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【週刊ハンガンネット通信】第591号(2026年7月27日発行)
「上級向けの本を2冊担当しました」株式会社HANA ペ・ジョンリョル
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会社を20年以上経営していますが、自分は経営者に向いていないと思うことが多い一方で、本を作るのは今も好きで、締め切り仕事ゆえの苦しい経験を何度経験してもこの仕事が嫌になったことはたったの一度もありません。
社内に編集長がいる今でも、「社長案件」と称してたまに本を担当することがあります。ただし、編集作業に集中できる時間はそれほど多くないので、期限を定めず、進められるときに進めて手が回らないときは待っていただく、場合によっては外部の編集者にお願いする。そんなわがままを著者の方に許していただいています。
HANAでは、新刊を1カ月に1冊出すことにしているのですが、小さな会社なので予定どおりに本が出ないと資金繰りがたちまち苦しくなることがあります。そのため経営者としての立場からは、発売スケジュールを守ることの大切さについて、普段から口うるさく社員に強調しています。
実はこの7月、久しぶりに自分で2冊の本を担当して、ほぼ同じタイミングで校了しました。
だいぶ前に7月の新刊に穴が空くことが分かったので、ゆっくり進めていた自分担当の本のピッチを上げてそこに滑り込ませようとしました。急いで進めてみたところ、それも間に合わないかもしれないということになり、間に合いそうな別の本をもう1冊進めることにしました。その後、どちらも大きく遅れることなく、どちらも7月に間に合いそうな感じになったので、欲を出して同時進行を続けることになりました。こんないきさつで、自ら2冊かぶってしまったのです。
社長業もほったらかして本の方に集中することになり、なかなか大変な思いをしたのですが、結果的になんとか2冊とも期日に間に合わせることができました。
しかし無理をしすぎたせいか、校了の数日後に尿管結石が再発しました。「世界三大激痛」のあれです。会社でしかも夜だったので対処のしようもなく、救急車で病院に搬送されることになりました。
トップの人が病気や寝不足でも頑張る話は特に最近ウケが悪いのでこれ以上書きませんが、今回のケースも(痛いのは自分だったとはいえ)人を管理する立場として褒められた話ではないと思いました。
社長にとって手元の資金が減っていく恐怖は20年会社をやっていても変わりがありません。それが上記の無理をした根本的な原因なのですが、本を作ることで穴埋めするのではなく、資金を手当する方向で対応すればよかったのでしょう。制作に集中し始めると、逆に銀行からの借り入れ準備などに手が回らなくなります。こんな割り切りができないことも、自分が経営に向いていない部分だと思います。
さて、完成した2冊のうちの一つは536ページの『韓国語の重要文型180 中級・上級レベル』という本です。企画から4年かかってしまい、当初予定していた印刷所には「496ページを越える本はうちではもう扱わなくなった」と言われ、用紙代もこの間に大幅に上がりかなり予算オーバーしました。期限を定めずノロノロ進行すると、こういう問題も生じますね。でもなんとか刊行にこぎ着けられたので喜びはひとしおです。
もう1冊は、本ネットワークの世話人を務めていらっしゃる前田先生の『韓国語のディクテーション&音読トレーニング』です。こちらは2014年に出た本の改訂版で、一部ページをカラーにする、用紙を薄く柔らかくする、QRコードで音声再生ページに直接アクセスできるようにするなどの改良を加えました。
しばらく上級向けの本が出せていませんでしたが、6月の稲川右樹先生の『ネイティブっぽい韓国語の話し方』に続き、上級本を久しぶりにHANAから出すことができたのがうれしいです。
『韓国語の重要文型180 中級・上級レベル』
『韓国語のディクテーション&音読トレーニング』
