通信360「相手の立場」日下隆博

【週刊ハンガンネット通信】第360号 (2021年8月16日発行)
相手の立場
日下隆博(くさか たかひろ)
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今回、ハンガンネット通信の担当となりました日下隆博(くさか たかひろ)と申します。
簡単に自己紹介をしますと「韓国ミュージカル<パルレ 빨래>」の楽曲や「NHKワールドラジオ日本」の音声を素材とした教材などを執筆している韓国語講師です。
どうぞよろしくお願いいたします。

どんな仕事もそうですが、外国語を教える仕事も、生徒側、相手の立場に立った思考は大切かと思います。

オンライン授業が一挙に広まっておよそ1年半。
オンライン授業移行期での話です。
わたしが運営しているワカンドウ韓国語教室では昨年の全国一斉休校宣言前、
まだ対面授業が可能だった時期に、主婦層の生徒さんにZOOMの接続の仕方などの練習を授業中に行っていました。
いつオンラインのみに変わるかもしれないこともその時にみなさんに認識してもらっていました。
そんな日々のとあるクラスで、説明が始まるやいなや「わたしは絶対にオンラインはしません!」と声を荒げた方がいらっしゃいました。
「とにかく嫌なものは嫌」というトーンで、時期的にも「それでは来週よりこのクラスは休講としましょう」という結論を出すことになりました。

普段iPodも使いこなすような方がどうしてオンライン授業を烈火のごとく拒否したのでしょうか。しばらくして「あの方は旦那さんがとても厳しいんですよね」ということを聞かされました。
そこではたと思いつくことがありました。この方は授業中に「わたしは韓国旅行には絶対行かない」とも言っていました。

ここからはわたしの想像のみです。
「配偶者が心の底から韓国を嫌っている家庭もあるだろう、この方は外に出てこそ韓国語を使えるのであって、家の中では決して韓国語など使える状況ではないのかもしれない。」
昨年オンライン学習が一挙に一般化するころ、「主婦層は機械に弱いのでオンラインについてこられない」といった話も多く聞きましたが、ZOOM接続はLINE連絡ができる人ならそれほど難しいものではないでしょう。

学習者を分析する際、この学習者は勉強が苦手とかではなく、自宅では韓国語学習ができない環境なのかもしれない、若い学習者においても、たとえば子どもの韓国語学習にヒステリックに反応している親がいるのかもしれない、ということに考えを及ばせると、これらの学習者はたいへん厳しい環境を乗り越えて学習を続けている努力家だと分析できます。
学習者の習得の速度は、個人的能力以外に別の要因があるかもしれません。そしてこれらの学習者にとって韓国語の授業は、やりたいことに打ち込めるオアシス的時間かもしれません。こうした想像も相手の立場に立った授業構築のヒントになるかもしれません。

オンライン開催!2021年9月の「ハンガンネットセミナー」のお知らせ

栗のコピー韓国語市民講座講師のネットワーク「ハンガンネット」が開催する秋のセミナーもオンラインにてお届けします。前半は、金順玉先生&前田真彦先生による「発音クリニックリレーライブ」。学習者に対して実際にライブで発音指導を行っていただきます。後半では「オンライン時代の教え方」について、参加者の先生方同士アイデアを出し合い、意見交換をします。ぜひこの機会にご参加ください!

開催日時:2021年9月26日(日)13:00~15:10
開  場:12時40分にZoomの部屋をオープンします
スタート:13時00分
定  員:50名
総合司会:田聖実(韓国語会話教室マルマダン名古屋講師)

セミナー:
◆1時間目(13:00~14:00)(質疑応答含む)
金順玉先生&前田真彦先生による「発音クリニックリレーライブ」
講師:金順玉(コリ文語学堂院長)、前田真彦(ミレ韓国語学院院長)

授業中、発音指導をされることは多いかと思います。しかし、指導の仕方が合っているのか、どこまで指導をするべきか、生徒はどこまでの指導を求めているのか、判断が難しいところです。そこで今回のセミナーでは、金順玉先生と前田真彦先生に実際にライブで4名の受講生に発音指導を行っていただきます。(受講生のみなさんは、「発音クリニック」が終わり次第退室していただきます。)実際の発音指導をご覧いただき、参加者の先生方と多くの意見交換ができればと思います。発音指導の後、意見交換の時間を設けます。

(10分休憩)

◆2時間目(14:10~15:10)
「オンライン時代の教え方」
進行:田聖実(韓国語会話教室マルマダン名古屋講師)

新型コロナにより大きな変革を強いられた教育業界。急速にオンライン化が進みすでに1年が過ぎました。とにかく講座のオンライン化に対応することで大変な時間を過ごされたかと思われます。そろそろオンライン時代の「韓国語の教え方」を研究・発展させる時期に入った頃ではないでしょうか。

この講座では、まずミレ韓国語学院の前田真彦先生に教室で実際に行われているオンラインでの韓国語指導をプレゼンいただき、その後に参加者の先生方にオンラインでの授業のアイデア、課題などをお話しいただき、みんなで共有する時間を設けます。
1.発音・会話指導
2.文法・読解指導
3.オンライン機器の操作 などについて話し合う予定です。

※お申し込みの際に、オンライン授業でのアイデア、悩みなどを一言お寄せください。

参加条件:
・韓国語講師(これから教室を始めたいという方も、大歓迎)
・韓国語教室運営関係者、今後韓国語を教えたいと思っている講師志望者
・会員/非会員は問いません。

【お申し込み】終了しました。ありがとうございました。
悩みや課題に思っていることや現況も一言添えてください。

参加費:1,000 円
【参加費は事前に銀行振込よりお支払いください。】
⇒振込先 paypay銀行 本店 普通 2174994 ハンガンネットマエダタダヒコ

「発音クリニック」受講生募集のご案内

9月26日(日)に韓国語講師向けに開催される、金順玉先生&前田真彦先生の「発音クリニックリレーライブ」セミナーにおいて、発音指導を受けてくださる韓国語学習者さんを募集しています。

セミナーにて発音指導はライブで行われ、金順玉先生か前田真彦先生のどちらかの先生が直接発音指導をしてくださいます。(どちらの先生かは選べません)
自分の発音が、ネイティブに通じるのか、どこをどう直せば自然な韓国語が話せるようになるのか、この機会にぜひ指導を受けてみませんか。

◆募集要項
日 時:9月26日(日)13時~14時頃(リアルタイムで接続できる方)、無料
レベル:中級レベル
定 員:4名
発音課題:自由課題(30秒程度・5~6文程度、なんでも結構です)
申し込み:9月1日(水)12時受付開始(定員になり次第締め切らせていただきます)
申し込みページ(定員に達しました。ありがとうございました。)
※このセミナーでの発音指導は、韓国語講師向けセミナーの一貫として行われます。発音指導が終われば、ルームからご退室いただきますが、当日行われた指導内容は後にメールにてお送りいたします。

通信359「出版社が韓国語教室をやる理由」裵正烈

【週刊ハンガンネット通信】第359号 (2021年8月9日発行)
出版社が韓国語教室をやる理由
株式会社HANA 裵正烈(ペ・ジョンリョル)
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弊社HANAのような小さな出版社(の社長)が飲食店を経営するケースがあります。飲むこと食べることに人一倍関心の強いオーナー社長が、「自分のこだわりの店」を持つというパターンでしょうか。具体的なケースを多く知っているわけでありませんが、たいがいは「(道楽なので)うまく行かなかった」というオチがついてきます。

「事務所の1階がHANAの韓国料理店だったらいいのに…」「HANAで韓国料理店をやったいいのに…」。これも弊社で雑談の際によく話題に上ってきた話です。みんな韓国料理が大好きで、舌が肥えています。副編集長は飲食店の厨房にいたこともあり、ほとんど自分がやるというくらいの勢いだったので、(優秀な編集者を失うという意味で)少々恐ろしくもありました。

ただしHANAが始めたのは、飲食店ではなく韓国語教室でした。これは韓国料理店を始めるより、はるかに分かりやすい選択だと思います。

HANAは韓国語の専門出版社であるため、学習者の間で比較的知名度が高く、集客面で大きな利点があります。また、自社の本を使うことでさまざまなフィードバックが得られる、これから本にしたいアイデアを試すことができるというメリットもあります。さらに加えるなら、弊社スタッフが教育の現場を知る機会、学習者を間近に見られる機会を得られる点が大きいと考えています。

最近では、教室の舞台をオンラインに移したことで、韓国語学習における地域・条件格差の解消、弊社の主要読者である全国の中上級学習者層の維持・拡大にも大きな意義を見出しています。

以上はまさに、弊社が教室を始めた一番の理由に他なりません。ただし、経営者の立場からは、さらにもう一つ、別の理由があります。

ある出版業界の先達は、出版社の経営で最も大事な点について「1に資金繰り、2に資金繰り、3,4がなくて、5に資金繰り」とおっしゃいました。経営という観点で出版社を見ると、最も大事なことは、企画ではなく資金繰りだというのです。

出版社が本を出すと、著者に印税を払うほか、制作に関わった外部のスタッフや会社にすみやかに外注費を払わないといけません。担当した社員の給料はもっと先に支払われます。しかし本の売上は、発売後かなり後にならないと支払われません。また弊社が主に扱うような中上級レベル向けの本は、1,2年後になってようやく元が取れるものが少なくありません。このように、収支の時間差が特に大きいのが出版業界の特徴であり、新刊を出せば出すほどその間の資金負担が増加します。

弊社の韓国語教室では、現在最大10クラスほどの講座を実施しています。各講座(通常6~10回)の全回分全員分の受講料が、しかもまだ授業を行っていないのに先払いで入金されます。社員6人の出版社としては大した売上ではないかもしれませんが、新刊が世に出ても数カ月間ほぼ収入がない出版社としては、それを少しでも補える、計り知れないメリットがあるのです。

ここまで記すと、冒頭の出版社オーナー社長が飲食店経営に手を出す理由について、ちょっと違った見方ができるかもしれません。「社長の道楽」のように書いてしまいましたが、飲食店は「日銭」が入る仕事ですから案外それが理由の場合もあるのではないでしょうか。

通信358 「韓国語教材の2013年から2020年の年間売行きランキング比較」浅見綾子

【週刊ハンガンネット通信】第358号 (2021年8月2日発行)
韓国語教材の2013年から2020年の年間売行きランキング比較
株式会社HANA 浅見綾子
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アンニョンハシムニカ。久々の投稿になってしまいました。
韓国語教材の専門出版社HANAの浅見綾子です。

いつもHANAの浅見です、と書こうとして、「HANAの~」と書いたところで「HANA」をご存知ない方も多いのではと思い、つい長めの説明文を付け足してしまいます。

今日は韓国語教材の売行きランキングを、数年前のものから現在に至るまで比較しながら語学書の売行きがどう変わってきたのか、または変わってないのか見て行きたいと思います。
(売れ部数の情報は紀伊國屋書店全店のPOSレジで管理される販売情報からになります)

では早速見ていきましょう。

まず、今から8年前の2013年の年間売行きランキング
2013年

1位2位は先生方もよくご存知の『できる韓国語 初級』の1と2です。教室用教材ですが、独学者の方でもよく購入され、不動の1位になっています。
3位はチョ・ヒチョル先生の『1時間でハングルが読めるようになる本』。この本はタイトル通り気軽に読める本で、アマゾンの韓国語ジャンルランキングでもかなり長い間1位を獲得していました。
4位は『韓国語初歩の初歩』。韓国語だけではなく中国語、フランス語、スペイン語という具合に多言語で展開されているシリーズものになります。文字が大きくとても見やすい作りになっています。
8位には『韓国語ジャーナル』の最後の巻がランクインしていますね。
9位にランクインしている『いちばんやささしいハングル練習ノート』は580円という破格の値段で、このあともずっと売れるロングセラー商品になります。

では次に、今から5年前にあたる2016年の年間売行きランキングです。
2016年

1位から6位まで、2013年のランキングにあった商品がそのままランクインしています。
さらに7位は、1位の『できる韓国語』のシリーズもの、8位も2位の『1時間でハングルが読めるようになる本』のシリーズものです。

最後に、昨年2020年の年間売行きランキングを見てみたいと思います。
2020年

最初にも『できる韓国語 初級1』を不動の1位とお伝えしましたが、もう10年以上も1位をずっと維持しているビッグヒット商品です。しかも売れ数も2位にかなりの差を付けての1位に輝いています。羨ましい限りです。
他にランキングを見ていて気づきませんか?2位、3位、6位、7位も8年前にもランクインしているロングセラー商品なのです。韓国語だけの話ではなく、語学書はヒットすると同じ商品がずっと売れ続ける傾向にあります。

もう一つ大きな変化はhime氏の本が3冊もランクインしていることです。これは非常に大きな変化で、何年も同じ本だけが上位を占めていたのに、そこにhimeという新しい風、いや竜巻が巻き起こったのです。彼女のイラストはかなりインパクトのあるもので、真面目な内容の本しか上位にこれなかった韓国語教材の歴史を大きく変えました。

今回の内容はいかがでしたでしょうか。ランキングを見ても分かるように、入門・初級本が上位を占めています。書籍をご執筆される先生方、上位を狙われるのであれば下のレベルのものをご執筆されるのが良いですが、ライバル本がとても多いという事実も忘れてはいけない点です。また狙ったからといって学習者の皆さんに気に入っていただけるとも限らないのが辛いところ。ぜひ学習者のためになるよい書籍をご執筆いただけましたら幸いです。

通信357「文化の変遷」伊藤耕一

【週刊ハンガンネット通信】第357号 (2021年7月10日発行)
文化の変遷
伊藤耕一
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きのこの山を食べながら、そのイラストを見て、ふと感じたことを書いてみたいと思います。
きのこの山のパッケージには「たぬき」と「うさぎ」の絵が描かれています。
これは、皆様ご存じのとおり「カチカチ山」がモチーフになっています。
物語では、うさぎがたぬきを懲らしめるのですが、お菓子のパッケージなので、楽しくなるような絵が描いてあるのはご愛嬌というところでしょうか。

そんなことを考えているうちに、ふと「鬼」と「도깨비」のことに思いが至りました。
学生の頃にこんな話を聞いたことがあります。
도깨비を韓国人にイメージしてもらうと、ツノがあって、棍棒を持って、虎柄の腰巻があって、と日本の鬼と同じようなイメージを持つ人が多いが、これは日帝時代に日本人が韓国に持ち込んだ鬼の姿が定着してしまったものだと。
それでは、もともとの도깨비はどんなものだったのかというと、韓国在住日本人のブログにこのような表現がありました。
・人の姿をしているけれども神でも人間でもない
・もともとは物だったのものが年月を経てトッケビになる(ママ)
・プライドが高い
・人に悪さをするというよりも、人と交流することを好む
・赤色(小豆や血など)を嫌う
・シルム(韓国式の相撲)が好きで人に挑戦することもよくある
・足が一本しかないトッケビもいる
・韓服を着て傘をかぶっているトッケビもいる
・美女に化けて若者を誘ったりする

原文のまま引用してみましたが、このような感じでしょうか。

また、日本語の語源に関してこのような話があります。
「くだらない」は「百済ない」が語源で、百済から来たもの以外は「くだらない」と当時の日本人が感じてこのような単語が定着したのだと。
韓国の三国時代に日本は百済と友好関係があって、白村江の戦いでは日本は百済を助けて戦ったものの敗れ、その後、多くの百済人が日本にやってきて、その後の日本の文化に渡来人の文化が大きな影響を与えたと学んだ記憶があります。

文化というものは、あるきっかけでやって来て、影響を与えながらいつの間にか定着してしまう、興味深いものだということを改めて思いました。

さて、童話の話に戻りますが、最近の日本では昔と今で物語の結末が異なるものがあるようです。

例えば「さるかに合戦」。
私の記憶では、サルが投げた柿がカニに当たってカニは死んでしまうはずですが、今は「カニが何とか一命をとりとめる」ことになっているとか。
カニの仇を取るために「臼と蜂と栗とうんこ」の4人がサルを懲らしめるはずが、「うんこは汚い」というクレームから「臼と蜂と栗」の3人に減ってしまったとか。
さらに、懲らしめられたサルは逃げていくはずが、「サルはカニの家族に謝罪し、仲良く柿を食べて終わる!」という、にわかに信じられないような結末になっているようです。

ここまで来ると、良いのか悪いのか分からなくなってしまいますが、かくも文化とは激しく変遷するものであることを実感しました。

このような発見をもたらしてくれた、きのこの山に感謝しつつ、美味しくいただきました。

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通信356「イベントを開催するためには」 金英う

【週刊ハンガンネット通信】第356号 (2021年6月28日発行)
イベントを開催するためには
韓教室 キム ヤンウ(金英う)
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안녕하세요.

어제 지나간 태풍의 영향으로 오늘은 장마답지 않게 습기도 많지 않아 저는 오랫동안 밀렸던 일들을 하면서 지낸 하루였습니다만, 회원님들은 어떤 하루였는지요.

저희 한교실에서 주말에 ‘제주도식문화’에 대한 강연 이벤트가 있었는데요, 오늘은 그 이벤트에 대해 얘기해 보려고 합니다.

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アンコール開催

최근, 온라인으로 하는 여러가지 이벤트가 많아져서, 나도 뭘 좀 해봐야 할텐데라고 생각하시는 선생님들이 많으실 것 같아 제 경험이 도움이 됐으면 하는 바람에서 이글을 쓰게 됐는데요,

회원님들은 이벤트 테마를 정할 때 ‘자신이 하고 싶은 것? 아니면 자신이 할 수 있는 것?’ 어느 쪽을 기준으로 해서 정하시나요? 제가 다른 교실처럼 뭔가를 해봐야겠다고 마음 먹었을 때 기준으로 삼았던 건 ‘내가 할 수 있는 게 뭘까?’였어요. 남들이 한다고 해서 자기가 할 수 없는 것을 따라서 할 수도 없는 일이고 교실의 상황도 저마다 다르기 때문에 정말로 자기가 할 수 있는 게 아니면 안되겠다고 생각했던 거죠. ‘자신이 하고 싶은 테마’는 자신을 위주로(기준으로) 판단하는 거여서 여건, 상황을 고려하지 않기 때문에 잘 안될 수도 있다는 걸 들은 기억이 있어요.

그래서 이것저것 찾아서 생각해서 정한 테마가 바로 이거였어요. 자신의 고향에 대해서는 누구나 잘 알고 있기 때문이지요.

그 다음으로 생각한 게 ‘고향의 어떤 내용’였어요. 많이 알려져 있는 내용이라면 사람들이 모이지 않을 것이고, 사람들이 흥미를 가질 만한 게 좋을 것 같아서 정한 게 ‘제주의 식문화’였어요. 왜냐하면 제주의 음식은 본토와는 좀 다르고 특별하기 때문에 제주 나름의 내용으로 한다면 괜찮을 것 같았어요. 그래서 책도 구입하고, 자료도 찾고, 기억이 잘 안 나는 부분은 형제나 친구들의 도움을 받으면서 자료를 만들었어요. 책은 한국에서 직수입, 제주도 할머니, 할아버지들의 인터뷰가 그대로 실려 있어서 사투리가 정겹게 느껴졌고, ‘그래 이거 먹어 본 적이 있어’라고 옛날로 되돌아 간 느낌이 들어서 정말로 좋았습니다. 코로나 때문에 고향에 가지 못 하는 걸 책을 통해서 위안을 받는, 그런 느낌이었어요.

강연 끝 부분에 질문과 정보교환 코너가 있었는데요, 전국에서 참가했기 때문에 자신의 고향이나 지금 있는 곳에서도 비슷한 음식이 있다고, 먹는 방법까지 설명해 주신 분도 계셨어요. 이렇게 전국적으로 정보를 교환할 수 있는 건 온라인 이벤트만의 장점이었던 같아요.

코로나 때문에 널리 보급된 온라인 이벤트도 주제를 잘 선정만한다면 오히려 사람들이 모여서 하는 대면 이벤트보다 더 재미있고 유익한 이벤트가 될 수 있다는 걸 이번 기회를 통해서 알게 됐습니다.

이벤트 테마를 정하는 순서를 다시 한번 정리해 보면, 자신이 하고 싶은 것인지 아니면 자신이 할 수 있는 것인지를 먼저 명확히 구분해서 ‘자신이 할 수 있는 테마’를 정하고, 그 다음에, 정한 그 테마가 사람들이 관심을 가질 수 있는 것인지도 검토해야 하는 과정이 있어야 좋은 성과를 낼 수 있다고 봅니다. 오늘부터 회원님들에게 맞는 이벤트 테마 찾기, 시작해 보지 않으시렵니까?

끝까지 읽어 주셔서 감사합니다.

通信355 「韓国語を教える」を考える 前田真彦

【週刊ハンガンネット通信】第355号 (2021年6月7日発行)
「韓国語を教える」を考える
ミレ韓国語学院 前田真彦
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高校の韓国語講師にはJKSなど研修機関がある。
大学の韓国語講師には、朝鮮語教育研究会がある。
民間の市民講座の韓国語講師には、ない。しかし、一番研修が必要な領域でもあるはずだ、だから、ハンガンネットを立ち上げた。2009年のことだ。

韓国語を教える環境が、インターネットの普及とコロナによって大きく変わった。
高校や大学より、世の中の趨勢を敏感に反映するのが、民間の市民講座だ。
教える形態も、教え方も、学習者も大きく変化した。
私たちは、教えることに関してもっと情報交換が必要ではないか?

この変化の中で、何をしなければいけないのか?
学習者群も多様になり(小学生~80代)、学習レベルは向上し、TOPIK6級合格者も増えた。

今、何をしなければいけないのか?
民間の市民講座として、何ができるのか?

市民講座の講師養成も火急の課題だ。
学習者の指導ももちろん大事だが、6級合格者に私たちは何ができるのか?
ミレは、2005年から翻訳の会「架け橋人の会」を立ち上げて、6級以上の勉強会を実施してきた。市民講座の講師養成講座「韓国語教育ラボ」も、2020年から活動を始めている。

講師養成ということも、今から本格的に取り掛からないと、次の世代が育たない。
市民講座の講師養成は、高校や大学の講師とはまったく違う独自の領域だ。
講師養成のカリキュラムを作成し、教えるために必要な項目の習得や、模擬授業など、レギュラー講座として立ち上げ、活動している。特別講座としてするのではなく、ミレの教育活動の一環として、「講師養成」に取り組んでいる。

メアリの会(講師のための勉強会)も月に1回実施してきた。次は第64回6月27日(ピッチの抽出実習)を予定している。

今回6月12日(土)19時~21時に顔出しなし(録画送付)で、「市民講座の講師になるためには何が必要か」、という講師養成セミナーを開催する。有料11000円。

6級合格者の次の目標として、優れた講師になるための学びの方法を提示し、具体的に考えていきたい。

参考動画
https://youtu.be/uwmORwjm67A

6月13日13時~17時 ハンガンネットセミナー
https://hangangnett.com/

6月27日17時30分~19時 第64回メアリの会  担当:前田真彦
https://mire-k.jp/meari/
「Praat(音声分析ソフト)を使用したピッチ曲線の描画実習」
音の高低はとらえにくいものです。
Praatという無料の音声分析ソフトを使ってピッチパターンを抽出する実習を行います。
初めての人でもできるようにゆっくり、具体的に進めていきます。
ダウンロードの方法も事前に連絡します。
一緒にPCの画面を操作しながら自分の(または受講生の)発話の音の高さを可視化してみませんか?

通信354 「私の韓国語講師・奮闘記30 「勉強はしたくない・・・、でも韓国語は学びたい」」 宮本千恵美

【週刊ハンガンネット通信】第354号 (2021年5月10日発行)
私の韓国語講師・奮闘記30
「勉強はしたくない・・・でも韓国語は学びたい」
宮本千恵美
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コロナ禍の生活にも慣れ、感染予防しながらの2021年度が始まりました。
と思った矢先に、急な感染拡大で石川県でも県独自の緊急事態宣言が発令されました。

教室は対面と希望者にはオンラインを開始しました。
自信がなかったオンライン授業も始めてみるとそんなに苦はなく、逆にPPなどを工夫して作っていく楽しさも芽生えてきました。
この調子でオンライン授業も充実させていけたらと思います。
余裕が出てきたらハンセミで学んだ方法で、自分もニュースキャスターのようにオンラインに登場させてみたいです(笑)

緊急事態宣言が発令される1ヶ月ほど前に、久しぶりの韓国語教室の体験会を開催させていただきました。
久々に人数も集まって、新しい教室ができるかもとワクワクしていました。

ところがこちらの思いと体験で来られた人たちの思いが少しずれていたように思いました。
現在の第4期韓流ファンよりは、第2期ぐらいと言えばいいでしょうか・・・、
10年近く韓流だという方が多く、その間も学習のチャンスがあったのではと思いながら、体験会を進行していました。
最後に授業がスタートする前に学習に対する質問などを聞いて時、なぜ今まで学習してこなかったのか分かりました。
とにかく、勉強したくないのです。
どうにか簡単に習得できないものか、勉強という観念が抜け落ちている状態でした。
楽に簡単に、宿題もテストもしたくない!
それが体験者ほぼ全員の意見だったのです。
その思いが学習スタートの妨げになったのかもしれません。

しかしながら韓国語を学ぶことは学校の勉強と変わりません。
講師側はある程度の進行スピードの調整はできても、後は本人の努力次第なのですが・・・。

そんな悶々とした気持ちを抱いていたある日、とあるテレビ番組を観ていました。
その番組は世界のいろいろな学校をテーマに、特に発展途上国やある国が全国一斉のオンライン授業開始したけれどできない村での授業の取り組みを放送していました。
どの国も環境が整っていない中で、それでも子供たちに教育をという思いから一生懸命に取り組んでいる姿を目にしました。
その中でも算数の授業風景でリズムを取りながら覚えるなど、子供たちにどのようにすれば楽しく学べ身につくのかと言う取り組みをとても感慨深く観ました。

それから私は勉強はしたくないけど、韓国語に触れたいという体験者について考えていました。
それでも「楽しんで学びたい」、「韓国語に触れたい」、と思う人たちは一定数いるだろう・・・。
正直私も楽しく学べたらそんなにいいことはない・・・。
確かにペラペラ話せるようになるとか、検定を受けるなどはできなくても・・・。

そこで元学習者でご自身も参加したいとのお気持ちを聞いて、その方のカフェで「韓国語カフェ」をさせていただくことになりました。
「韓国語カフェ」は参加も自由で、学習経験未経験問わず誰でも参加できます。
コンセプトは韓国好きな人で集まろう、とにかく韓国に触れよう、学習者や学習歴のある方は韓国語を使う場として。
勉強とか教室と言うと「しなければいけない」という観念にとらわれてしまい、逆に辛くなることもあるかもしれません。
まずはウォーミングアップというほどでもありませんが、肩慣らしに韓国語に触れてもらい、楽しんでもらい、興味が出た時、やる気になったときに韓国語の学習をスタートしてほしいと思いました。
いろいろな学習の形を模索していこうと思います。

追記
前回の伊藤先生の記事は大変参考になりました。
導き方も工夫していかないとと思いました。
修行が足りません・・・トホホ・・・