道と南下したのですが、南に行けば行ったらで、「日本ではそんな発音の韓国語を教えているのか!」と言われる始末。再び教室で習った発音に戻して話すというようなことをしていました。

二つ目は「오」を「우」で発音すること。”투어루 왔어요?” “저두요.” “김밥하구 만두를 먹구 싶어요.” など、最初のうちは”투어루”などは聞き取れませんでした。

これも真似しようとしてみましたが、当時は頭の中にハングルを書いてから読むような感じの話し方でしたので、なかなか真似できませんでした。

三つ目は陰陽の母音の使い方です。犬に向かって “앉어!” という人の発音を聞いて、再び混乱が始まりました。
「앉は陽母音なのにどうして?」という疑問です。

でも、犬に向かって “앉아!” と言う人は、どうやらいないことが分かったので、疑問に思わないようにしました。その時、大学1年の最初の頃の授業を思い出しました。

テキストに「아름다와요.」と書いてあるのを「아름다워요.」と発音しても構わないという先生のコメントです。何の意味かわからずに、「아름다워요.」と発音していたのですが、韓国での会話を通じてその意味が分かりました。

何事も、現場で使ってみたり試してみたり挑戦してみたり、そういうことが大切だと思います。

この話を書こうと思ったは、ある友人のフェイスブックの書き込みを見て思い出したからです。先日友人がフィリピンから香港に向かう朝、寝坊してしまったという投稿がありました。

無理かなと思いつつもギリギリで空港に着いたら、エコノミーの予約だったのに何とビジネスクラスにアップグレードされたという、私の経験に似たことが起きたことを教えてくれました。

そんな話題が私の最初の韓国訪問での出来事を頭の中に呼び起こしてくれました。

皆さんの最初の韓国訪問や日本訪問の時に、きっと起きたであろう珍事について聞いてみたいとも思います。よろしかったら、教えてください。

通信162 動画で鍛える

【週刊ハンガンネット通信】第162号 (2015年9月7日発行)

「動画で鍛える」

ミレ韓国語学院 前田真彦

最近毎朝1分間の「韓国語学習ワンポイントアドバイス」と題した動画をアップしています。

今朝で24本目をアップしました。

ご覧ください。

学習者の方にちょっとでもプラスになればという思いから始めたことですが、これが自分にとってもよい勉強になっています。

1分で簡潔に話す訓練にとってもよいのです。

ポイントをわかりやすく的確に、そしてできれば和やかな雰囲気で、学習者のプラスになることを毎日発信すること。

動画を撮りながら鍛えられているな、と感じます。

心がけていること、

  1. 出来映えに凝らない。60%の出来でOK
  2. 内容は語彙・文法・発音・学習法をまんべんなく。
  3. 毎朝アップする。

この3つです。

1分動画なので、言いよどまなければ1分で収録終わります。

編集は最小限に。まあそれでも全部完成するまで30分ぐらいはかかりますね。

もっと短縮して、10分で全部完成させるよう、効率を心がけます。

今更ながらの気づき、

<講師はいつも受講生から姿形を見られ、話し方を聞かれていること>

<日々健康に気を付け、明るい表情で安定した語りをする>

写真も撮られないうちは自分の写真を見るのも嫌なものですが、動画はさらに嫌なものです。

しかし受講生の方はそんな自分の姿形や声を見聞きしてわけですから、少しでも心地よく見てもらえるように工夫しないといけないですね。

毎日、動画で鍛えられています。

ぜひ、ご笑覧ください。

なお昨日実施した第14回メアリの会の動画もこちらです。